対レイレイ戦のガイド
ここでは主に大会で対戦する際の指針とか書いてみます。


ガロンVSレイレイのマッチアップは五分…と言いたい所ですが、レイレイ側がAGや対空を完備していないなら飛び込みと投げだけで勝てます。完備していないとわかるならガン攻めプランでいいでしょう。レイレイ側が「ガロン無理!」と言うぐらい勝ちやすいと思います。

逆に、対空とAGを完備している相手には正面から攻めても勝てません。つまり、対戦前に確認すべきは相手の対空とAGの精度という事になります。考える時間は限られている場合が多いので、その為の指針です。

で、完備レイレイとの対戦は我慢する事が大切です。不備レイレイ戦とは真逆の戦い方になるので、同レベル~格下のレイレイには勝てるがちょっと強い相手にはさっぱり勝てない、何も出来ない、となりやすい組み合わせだと思います。考え方を変えましょう。


◆体力リードする
お互いリードしたいのでけん制や様子見から始まります。レイレイ側はコンボを入れるきっかけ作りの為にけん制するのに対し、ガロン側は単発のダメージを積み重ねていく事が目的です。リードした方が有利なのはどのマッチアップでも同じですが、どのぐらいがリードと言えるのか、何が目的なのかはそれぞれ違います。

簡単に言うと、中足一発でもリードしたらガロンペース、1コンボ貰ったらレイレイペースになっていきます。
欲張らず、コンボを貰わないようなけん制を心掛けるという事です。例えば、空中ガード後反撃J中P→低空スカシ下段とかをやられないようにギリギリ先端を当てるようにする、とかですね。

相手の体力が半分を切ったら中足ESビーストES追い討ちで一本取れるので強く意識します。
ガロンのレイレイに対するカウンターというのはダメージが非常に高い上に機会が多い為、カウンターを狙うのが最も効果的です。そして、それを狙う為に必須なのが体力リードという事です。

上手く体力リードを奪えたらそのままけん制を続けてリードを広げる事を考えましょう。試合が進んで蝙蝠も一匹とかになったら勝利は目前です。追いつこうと無理して突っ込んできたらカウンターを見逃さないように。


◆体力リードされた場合
逆に、序盤で体力リードを奪われてしまった場合はまずはリードを奪い返す事を考えましょう。相手は待ち構えているので、ダメージを取るのは容易ではありません。ここで欲しいのは白ダメージではありません。ESビーストは例え当たっても回復されてしまう可能性があります。また、ここでゲージを使ってしまうと後半に回すゲージが無くなります。焦ってここでESビーストを撃つと(確定状況で倒しきれるなら勿論別ですが)試合を通してSSゲージのリードすら捨ててしまう事になりかねない、とても重要なポイントです。
理想は、ゲージを使わず(逆に貯まる)に逆転する事です。ここで言う逆転というのは、1ドットでもいいです。焦らず丁寧にを心掛けましょう。

ここでの動きは縦よりも横が重要です。待っているレイレイは対空を相当見ているのでそこで縦の動きをしても対応されやすい。逆に、フェイントとしては効果的という事なので縦と見せて横、そして画面端を使って逆転するというのが良いリカバリーパターンです。

上手く追いついてお互い蝙蝠一匹というような状況になれば、貯めておいたゲージを放出して勝つ目も見えてきます。極端な話、こちらの体力が1ドットでもESビーストが二回連続で当たれば勝ちって事もあるわけです。荒らしのように思えるかも知れませんが、この逆転パターンも立派な勝ちパターンの一つです。そして、大会の一勝というのはどれも等価値です。


◆天雷破への意識
天雷破はプレーヤーによって撃ち方が変わるのである程度読み合いの指針を持っておいた方が良い技です。
チェーン天雷の構成は何が多いのか、天雷の直前の通常技でずらしてくる事はあるのか、生天雷の頻度は?ガードの上からでも出し切って来るのか?ミスの頻度は?ゲージを見ているか(無駄撃ちしないか)?等。
天雷破は自由度や応用力が高い分、必ずプレーヤーの癖が出る技(連係)でもあります。対戦前に頭の中でまとめておきましょう。


◆まとめ
ガロン側はカウンターと一発逆転の爆発力、レイレイ側も対応とループ性のある爆発力を持っており、お互い丁寧な立ち回りを要求される良い組み合わせだと思う。
ESビーストと天雷破が決まった時の急展開っぷりも面白く、お互い画面端が地獄なので陣取り合戦も熱い。

優劣はつけにくいが、狙いが単発けん制である事、なんだかんだでぶっぱESビーストがある(レイレイ側はずっと警戒していなければならない)事から、全体的に見てレイレイ側に要求される事が多い。ワンミスの重さも考えるとガロンが勝ちを拾いやすい組み合わせかも知れない。

セイヴァー屈指の好カード。