2007年04月06日

仮題『受験のシンデレラ』 1

このブログは「撮影監督日記」で、撮影しているときには撮影日記を書くという約束になっているのに、更新を全くサボっている。
予想はされていたことだけど、いざ撮影に入ると、精神的にも肉体的にも、そんな余裕は無くなってしまう。と言うか、すっかり忘れていた。

今、撮影している映画は、癌宣告された受験塾経営講師(豊原功補)が高校中退少女(寺島咲)を東大に合格させることに余命を燃やし尽くすという話。
監督は精神医学博士で受験関係の著書も多い和田秀樹さん。若い頃から映画を撮ることが夢だったそうだ。で、お金を儲けて作りたい映画を作る!という夢を今、実現しているところなのである。
お金を儲けたいとは誰もが思うことであるが、実際に儲けたのだからスゴイ!
和田さんは東大医学部卒業なので、東大病院全面協力!という期待もあったのだけど、反対勢力に負けて、撮影させてくれる病院探しに苦労することになった。

コロコロ変わる春の天気をかわしつつ、なんとかハードスケジュールをこなしていたけれど、昨日の雪混じり雨には降参せざるを得なかった。今日は、豊原さんが体調を崩して胃カメラを飲むという情報が入り、撮影中止か!とスタッフは真っ青になりつつ、ロケ先の神田外語学院に向かうと、140人のエキストラは幕張の神田外語「大学」に行ってしまったという珍事件!
幸い、1時間遅れでエキストラも集まり、豊原さんは胃カメラを飲むほどの重症ではなく、1シーン撮りこぼしただけで済んだ。
しかーし、一難去ってまた一難、今度はロケが予定されている後楽園の観覧車が故障したという情報!

僕が翻訳を手伝った「マスターズ・オブ・ライト」の序文に「映画撮影は10日に一度、重大なトラブルに見舞われる」と書いてあった。この低予算映画の撮影期間は3週間しか無いのだから、もう、重大トラブルはこの辺で終わりにしてほしーい!
    • 1 Comment |
    • 0 Trackback |