2008年07月29日

やって来ました沖縄・伊是名島! 5

8時55分のANAに乗って11時25分に那覇到着。レンタカーを運転して運天港15時30分発のフェリーに乗り、1時間で伊是名島に到着。途中、『ホテル・ハイビスカス』で通った名護の東食堂での昼食を楽しみにしていたんだけど、残念ながらお休み!かわりに宮里食堂でソーキそばを食べる。やはり沖縄に来たらソーキそば!これを食べなければ沖縄は始まらない。でも、東京で食べると全然美味しくないんだな、これが。 

この前のロケハンでは、久しぶりに東食堂に行ったんだ。ソーキそばとぜんざいを食べた。ぜんざいてったって、お汁粉じゃないんだよ.氷ぜんざい!沖縄では非常にポピュラーで、どこの食堂にもある。でも、東食堂は氷が違う.シャリシャリじゃないんだ.フワフワなんだ!芸術品!
ここのカツ丼にも驚いた。ラーメンどんぶりにナミナミとご飯を入れて、その上に野菜炒めを敷き詰め、更にその上にドカンとカツがのっている。僕は作っているところが見えたので、ご飯を半分してもらったことがある。

今回は、懐かしの名護を素通りして、伊是名島で中江裕司監督と3本目のコンビ作『真夏の夜の夢』の撮影。35mmフィルムで撮影するのは『ギミー・ヘブン』以来4年ぶり。シェイクスピアの原作を沖縄に置き換えた不思議な作品。今日でクランクイン6日目だけど、スケジュールを前倒ししているくらい撮影は順調だ。

毎日暑い!でも、東京だって暑いし、それに比べれば日陰は心地よいし、空気はきれいだし、空は青いし、夏は沖縄サ〜!

あさって7月31日と8月1日は2夜連続19時30分からNHK地上波で『ワイルドライフ』のオンエアがあります。BSハイビジョン版より17分短縮されていますが、面白さは短縮されていないと信じています!受信料、払っている人も払っていない人も、絶対見てくださいね!
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2008年07月17日

『6時間後に君は死ぬ』終わって呆然の日々 2

『プライド』終わって呆然とし、『6時間後に君は死ぬ』終わってまたまたボーゼンの日々。ボーゼンばかりやっているみたいですが、撮影のないときは廃人同様なのです。

今回、後半の『3時間後に僕は死ぬ』部分の撮影は福島県のいわき市のウェディングホールを借りて行われた。回想シーンなどの一部を除き、すべて5泊6日のいわきロケ。毎日7時50分にホテルを出発して、帰ってくるのは24時過ぎ。1日100カット以上撮影しなければならない。最終日は130カット!堂々の新人監督・高野和明!

午前中は控え室の撮影。午後はまず、屋上にいる塗装工のシーンを撮影。次に溶接工のシーンを準備しようとすると一天にわかにかき曇り、夕立ちが始まる。雨が上がるのを待つ時間はなく、急遽、1階受付けのシーンを先に撮影する。ここも結構分量があって、最後の方は日も暮れて、2.5kwと1.2kwのHMIライトで入り口付近を明るくする。

そこが終わると夕飯食べて、建物の前の最終シーン。パトカー3台並べて、渡辺哲刑事も帰っていく。小澤征悦幹事も帰っていく。残った塚本高史と真木よう子も歩き出す。
それが終わると、溶接工のシーン。本物の屋上は真っ暗になってしまったので使うことはできず、その代わりとなる場所を探す。1階の裏の方に表に面している鉄扉があったので、その外を屋上に見立てて白い布を張り、そこにまたHMIライトを当てて白く飛ばし、昼間の空を作った。

それが終わるとバックヤードのシーン。溶接工がいた、すぐ奥の廊下。溶接工の方は蛍光灯を間引き、更にグリーンフィルターを巻き、シャッター開角度を調整して、わざどフリッカーを出し、陰気な雰囲気を出した。
同じ廊下でもバックヤードのシーンでは、蛍光灯を全灯映画撮影用に換えて無駄に明るい雰囲気にした。そこでドアウェイドリーをタイヤに換えてトラックアップ。グリップの渡辺君はピーウィードリーとともに帰ってしまったので、セカンドの清村君くんに押させたのだけど、これが舵取り輪が後輪なので結構難しく、文字通りの右往左往。カメラをファーストアシスタントの古谷君に任せて、僕が押し役を交代。一発OKで塚本ナメ真木、真木ナメ塚本を撮って撤収。

次の現場は近所の教会。もう夜中の2時に近い。ここで本当のラストカット。
実はいわきに移動してきた晩、このラストカットを撮影したのだが、手違いで消去してしまったのだ。ここがメモリーカード収録の怖いところ。1カットしか撮ってないので、翌日もそのカードを使おうとしたのが間違いの元だった。自分では間違いない操作をやったと思っていても、間違いをする可能性はあるのだ。少しでも収録したカードはそのまま編集部に渡し、どうやっても間違いようがない手段を採るべきだった。
本当のラストにラストシーンを教会の前で撮影。ま、これも神の思し召しか?

クランクアップして塚本君と真木君に小中・高野両監督から花束贈呈.別れを惜しんでいるうちに夜空も白み始めた。

東京に帰ってきたのは朝。荷物を持ち替えて箱根の温泉へ。『プライド』と同じパターンだけど、今回は日帰り。夕方、渋谷に戻って山手線の実景撮影が残っていたからだ。

一昨日、打ち上げも終わり、昨日は中江裕司監督の次回作『真夏の夜の夢』の打ち合わせに行き、今日は3時まで寝ていた。
また、撮影の夢を見る。

はじめは簡単なカットだったはずなのに、準備が進むにつれ、背景も変わり、エキストラも増え、いつの間にか撮影監督は阪本善尚さんになっていて、僕は助手をやっている。前半部はアリフレックス、後半部はパナフレックスが逆さに合体した複雑なカメラで、どこにスイッチがあるかわからない。監督が「スタート!」と叫んでいるのに、まだスイッチが見つからない。「大切なシーンだから撮りこぼしはできないぞ!」と言っているのにまだ見つからない。苦し紛れに自分の乳首をひねってカメラをまわした!?
ダラダラと寝ていてもロクなことはない!起きてボーゼンの日を送る。
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2008年07月01日

『6時間後に君は死ぬ』撮影中 5

WOWOW2本目のドラマWの撮影が始まって6日目。
昨日は徹夜になって、帰ってきたのが今朝の4時ころ。
無理も無いんです。この『6時間後に君は死ぬ』は夕方6時に「6時間後に君は死ぬ!」と予言されて、そのときが迫る夜中の12時までの物語なのですから。夜ばっかの撮影になるのです。いや、夜だけじゃないんです。回想シーンとか、暗幕で遮蔽して撮れるシーンなんかは昼にも撮影があり、結構、重労働になっています。

しかし、どこかのチームのように、夜中の3時に終わって、朝の7時集合。スタッフは帰る時間も無いので、新宿駅前に停めたロケバスで仮眠!なんていう下品なスケジュールにはなっておりません。そこはチーフ助監督とプロデューサーの見識のあるところ。
そうは言ってもこの梅雨時、予定していたナイターが撮れない時もあり、昨日は2つのデイゲームありのナイター2ゲーム!新宿西口の高速バス乗り場のシーンが意外にカット数も多く時間がかかった。

監督は小中和哉さん。十数年前『赤いカラスと幽霊船』という博覧会映像でニアミスした。金子修介監督の『ガメラ』のプロットも書いていたそうなので、そこらへんでもニアミスしていたわけだ。
そして、もう一人の監督が高野和明さん。
実はこのドラマの後半は、その数年後の設定の『3時間後に僕は死ぬ』という続編になっており、その部分を高野さんが監督する。
高野さんは、このドラマの原作者、脚本化でもあり、映画化された『13階段』をはじめ数本の小説を書いている。もともと映画テレビの製作現場で働いていたのだが、監督になる道を模索して、ロサンジェルス・シティ・カレッジで演出の勉強もした。しかし、帰国しても監督の道は険しく「自分が面白い原作を書くしか、自分が監督になるチャンスは無い!」と思って小説を書き始めたのだそうだ。

数年前、自宅で新年会なぞ開いていた時、宇梶剛士君が「友達連れて行ってもいいですか?」と言って、一緒に来たのが高野さんだった。やっと念願の、監督第一歩を踏み出したわけだ。現在は前半の小中監督部分を撮影中なのだが、高野さんは毎日現場にやってくる。「小説と違って、みんなで仕事する現場は楽しいですねえ」と嬉しそうだ。
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