コンプリート勝敗について考える

◆コンプリート勝利/敗北とは
ヴァンパイアセイヴァーでは自分の蝙蝠を一匹も減らさずに勝つ事をコンプリート勝利と呼ぶ。
例えばストリートファイターシリーズ等では1ラウンドも落とさずに勝利する事は「ストレート勝ち」等と呼ぶと思うが、セイヴァーだと似ているようでそれが持つ意味合いが大分違う。インパクトダメージシステムとダウン制のゲームだからだ。

何が言いたいかというと、セイヴァーにおけるコンプリート負けはストレート負けより全然勝負になっていない状態という事。
例えば相手の一本目の体力をギリギリまで減らしたがコンプリートで負けてしまった場合、体力のドット数で言えばそれはほぼ半分減らしたように見える。だが勝利までの道のりで言えば1/3かそれ以下なのだ。

セイヴァーは体力差が開くと負けている側の攻撃力と防御力に補正がつく。なので、体力一本差ぐらいのビハインドから追いつく事は比較的簡単になっている。
それすら出来なかったという事なのであまり軽く受け止めてはいけない。
勿論、中段キャラの二択を連続で食らったりハメられたりって事は良くあるので、コンプ負けが連続でするようなら相手との実力差が物凄いか、攻略に問題があるか、キャラが悪いと言える。

こんな事を書いてみても何も面白い事は無いのだが、この部分の意識をしっかりする事は中級者以上になる上で非常に重要な事だと思っている。

逆に、一本さえ取れてしまえばお互い勝ち負けの舞台に上がれたという事になる。ギリギリ取れなかった蝙蝠一匹と、取れた蝙蝠一匹とでは天と地ほどの差があるのだ。
実況で良く言っている事だが、蝙蝠一匹残っていれば即死コンボを食らってもまだ負けにはならない。蝙蝠が残っていなければ2~3回(キャラによる)読み勝てば勝てる可能性があるというわけだ。


◆蝙蝠奪い合いで考える事
上級者というのはインパクトダメージゲージの回復量やビハインド時の攻撃、防御補正、試合全体で使えるゲージ本数等を詳細に理解し、全てを使って戦っている。
それに対して、「何発が攻撃が当たってもうちょっとで一本取れた」みたいな事を追いかけても明らかに足りない。

試合全体を通して重要なポイントは
・体力リードを保つ
 体力をリードされた場合はなるべく早く追いつけるよう、多少無理した動き、強気の攻め等を考える。逆に、リードしている時は追いつかれないように立ち回るとか、追いつかれた時点で相手の体力が少ない状態や自分のゲージが潤沢な状態を目指すといい
・SSゲージを無駄使いしない
 無駄使いした結果、一本先取された時点でゲージ一本とかでは逆転は難しい。逆に、相手がその時点で3ゲージとか持っていたら余力充分なので勝ち目は薄くなる。やられるにしてもゲージを使わせるとかは大切
・白ゲージをマメに回復する
 理想は全部回復。大げさかもしれないが、これを徹底すれば体力が二倍になったように感じるはず
・タイムを良く見る
 蝙蝠一本も奪えなければタイムアップでもコンプリート負けになる。お互い蝙蝠が残っていればそれは接戦だが。

どれも、言うのは簡単という感じのものばかりだが、ただ漠然と殴り合いをするのではなくこれらを常に意識して小目標というか、そういうミッションに挑み続けるのが上達の秘訣だと思う。
何より、対戦の内容が濃くなるし楽しい。

これらは対戦時だけではなく動画や後ろで他人の試合を見ている時にも意識するといい。
今まで見えていなかったものが色々見えてくると思う。

例えば、ガロンVSレイレイで考えてみる。
短時間に連続で攻撃を食らって一本取られてしまった場合、
・こちらのゲージは一本しか無い→ゲージ溜めを意識的に行い巻き返しプランを用意してフレキシブルに戦えるようにするべき
・相手はゲージを使わなかった為、ゲージが二本以上ある→どうしようも無い場合は相手のゲージを使った選択肢は諦めるのもアリ。もし相手がゲージを全部使ってたりしたらこちらも補正を盾に強気で巻き返しを計れる。

追いついた時点でガロンにゲージが三本もあれば、残り体力一割だったとしても勝ち目は充分ある。ESビースト二回でほぼ逆転。その過程でさらに1~2ゲージ貯まるので削り殺しやDFコマ投げ等の少ダメージだが回避困難な攻めを行う事が出来る。なので、そうなるように状況に応じて選択していくわけだ。

特にガロンはESビーストのおかげでどこからでも逆転が狙える。だが、それも蝙蝠を取れてこそというのが良く分かると思う。