2007年02月01日

椎名誠さんと接近遭遇 5

写真展会場の椎名誠さん
今日、1月31日は椎名誠さんの写真展の最終日なので、新宿池林房近くの会場に行った。

旧都電通りからコンクリート打ち放しの階段を下りると住宅風の木のドアがあり「お入りください」と書いてある。恐る恐るドアを開けると、確かに写真展をやっている。

ご存知のように椎名さんはモンゴル、アマゾン、パタゴニア、シベリア…と、世界の僻地を旅して写真を撮っており、感性が豊かなことと人に接することがとても上手いので、景色を撮っても人物を撮っても、その味のあるキャプションと相俟って、見る人を飽きさせず、ズンズン引き込んでいく。

例えば、像の群れが道を横切っている写真がある。キャプションは「象さんには象さんの都合があって東に進んでいく。雲さんには雲さんの都合があって西に進んでいく。僕には僕の都合があって真っ直ぐ進んでいく」という具合。かわいいいいいいいい!
その写真は10人くらいの注文が付いていた。

写真展の作品と、会場の広さの関係からか、展示モレになった作品を収録した写真集も売られていた。でもこちらにはこの魅力的なキャプションが付いていないので、ちょっと惜しいなと思った。でも、写真だけでも勝負できているとも思う。

「小説家の趣味で映画撮ったり、写真撮ったりして…」という陰口を叩く人にインフォメーションを。
椎名さんは小説家になる前から16ミリで映画を撮っており、写真学校(現在の東京工芸大学)にも行っていたのである。中退したけど…。

その写真集をパラパラめくっていると、椎名さんの声がする。いつの間にか、受付のところに椎名さんが来ていたのだ。久しぶりなので、話が弾んだ。椎名さんが『あひるのうたがきこえてくるよ。』『白い馬』に次いで映画化しようとしていたSF小説が、アニメと実写で映画化されるという話が進んでいるらしい。残念ながら、椎名さんが監督することはないそうだ。「カメラマンに推薦しておきますよ」と言ってくれた。

明日は北海道に行って「麺対決」の写真を撮るのだと言って、CANON D5をいじっていた。相変わらず精力的な活動をしているのだ。
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