2005年06月23日

Bob Dylan 「血の轍」(iPodに入れた曲)


血の轍
 iPod(20G)を買ってから、持っているCDをiPodに入れまくっています。今年の初めに買ったので、もう半年になりますが、ただいま12.15G。曲数にして2,600曲くらい入っています。それでもまだ7.85Gも入ります。持っているCDを入れまくり、その後はレンタルCDで借りまくって、入れています。

 持っているCDと言っても、クラシックの交響曲など大編成のオーケストラ曲は、やはり小さなヘッドフォンで聴くには、ちょっと無理があるようです。オーケストラ曲はダイナミックレンジが広く、ささやくようなピアニッシモから大音量のクライマックスまでの差がかなりあるので、そのたびにボリュームを動かさなくてはならないのです。小さい音の時はまわりの雑音にかき消されて聞こえなくなるし、そうしていると大きな音の時にうるさくなってしまうし。その点、ダイナミックレンジが一定しているポピュラー音楽やクラシックの室内楽の方が向いているような気がします。
 iPodに入れた曲の中でも、真っ先に入れたCDが、我が青春のBob Dylanの最高傑作、Blood On The Tracks(血の轍)です。
 1975年。このレコードが発売されたとき、私は中学1年生でした。フォークソングがニューミュージックと名前を変えようとしていた頃、吉田拓郎をよく聴いていた私は、拓郎が敬愛しているボブ・ディランとはどんな人なんだろうと思って聴き始めました。
 以後30年、ディランはいろんな変遷を遂げ、音楽シーンから忘れ去られようとした時もあります。
 しかし、70年代ディランがもっとも輝いていた時のこのCD「血の轍」は、ディランの長いディスコグラフィーの中でも最高傑作の評価が高いものです。
 フォーク調というか、アコースティックギターが中心のアレンジで、ディランの渋い歌声を存分に味わうことができます。今ではすっかり声がしわがれてしまって、よれよれ歌うのが定番になってしまっていますが、70年代半ばのこのころは、ほどよく枯れた歌声が自信に満ちていて、力強く感じられます。
 当初、バンドサウンドで録音されていたものを、発売直前になってディランが気に入らないと言いだし、大半の曲が録音しなされたという話が伝わっていますが、気まぐれなディランの性格を象徴するような逸話です。
 いつも注目を浴びていた歌詞も、よりいっそう深みを増して、過去・現在・未来の交錯した物語が脈絡なく語られていきます。ディランはニューヨークで時系列にこだわらずに歌詞を書く方法を学んだそうですが、個々の歌詞の意味は不可解で理解不能でも、言葉から受ける印象は、不思議な世界の映像をリアルに見せてくれるような、すばらしい歌詞になっています。
 初めて聴いてから30年たった今、何度聴き返しても新しい発見がある傑作アルバムです。

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この記事へのトラックバック

1. ボブ・ディラン / エンパイア・バーレスク  [ ジェットジェネレーション ]   2005年06月23日 21:42
Empire Burlesque / Bob Dylan ボブ・ディランといえば、押しも押されぬロック界の大御所。 しかしそんなディランでも、1980年代前半に発表したアルバムはファンの間では評価が低いようだ。 60〜70年代、ディランは伝説的な名盤とライヴをいくつも産み落とし、まさ
2. 『Blood On The Tracks』  [ 今日の1曲 ]   2005年06月26日 12:43
血の轍 (紙ジャケット仕様) Bob Dylan のアルバムを紹介その4。邦題『

この記事へのコメント

1. Posted by ブルーズマン   2005年06月23日 21:32
TBありがとうございます。
実は、私、この“血の轍”、まだ持っていないんです。
チェックしないといかんですね!!

またお邪魔します。。
2. Posted by KenjiM(管理人)   2005年06月23日 22:27
 ブルーズマンさん。コメントありがとうございます。
 「血の轍」ぜひ聴いてみてください。きっと気に入るはずです。
 楽しいブログを拝見させていただいています。
 私の友人のブルーズハープ吹き(アマチュア)が「ブルース」じゃない、「ブルーズだ」とよく言っています。
 
3. Posted by yu-shio   2005年06月24日 00:24
TBありがとうございます。「血の轍」最高ですね。名曲いっぱい。ディランの作品で多分一番好きです。その日の気分によって変わりますけどね。
4. Posted by ブルーズマン   2005年06月24日 15:13
はっはっははは!!
いいですね、“ス”ではなく“ズ”へのこだわり。
私はブルーズを知った時から“ズ”って言ってるもんで。
あんましコダワリとかじゃあないみたいです。
ブルースって何となく言いにくいかも。。

また、お邪魔しますね!!

5. Posted by KenjiM(管理人)   2005年06月24日 22:53
 どうやら彼は、淡谷のり子や「港町ブルース」と一緒にされるのが我慢ならないようです。
6. Posted by 馬越   2005年06月26日 12:47
ちょっと前ですが、トラックバックをしていただいたので、こちらも。ボブ・ディランと言えば、この頃が一番好きです。まぁ、どれも凄いけどね。

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