2006年11月10日

著作権保護期間の延長問題を考える国民会議、記者発表

一昨日9日、 著作権保護期間の延長問題を考える国民会議の記者発表に、発起人のひとりとして出席してきました。この件に関する専門家の方々が多いなか、勉強不足でナイーブな意見しか言えないというところもあるのですが、つくり手側のひとりとして、簡単なコメントと記者からの質問に答えました。

…と、髪を染めてもらいながら、これを書いた後、表参道駅で世話人の福井弁護士にばったり(氏は骨董通り法律事務所所属なのでした)。熱気あふれる記者発表になって、とりあずキックオフとしては成功でしたね、さらに議論を深める場をつくっていきましょう、ということで、昨日の新聞各紙朝刊にも記事が出ていると思うのですが、web でも読める主な記事にリンクしておきます。

クリエイターら、著作権保護期間延長の議論を呼びかける国民会議発足(INTERNET Watch)記者発表出席者のコメントの要約が読めます。
「議論尽くさない著作権保護期間の延長にNO」・作家や弁護士らが団体発足(NIKKEI NET)
「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」――クリエイターや弁護士が団体発足(ITmedia)
著作権保護延長 慎重な議論を(NHK ニュース)BS ニュースで放映された動画が見られます。
著作権の保護期間延長に慎重論議を 別役実氏ら申し入れ(asahi.com)


著作権保護期間の延長問題を考える国民会議とは
 わが国の著作権の保護期間は、「著作者の生前全期間 及び 死後50年間」が原則ですが、欧米諸国の多くは、1990年代に相次いで保護期間を20年延長しています。アメリカや国内の権利者団体は、日本でも保護期間を延ばすよう、政府に要望しています。
 他方、延長によるさまざまな影響を危惧する声も少なくありません。「欧米では過去も何度か、古い作品の著作権が切れそうになると期間延長がくり返された。今後も延長が続くのでは」と指摘する声もあります。そこで、現役のクリエイター、アーチスト、事業者、図書館や電子アーカイブ、多分野の研究者、法律家など異なるジャンルから発起人が集って、「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」を立ち上げて、12月11日(月)にシンポジウムを開催することになりました。
 国民会議ではHPを立ち上げ、「保護期間の延長問題には多様な視点から議論が必要なため、国民的議論を尽くさずに延長を決定しないよう」呼びかけると共に、意見や議論を広く集約していく予定です (http://thinkcopyright.org/)。

『著作権とは何か―文化と創造のゆくえ』
世話人の福井健策弁護士の著作。集英社刊。


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