2009年02月10日

『プライド』にファンレター 4

観客数の伸び悩みが噂されつつ、ぼつぼつ公開が終わる映画館も出てきましたが、金子監督がブログでも書いているように、『プライド』を観てくれた人の評判は良いのですよ。わざわざハガキをくれる人もいます。

もとCMプロデューサーのS田さんは
「プライド拝見。コミック原作は余りみないのですが、イヤー面白かった。2人の女性のキャラクターもさることながら、クラブで2人で歌うシーンは圧巻でした」

年に1・2度しか会わない父からは
「1/21に亀有ムービックスで映画プライドをカナイ(母です)と観てきました。映画館は10館あり。ビックリ。面白い映画。撮影は劇場の中の部分が殊によく快哉を心の中で叫びました」

昨日もまた父から
「『プライド』の映画を私の二中(現在の都立上野高校)クラスメイトが銀座で見てくれ激賞してました。昨夜、クロサワ『七人の侍』を見ましたが、シラケル処が何か所もありおどろきました。映画作りは凄い進歩した訳ですナ」

身内贔屓をちょっと引き算してもらって…。
でも、朝日新聞効果なのか、予想に反して高年齢層の観客が多いようでしたね。

ネットでレビューを検索してみると「マンガにベタ過ぎる」という批評があった。しかしこれは、良くも悪くもマッタクその通りで、金子監督も強く意識して撮影していたことがわかる。
カメラマンである僕でさえ、登場人物がマンガそっくりであるのには驚くばかりなのである。映画完成後に改めて原作のマンガを見ると、由紀さおりの山本先生など、髪型、背丈、コートに至るまで完璧なコピー!ステファニーがひかりちゃんを引っ叩くシーンなど、二人を取り巻く由紀さおり、ミッチー、五大路子の人物配置や構図まで同じなんだ。
撮った自分が感心していてどうするんだという気もするんだけど。


Though I heard of a slow increase in audience interest for the
film "Pride" and that it was off the screen in some theatres,
the film earned a good reputation among the audiences who
have seen it as described by Director Kaneko in his blog.
Some people even sent me messages about the film.

Mr.S, a formally CM producer wrote:
"I went to see "Pride". I rarely see a film based on comics,
but it was so amazing. I enjoyed the two women's characters
and more than else. The scene in which both of them were
singing in the club was a big highlight."

I received a message from my father whom I saw once or twice
a year:
"I saw the film at Movix Kameari with my wife (It means my
mother) on January 21st. I was surprised that there were ten
screening rooms. It was interesting film. Especially, the scene
of the theater was good and I shouted with delight in my
heart."

Yesterday, my father gave me a message again:
"My former classmate at Ni chu (presently known as the Tokyo
Metropolitan Ueno High School) saw "Pride" and highly praised
it. I saw Kurosawa's "Seven Samurai" last night. I was surprised
at finding several unrealistic parts. Filmmaking has made big
achievements since then."

Please discount the praise here, since it's coming from a father
about a son's accomplishment.

It might be the influence of the Asahi Shimbun (whose
readership tends to be older), but "Pride" had more senior
audience rather than we anticipated.

I saw reviews of the film on the internet and found criticism,
"The film followed the format of the comic too closely."
However, this comment is correct in good and bad ways. We
understood that Director Kaneko attempted to make the film in
consideration of this point. Even I, as a DP for the film, was
surprised that actors were so alike the characters in the comic.
When I read a comic again after the shooting, I found that
Ms. Saori Yuki who played the part of the teacher Yamamoto,
was a perfect copy of the character as they were so alike in
hairstyle, high, and even the coat they wore.
Also in regards to the scene which Stephanie hit Hikari, the
composition and arrangement of people around them, Saori Yuki,
Mitchy and Michiko Godai were completely same.
I know who shot it though…(me)
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2009年02月08日

こんな不思議なことがあっていいのか! 3

あまりにも不思議なことなので、実名で書かせてもらいたい。

今年もようやく長い長い年賀状シーズンが終わったのだが、いつも年賀状をくれる人から返事も来ないなァと思っていると、しばらくたってから「身内に不幸がありましたので遠慮させていただきました」という寒中見舞いが来たりするのだ。同級生からは「去年、還暦を迎えました」だとか「今年は還暦です」なんていう年賀状が来るわけだから、こういう寒中見舞いも年々多くなるわけである。

去年はパソコンが壊れたため、宛名書きソフトも更新して、去年の年賀状を調べ、約500人の住所を再入力して年賀状を作った。その中で、クラス会の世話人などをよくやってくれた中学・高校の同級生で、D通に行っていた小林君からは珍しく年賀状が来なかった。去年の年賀状には夫婦の写真が載っていたけど、あのガッチリとした体格の小林君が皺の深い痩せた老人になっていた。

1月中旬、小林君の息子さんから「父は昨年1月31日に永眠し…」という寒中見舞いが来た。なんと、年賀状を出して1ヶ月あまりで他界したことになる。さぞ無念なことだったろう。

しかし、もっと驚いたのは息子さんの名前だ。「小林政広」!
エエエッーーー!小林君と小林政広監督は親子だったのか!なんという偶然!
だが、ちょっと待てよ。小林政広監督は僕とたいして年齢差が無い。いくらなんでも親子では歳の差が無さ過ぎる。これは単なる同姓同名だ…。

で、先週の火曜日、4月に撮影する映画の完成台本ができたので、モンキータウンプロダクションに打合せに出かけた。『春との旅』。老人が孫娘と共に自分の引き取り先を探す旅に出る話しだ。
表紙をめくると、この脚本に対する小林監督の熱い思いが、原稿用紙2枚に自筆で書かれている。もちろんコピーだけど、最後のサインを見ると、やはり小林君の息子さんと筆跡が違うのは明らかだった。

小林監督の文は「この主題に真摯に向き合って欲しい」という主旨で「どうぞ、宜しくお願い致します」と結ばれており、日付が書かれていた。それがナント、「2009年1月31日、父の一周忌に」!!!

小林政広さんの父と小林政広監督のお父様は同じ日に亡くなっていたのである。


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