2005年10月23日

Stevie Wonder『A Time To Love』

 今作は、95年の『Conversation Peace』以来となるオリジナル・アルバムで、延期に次ぐ延期の末に発売となった作品。

 この間にも、ライヴ盤『Natural Wonder』や、キリンビバレッジのCMに使われた「To Feel The Fire」のリリース、2003年末から2004年始にかけての来日コンサートなどがありましたが、それにしてもやっと出たかというところですね。(^^;

 それでは、さっそくレビューしてみましょう。


 まず1曲目は、キム・バレルをフューチャーした「If Your Love Cannot Be Moved」から。

 力強いリズム・トラックと、重々しくのしかかるストリングスが印象的な曲ですが、それにしても2人とも歌唱力が素晴らしいだけに、いきなりパワー全開です。

 歌詞はイラク戦争に対する抗議の内容となっていますが、曲の雰囲気としては『Songs In The Key Of Life』収録の「Another Star」を、もう少しヘヴィーにした様な感じでしょうか。


 4曲目「From The Bottom Of My Heart」は、今作からの2ndシングル。

 イントロはお得意のハーモニカに導かれて始まる曲で、90年代以降のスティーヴィーのバラード路線が強く出ている楽曲ですね。

 安心して聴ける1曲というところでしょうか。


 6曲目「How Will I Know」と、14曲目「Positivity」は、彼の娘アイシャ・モーリスとのデュエット曲。

 管理人はアイシャの声を初めて聴いたのですが、スティーヴィーの癖のある声とは対照的に、すごく透明感のある声をしていますね(「Isn't She Lovely(可愛いアイシャ)」の出だしは、スティーヴィーのホームドクターの娘の泣き声だったので...(^^; )。

 「How Will I Know」の方は、ピアノをバックに2人が交互にフレーズをなぞって歌っているのに、心癒されるところです。

 「Positivity」はタイトル通り、ダンサンブルで前向きな1曲ですね。


 11曲目の「Shelter In The Rain」は、2004年7月5日に癌のため亡くなった、かつてのスティーヴィーのパートナーでもあったシリータ・ライトに捧げられた楽曲。

 その後には、ハリケーン「カトリーナ」の被害者のために、アメリカではチャリティー・シングルとしてもカットされており、曲の方もそれにピッタリな壮大なバラードとなっています。


 そして12曲目「So What The Fuss」が、今作からの先行シングル。

 アルバムに先駆けてずいぶん早くから耳にすることができましたが、「Superstition(迷信)」や「You Haven't Done Nothin'(悪夢)」を思い起こさせるような70年代のフレーヴァーに溢れた楽曲で、フルアルバムへの期待が高まりましたね。(^^)

 ゲストには、ギターにプリンス、コーラスにアン・ヴォーグと豪華な取り合わせも目立ち、もう文句無しって感じでしょう。

 ちなみに日本のオフィシャル・サイトでは、PVがフル視聴できるようになっているので、まだ観ていない人はぜひ。


 最後は今作のタイトルトラックで、インディア・アリーとの共作曲。

 今作に掲げられた、戦争やテロが起こる世界には愛が必要というメッセージが込められており、改めて考えさせられる1曲です。

 ちなみにギターには、サー・ポール・マッカートニーがさりげなく参加してたりも...


 それと日本盤の特典では、Web上からパスワードを入力して、ボーナス・トラックをダウンロードすることもできるようになっています。

 内容は今作に対するインタビュー、「So What The Fuss」のPVとリミックス、「From The Bottom Of My Heart」のラジオ・バージョンとなっており、それぞれQuickTimeのムービー・ファイルとMP3のフォーマットなので、 iPod + iTunesに放り込んで聴くことができるのは嬉しいですね。(^^)


 今作は、リリースの噂が聞こえてからずいぶん待たされてしまいましたが、さすがに時間をかけただけに粒揃いの楽曲が多くなっています。

 ただ、逆に延ばしすぎたためか、アルバムとしてのトータル感にはやや欠けるような印象もあるところですが...(^^;

 まぁ管理人的には70年代のスティーヴィーが好きなので、今作でそのテイストが組み込まれていたのは嬉しいところでした。


タイム・トゥ・ラヴ

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Posted by kenichi_07 at 15:35Comments(0)TrackBack(0)レビュー2005

2005年10月10日

Cream『Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005』

 68年に、わずか1年半という短さで解散したロック・トリオ、クリーム。

 93年には、ロックの殿堂入りをした際に1夜限りの再結成を果たしており、今回のリユニオン・ライヴはそれ以来となります。


 活動当時は、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーの喧嘩が酷く、エリック・クラプトンも嫌気が差していた状態で、まさか再びリユニオン・コンサートが実現するとは思わず、ちょっと意表を突かれましたね。

 会場も解散ライヴであったフェアウェル・コンサートと同じく、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの演奏と、心憎い演出が嬉しいところですが、さっそく内容の方を紹介したいと思います。


 まずオープニング・ナンバーに選ばれたのは、「I'm So Glad」。

 DVD『Farewell Concert』(廃盤)のラストにも収録されていた曲で、それを意識したのかどうかわかりませんが、37年の時を埋めるのにまさにピッタリのナンバーです。(^^)

 ただ、68年の時のような激しくぶつかり合うプレイの再現ではなく、あくまで今の3人が演奏したらこうなったという感じで、非常に落ち着いた演奏になっています。


 4曲目には、ジンジャー・ベイカーがリード・ボーカルを取る「Pressed Rat And Warthog(ねずみといのしし)」。

 ステージで演奏されるのは初めてで、オリジナルよりややテンポを上げて演奏されており、ジンジャーの渋い歌声が聴けるのはなかなか新鮮な感じです。

 クラプトンとジャックもドラムの近くに歩み寄って、全員ニコニコしながら向かい合っているのが印象的ですね。


 7曲目は、クラプトンのソロ・ステージではお馴染みの「Badge」。

 こちらも、オリジナル・アルバムである『Goodbye Cream』のリリースが解散後だったので、クリームとして演奏されるのは初めて。

 ここは完全にクラプトンに主導権を渡して、後の2人はバックに徹している感じですね。まぁ、ちょっとクリームならではというところを出して欲しかった感じもしますが...(^^;


 そして10曲目には、ジャックがベースからブルース・ハープに持ち替えて「Rollin' And Tumblin'」を演奏。

 当時を再現するかのようなジャックの長いインプロバイゼーションには、客席で思わず踊りだす人も目立ちます。

 この熱いプレイの最後には、観客もスタンディング・オベーションで答えています。


 Disc2に入ると代表曲が並ぶようになり、まずはクラプトンがボーカルを取るロバート・ジョンソンのカバー曲「Crossroads」が登場。

 クリーム時代より、ずいぶんノリがカッチリとしていますが、クラプトンのソロだけでなくジャックのベース・ラインもグリグリ動いているのは、一つの見所ですね。(^^)

 そういえばクラプトンが、この曲のリフを弾くのも最近では珍しいかも。


 さらにその後には、オリジナルでは同じ『Wheels of Fire(クリームの素晴らしき世界)』に収録されていた「White Room」も演奏。

 ジャックとクラプトンが半分ずつボーカルを分け合う形で演奏されていますが、やや残念なのはオリジナルで効果的に使われていたワウ・ペダルが全く使われていないことでしょうか。

 3コーラス目で、あの歌メロとギター・ソロが絡み合う部分を期待していたのですが、クラプトンがボーカルを取っているため、ギターの方はバッキングに徹する形に...

 う〜ん、ちょっと残念。(^^;


 アンコール前のラスト曲は、ジンジャーのドラム・ソロがメインとなっている曲「Toad(いやな奴)」。

 さすがにここはアッサリ終わるのかと思いきや、まだまだジンジャーは元気です。

 とても還暦を迎えた人とは思えないぐらいのタム回しや、ダブル・バスを巧みに利用したドラム・ソロを披露してくれています。


 そしてアンコールは、クリームの最大のヒット曲「Sunshine Of Your Love(サンシャイン・ラヴ)」で締められます。

 ブリッジではもちろんジャックとクラプトンの2声コーラス、ギター・ソロはウーマン・トーン(風?)と、かなりオリジナルに近い演り方となっていますね。

 最後は、さすがこれぞクリームといった印象を残してくれます。(^^)


 それからボーナス映像では、本編にも収録されていた「Sleepy Time」「We're Going Wrong(間違いそうだ)」「サンシャイン・ラヴ」の別テイク、今回のリユニオンのいきさつについて、3人へインタビューしているシーンなどが収録。

 こちらのバージョンの「サンシャイン・ラヴ」では、クラプトンもジャックも自分のボーカル・パートを勘違いしているシーンがあったりして、ちょっと微笑ましかったりもします。(^^)


 クリームといえば、ステージ上で激しいプレイがぶつかり合うことが特徴だったわけですが、この公演ではそれとは対照的に、非常にリラックスした演奏を聴くことができます。

 さすがに37年経った今は3人の関係も修復され、お互い楽しみながら演奏できるようになったということでしょうが、逆に言えばちょっと物足りなく感じるかも...(^^;


 ちなみに今作に収録されているのは、4日間の公演のうち5月3日と6日の演奏が大部分なのですが、6日の方がかなり演奏が冴えてますね。

 この後もNY公演が予定されていたりと、まだしばらくリユニオン・ライヴは続くようなので、これからバンドにエンジンがかかってきた時が楽しみであります。(^^)


リユニオン・ライヴ -アット・ロイヤル・アルバート・ホール2005


Royal Albert Hall London May 2-3-5-6 2005 / リユニオン・ライヴ 05

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Posted by kenichi_07 at 02:33Comments(0)TrackBack(1)レビュー2005

2005年10月01日

Franz Ferdinand『You Could Have It So Much Better』

 2003年にシングル「Darts Of Pleasure」でデビューし、2004年にはシングル「Take Me Out」や、アルバム『Franz Ferdinand』で高い評価を得た4人組バンド、フランツ・フェルディナンド。

 今作は、それに続くセカンド・アルバムとなるわけですが、早速レビューいってみましょう。


 1曲目は「The Fallen」から。

 ギター・リフに導かれて始まる曲で、相変わらずパワーのある演奏スタイルは、聴いていると思わず体が動いてしまいますね。(^^)

 1stに比べるとややスッキリとしたミックスとなっているので、各パートが聴こえやすくなっており、ダイナミクスさが増したようにも感じます。


 2曲目には、ソニーWALKMANのCMで本人達も登場して演奏シーンを披露している、シングル曲「Do You Want To」。

 かなりポップな曲調で、今までよりさらにダンス・ナンバー的な要素を強くした1曲でしょうか。まぁ無理にハイテンションにして、ちょっと狙い過ぎな気もするところですが...(^^;

 ちなみにDOMINO RECORDSのサイトでは、この曲のPVがフルで観れるようになっていますので、ぜひチェックしておきましょう。


 4曲目は、マイナー調のミディアム・ナンバー「Walk Away」。

 アコースティック・ギターの響きが気持ちよく、哀愁のこもったメロディー・ラインには思わず聞き惚れてしまいますね。

 ただ一筋縄ではいかないのがフランツで、歌詞は詩的な要素が多く、非常に謎めいているところには注目です。


 勢いのある曲が続く中で、やや雰囲気が変わるのは、7曲目「Eleanor Put Your Boots On」と、12曲目「Fade Together」でしょうか。

 ピアノとアコースティック・ギターを中心に構成されており、ユッタリとした曲調は、アルバムの中の一息つきたいところで良いフックとなっています。

 「Fade Together」の方は、ギターのコードチェンジの時のノイズまでシッカリ残っており、音がダイレクトに響いてくる感じが良いですね。(^^)


 それと、日本盤にはボーナストラックが2曲追加。

 「Your Diary」は、以前からステージでも演奏されていた、いかにもフランツというようなツボを押さえた1曲。

 「Fabulously Lazy」の方は、サビで急にポップなフレーズになり、やけにそこが耳に残ってしまうようなナンバーで、アルバム曲として収録されていてもおかしくないような楽曲ですね。


 総評としては、まぁ前作から順当な流れで作られた作品というところでしょう。

 前作を気に入った人は、今回も十分満足できるアルバムでしょうが、ただ目新しさという面では特にないとも言えますね。(^^;

 もちろんこのサウンドを聴いたことのない方には、ぜひオススメしておきますが。(^^)


ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター

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2005年09月23日

Paul McCartney『Chaos And Creation In The Backyard』

 前作『Driving Rain』以降、積極的にツアーを行っていたポール・マッカートニーだけに、そのまま新作はバンド・スタイルでレコーディングするのかと思っていましたが、今作は意外にも1人多重録音での制作。

 プロデューサーには、レディオヘッド、ベック、トラヴィスなどを手掛けるナイジェル・ゴドリッチを起用と、異色の組み合わせとなりましたが、それではさっそく作品を紐解いてみましょう。


 まずは、今作からのシングル・カット曲「Fine Line」からスタート。

 ピアノを中心としたアップ・テンポのナンバーで、やや『Flaming Pie』収録の「Young Boy」を思い出させるような楽曲でしょうか。

 ポールならではコード進行の妙技も発揮されており、ヘタすると不協和音になってしまうようなテンション・ノートでもうまくポップにまとめてあるのは、流石というところですね。(^^)

 ちなみに東芝EMIのサイトでは、PVのフル視聴もできるようになっています。


 3曲目は、アコースティック・ギターのサウンドが美しい「Jenny Wren」。

 ビートルズの「Blackbird」と同じフィンガー・ピッキング・スタイルで演奏されており、ポール自身もそれを意識したようで、メロディー・メーカーとしての力量がシッカリ発揮された1曲です。

 急に転調してハッとさせられるのも、いかにもポールらしいというところでしょうか。


 ストリングスの音色に導かれて始まるのは、6曲目「English Tea」。

 英国の朝は紅茶を1杯といった歌詞で、曲調もそれに合わせた優雅な雰囲気に包まれています。

 ピアノ、ストリングス、リコーダーと、アンサンブルが非常に『Revolver』収録の「For No One」に近いところが目立ちますね。


 9曲目「Riding To Vanity Fair」は、今作で最もナイジェル・ゴドリッチらしさの出た1曲でしょうか。

 重くのしかかるようなストリングスのサウンドに、生々しく浮き出したポールのボーカルと、オルタナ的な手法が随所に見られます。

 ポップな楽曲が多いポールとしては、ちょっと異色な感じのする1曲ですね。(^^;


 最後は、ピアノ弾き語りのバラード曲「Anyway」。

 Aメロが、やたらカーティス・メイフィールドの「People Get Ready」に似ているような気がするのですが、ポール自身は気付いていたのでしょうか?(^^;

 この曲では「Let It Be」を意識したと語っていることから、荘厳な雰囲気に包まれた楽曲となっており、ボーカルのリバーヴの掛け方、ムーグのシンセサイザーなどで、徐々に盛り上がっていく展開は面白いところ。

 そして「Anyway」の終了後は、今作の中からのコラージュ的なインスト曲が挿入され、アルバムは幕を閉じていきます。


 それから今作には初回限定版として、「Fine Line」「How Kind Of You」と、収録曲から3曲をインストにした「Line Art」のPV、ポールとナイジェル・ゴドリッチが今作について語るインタビューを収録したDVD付属バージョンもあります。

 インタビューでは、ほぼ全ての楽曲について解説しているので、これを観た後にもう一度聞き直してみると、新たに気付くことも多くて面白いかも。


 最後に感想ですが、今作は良くも悪くもナイジェル・ゴドリッチの影響が強く出ています。

 ポールのソングライティング力が若干打ち消してはいますが、アルバム全体を包んでいる陰鬱とした雰囲気に、今までの作品とはずいぶん違った印象を受けてしまいます。

 まぁ今までにもパーソナルなアルバムとして、『McCartney』や『McCartney II』、『Flaming Pie』などをリリースしていましたが、今作ではそれがより一層、色濃く出た作品というところでしょうか。

 ちょっと聴く人を選んでしまうかもしれませんね。(^^;


Chaos and Creation in the Backyard


Chaos and Creation in the Backyard  
Posted by kenichi_07 at 11:21Comments(0)TrackBack(5)レビュー2005

2005年09月17日

Les Paul & Friends『American Made World Played』

 ギブソンのギターでお馴染みのレス・ポールですが、その作者であり、すでに90才を越えたギタリスト、レス・ポール氏をトリビュートするために、豪華ゲストを集めて制作されたのが本作。

 参加ミュージシャンは、スティング、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、ニール・ショーン、ジェフ・ベック、リッチー・サンボラ、キース・リチャーズ、スティーヴ・ミラー、ジョー・ペリーなどなど。

 クラシック・ロック好きには、あまりの豪華メンツに驚いてしまうところですが、さっそく内容を紹介していきましょう。


 まずはイントロに続き、スティングとジョス・ストーンがフィーチャリングされた「Love Sneakin' Up On You」から。

 ハスキーな声を持つボーカリストが2人揃ってのオープニング・ナンバーですが、その他にも次の「Rock & Roll, Hoochie Koo」でも演奏しているケニー・ウェイン・シェパード、スティーヴ・ルカサーもギタリストとして参加しており、いきなりメンバーの凄さに驚かされます。

 けっこうな大所帯バンドとなっていますが、各個人の特徴はハッキリ出ており、ダイナミックな演奏が心地良いですね。(^^)


 「Somebody Ease My Troublin' Mind」では、サム・クックが生前に残したボーカル・トラックに、エリック・クラプトンや、レスのバンドがオーバー・ダビングするというスタイル。

 クラプトンのギター・プレイに、オルガン、サックスのサウンドが絡んで、なかなか渋い1曲となっています。


 6曲目「How High The Moon」は、レス・ポール自身のヒット曲でもあり、ジャズのスタンダードともなっているナンバー。

 オリジナルよりもグッとテンポを落とし、ロシア出身のシンガー、アルスーをフィーチャーして、大胆なアレンジが施されています。

 レスのギターもエフェクトが派手にかけられ、非常にサイケデリックでエレクトリックなサウンドで、一聴しただけでは元曲がわからないぐらいですね。


 9曲目「(Ain't That) Good News」では、再びサム・クックのボーカル・トラックにオーバー・ダブする形で、ジェフ・ベックが参加。

 ブギの軽快な曲調はベックの得意とするところですが、相変わらずのフィンガー・ピッキングでのゴリゴリしたプレイは、正にこの人しか出せないサウンドを生み出しています。

 ギター・ソロもいつも通り変態プレイ全開で、もうどこから音が飛び出してくるのか想像できません(笑)。


 12曲目にはバディ・ガイ、キース・リチャーズ、リック・デリンジャーと、大物ギタリストが3人揃っての「Good Morning, Little Schoolgirl」。

 ヤードバーズがカバーしたことでもお馴染みの1曲ですが、やはり途中のギター・バトルは一聴の価値ありです。

 管理人的には、久しぶりにリック・デリンジャーのギター・プレイが聴けただけで、大満足の1曲でした。(^^)


 「69 Freedom Special」は、レス・ポールと今作のバック・トラックを作ったメンバー達によるジャム・ナンバー。

 フュージョン・スタイルで、全員ここぞと言わんばかりのバカテクぶりを発揮しており、チャッカリとオイしいところを持っていった感じでしょうか。(^^;


 最後は、ボーカルにミック・ハックネル、ギターにジョー・ペリーを配しての「I Love You More Than You'll Ever Know」。

 ブルージーな楽曲に、ジョーの哀愁漂うようなギターが響き渡りながら、アルバムは静かに幕を閉じていきます。


 先ほど、ビルボードのアルバム・チャートで現役最高齢でのランクインを果たした今作ですが、もうクラシック・ロック・ファンなら迷うことなく聴いておくべきでしょう。

 普通はコンセプト・アルバムとなると、まとまりが悪かったりするものですが、今作は意外とガッチリとしたロック・アルバムになっているので、出来も上々です。

 まぁ、レス・ポール自身は一歩引いた感じでゲストを立てているということで、レス・ポールの演奏が聴きたいんだという方には、ちょっと向かないかもしれないですが(笑)。


 ちなみにAmazonでは国内盤、輸入盤共にセキュアCDでのリリースとなっている点は注意。HMVなどでは、通常CDの輸入盤も販売されているようですので、気になる方はそちらで購入する方が良いでしょう。


AMERICA MADE WORLD PLAYED(CCCD)

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2005年09月16日

Bob Dylan『No Direction Home』

 今作は、60年代のボブ・ディランの歴史を綴ったTV映画、『ノー・ディレクション・ホーム』からのサウンド・トラックとしてリリースされた作品。

 ディランの未発表曲集は、今までもブートレック・シリーズとしてリリースされており、今作はその第7弾ともなっています。

 第4弾以降は、『The "Royal Albert Hall" Concert』『The Rolling Thunder Revue』『Concert At Philharmonic Hall』とライヴ作品が続いていたのですが、今作は第1〜3弾の『Rare and Unreleased 1961-1991』の雰囲気に戻ったような感じでしょうか。

 それでは、レビューいってみましょう。


 映画の方はディランのデビュー前から、時間軸に添って進行していく内容になっているようですが、今作でもその流れが尊重されており、作品は59年のホーム・デモ「When I Got Troubles」で始まっています。

 ディランの声の若さに新鮮さも感じさせてもらいながらも、この頃から堂々とした歌いっぷりには驚きますね。

 唯一、4曲目の「Song To Woody(ウディに捧げる歌)」だけはオリジナルと同じ音源が使われていますが、やはり初期のディランにはウディ・ガスリーの存在が重要ということで、今作に収録されたようです。


 そして前半のハイライトとなるのは、やはり「Blowin' In The Wind(風に吹かれて)」から「When The Ship Comes In(船が入ってくるとき)」までのメドレーでしょうか。

 「風に吹かれて」「Masters Of War(戦争の親玉)」が63年4月12日のNY/タウン・ホール、「A Hard Rain's A-Gonna Fall(はげしい雨が降る)」「船が入ってくるとき」が同年12月26日のNY/カーネギー・ホールからのライヴ音源ですが、いつもよりゆっくりと語りかける様に歌うディランに、客席も熱い拍手で答え、コンサートの質の高さを窺わせてくれますね。(^^)


 DISC2では、ディランがエレクトリック路線に転向していく様子がわかる内容となっています。

 1曲目の「She Belongs To Me」は、オリジナルではバンド・スタイルでレコーディングされていますが、ここではギター2本と、ベースだけをバックに歌われています。

 こちらのバージョンもディランの歌が映えているので、なかなか良い感じですね。(^^)


 そして2曲目にはディランの歴史上、重要なコンサートの一つとして知られる65年7月25日のロード・アイランド/ニューポート・フォーク・フェスティバルから、「Maggie's Farm」が収録されています。

 それまでのアコースティックな雰囲気から、激しいロック・ナンバーに一気に変わったことで、当時の観客が困惑したことにも納得というところでしょうか。


 その後は、ディランの代表作『Highway 61 Revisited(追憶のハイウェイ61)』『Blonde On Blonde』からのアウトテイク集が並んでおり、この名作がどういった行程で制作されたかということがわかります。

 それにしてもミックスのせいか、やたらとラウドな曲調になっているのが印象的です。


 最後は、ライヴ・テイクが2曲並ぶ形となっていて、「Ballad Of A Thin Man(やせぽっちのバラッド)」「Like A Rolling Stone」で締めくくられます。

 「Like A Rolling Stone」の方は、ブートレッグ・シリーズの第4弾に収録されたものと同トラックですが、観客に「ユダ!」と言われて、ディランが「お前なんか信じない。お前は嘘つきだ!」と言い返す有名なシーンは、やはり外せなかったということでしょう。


 今作は、第4弾から続いていたライヴ作品と比べるとまとまりに欠けるところはあるものの、前述の2曲以外は全て公式でのリリースが初めてのトラックばかりなので、やはりディラン好きな方には見逃せない作品ですね。(^^)

 ちなみに、ドキュメンタリー映画『ノー・ディレクション・ホーム』の方も、噂では日本での放映もあるとかないとか...(^^;

 すでに海外ではDVDでの発売が決定しているだけに、どういった形になるかはわかりませんが、とりあえずは米Appleのサイトで予告編が公開されているので、それを観ながら楽しみに待っておくことにしましょう。(^^)


ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック

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No Direction Home (2pc) (Full)  
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2005年09月15日

Queen + Paul Rodgers『Return Of The Champions』

 91年にフレディー・マーキュリーが亡くなって以来、その場その場でゲスト的にボーカルを加えながら活動を続けていたクイーンですが、今回は元フリー/バッド・カンパニーのポール・ロジャースをフィーチャリングして、何と19年ぶりのツアーにまで至りました。

 今作はそのツアーから、2005年5月9日にイギリス/シェフィールドにあるハラム・FM・アリーナで行われた公演を収録した作品。

 さっそく、内容を紹介していきましょう。


 まずオープニングを飾っているのは、96年に英国でロック・セラピー名義でリリースされたチャリティー・シングル曲「Reaching Out」から。

 この曲は1コーラスだけで終わってしまいますが、その後にはクイーンのステージではお馴染みのオープニング・ナンバー「Tie Your Mother Down」がメドレーで演奏されます。

 確かにフレディーと比べてしまうと、ずいぶん違った印象を受けてしまいますが、彼のソウルフルなボーカルも非常にパワーがあるので、楽曲に負けていないところでしょう。(^^)


 そして、5曲目にはフリーの曲「Wishing Well」も演奏されています。

 ポール・ロジャース側の楽曲としては、他にも「Feel Like Makin' Love」、DISC2でも「Can't Get Enough」「All Right Now」が演奏されていますが、70年代から劣っていない歌唱力は凄いところですね。

 オリジナルに比べると、ブライアンのギターやロジャーのドラムスが加わったことで、ややアグレッシヴになった感じでしょうか。


 ライヴの中盤には、アコースティック・コーナーも用意されています。

 ロジャーがボーカルを取る「Say It's Not True」に始まり、「Love Of My Life」の辺りまで流れが続きますが、その続きに演奏される「Hammer To Fall」も、ここではガラッと変わったスローな演奏。

 最初は、これがあの「Hammer To Fall」なの?って思ってしまうぐらい、まったく印象が違いますね。

 まぁ、3コーラス目からオリジナルのアレンジに戻るので、そこでハッとさせられますが...


 そしてロジャーのドラム・ソロや、ブライアンのギター・ソロが聴ける楽曲も挟みながら、Disc1は終了。


 Disc2は、最近のクイーン人気でお馴染みの楽曲も並んでいます。

 その中でも注目曲をピックアップしてみますが、まずは「Bohemian Rhapsody」。

 これは、ちょっとズルいのでは?と思うのですが、バラード部はフレディーのボーカル・トラックを重ねての演奏、オペラ部分はいつも通りオリジナル音源を流すという形で...

 そして、ポールが登場するのは最後のロック部分だけという、ちょっとお粗末な展開なのが残念なところです。(^^;


 コンサートのラストは、もちろん「We Will Rock You」「We Are The Champions」が登場。

 この2曲は、今まで他のアーティストとのコラボで最も演奏された曲でしょうが、ポールもここは無難にこなしていますね。

 ちなみに、たまに「We Are The Champions」で高音が出なくて、メロディー・ラインを変えてしまう人もいますが、ポールの場合はしっかりとハイ・トーンもカバ−しています。

 改めて、ポールの歌唱力の高さを感じさせてくれるところです。(^^)


 それから今作は日本盤だけの特典として、オフィシャル・サイトからスペシャル映像が観れるようになっています。

 ...ということで、さっそく観てみましたが、わざわざSony Musicが提供しているConnecteDをインストールしての視聴の割には、「The Show Must Go On」の1曲が映像で観れただけ。

 しかも、ちょっと画質も荒めなので、これで日本盤か輸入盤かで迷っているなら、まぁどっちでも良いと思います(笑)。


 総評としては、確かにポール・ロジャースは素晴らしいボーカリストだとは思いますが、フレディーが歌った『Live At Wembley '86』などに比べてみると、強く心を打つところがないのも事実。

 管理人のクイーンに対しての思い入れなども関係しているだけに、最近のブームで聴き始めた人だとまた違った感想になるのかもしれませんが、けっこうアッサリと聴き流してしまいました。

 とはいえ、全体的にはうまくまとまっているので、まぁ興味ある人は現在進行形のクイーンに触れるということで、聴いておいても良いのではないでしょうか。


リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ(初回限定盤)

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2005年09月06日

The Rolling Stones『A Bigger Bang』

 ローリング・ストーンズのオリジナル・アルバムとしては、97年の『Bridges To Babylon』以来となる本作。

 間には、ベスト盤『Forty Licks』やそれに伴うワールド・ツアー、2枚のライヴ盤『No Security』『Live Licks』、DVDで『Bridges To Babylon Live In Concert』と4枚組『Four Flicks』など、ほとんど切れ目なくリリースされていただけに、いつの間にやら8年も経っていたという感じですね。

 一時はチャーリー・ワッツの喉頭癌や、ロン・ウッドのアルコール中毒なども心配されましたが、まぁ無事にリリースされてファンは一安心というところでしょうか。(^^)

 それでは、レビューしてみることにしましょう。


 まずは、先行シングルのカップリングにも収録されていた「Rough Justice」から。

 ストーンズのアルバムといえば、1曲目はいつも勢いのある曲がきているものですが、今作でもその期待通りのロックンロール・ナンバー。

 チャーリー・ワッツの力強いドラムに、キース・リチャーズのリフとロニーのスライド・ギターが乗り、ほぼストーンズの王道を行くような1曲ですね。(^^)

 もちろんミック・ジャガーのボーカルも、相変わらずのパワーを感じさせてくれています。


 5曲目は、シングル・カットとなった「Streets Of Love」。

 シングル第1弾がバラードになるのは『Bridges To Babylon』に続いてのことですが、これはミックの好みが出ているのでしょうか。

 サビでのファルセットのフレーズが、なかなか印象的な曲ですね。


 続いて先ほどとは一転、6曲目にはブルージーに演奏される「Back Of My Hand」がきて、ガラッと雰囲気が変わります。

 ミックがブルース・ハープの他に、スライド・ギター、ベース、パーカッションまで演奏しているという一風変わったスタイルですが、必要最小限の音で構成されるシンプルな楽曲は、久しぶりに味わえるストーンズのルーツというところでしょうか。

 ちょっと『Sticky Fingers』収録の「You Gotta Move」を思い出しますね。


 そして今作のキース曲は、9曲目「This Place Is Empty(虚しい気持ち)」と、最後16曲目の「Infamy」。

 「虚しい気持ち」は、もうお馴染みとなったジャズ風楽曲で、キースの枯れた声が聴いている人を癒してくれるようなバラード曲。

 「Infamy」の方は、Aメロではシンセのエフェクト音がちょっと耳につきますが、サビでは野暮ったいコーラスや、ミックのブルース・ハープがボーカルを押しのけるように目立ってきたりと、ワンパターンなフレーズが繰り返される楽曲ながらも、何だかハマってしまうような魅力もあります。

 ちなみに、どちらも治療中だったのかロニーが不参加となっており、代わりにギター・パートはミックがサポートしているようです。


 13曲目「Sweet Neo Con」はタイトルからもわかる通り、非常に政治色の強い楽曲。

 この曲がブッシュ政権を批判しているとのことで話題に上がっているようですが、強い語調で歌っているミックには覇気も感じさせられます。

 今作は、要所でミックのブルース・ハープが目立ちますが、ここでもそれが良い味付けを出しています。


 90年代以降のストーンズは、グリマー・トゥインズ(ミック&キース)とドン・ウォズの共同プロデュース作が続きますが、今作も『Voodoo Lounge』や『Bridges To Babylon』に劣らず、ダイナミックな音作りが心地よいアルバムです。

 ロニー以外は、すっかり還暦を越えたバンドとは思えないぐらいのアグレッシヴなサウンドに、ファンなら納得の出来というところでしょう。

 ちなみにオフィシャル・サイトではすべての曲がフル視聴でき、さらにはインタビュー・シーンまで観れるという太っ腹なことになっているので、迷っている方はぜひ一度覗いてみることをオススメしましょう。


A Bigger Bang

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2005年09月05日

Eric Clapton『Back Home』

 今年のクラプトンといえば、『Me And Mr. Johnson』から未発表トラックを追加した『Sessions for Robert J.』のリリース、クリームの再結成と精力的な活動が続いていますが、ここにきてさらにオリジナル・アルバムのリリース。

 とても今年で還暦の60才とは思えないぐらいのペースですが(^^; 、ではその作品の方をさっそくレビューしてみることにしましょう。


 まずは、軽快なアコースティック・ギターの音色が印象的なポップ・チューン「So Tired」から。

 途中には、バンジョーがフレーズを刻んだり、クラプトンの娘の声がうまくコラージュされたりで、聴いてきてなかなか楽しい楽曲になっています。

 乾いたストラトの音で弾かれるギター・ソロも非常にタイトなリズムで、思わず体がノッてしまうのではないでしょうか。(^^)


 2曲目は、9月25日まで開かれている「愛・地球博」のために、SMAPに提供したことでもお馴染みの楽曲「Say What You Will」。

 ちなみに、日本盤ではボーナス・トラックとして、その万博の目玉イベントである「Love The Earth」のオフィシャル・アルバム収録のオリジナル・バージョンも聴くことができます。

 聴き比べてみると、アルバム・バージョンの方がレゲエ風味が増して、ややポップな印象がするところですね。それにしても、なかなか愛に溢れた歌詞です。(^^)


 今作には、いつも通りカバー曲も多く含まれているのですが、その中でも印象的なのは、3曲目「I'm Going Left」と6曲目「Love Comes To Everyone(愛はすべての人に)」でしょうか。

 「I'm Going Left」は、2004年7月5日に癌のため他界したシリータ・ライトの曲で、スティーヴィー・ワンダー作曲のソウルフルなナンバー。

 掛け合いコーラスや、ブラス隊のバックアップも効いて、かなり上出来なポップ・ソングとなっていますね。

 以前にも『Reptile』の中で、スティーヴィーの楽曲「I Ain't Gonna Stand For It」をカバーしていましたが、それに近い印象です。


 一方「Love Comes To Everyone」は、2001年11月29日に癌で亡くなった盟友ジョージ・ハリスンの楽曲。

 ほぼオリジナル通りのアレンジですが、ジョージ版と同じくスティーヴ・ウィンウッドのシンセ・ソロも聴けるので、ファンには感慨深いものがあることでしょう。


 5曲目「Revolution」は、彼の公式サイトPVが公開されていることから、今作のリード・トラックとなるのでしょうか。

 今作は、レゲエやスカの要素がふんだんに取り入れられているのですが、この曲もそれに添った1曲。

 ただし、こちらは同じレゲエでもマイナー調の楽曲に当たるので、ちょっと哀愁を感じさせてくれますね。


 そしてアルバムの最後を飾るのが、タイトル曲「Back Home」。

 アコースティック・ギターのアルペジオをバックに、クラプトンが静かに弾き語っており、シットリとアルバムは幕を閉じていきます。

 勢い良く始まった作品の余韻を残しながらも、最後は心落ち着かせてくれる1曲で締めてくれています。


 管理人的には、前作『Me And Mr. Johnson』がイマイチだっただけに、今作は実はあまり期待していなかったのですが(笑)、意外にもポップで聴きやすいアルバムになっていて、かなり良い出来でした。(^^)

 音のダイナミクスがハッキリとしており、雰囲気的には2001年の『Reptile』や、98年の『Pilgrim』に近い印象がありますね。クラプトンとサイモン・クライミーの、ゴールデン・タッグがうまく生きた作品というところでしょうか。

 まぁクラプトン好きなら、安心して聴ける1枚です。(^^)


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Posted by kenichi_07 at 06:17Comments(0)TrackBack(0)レビュー2005

2005年08月25日

Skypeのライバル

 先日、米GoogleGmailユーザに向けたIMソフト「Google Talk」を公開しましたが、それと同時に米SIPphone社が提供しているVoIP電話ソフト「Gizmo Project」とも提携していたようです。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/08/25/8901.html


 Gizmo Projectはまだ英語版しか公開されていませんが、ザッとインストールして試してみたところ、PC間での無料通話機能、一般電話への通話(有料)、一般電話からの着信(有料)、留守番電話機能などなど、IM機能を除けばほぼSkypeと同じことができる模様。

 さらにはGoogle Mapsと連携した地図表示など、独自機能もあるだけになかなか興味深いところですね。(^^)


 すでにGoogle Talkにはボイスチャット機能も付属されていますが、このソフトと連携すればお互いの欠点を補う形で、かなり強力なソフトとなることは間違いないかも。

 ただ現在、Skypeの方はサードパーティーが参入してハードウェアやインフラ面での発展もあるので、こちらは今後の進展に期待というところでしょうか。(^^)

  
Posted by kenichi_07 at 19:56Comments(0)TrackBack(4)雑談2005