2011年05月30日

日本映画批評家大賞だどー! 1

《命のTANGO》の北九州ロケから帰って、翌28日、韮崎の日本航空高校で開かれた「日本映画批評家大賞授賞式」に行ってきました。

送られてきたチケット通り、新宿発11時の「あずさ13号」のグリーン車に乗ると、隣の席には孫に連れられたお爺ちゃんが座った。その人も授賞式関係の人らしいのだが、あとで瀬川昌治監督だということが分かった。瀬川監督とは去年、瀬川塾を見学させてもらったときにお会いしていて、夕食までご馳走になっていたのに、あの時の精力的なお姿と、孫に面倒を看られているお爺ちゃんとでは全くの別人で、想像することさえできなかったのだ。

航空高校の教室で小林政広監督ご夫妻と雑談しながら待つこと2時間、雨の中、授賞式会場の格納庫に向かう。我々の丸テーブルは《春との旅》関係の小林監督、編集の金子直樹さん、主演の仲代達矢さんとその関係者。もう一人の主演者徳永えりさんは隣の新人賞席に座っている。

今回は第20回ということもあるのか、新人女優賞、新人男優賞、審査員特別演技賞、新人監督賞、主演女優賞、主演男優賞が2人ずつ、ゴールデン・グローリー賞が犬塚弘さん、大滝秀治さん、財津一郎さんの3人という大盤振る舞いなので、授賞式は延々と続くのである。僕の撮影監督賞は富士フイルム奨励賞と名付けられており、5番目のだったけど、作品賞《春との旅》はラス前、そしてラストのダイヤモンド賞ならびに審査員特別男優賞の仲代達矢さんがステージに上がる頃には暗くなりかけていた。

パーティ会場の大食堂に行く頃には暗くなっていて、最初に紛れ込んだ立食のテーブルには金子直樹応援団が陣取っていた。編集賞は浦岡敬一賞と名付けられているので、プレゼンテイターは故敬一さんの奥様で、この日は上品な和装で浜松からお越しになって、数名の編集マンと和やかに談笑なさっていた。僕が挨拶すると「生前、浦岡が高間さん高間さんって何度も話をしていたんですよ。お会いできて嬉しかった」とおっしゃった。
浦岡さんとは12年前、戸井十月監督の《風の国》という映画で1回だけ一緒に仕事をするチャンスがあったのだが、その時、浦岡さんは「高間君が撮影するって言うから編集引き受けたんだよ」とおっしゃっていた。でも、そんなに家族の方にまで話をしていたのは知る由もなく、僕にも影の応援団がいてくれたのを知り、とても感動した。パーティが終わるときには、何度も何度もおじぎをして奥様はお帰りになった。
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