「正しい食生活」で健康に

体調不良の原因の大半は「食事」です

お知らせ

(2017年10月24日に一部書き換えました)
 このブログに「好転反応(ダイジェスト版)」と 、「徹底的噛んでみて」という体験談を追加しました。

 がんを克服するための諸情報というブログ(ホームページ的なもの)を立ち上げました。ガン予防法も投稿しましたので、いま、がんに恐怖心のない方にも参考になる内容かと思います。こちらだけでもご覧になってください。、
 
 また、「正しい食生活」で健康に、と同じようなテーマのブログを持っています(投稿は終了)。健康問題を大局的に扱ったもので、このブログの続編です
(「「健康」は自分の手で」)。
 よろしくお願いいたします。

 さて、当ブログの内容ですが、健康の回復・維持・増進につながる「正しい食生活」を中心において書いてあります。
 きっと役立つ情報があると思いますので、カテゴリー別、月別などによって、少しでもお読みになっていただければ幸いです。

 なお、このブログの内容やその他のことについて質問等がございましたら、お気軽に、私(矢だれ)宛にメール(imaizumiy@air.ocn.ne.jp)をください。
 このブログの投稿終了後もけっこう勉強をしていますので、お役にたてることがあると思います。また、諸事情でブログに書けない情報もあります。分かる範囲(多少は調べて)ですが、誠意をもって回答などをさせていただきます。

好転反応(ダイジェスト版)

 以下の文章は「 好転反応」のダイジェスト版です。より深く好転反応を知りたい方は「好転反応」をお読みください。事例や医師・食養指導者の解説が豊富で、以下の文章の約2倍の分量となっています。


目次

序 章
 1.好転反応を理解しよう 
 2.好転反応は特異現象ではない
 3.好転反応は多様
第一章 好転反応の概要
 1.私の体験から
 2.好転反応の種類
 3.好転反応の出かた
 4.好転反応が出る理由
 5.好転反応の出やすい人、出にくい人
 6.好転反応をうまく乗り切るには
第二章 好転反応と他の症状との違い
 1.好転反応か病気か
 2.好転反応か誤知食反応か
 3.好転反応か副作用か
第三章 好転反応をめぐる諸問題
 1.好転反応でやせてきたら
 2.好転反応で便秘になったら
 3.好転反応で腫瘍マーカーが上がってきたら
 4.好転反応について誰に相談すべきか
あとがき


序 章                  
        
1.好転反応を理解しよう
 玄米ごはんや健康食品などの食べはじめに、一時的に不快な症状が出ることがある。これを好転反応という。なぜ、好転かというと、この症状と並行して、あるいは症状が消えたのちに体調がよくなってゆくことが多いためである。
 好転反応として出る症状は、第一章2節でとりあげるが、じつに多様である。そのなかで比較的多いのは、かゆい、しっしんが出る、だるい、眠い、下痢・軟便、ガスが出る、便秘、大量の排便が出る、頭痛、などである。
 好転反応は漢方薬でも出る。また、断食、整体、理学療法、温泉療法など、各種自然療法でも出る。
 好転反応は体質改善反応、調整反応、還元反応などともいわれる。また、漢方では瞑眩(めんげん)といっている。
 好転反応を正しく理解することはとても大切である。
 玄米ごはんを食べて不快な症状が出たとき、「これは自分に合わないものだ」と思って止めてしまう人がいるが、これでは体調を良くするチャンスをミスミス失ってしまう。私に言わせれば、玄米ごはんはだれにでも合うもので、それが合わないのは、その人自身の、生まれた後にできた、平均人からずれた体質のせいである。ここでは玄米ごはんを健康食品や漢方薬と置きかえても同じである。
 病院の手法が対症療法であるとはいえ、それを受けている間に、理由はともかく治ってしまう人がいる。しかし、治らない人は、意識的に食事改善や健康食品・漢方薬の摂取などで体質改善をはかる必要がある。ただ、このとき、好転反応、すなわち食べはじめの不快な症状にとまどい、途中でやめてしまっては体質改善のチャンスを失ってしまう。私は、好転反応を正しく理解しないと、西洋医学に見放された人が東洋医学にも見放されると思っている。そして、その先、一生、薬の副作用に苦しむことにもなりかねないのである。

2.好転反応は特異現象ではない
 前節でみたように好転反応は玄米ごはんや健康食品などの食べはじめに、一時的に出る不快な症状である。また、漢方薬、断食、整体、理学療法、温泉療法などでも出る。そうすると、言葉は知らなくても、多くの人が好転反応を経験していることになる。しかし、それが世のなかの常識となっているわけではない。そのため、好転反応と聞くと、なにか気味の悪いことのように思う人が多いかもしれない。そこで、これはけっして特異な現象でないことを知っていただくため、識者による解説をひとつ示しておこう。

「古く、中国では「春眠暁(あかつき)を覚えず」と言います。春になると気候も暖かくなり、眠くなるという意味ですが、冬の間、緑の濃い野菜が少なく血液浄化作用が低下し、お血ができます。春になると新芽が出、緑の濃い野菜をたくさん食べることができ血液浄化作用が進み、「眠い」「だるい」といった体質改善反応が出るのです。」(お血:汚れた血、真山政文『玄米力酵素力』文化創作出版、2001)
 この解説によると、好転反応は、私たちが日常の生活でなんども体験してきたことになる。けっして特異な現象ではない。

3.好転反応は多様
 次章から具体的に解説していくが、好転反応はあまりにも多様である。
 まず、好転反応が出る自然療法の種類が多いことである。自然療法には食事改善、健康食品、漢方薬、断食、整体、理学療法、温泉療法などがあるが、それぞれによって反応の出方はいくぶんちがう。
 また、同じ療法のなかでもさまざまである。一口に健康食品といっても、その種類は4〜5千といわれているし、同じ物でも食べはじめの量によって反応の出方はちがってくる。そのため、あまりにも多様な好転反応を一人で知ることは不可能である。
 そこで、次章以下では、食事改善と健康食品による好転反応を中心にみていく。ただ、食事改善でも、玄米ごはんを毎日1〜2膳食べはじめる人と、一週間に1〜2膳だけという人もいる。ここで想定するのは前者である。後者では好転反応が出る人はごく少ないためである。また、健康食品の場合、比較的反応が出やすい製品を想定してみていく。ある社の製品は75%ほどの人に好転反応が出るというが、別の会社の製品は1〜2%の人にしか出ないという。ここで想定するのは前者のような製品である。


第一章 好転反応の概要

1.私の体験から
 好転反応は、おおまかに言うと、玄米ごはんや健康食品の食べはじめに出る一時的な不快な症状である。といっても、これだけでは分かりにくい。そこで、具体的なイメージをもってもらうため、まず、私が体験した2つの事例を紹介しておこう。2つとも比較的反応が強くでた事例である。
(その1)
 40年ほど前のことである。私は、白米ごはんを玄米ごはんに変え、同時に副食は野菜と海草をメインとした。また、朝食抜きの一日2食にし、それを良く噛んだ。また、運動も以前より多くした。
 そうしたところ反応が2つでた。
 ひとつは便が黒くなったことである。これは、すぐあらわれ数日間つづいた。
 つぎは体重がぐんぐんへったことである。1ヵ月で2キロほどへり、それが3〜4ヵ月ほどつづいたと思う。玄米食にする前は58〜59キロだったが、3ヵ月ほどで52〜53キロ位になったようだ。
 体重がぐんぐんへっていくことについては、なんとも思わなかった。私がたまに会う知人は、私がやせたのを見て「ガンにかかったかと思った」と言ったが、私に不安感はまったくなかった。それは、いっぽうで体調がよくなっていることもあったが、同時に、私は、私を玄米菜食に導いた何人かの医師の本をよく読み、指導内容を深く信頼していたためだと思う。
(その2)
 2つ目は、つい最近のことである。私は、ある本で「よく噛(か)んで食べると、少食ですみ……」を読み、さっそく食事と間食をてってい的に噛んで食べつづけた。その際、多少、食事と間食の量をへらした。噛みはじめる前の私は、全般的に体調はよかったものの、脇の下や首に皮膚炎があり、また、直前の2〜3日には右太ももに軽いしびれがあった。私はこの原因は、やや太り気味のためと思っていた。
 てってい的に噛むことを実施したところ、しびれは翌日からまったく出なくなった。いっぽう皮膚炎(湿疹)の方は、当初はおさまる方向だったが、20日目くらいから逆に広がり、熱をもって赤くなってきた。そして、それが2週間ほどつづいた。私はこれは好転反応だと思ったものの、多少、気持ちが悪かった。もしかしてガンではないかとさえ思った。好転反応についての知識が十二分にある私でさえ気持ちが悪いほどだった。幸い、反応はおさまり、皮膚炎も徐々によくなってきた。
 皮膚炎が回復してほっとしたところ、50日目頃からつぎの反応が出てきた。背中などのかゆみである。私はこれも好転反応だと思った。2週間ほどつづいたのち、おさまってきた。
 てっていして噛んだことのもう一つの効果は、ぜい肉がとれ体がしまったことである。

2.好転反応の種類
⑴好転反応の症状の種類
 前節で私の2度の好転反応の体験を示した。そこでは、黒い便、やせる、かゆい、湿疹、持病の悪化(皮膚炎の悪化)の5つの症状が出ていた。私一人だけの体験であるが、好転反応の多様さがうかがわれる。
 ここでは、まず、玄米食・健康食品によって出る反応を並べておこう。
 下記に22の症状を書いてみた。これらは、私の体験、私が私と同じ健康食品を食べている人から聞いたもの、穀菜食を取り入れた人たちの体験談 (知人からの情報と本から)、効果が高いと思われる健康食品を食べた人の体験談(本から)、その他の資料、などから、私が比較的出がちな症状と判断したものを選んだ。22にしぼったのは、あまりたくさん並べてもはんざつになると思ったからである。諸資料によると症状は100種類くらいはあった。

 ・かゆい ・湿疹が出た
 ・黒い便 ・下痢や軟便
 ・お腹が張る ・ガスが出る ・便秘
 ・小水の量が多くなる ・小水がよく出る
 ・関節痛 ・頭痛 ・胃が痛い(むかつく)
 ・汗がたくさんでる 
 ・めまいがする ・しびれる 
 ・血圧が上がる ・コレステロール値が上がる
 ・たんが出る ・歯か浮いた感じがする
 ・どんどんやせてゆく ・太ってくる
 ・持病の悪化

 この22種の症状について若干の解説をしておこう。
 これまで好転反応は不快な症状と説明してきた。しかし、このなかには肉体的にみると不快でないものがある。「どんどんやせてゆく」は、これを何とも思わない人がいる。いっぽう、もともとやせていた人の中には、とても不安がる人がいる。そのため、これを好転反応とみるかどうかは人によってちがってくる。
 「血圧が上がる」「コレステロール値が上がる」なども、数値のことでだけで肉体的な不快症状を感じていない人もいる。

⑵諸症状と病気・体質との関係
 好転反応を解説したものの中には、各症状とその起因となる病気との関係を示したものがある。私は各症状には、それを生み出す体質があると思うが、それをここで解説することは私の力を越えている。
 そこで、ここでは、玄米食・健康食品の食べはじめの反応として「かゆい」「湿疹が出る」についてのみ、若干ふれておく。
 各種資料によると、これが出やすいのは、アレルギー体質の人、肝臓機能の低下している人、腎臓系統に疾患のある人、便秘気味の人、胃腸の弱い人、薬を長期間服用していた人、免疫異常の人、など多様である。

3.好転反応の出かた
 前節でみたように好転反応の種類は多様であるが,また、反応がつづく期間や強さなども多様である。ここでは、その状況を4つに別けてみておく。

⑴好転反応の事例
 ここでは厳格な食事療法などで、比較的つらい症状が出た事例を、医師などの本から2つ紹介する。
(その1)Kさん、73歳女性、胃ガン・直腸ガン
「(玄米菜食の)食事療法を続けましたところ、しばらくするとめきめきと効果が表れて、身体がよくなってきました。ところが同時に、夏でも電気毛布を被(かぶ)らなければ眠れない、身体中に水疱瘡(ほうそう)のような発疹が出る、歯ぐきが浮く、目まいがする、寒けがする、などの体質改善反応も出てきたのです。」(森下敬一監修、ペガサス編集部編『食事療法でガンに勝った21人の証言』ペガサス、1992)
(その2)Aさん、54歳女性、風邪を引きやすく抗生物質服用
「漢方薬と微量栄養素(健康食品)、針灸治療を施したところ一週間ほどして、体は少し楽になってきましたが、体全体に湿疹様の吹き出物が出てきました。……いままでの漢方薬と微量栄養素を続けるように指示しました。その結果、湿疹は二週間目ごろから引き始めてきて、同時にグンと体調がよくなり、以後スッカリ元気になりました。」(織田啓成『健康のメカニズム』たにぐち書店、1998)

 この2つは、比較的重い症状である。もっともこれらよりずっとつらい症状が出たという報告は数多くある。

⑵好転反応の期間、強さ
 一般的に、好転反応は、いつ頃から出始め、どの位つづき、不快の程度はどの位なのだろうか。これについて、私は、玄米菜食の解説書や、効果の高い健康食品の本にあたってみた。
 それによると、好転反応の出始めは、2〜3日目から30日目くらいで、それが長くて2週間ほどつづくことが分かった。
 ただこの例外がけっこうある。
 まず、出始めであるが一日目から出る人もいる。私の知人(70代男性)は、市販の玄米がゆ一袋を食べると、その日のうちに下痢気味になるという。また、ある健康食品を食べた小児喘息の子どもは「初めて食べた三十分後に、ほうぼうの関節が痛み出した」(花山一芳・今尾充子『本物のサプリメント』マネジメント社、2003)

 症状がつづく期間であるが、多くの人は1週間以内でおさまるようだ。長くても2週間ほどである。でも、1ヵ月以上つづいたとの報告も少なくない。
 症状の強さの程度であるが、軽い人と重い人がいる。軽い人の場合は 「こんな症状が出ていませんか」と聞かれて、「そういえばそういった症状が出ています」と気づくくらいである。ある健康食品を食べた人の例であるが、軽い人は「一度偏頭痛がしただけ」なのに、「立っていられない位の頭痛がして寝込んでしまった」人もいる。「かゆい」も、「背中が少しかゆい」だけの人もいれば、「全身のあちこちが我慢ならないくらいかゆい」といって指導者に電話していた人もいた。

⑶複数の症状が出ることも
 好転反応は穀菜食・健康食品のとりはじめに出るが、症状はひとつとは限らない。私が見てきたところでは2〜4つ位の症状が出るのは、ごく普通のことである。
 ある70代の男性は、健康食品を食べはじめて、かゆい、しびれる、眠い、ガスが出る、といった反応が順次出た。ある60代の女性は、玄米食と健康食品をとって、順次、鼻の下と中が赤くなる、小水が良くでる、手がむくむ、手と鼻に湿疹が出る、といった反応が出た。また、ある40代の女性は、健康食品を食べて、ガスが出る、お腹(なか)が張る、便秘する、といった反応が出た。3人とも一カ月以内のことである。
 これらの人たちは、けっして健康食品などをたくさん食べたわけではない。むしろ、つらい好転反応が出ないように、標準量の2〜3分の1からはじめたのである。

⑷症状は繰り返し出ることも
 私はこれまで何度か好転反応を経験している。しかし、これは、ある時は白米から玄米に変え、ある時は健康食品を毎日食べるようにし、その時々で新たな療法を取り入れていた。そのため、その都度、新たな反応が出たのである。
 これとは別に、同じような食事をつづけているのに、新たな好転反応が何年もたってから出てくる人もいる。私の知人の60代女性は、玄米食・健康食品をとり入れた直後に好転反応が出たあと、5年ほど後に、また、反応が出たという。
 こういったことに関して森下敬一氏(医師)監修の本には次のように書かれている。
「反応のあらわれ方は、時期も症状も人によってさまざまです。……一度だけで出なくなることもありますが、繰り返し出るケースも少なくありません。繰り返し出る場合には、症状は次第にかるくなっていきます。」(森下敬一監修、ペガサス編集部編『自然医学の食事療法』ペガサス、1988)

4.好転反応が出る理由
 好転反応は玄米食・健康食品の食べはじめに出る不快な症状である。では、どうして出るのだろうか。
 私は、ここ10数年、玄米食・健康食品を始めた人の最初の1〜2ヵ月を観察してきた。そうすると、食べはじめてすぐに、体が軽くなった、疲れにくくなった、肌がきれいになった、などと効果を感じる人が多かった。では、この理由はなんであろうか。それは、玄米食・健康食品の豊富な栄養素が良い血液を作り、それが良い体調を作るためだと、解説書などを見ながら、ばくぜんと思ってきた。
 いっぽう、効果とともに、かゆいとか眠いとかいった不快な症状が並行して出る人がいる。では、この不快な症状はどうして出るのだろうか。これは明らかに、体が軽いとか、疲れにくいといった効果と同じ理由、即ち、玄米食・健康食品でできた良い血液の作用であると思わざるを得ないのである。問題は、なぜ同じ血液が、いっぽうでは効果を生み出し、いっぽうでは不快な症状を生み出すかである。これについては、不快な症状は、良い血液が体内にある毒素や老廃物を出すことに伴うものだと考えると納得がゆき、そのように思ってきた。
 以上は、私が長年感じてきたことであるが、こういったことに関して、食養・断食指導者の国清拡史氏の解説を紹介しておく。
「(半断食をして)体内に蓄積している毒が、血の中に溶けてきた時に、色々な症状を伴います。それを一般的に「反応」と呼んでいます。反応が出るということは、毒が出てきたということです。……健康で体内に毒のない人は、断食しても反応が出ません。たくさん毒が出てくれば、それに伴って反応も強くでます。」(半断食とは菜食・少食療法のこと)(『半断食』ノーブル、1986)

5.好転反応の出やすい人、出にくい人
 好転反応を正しく理解し、うまく乗り切るためには、好転反応の出やすい人と出にくい人を知っておくことが大切である。2つの視点からみておこう。

 前節で説明したように、好転反応としての不快な症状は、おおまかにいうと、良くなった血液によって体内の毒素や老廃物が排泄されるときに起きる。だから反応が出やすい人は、毒素や老廃物を多くためている人である。では、具体的にどんな人であろうか。これについては指導者たちの見解はほぼ一致している。おもに次の5つである。

 ほとんどの指導者たちが「好転反応がもっとも出やすい」と指摘するのがアレルギー体質の人である。なかでも、アトピー性皮膚炎の人がもっとも出やすいようだ。なお、アレルギー体質の人でも出方は一様でない。これについて、甲田医師は次のように書いている。
「さまざまなアレルギー疾患の中で、食事療法をおこなって問題となるのは、おもにアトピー性皮膚炎や慢性湿疹、それに気管支ぜんそくです。それ以外のアレルギー疾患でひどい好転反応が起こることは、それほど多くありません」(甲田光雄『青汁少食でアレルギーが消えた』雄鶏社、1993)

 次の4つのタイプも好転反応が出やすい
・薬(化学薬剤)をたくさん使ってきた人
・胃腸の悪い人(胃下垂、胃潰瘍など)
・慢性病にかかっている人
・体調不良の人

 あと一つ付け加えておこう。それは、健康だと自認している人に、思わぬ好転反応が出ることがあることである。私は玄米菜食をしている人が、ある健康食品を食べて、ガスが出すぎて、仕事をするうえで困った例を知っている。

6 .好転反応をうまく乗り切るには
⑴食事改善はゆっくりと
 好転反応の程度はさまざまだが、体質や治療法によっては強くでることがある。第二章3節の事例では、「(体が冷えて)夏でも電気毛布を被(かぶ)らなければ眠れない」「体全体に湿疹様の吹き出物が出た」などの強い症状が出ていた。幸い、この人たちは医者や断食指導者の管理のもとにあった。
 いっぽう、玄米食・健康食品を取り入れる多くの人には、このような条件にはない。そのため、強い反応が出た場合は、玄米食を中断し、健康食品も止めてしまうケースが多くなる。
 私は、こうしたことを知る回数が増えるにつれて「食事改善はゆっくりと」、「健康食品は少量から」と思うようになり、そのように友人・知人にアドバイスしてきた。玄米ごはんに変えるなら、一日3食3膳からではなく、まず、一日に半膳または1膳を食べるのである。そして、それを10日、いや30日ほどつづける。また、健康食品なら標準量の3分1とか4分1位から始める。それでも、好転反応が出る人はいるが、つらくて不安になるほどの反応はわずかになる。そして、このようなやり方なら、多くの人が玄米食・健康食品をつづけられ健康をつかめるのである。

⑵つらい症状に出会ったら
 玄米菜食・健康食品を摂りはじめたら、予想外のつらい反応に出会うことがある。その時には、どう対応すべきなのか。
 私は「諸症状が出て生活に支障がある時は食べる量を半分に減らし、おさまってきたら徐々に増やしてください。2〜3日休んでもけっこうです」などとアドバイスしている。
 これとは逆に、つらい反応が出たら玄米食・健康食品の量を増やして一気に乗り切ることを指導している人もいる。こういったやり方も一理あると思うが、一般向けではないと思う。

⑶好転反応は恐れてもいけない
 私は、食事療法などは徐々にはじめるべきだと思うが、好転反応がほとんど出ないようなやり方を良いとは思っていない。玄米ごはんを7日に1膳からはじめるのはどうだろうか。また、健康食品を標準量の10分の1位から食べはじめるのはどうだろうか。このようにするとほとんどの人に反応は出ない。しかし、私はこういったやり方には反対である。この程度では、肝心の効果が実感しにくく、玄米ごはんや健康食品を食べつづける意欲がなくなるのではないかと思う。また、病気の回復に時間がかかりすぎることもある。
 好転反応への対応は慎重にする必要があるが、いっぽうで恐れ過ぎてはいけない。特に、ガン患者のように回復を急ぐ必要のある人は好転反応に立ち向かう気持ちも必要である。


第二章 好転反応と他の症状との違い
1.好転反応か病気か
 好転反応は玄米食・健康食品の食べはじめに出る不快な症状である。では、これと病気とはどこが違うのだろうか。
 玄米ごはんや健康食品で、好転反応のことを知らない人にも不快な症状が出ることがある。その時、その人たちは「玄米ごはんは自分に合わない」 「この健康食品は自分に合わない」と言うが、反応を病気だとは思わないようだ。しかし、たまには病院に行く人もいる。
 好転反応か病気かの見分け方に関して2つのことが言われている。それを紹介しておこう。

⑴好転反応なら並行して効果が出ていることが多い
 不快症状が出たとき、それが好転反応であれば、不快症状と並行または前後して、良くなる兆候とか良くなったこと(以下、効果とする)が、多くの人に出ている。
 私は玄米食を始めた人に、好転反応についてアドバイスするとき、「効果は出ていますか」と「不快な症状が出ていますか」をセットで聞くことにしている。それは、不快な症状とともに効果が出ている人が多いという経験にもとづいている。
 さて、このような聞き方をしたとき、どのような答えが帰ってくるだろうか。事例を2つ紹介しておこう。
 ある男性は、不快症状として「ひざ下に湿疹が出た」「耳がかゆい」をあげたが、いっぽう、効果として「トイレに起きる回数が減った」「小水の出が良くなった」と言った。また、ある女性は「湿疹が出た」「便秘した」が、「疲れにくくなった」と言った。2人とも玄米食をはじめてから1ヵ月以内のことである。
 このように不快症状と効果を、ほぼ同時に感じている人は決して少なくなく、ごく普通のことである。

⑵好転反応なら症状はあっても軽いことも
 好転反応と病気には同じ症状がある。下痢や頭痛などである。これに関し、好転反応は病気にくらべて症状が軽いといった指摘がある。
 こういった事例を2つ紹介しておこう。
(その1)
 ある50代の男性は「半日断食(少食のこと)を始めたころ、下痢のようなものが続きました。これが腹痛は全然なくて、かえって気持ちがいいのです。」(甲田光雄『奇跡が起こる半日断食』(マキノ出版、2001)
(その2)
 ある50代の女性は「(ある健康食品を食べて)四カ月後に、顔から手の平まで、全身にびっしり湿疹が増した。痛みも痒みもない湿疹でした。」(池田善行『玄米発酵食は慢性病に克つ』(文理書院、1994)

⑶好転反応とみられないケース
 好転反応か病気かの判断がつきにくいケースがある。専門家でも見分けがつきにくいことがあるという。私は見分けがつきにくい場合は、病気だと推定し対処するのがよいと思う。
 これに関し、森下敬一(医師)監修の本には次のように書かれている。
「反応か病気の悪化か判断できないとき、あるいは身体的な改善がみられず、不快な症状だけがつづく場合には、医師の判断を仰ぎます」(森下敬一監修、ペガサス編集部編『自然医学の食事療法』ペガサス、1988)

2.好転反応か誤知食反応か
 誤知食(ごちしょく)反応とは私が作った用語である。健康によいと思って意識的にとった飲食物が、多めであったたために不快な症状が出ることがあるが、それを誤知食反応と呼ぶことにした。3つほどを例を示しておこう。
 まず、酢である。健康のために良いとして酢を飲んだり、酢を使った料理を意識的に多く食べる人がいる。酢には、肉などのたんぱく質を分解して柔らかくする、酢の強アルカリ性が酸性の害を抑える、少量なら血行をよくして体を温める、など種々の効能をもっている。そのいっぽうで酢は大変強い陰性食品であり血液を溶かす力が強く、摂りすぎると貧血になり、心臓マヒ、めまい、生理が止まる、などの症状が出てしまう。
 つぎは、大豆・大豆製品(みそ・しょう油を除く)である。大豆はたんぱく質が豊富で、サポニン(脂肪の代謝を促進し脂肪の吸収を防ぐ効果をもつ)や、イソフラボン(女性ホルモンの働きをする)を含んでいるため、評価の高い食品である。しかし、陰性食品であり、食べすぎると体を冷し諸病のもととなる。
 3つ目は、果物(なす、トマトを含む)の摂りすぎである。果物を積極的に食べる健康法がある。しかし、果物は体を冷やす性質がある。食べすぎると体を冷し、体調不良につながる。

 健康によいと思って意識的に多めにとった飲食物が原因で、不快症状が出る例はたくさんある。定評のある健康食品でさえ、そういったことが報告されている。
 好転反応と誤知食反応の違いは2つある。一つは、好転反応は一時的症状であり、やがて消えるが、誤知食反応は、そのもととなる食品を多めに食べつづけているかぎり消えることはない。つぎは出始める時期である。好転反応は数日から一カ月くらいのうちに出るが、誤知食反応はもっと長い日数がたってから現れる。

(参考)この節を起こすにあたっては漢方の誤知反応を参考にした。誤知反応は漢方薬の使い方を間違えたために出た不快症状のことである。

3.好転反応か副作用か
 副作用は薬(化学薬剤)を使った際におきる不快な症状である。私は、玄米ごはんや健康食品を食べた人が、好転反応に当惑しても、それを「副作用だ」と言った人に出会ったことはない。「私の体質に合わない」などというだけである。だから、好転反応と副作用の区別を、ここでとりあげる必要はないともいえる。
 副作用とは、薬(化学薬剤)よって出た、その薬が目的としない不快・有害な症状である。副作用は、薬の使用法を間違ったために出るものではなく、正しく用いた時に出るものを指している。前節の誤知食反応や誤知反応は、食物や漢方薬の使用法を間違った際に出るものである。
 好転反応と副作用の現象面での違いであるが、好転反応は玄米食・健康食品の食べはじめに出る一時的な症状である。同じものを食べつづけても、やがて消えてゆく。いっぽう、副作用はその薬をつづけているかぎり消えることはない。


第三章 好転反応をめぐる諸問題
1.好転反応でやせてきたら
 「動悸がする」「不整脈が出る」「息苦しい」といった心臓に関係する好転反応を除くと、一番恐がられる反応は「どんどんやせてゆく」ことだと思う。
 てっていした玄米菜食と健康食品を併用して指導するクリニックの関係者によると、「まず、体重が減ってくる人がいます」とか、「玄米菜食をすると必ずやせてくる」などと言っている。また、玄米食に批判的なある医師は、「皆、やせてくるから」と言っている。
 玄米食・健康食品をしっかり取り入れると、多くの人はやせてくるというか体がしまってくる。これをどう受け止めるかであるが、肥満気味の現代日本人の多くは、やせてくること(体重減少)を歓迎する。だから、不安がる人は少ない。しかし、もともとやせている人が、どんどんやせてくると不安になる。私も、こういった人に数人出会ったが、不安感は相当なものである。

 好転反応としての「どんどんやせてゆく」ことについて食養の指導者たちはどうみているのか。
 私がある指導者に聞いたところ、「玄米食・健康食品による栄養素によって排毒が一層進み、その過程で一時的に体重が減るが、体調がよいなら問題ないし、体重は間もなく戻ってくる」と語ってくれた。
 また、玄米食・健康食品をメインにしてガン治療などを行っている医師に、「やせてきたのが心配なのですが」と患者(60代の女性)が言ったところ、 「それはすぐ元に戻ります」と一蹴(いっしゅう)されたという。これは、私が、女性から直接聞いた話である。
 どうやら好転反応で、どんどんやせても、心配はいらないというのが、指導者たちの見方のようである。

2.好転反応で便秘になったら
 玄米食・健康食品を取り入れると、多くの人は便秘が解消される。ところが一部の人は、その食べはじめに、一時的に便が固くなったり、便秘気味になったりして、とまどってしまう。
 私は、つらい好転反応に直面した人には、玄米食・健康食品の摂取量を減らすか、2〜3日中断することをすすめている。しかし、便秘だけは別である。それでは解決しないと思っている。
 玄米ごはんなどを食べはじめたときに、便秘がおきることに関しては、いっぱんに次のように説明されている。
「玄米ごはんの栄養分によって、腸に水分吸収力がつき、便の方に行く水分が少なくなる。そのため便が固くなったり便秘気味になる。だから、玄米ごはんを食べる時に、コップいっぱいの水をとるとよい。玄米ごはんと水を別々にとってもよい」
 私が、知人・友人に聞いたところでは、この方法で、ほとんどの人が好転反応としての便秘を克服している。

3.好転反応で腫瘍マーカーが上がってきたら
 ガンの治療法として玄米食・健康食品にたどりつく人が多い。しかし、それを取り入れると腫瘍マーカーが上がることがある。私の知人(大腸ガン)も玄米食・健康食品を取り入れたところ、腫瘍マーカーが上がった。
 玄米食・健康食品の食べはじめに、腫瘍マーカーが上がることについて、医師たちは、死んだガン細胞を生きているものと判定するため、などと解説している。
 森下敬一医師の解説を引用しておく。
「食事療法は、溶毒・排毒現象を十分に引き出すことで、ガンを自然消滅させるものである。その治癒プロセスに於いて、血液中に溶けた毒素は、さらに微粒子に解体される。その過程で「腫瘍マーカー」の反応物質として、陽性反応を示すものが少なからず存在する。そのため、「腫瘍マーカー」数値は必ず増大するのである。つまり、溶毒・排毒の中に出てくる物質の一部と、ガン細胞から分泌される特別な因子とが酷似するため、測定器は両者を同じものと見做してカウントしてしまうことになる。したがって、森下自然医食療法の実践者は「腫瘍マーカー」の数値の増減などに一喜一憂する必要は、全くないのです。」(国際自然医学会『森下自然医学』2011年12月号)

4.好転反応について誰に相談すべきか
 好転反応が出て不安になったとき、誰に相談したらよいだろうか。
 これについて、ある医師は「(好転反応が出て驚いたら)あわてず、信頼のおける医師や食養指導者、食養の先輩などに相談しましょう」と書いている。これを手がかりに私の見方を書いておこう。

⑴健康食品で好転反応にとまどったときは、まず、買った販売店か発売元(健康食品会社)に聞くべきである。通常、販売店はある程度の指導力をもっている。しかし、コンビニなどで買った場合、店側も答える体制はないと思う。その場合は、発売元の相談センターに電話で聞くのがよいだろう。指導力・指導体制にばらつきはあるようだが、熱心に指導してくれる会社もあるようだ。

⑵玄米ごはんなどによる食事改善の場合は、すぐに相談相手が見つからないと思う。ただ、自然食品店を利用しているなら、そこで聞けるかもしれない。店長やベテラン店員なら、ある程度の知識はあるだろうし、相談にのってくれるだろう。

#9334;食養法の料理教室、断食道場、漢方薬局、自然食品店に電話で聞くのはどうだろう。ある料理教室の主催者は「どこの教室も会員でない方からの電話での好転反応の相談は断っている」といったことを書いている。理由は、好転反応の指導は難しいからといったことのようだ。

⑷医者はどうだろうか。近年、多くの医者は、部分的ではあるが漢方薬を処方している。そのため、好転反応(瞑眩)の知識のない医者はほとんどいないと思う。しかし、漢方薬を処方する場合、事前に好転反応の説明をしていないようだし、また、反応の状況をていねいにフォローしているわけではない。だから、玄米食・健康食品での反応について、十分な指導力はない。ただ、当該症状が悪質なものか否かの判断が聞けた人はいた。

⑸好転反応についての参考書はあるだろうか。残念ながらほとんどない。ただ、図書館などで幅広く食養法や漢方の本を見れば、そのなかに解説したものがあるかも知れない。しかし、たいていは簡単なものだろう。


あとがき
 好転反応については、本やネット上にたくさんの情報がある。しかし、まとまったものはほとんどない。そんななか、ボランティア的に菜食の普及を熱心にしてきた私が、10数年間の経験をもとに、あえて挑戦して作ったのがこの冊子である。
 序章に書いたように好転反応の理解は大切である。しかし、近年、出版物に好転反応の解説とか、好転反応を克服した人の体験談がへっている。
 主因は法改正のためである。健康食品で不快な症状が出た場合、販売業者が「それは好転反応です」と説明することが、10年ほど前から規制された。理由は、もし不快な症状が好転反応でなく病気であるなら、医師の治療の機会を失なわせることになるからだという。
 このことの功罪はともかく、玄米食・健康食品を取り入れて健康になるには、好転反応の理解は必須である。だから、健康に問題を抱えている人は、より努力して勉強しなければならなくなっている。幸い、現代はネットから豊富な情報が得られ、本や雑誌からの情報不足を補うことができる。いろいろ工夫して勉強していただければと思う。(完)

徹底的に噛んでみて(体験記)

          徹底的に噛んでみて(その1 2016.1 記)

 私は2015.12.10日頃から徹底的に噛むことを取り入れました。2度の食事(朝食は食べていない)と間食のときに、できるかぎり噛んでいます。ビスケットのような柔らかいものなら一口20〜30回、玄米ごはんなど噛みごたえのあるものは一口70〜 100回位噛んでいます。そうしたところ約40日後の今日までに3つのことに気がつきました。
 一つは12月始め頃に数日間続いた右太ももの軽いしびれのような症状(一日1〜2回)が、噛みはじめた翌日から全く消えました。その後も出ていません。
 つぎは体重が減ったことです。私は61歳までは1〜1時間半かけて通勤してましたが、その頃の体重は57〜58キロでした。ところが自宅で仕事をするようになってから、ここ10年ほどの体重は59〜60キロです。増えた理由は間食のとりすぎです。ところが噛みはじめてからは、間食も食事の量も自然に減り(多少は意識して減らして)、10日ほどで58.2キロになり、40日後の1月19日には57.8キロになっています。私は自宅で仕事をするようになってから(2003年開始)は、健康食品Aを毎日食べるようになったこともあり、風邪を引く回数が減るなど(1年に2〜3回から2〜3年に1回)、とても元気になりました。そのいっぽうで体がかゆいとか湿疹(又は皮膚炎)が出るといった症状が、軽いものとはいえ断続的につづきました。私はこの原因は食べすぎて血液が汚れてたためとみています。今回徹底的に噛むことを取り入れて、かゆいとか湿疹が解消されつつあります。
 あとひとつは、噛みはじめる前より、いっそう疲れにくくなったというか元気になったと感じていることです。
 おわりに2つ付け加えておきます。
 私は今回行ったのは徹底的に噛むことだけで、食事の内容はさほど変えていません(食事と間食を若干減らしていますが)。それなのに体調がよくなったのですが、反面、湿疹が一時的に熱を増しました。これは好転反応だと思います。徹底的に噛むときは、好転反応を意識・理解することが必要だと思います。
 つぎは、噛むことが面倒になることが、たまにあります。時間がかかるためです。そんなときは無理せず早めに飲み込んでもよいと思いつつあります。
(参考)好転反応は、通常、数日から1〜2週間の一時的症状です。つらい時はかむ回数を減らすと緩和されます。


          徹底的に噛んでみて(その2 2016.3記)

 2015.12.10日頃から開始した徹底的に噛むことを、本日(3月4日)まで、続けています。1月21日時点と変わったことは
・体重がさらに減り57.0キロになった(日々若干変動しているが)。私は163 センチなの で、体重は56〜57キロ位がベストでしょうか(その後、56.4キロになったあと、56.5から58.4キロで推移しています。2017.8.22現在)。
・「湿疹の熱を増す」(好転反応)は終わったが、その後、かゆい(好転反応)が出た。 幸いこれも一週間位でおさまった。
・体重が減ったことで顔が細くなった。また、髪の毛がほんの少し黒くなった。
・便の状態が変わった。食物繊維を十分にとると便のかさが増すが、それとは違い、野性動物の便のように小さくなった。これは食べた物が、良く良く消化されたためだろう。そして、これが体調の向上につなっがっているようだ。
・体調が良くなったため、何歳までかは別として、5年ほど長く働けるように感じている。
・健康食品Aを常食していると、これがなくなったら(生産中止などで)どうしようと思うことがある。しかし、噛むことの効用を体験してみると、Aがなくなっても何とかやっていけそうな感じになった。
(その他)
 「よく噛むこと」の勧めは、食養法(玄米菜食健康法)の本で、半分位の著者が書いている。しかし、その重要性に比べると、書かれている分量は少ないと思う。多くの著者は2頁位しか書いていない。でも、6頁くらい書いている人も4〜5人いた。指導者たちが、もっと多くのページをさいて書けば、読者も、よく噛むことの効用を、よりいっそう身につけられるのにと思ったりもした。いっぽう、指導者たちの多くは 噛むことの効用の認識が十分でなく、また、平常、あまり噛んでいないではないかとも思った。
(追記)
 私は36歳(今は75歳)のとき玄米菜食をとり入れ、当初の2〜3カ月は徹底して噛み、たちまち成果か出た。しかし、その後、噛むことの効用を忘れ、体調が良好できたとはいえ、いまひとつだった。
(参考文献)
 噛むことの効用に関する解説は食養法(通称:玄米菜食健康法)の本に出ています。2〜6頁位で書かれています。それで十分かと思いますが、なお、より詳しく勉強したい方には、次の2冊を勧めます。
1.岡田一好(医師)『血液健康法』(経済界、1978)
 「誰も知らなかった”噛むこと“ の効用」(113〜129頁)、「(噛むことを中心にして)難病を治療する実際」(251〜311頁)で、詳細に解説されています。
 この本は健康の維持・回復にとって大変良い本だと思います。ただ、古い本でもあり入手は困難です。県立図書館にあるくらいでしょう。
              
2.渡辺信幸(医師)『「噛むだけ」ダイエット』(東京書店、2012)
 渡辺さんは沖縄県で診療にあたっている現役の医師です。この本では、ダイエットの視点から、14〜34頁で、患者さんたちの実例を折り込みながら、噛むことの効果を解説しています。ダイエットというと軽い感じがする方もおられると思いますが、多少でも肥満気味の方は、体重を正常にもどすだけで、思った以上に健康になれると思います。
 この本を読むにあたって、一つの注意点があります。それは、渡辺さんは糖質制限食を推奨してことです。私は逆で、主食(未精白穀物)の量を食事全体の5割以上にすることを勧めています。ただ、渡辺さんは、噛むことを勧めるにあたって糖質制限食にこだわってはいません。

3.その他
 岡田さんの『血液健康法』は、古本では、高価で入手しにくいです。私に余部(2冊、10月4日現在)がありますので、ご希望の方にお譲りいたします。送料込みで1千円(送金手数料別)。より健康になりたい方や健康の指導者は、ぜひ、読んでみてください。なお、年数の経過した古本で痛みが相当あることをご了承願います。
 連絡先は矢だれ(メールimaizumiy@air.ocn.ne.jp)                


ガン関連のお知らせ

(2011年7月13日追加)
がんを克服するための諸情報というブログ(ホームページ的なもの)を立ち上げました。参考にしてください。

(2010年9月1日修正)
 がんの患者学研究所(元NHK職員で、がん患者であった川竹さん主宰)が、がん克服のための小冊子『すべては、あなたが治るため』を無料で配布しています。
 私の知人はこれを読み、「小さいながらも、がん完治への熱意や、患者への励ましに満ちています」と言いました。
 がんの経験者及びその家族や友達の方は一読をお勧めいたします。
 また、がんに対する不安を持っている方にもおすすめです。
 この冊子を手にしたい方は、がんの患者学研究所のホームページ(下記参照)をごらんください。
(上記ホームページへのアクセスなどが上手くできない方は、私にご連絡ください。冊子入手のお手伝いをいたします。連絡先はimaizumiy@air.ocn.ne.jpの矢だれです。)
 
 同研究所のホームページもごらんください。

(注)例外的に投稿しました。

食の格言

◆一物全体食(1)
 一物は「いちもつ」とも読みますが、「いちぶつ」でよいでしょう。
 一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)は、自然医学・食養法の多くの本に出てくる言葉です。「正しい食生活」のあり方を熟語で述べたものです。
 意味は実に簡単です。
 ひとつの食べ物の全体を食べなさいということです。
 魚なら、頭もしっぽも取らずに、骨まで、丸ごと食べなさいということです。
 小魚なら簡単にできますね。
 大根なら、根だけでなく葉っぱも食べなさいということです。しかも皮もむかないで。 穀物なら、精白せず、表皮も胚芽も食べないさということです。
 なぜ、一物(いちぶつ)の全体を食べる必要があるのでしょうか。
 ある食生活の指導者は、体調不良の原因に関し「ビタミン・ミネラルが不足しているから」と、よく言います。
 いまの日本人は、ビタミン・ミネラルが不足している人が多いのです。
 その理由は、白米、魚の切り身、皮をむいた果物などを食べ、食物の全体を食べないからです。
 前にも書きましたが、米を例にとると、ビタミン・ミネラルに関し、白米は玄米の5%くらいしかないのです。
 他の食べ物については、こういったデータを見ることはほとんどできません。
 しかし、丸ごと食べるとビタミン・ミネラルの不足を解消できることは疑いのないことです。
 丸ごと食べることができない物や、できないときがあります。しかし、できるだけ一物(いちぶつ)の全体を食べようと努力したいものです。少しづつの積み重ねが健康につながります。
(二〇〇五年七月五日)

◆一物全体食(2)
 一物全体食(いちぶつぜんたいしょく)は、野性の動物にとってはあたり前のことです。
 人間以外は道具を使いません。ですから、ごく普通に食物の全体を食べることになりがちです。もちろん例外はありますが。
 ここでは犬(家畜ですが)の例を紹介します。
 昨年のお盆の日、親戚宅でのことです。
 この家では犬(ラブラドール・リトリーバー)を飼っています。
 親戚が集まった日、ここのご主人、まず、犬にピーナツを殻(から)のままあげました。
 そうしたところ、犬は殻ごと(殻も皮も実も)食べました。
 私は「殻まで食べるのか」と少し驚きました。
 われわれの多くは、ピーナツの殻どころか薄皮も食べません。実だけを食べます。
 つぎに、枝豆を、さやのままあげました。
 こんどは、枝豆は食べましたが、さやは口から出しました。
 犬にとっても、さやは固すぎたようです。
 さて、このように、人間以外の動物は、人間に比べると、ずっと一物全体食的です。
 しかし、何が何でも全体を食べるわけではありません。物によりけりです。
 私たちも、動物に見習い、できるだけ一物の全体を食べたいものです。
 一物の全体を食べれるば食べるほど、ビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富にとれます。
 その結果、高血圧、糖尿病、肥満といった慢性病的なものと縁が薄くなります。
(二〇〇五年七月八日)

◆一物全体食(3)
 一物(いちぶつ)の全体を食べるためには、料理の段階が大切です。しかし、料理しない人にも努力の余地はあります。
 たとえば、リンゴは皮をむかないで食べるとか、ピーナツなら皮つきのものを買うとか、その気になれば色々と工夫の余地があります。
 私の子どもの時代(物不足の時代)のことですが、梅干しの種を石で割って実を食べたり、魚の骨をストーブで焼いて食べたり、みかんの皮を乾燥させて食べたり(苦くて美味しくはない)、いろいろやっていました。
 その気になれば、いろいろあるものです。食べ物の豊富な時代にはむずかしいかもしれませんが。
 ここで、私が森下敬一さんから学んだ2つのことを紹介します。
 最初は、小魚(こざかな)に関してです。
 森下さんは動物性食品の過食をいましめています。
 いっぽう、一物全体食の関連では小魚を勧めています。
 しらすからいわし(小さいもの)くらいまでなら、だれでも全体を食べることができます。骨も食べますから、気になるカルシウムも補えます。
 森下さんは、牛肉に関し、「もし牛を丸ごと食べるのなら良い」といったことを書いています。逆にいえば、牛は丸ごと食べられないから、牛肉は勧められないと言っているのです。
 つぎは海草に関してです。
 つい最近知ったのですが、森下さんは「海草はどの部分を食べても一物全体食になっている」といったことを書いています。昆布などの、食べ物としての良さを言っているわけです。そして、無理に根昆布を食べる必要はないということにもなるでしょうか。
 私たちは、もっと海草を食べてもよいような気がします。
 ただし、異常に沢山食べるのは禁物ですが。
(二〇〇五年七月十一日)

◆身土不二(1)
 ヨーグルトの過食の可否との関連で、「身土不二」という四字熟語を思い出しました。 身土不二は、しんどふじと読みます。
 普通、ほとんど聞かない言葉です。
 手元の国語辞典や漢和辞典には出ていません。
 ところが、身土不二は、自然医学・食養法の多くの本で解説されています。
 前に取り上げた一物全体食と双璧です。
 意味ですが、身土不二の身は人の体、土は草木を含めた土地、不二は一体であることです。
 全体としては、「人は自分の暮らす土地と一体であるべきだ」といったことです。
 食べ物に関しては言えば、「人は自分が暮らす土地から、季節ごとに得られるものを食べるべきだ」ということです。
 そして、そうすれば病気になりにくいというのです。
 さて、ヨーグルトに戻ります。
 「ヨーグルトは沢山食べたほうが良い」という意見と、「ヨーグルトの過食は危険である」という意見の両方を聞いたとします。
 皆さんどうしますか。
 どちらが正しいか迷うでしょう。
 だからといって、私たちが学術論文を読むわけにもいきません。
 こんなとき「身土不二」がひとつの判断基準になります。
 高温多湿で草木のよく育つ日本の土地では、乳牛を飼う必要も習慣もありませんでした。
 ですから、「ヨーグルトは日本では常食にはしていなかった。だから、たくさん食べるのは良くないかも知れない」と考えてみるのです。
 この説明、ちょっと「身土不二」とニュアンスが違うかも知れませんが、拡張解釈の範囲かと思います。
(二〇〇五年十月一日)

◆身土不二(2)
 身土不二は食べ物に関していえば、「自分が暮らす土地から…季節ごとに得られるものを食べるべきだ」ということです。
 これを読んで、皆さま、どのように感じますか。
 私の場合、普段食べている物が、どこでとれたものかは殆ど意識していません。
 私は、東京圏に住んでいます。
 私の自宅の周辺には田畑はほとんどありません。
 私の食べ物の多くは他県、他国でとれたものです。
 ですから、「自分が暮らす土地から得られるもの」にこだわっていられません。
 そのため、普段、身土不二を意識することはほとんどありません。
 身土不二に関連して、多少意識するのは果物についてです。
 いま、果物は南方産のものがたくさん売られています。
 バナナとかパイナップルなどです。
 これらのものは水分が豊富です。
 そのため、熱帯など暑い地域向きの食べ物です。
 熱帯地域の人が食べれば、果物が体を冷やしてくれます。
 ところが、これを温帯地域に住む人が沢山食べると、体が冷え、病気につながりかねないのです。
 熱帯産に限らず、国内産の果物についても、たくさん食べるのは弊害がでてきます。特に寒い季節に。
(追記)身土不二によれば、野菜や果物は、初物(はつもの)でなく、最盛期(旬、しゅんと読みます)のものを食べるべきだ、ということになります。そのため、経済的でもあります。
(二〇〇五年十月六日)

◆対症療法
 対症療法(たいしょうりょうほう)は、病気治療を考えるうえで、極めて重要な言葉です。
 しかし、あまり聞かない言葉でしょう。
 たとえば財政改革について、「税のアップなどの対症療法ではダメで、行政改革など本質的な問題を解決しなければならない」といったふうにです。
 医学用語としての対症療法(対症適応)ですが、私の手元にある南山堂医学大辞典では、つぎのように説明しています。
「治療上、病の原因を顧慮することなく、病の結果である症状にのみ着目し、これを除くために種々の薬物を適用することをいう」
 つまり、対症療法は病気の原因を基にした本質的な対策ではなく、症状だけをみた対策だというのです。
 そして、その例に薬の使用をあげています。
 なお、病の原因を考慮した措置は原因療法(原因適応)といいます。
 さて、われわれの病気に話を移します。
 現代日本人の慢性病の原因の大半は「食事の乱れ」にあります。
 そのため、慢性病に直面した人は、「正しい食事」に戻ることが原因療法です。
 そうでなく、薬や手術など、食事に着目しない多くの他の療法は対症療法なのです。
 対症療法は必要です。
 長い人生のなかで、対症療法のお世話にならない人はいないのです。
 しかし、対症療法では将来に向けて病気の完全に近い回復はないのです。
 ところが、病院で行う多くの治療は対症療法です。
 このことは、お医者さんも認めるところです。
 お医者さんによっては、「病院は病気の進行を(対症療法で)くい止めるだけです。ですから、回復のために、ご自分で病気のために良いと思ったことはしてください」などと言っています。
 さて、食事を変えるのが原因療法といいましたが、すべての場合にあてはまるのではありません。
 過労死するほど働いて病気になった人は、仕事を減らすことが原因療法です。
 その場合、食事を変えるのは副次的対策で対症療法といえるでしょう。
(二〇〇五年十月十六日)

このブログへの投稿を終了するにあたって

 本日をもって、このブログへの投稿を、すべて終了いたします。
 多くの方々にお読みいただき深く感謝いたします。

 このブログは、当面、このままで残しておきます。
 たまに再訪問していただければ幸いです。

(お知らせ1)
 このブログの内容やその他のことについて質問等がございましたら私宛メール(imaizumiy@air.ocn.ne.jp)をください。
 分かる範囲でご回答などをさせていただきます。

(お知らせ2)
 5月30日の「お知らせ」もごらんください。

3222

おわりに

 専門外の者が挑戦した健康論であったが、当初の予想より苦戦した。それは、これまで私が勉強不足であったからだ。
 今回、書く機会を得たことにより、私にとって新しいこと、また理解不十分だったことを勉強することができた。このため、私自身、いままでよりもっと健康にすごせるのではないかと思っている。

 書き終えての感想として、食養法をめぐる状況を25年前と比較しておきたい。
 まず、よくなったことは、玄米など未精白穀物のよさが広く知れわたったことである。スーパーで玄米や胚芽米が売られ、会社の食堂に麦飯や玄米食があり、駅前の食堂に麦飯があったりする。25年前にはあり得なかったことである。さらに、発芽玄米や玄米粉も発売され、未精白穀物を食べる環境は確実によくなった。

 いっぽう気になることもある。それは、食養法の基本を書いた本を手に入れにくくなったことである。大書店でないかぎり、書店の棚で見つけることはむずかしくなっている。また、著者の高齢化が気にかかる。どうも食養法の指導者には、後継者不足があるようだ。

 おわりに、2つのことを提言しておきたい。

 ひとつは、まず、どんな方法でもよいから、できるだけ未精白穀物を食べてもらいたいということである。そして、そのような努力をつづければ、ごく自然に健康への道が開かれてくるのではないか、と私は思っている。

 つぎは、食養法の基本をしっかり身につけてもらいたいということである。食事を変えて一時的に体調がよくなることがある。しかし、基本を理解していないなら、やがて食事は元に戻り、体調も悪くなっていく。食養法の基本は決してむずかしいものではない。いやむしろやさしいものである。だれでも多少勉強すれば、すぐに本質を理解できる。だから、少し努力して、ぜひ基本を知ってもらいたい。

(『食物健康法』の連載は今回で終了です)

4−5 玄米酵素の使い方

 ある社によると、玄米酵素とは、「玄米、胚芽、表皮、食用牡蠣(かき)殻カルシウムを発酵させ、大豆プロテインを加えて粉末状にした」ものである。顆粒(かりゅう)と粉末があるが、粉末の玄米酵素の感じは、きなこの粉に似ている。

 玄米酵素は、私が、いま愛用するただひとつの健康食品である。
 私は玄米酵素とは長いつきあいがある。玄米菜食に切りかえると同時に使ったきた。
 玄米酵素を食べる(1回2〜3g)と、どんな効果があるのか。それは、白米と玄米酵素で、玄米を食べたのと同じような効果が得られるのである。

 玄米酵素はどんなときに食べるのか。
 まず、白米しか食べられないときである。旅行のときや人と一緒に食事をするときなどである。そんなときは、玄米酵素を持ち歩き食後に食べている。

 つぎは、お菓子など、いろいろな物を食べたり、深酒したときなどである。そんなときは、多めに玄米酵素を食べている。

 さて、私は、玄米を食べているので玄米酵素は例外的に使っている。しかし、玄米食をできない人は、毎日毎食、玄米酵素を食べるのがよい。また、そのように使っている人もたくさんいる。そうして、半病人から健康人に変わっている。

 私は、長年、玄米酵素を愛用してきたが、特に難点はみあたらない。ただ、毎日3食玄米酵素を食べると月に数千円の出費となる。

(お知らせ)玄米酵素に関するホームページを新しくしました。内容は同じですが、読みやすくしましたので、覗いてみてください。
「玄米酵素の紹介」

4−4 発芽玄米と玄米粉

「玄米を食べるのは、おもに皮と胚芽から栄養素をとるためである。だから、玄米じたいを食べなくても、他の方法で穀物の皮と胚芽を食べればよい。そうすれば、ビタミン、ミネラル、繊維質がとれるのである。」
これは、1−5で書いたものである。大事なことだと思ったので再度のせた。
1−5では、玄米に代わるものとして、いくつか並べておいた。しかし、情報がたりないと思ったので、発芽(はつが)玄米と玄米粉について紹介することにした。

〔発芽玄米〕
・玄米をほんの少し発芽させ、やわらかくした米。
・やわらかいので玄米よりかむ回数が少なくてすむ。
・白米に混ぜてたくのが普通。電気ガマで簡単にたける。
・私が食べた感じでは、けっこう歯ごたえがあった。
・米を売っている店には、たいてい売っている。

〔玄米粉〕
・リブレフラワーという商品名で市販されている。
・リブレフラワーは玄米を高熱で煎(い)って微粉末化したもの。
・10〜30g食べれば玄米食の効果がある。
・微粉末のため、そのまま飲食することができる。旅行などにもっていき、お湯に入れて飲めば玄米食の効果が得られる。
・スープやシチューに加えたり、パンやクッキーの素材にもなる。
・離乳食や老人食にも利用できる。
・製造元は螢轡リオMA(03−5511−8871)。
・自然食品店、デパートや大手スーパーの自然食品コーナー、一部の薬局などで購入できる。
・便利すぎるくらい便利であるが、料理に入れると、入れた人しか玄米粉が入っていることを意識できない。

4−3 自然食品店

 自然食品店は歴史があり、社会的に定着したものである。
 私は自然食品店のファンである。買う物は少ないが、長い間、ほそぼそとかよってきた。
 今回この冊子を書くにあたり、自然食品店、数店にいってみた。そこであらためて感じたことは、「自然食品店は食養法を推進する役割を確実に果たしている」ということであった。

 以下は、私自身を中心にしてみた自然食品店の利用の仕方などである。

〔自然食品店で買える物〕
・無農薬野菜・果物
・未精白穀物(玄米、麦、雑穀、発芽玄米など、いずれも無農薬)
・全粒粉の菓子、胚芽入り菓子など
・無添加食品(お菓子、調味料、インスタントラーメンなど多数)
・健康食品
・その他、化粧品、石けん、はみがきなどまで多数

〔自然食品店から得られる情報〕
 以下は、おもに私の体験をもとにしたものである。
・健康食品や全粒粉菓子などで、ほしかったものを発見できる。
・玄米や雑穀のたき方などを教えてもらえる。
・食養法の参考書を貸しくれる(店がある)。
・カイロプラクティクを紹介してもらったことがある。
・健康に関しアドバイスをもらったことがある。

〔自然食品店の探し方〕
 電話帳(タウンページ)の『健康・自然食品』欄をみれば自然食品店をさがせる。 ただ、残念なことに数は多くはない。小都市には自然食品店がないのが普通である。 しかし、薬局やスーパーなどに自然食品のコーナーがあることもある。そのなかに は、店員さんとコミュニケーションをとれる店もあるかと思う。

4−2 食養法の雑誌

 食養法を学ぶための雑誌を紹介します。「健康」をテーマとする雑誌はたくさんありますが、食養法にしぼった雑誌はあまりありません。以下に2つ紹介します。

 愀鮃ファミリー』(月刊) 衒戸書院(電話03−3202−9611)
 文理書院は食養法関係の本をたくさん出しています。この雑誌は50年以上の歴史があり、私も前から知っていましたが、親しみやすく大衆的なにおいのする雑誌です。
 同社によると、この雑誌は「健康な家庭づくりをめざす健康総合雑誌」で、4本柱は「自然食による健康法」「生活に役立つ特集記事」「これが自然食の献立」「現代医学・栄養学に鋭いメス」となっています。書店で買えます(510円)が、直接注文もできます(6か月分送料とも3060円)。

◆惻然医学』(月刊) 国際自然医学会(電話03−3816−3966)
 森下敬一氏が会長の国際自然医学会が発行する雑誌です。国際自然医学会に入会すると『自然医学』が毎月送られます。1年間(年会費)6千円です。書店では買えず、直接申込みとなります。なお、会員には同医学会の講演会などに参加できる特典があります。雑誌の内容は、自然医学の解説、治療報告、文明論・文化論、投稿など多彩です。『健康ファミリー』より密度が濃い感じですが、親しめる頁もたくさんあります。

4−1−2 食養法の図書

Α惴躾の恐怖』 中嶋孝司 展望社 2002年
 副題は「食べるな、それが生命を縮める」。著者は元事業家。大病後食生活を改め食養法の研究をはじめた。食養法全般を扱っているが、「食養は食物修養」と考える著者の人生観がにじみ出て味わいのある本である。『減塩の恐怖』の記事も豊富。

А愾匿のすすめ』 幕内秀夫 東洋経済新報社 1995年
 著者は栄養士。食生活の個人相談、病院の食事相談を担当。粗食とは「日本の豊かな風土の中から生まれてきた素晴らしい食生活」のこと。主食をごはんに戻し、それに合うおかずをとることに基本をおく。幅広い視点から書かれている。著者には講談社新書・文庫を含め沢山の著書があるが、どれを読んでもよいと思う。

─惴渋緘如食物養生法』 鶴見隆史 評言社 2002年
 著者は開業医。現代医学から漢方、中国医学、鍼灸を経て食養法にたどりつく。本書は豊富な知識が反映された力作で、初心者向きではないが、他の本2〜3冊を読んだ後に読むとよい。患者の食事指導には玄米でなく玄米粉を使っている。著者は今後の20年間、食養法の理論的指導者の一人でありつづけると私は見ている。

『ガンは恐くない』 森下敬一 文理書院 2001年
 ガンに焦点をあてながら森下自然医学理論を展開した本。これを読むと、自然医学、食養法そして森下理論のすばらしさに感動し、きっと、もっと勉強したくなるはず。
 食養法関係の本を2〜3冊読んだあとに、この本を読むことを勧めたい。

(図書の選択などについて)
 上記の本などを2〜3冊読まれることをおすすめします。上記の本なら、どの本から読んでも興味がわき、きっと、もう1〜2冊読みたくなると思います。

 どれかを選べと言うのなら、私は、まず、森下氏の『慢性病は食べ物で治る』をすすめます。森下氏の著書は、現代の科学志向の強い人たちをも納得させるように書かれています。また、この本は活字も大きく分量も適当だと思います。

 なお、上記のそれぞれの本は、書店では「家庭医学」の棚に置いてあります(文庫と新書はそれぞれの所)。しかし、大きな書店でないかぎり、置いてないのが普通です。そのため、書店をとおして注文することが多くなると思います。

4−1 −1 食養法の図書

 食養法を学ぶための本を紹介します。たくさんあるなかから、私なりに選びましたが、選定基準は、/養法の全体をつかみやすいこと、△任るだけ新しいこと、C者が生存中であること、の3点におきました。
 なお、下記図書は全部1,600円以下なので定価は表示しませんでした。

 慄性病は食べ物で治る』 森下敬一 経営実務出版 1983年
 著者を自然医学の第一人者と言う人が多い。本書はサラリーマンの日常生活・食生 活に焦点をあてながら、食生活の改善の仕方を解説している。また、慢性病を個別に取りあげ「食べ物で治る」ことを解説している。読みやすく入門書としても最適。

◆愀鮃的にやせたい人が読む本』 森下敬一 三笠書房(文庫) 1990年
 副題に「しっかり食べてやせる方法、教えます」とある。肥満解消がテーマであるが食養法の基本が全て書かれている。読みごたえは十分ある本。森下の、東城のぁ△気蕕貌永幻砲寮亳況誥蕕涼書を読めば、三笠文庫のみで食養法が勉強できる。

『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』 森下敬一 三笠書房 1990年
 文庫。食養法の基本について解説したあとに、各論で病気別に「クスリをいっさい使わない病気の治し方」を解説している。対象は、アレレギー、胃潰瘍、胃弱、うつ病、カゼ、肩こり、ガン、肝臓障害、狭心症、下痢症、高血圧症、更年期障害、痔、歯槽膿漏、食欲不振、神経痛、腎臓病、精力減退、喘息、痛風、頭痛、低血圧 症、糖尿病、脳卒中、皮膚そう痒症、肥満、疲労、貧血、不眠症、便秘、膀胱炎、むくみ、胸やけ、めまい、腰痛

ぁ愎生活が人生を変える』 東城百合子 三笠書房(文庫) 2002年
 著者は栄養士。結核を玄米菜食で克服後食養法を勉強した人。本書の母体は75万部出た『家庭でできる自然療法』。食事の仕方から自然療法まで解説あり。「玄米食が苦手な人への応用編」として未精白穀物のいろいろな食べ方が書かれている。

ァ悒魯淵声 玄米菜食』 花田美奈子 竹内書店新社 2002年
 著者は元レストラン経営者。病気になり玄米菜食に取り組む。その後、玄米菜食レストランを経営。食養法の全体像が分かりやすく書かれている。基本的事項もすべて書かれており入門書としても最適か。「ハナダ式玄米菜食」のレシピ付。

3−8 全く逆の健康法が出てくる理由

 私は朝食をとっていない。朝食をやめてから20数年になる。食べないのは「内臓を休ませる」ためで、食養法の指導者の教えを受け入れた。いっぽう、「朝食ぬき」は評判が悪い。「朝食をとりなさい」との指導・宣伝がどんどん出されている。

 私がここで問題とするのは、朝食をとるべきかどうかではなく、健康法に関し、まったく逆の見解が出てくることについてである。

 単なる好き嫌いなら意見が分かれて当然だ。しかし、朝食をとるのがよいかどうかは、医学や栄養学、即ち科学の分野のことである。正反対の意見が出るのは納得できない。ところが、現実は、相反する見解がどんどん出されているのだ。

 なぜ、対立した見解の出るのだろうか。理由をいくつか示しておこう。

 第一は、現代医学と食養法・自然医学の見解のちがいである。これまで、いくつか例を示してきたが、朝食をめぐっても、この2つの医学で対立している。

 第二は、商売目的の見解が出るためである。生産者団体は自分たちがつくる食品は体によいと宣伝する。どの業界も、皆、ほぼ同じである。しかし、それが宣伝とわかれば読む人も割り引いて聞く。しかし、研究者の意見のような形で出されることもあり、読者が惑わされてしまう。

 第三は、アメリカやアメリカ人の動向に過剰に反応した見解が出るためである。昭和20年代には、アメリカの影響でパンや牛乳がよいとされた。最近では、「塩分ひかえめ」やタバコの害に対する過剰な反応などにアメリカの影響が強く感じとれる。

 第四は、立場を維持するため、自分の思ったこととは別の見解をいう人がいるためである。一般に、公的立場で地位の高い人は、自分の見解をいうことはむずかしい。正直に発言すると、それによって被害を受ける業界の猛反発を受けることになりかねず、地位の維持がむずかしくなるからだ。

 第五は、経験や実験の仕方のちがいから出てくる見解の対立である。これは現代医学の医者のあいだにもあるし、食養法の指導者のあいだにもある。

 以上、対立する見解が出てくる背景を並べてみた。相反する見解に出あったら、それが出てくる背景を考えてもらいたい。案外簡単にわかることがあるかも知れない。

3−7 便秘のなかった村

 当初、「便秘」の項目は予定になかった。しかし、玄米の「特によい」ことのひとつは「便秘しない」ことである。そこで、その体験を伝えたいと思い書くことにした。 玄米を食べるとほとんど便秘しなくなる。これは、玄米を食べて健康になった人の体験談に、しばしば書かれていることである。

 私も便秘の悩みはない。トイレにいる時間も短い。ただ、旅行のときは別である。出張に玄米弁当をもっていっても便秘する。緊張のせいだろう。しかし、ふだんは苦労はほとんどない。とにかく玄米食は楽である。

 むかしの人は便秘で悩んでいたのだろうか。ぜんぼうを知るのはむずかしいが、たまたまひとつの例に出あったので紹介しておこう。

 『人間の原点をここにみる』(農文協文化部著、1977年)という本がある。これは、日本の長寿村の生活を記録したものであるが、このなかに「便通」を語ったところがある。岩手県の有芸村(うげいむら、今は岩泉町有芸、日本第二位の長寿村)の老人たちが、「長寿の秘密はどこにあるか」という質問に答えた一節の中にある。

 ある老人はこう言う。
「昔しゃ、秋田椀とゆうて、いまの茶碗の倍ぐれえのやつで二〜三杯たいらげてしまう。カヤ屋根のふきかえを手伝いに行くと、麦や粟(あわ)に小豆の入ったごはんが、その秋田椀に和尚さんの頭みてえに盛り上げて出されるんでやす。大根おろしをおかずに二杯は食わねば、力が出んのでやすな。きたねい話だども、そんだけ食うと返しも早よう、それも余計に来やす。とにかく通じがようて、腹の具合もええ」

 また、別の老人はつぎのように言う。
「稗(ひえ)・麦ばかりでなく、ドングリはじめここでとれるものを何でも食べたのがよかったのでは?毒になるものも、毒にならないものもいっしょに食う。それも大量に食べて大糞をたれて、通じがよかったのが健康のもとだ」

 食べる量が多かったのは、いろいろ理由があるようだが、おどろくほど通じがよかったようだ。これなら長生きするのも当然だと思えてくる。便秘で悩んでいる人は、玄米など未精白穀物を食べ、自分の体で、そのよさを体験してもらいたい。

3−6 肥満のない世界もある

 私の会社勤めのとき、同僚のなかに、とつぜん倒れた人、とつぜん亡くなった人は何人もいた。40代、50代の人である。いま思いだしてみると、過労が原因の人は別として、倒れた人の多くはかなり太っていた。やはり太りすぎはよくないようだ。

 肥満の人、肥満ぎみの人はたくさんいる。そして、それがあたり前になっている。しかし、肥満は時や場所をこえてどこにでもあるものでは決してない。

 まず、少しむかしの話になるが、私の小学校5年生から大学卒業までのことを思いだしてみよう。1951年から62年のことである。この12年間、私は太った人をほとんど見ていない。まず、同級生にはまったく記憶はない。アルバイトをしながら大人もたくさん見ていたが、高校生までは太った人をみた記憶は、中学校の先生ひとりくらいである。本当に太った人に出あったのは1961年がはじめてで、ある大学教授が超肥満であった。私の子どものころは肥満は例外だったのだ。所得が低いためか、食べすぎることもなく、また、食事も西洋化していなかった。

 つぎは、1979年、食養法を学ぶ通信教育のスクーリングでのことである。ここには、20代から50代くらいまで、80人以上の男女の生徒がいたが、そのなかで太り気味の人は男性ただ一人であった。あとは皆、しまった体でしまった顔をしていた。食養法を学ぶ人の集まりだから、当然といえば当然であるが、飽食の時代に太った人のいない集団もあるのだ。

 われわれの周囲は肥満者であふれている。一例をあげておこう。一時、私は仕事仲間と年に何度か出張で同じ旅館に泊まり、いっしょに風呂に入っていた。おもに、50代の人たちだった。私はかれらの肥満ぶりにおどろいたものだ。まるで「象さんのよう」と心のなかで思っていた。背広のままだとよくわからないが、風呂に入るとよくわかる。しかし、現代では、像さんのような人は決して例外ではない。

 肥満は玄米菜食プラス小食で必ず解消される。私も、むかし、肥満というほどではないが60キロ以上あり、やや太り気味であった。それが食事を切りかえて54キロほどになった。その間、苦労や苦しみはまったくなかった。体重が正常にもどると動きやすく何かと楽である。

3−5 週に一度は好きなものを

 食生活を切りかえるのは楽ではない。好きな物が食べられなくなるからだ。しかし、がまんしようとするとストレスがたまる。私は玄米菜食にしてから27年以上になるのに、いまだに子どものころに好きだったものに手を出している。そんなときに思い出すのが、ある医者のつぎの言葉である。
「土曜の晩など、家族が全員そろい、明日は日曜日というくつろいだ雰囲気のときに、週一回お好みを存分に食べる機会を設けることは、かえって平生を正すのに好都合と考えられる。」(小倉重成『自然治癒力を活かせ』)

 私は玄米を食べることにまったく違和感はない。白米ごはんを食べたいと思うことはない。しかし、白米を使った寿司やカレーライスは食べたくなる。また、ラーメンも食べたくなる。カレーやラーメンは子どものときによく食べていた。私がそれらを食べたくなるのは、おもにストレスがたまったときである。

 私は、好きな食べ物は子どものときに決まると思っている。そして、それは簡単には変えられない。だから、肉好きな人は、玄米菜食にしたからといって、いっきょに肉をへらすのはむずかしいと思う。それをむりやりへらすと、基本の玄米菜食じたいをやめることにもなりかねない。重い病気でもないかぎり、はじめはそれほどきびしくする必要もないし、また、きびしくできないものである。人は機械でないから、機械にさす油を変えるようにはいかないのである。

 ここで、私の体験をひとつ書いておく。私は子どものころからラーメンが好きだった。そして、それはずっとつづき、玄米菜食に切りかえたのちも食べていた。しかし、いまでは店でラーメンを食べることはほとんどない。それは、ラーメン屋さんのラーメンは油が強く感じられ、食後も油の感じがのこりすぎるためである。
 私は、がまんしながらラーメンをやめたのではない。自然と体がほしくなくなったのである。

 肉好きの人も、菜食中心の食事に変えれば、そのうち自然と肉から離れられるのではないか。ちなみに、私はラーメンが食べたいときは、自然食品店で油分の少ないインスタントラーメンを買って食べている。

3−4 自然塩を使おう

 塩には化学塩と自然塩がある。化学塩は海水を電気分解してつくった塩である。自然塩は海水や岩塩をとかした水を原料とし、それを煮つめたり太陽熱でかわかして取りだした塩である。
 いま、食品店にいくと何種類もの塩が売られている。化学塩は精製塩という名前で売られている。発売元は、専売公社から引きついだ塩事業センターである。自然塩は、多くの会社から商品がでており、その数は数百にもなるという。

 化学塩と自然塩は、どこがちがうのか。
 まず、成分のちがいである。化学塩は塩化ナトリウムが99%以上で、他のミネラルはほとんどない。塩というより化学物質である。自然塩は、塩化ナトリウムが80〜90%で、そのほかマグネシウム、カルシウム、カリウムがふくまれており、さらに多くのミネラルも、微量ではあるがふくまれている。

 つぎは、味のちがいである。化学塩は塩からいが、自然塩はふくみのある味がする。私が化学塩から自然塩に切りかえたときに、いちばん先に感じたのはつけ物の味のちがいであった。化学塩のつけ物は塩からいが、自然塩のつけ物は味にふくみがあり、塩のほかに何かの調味料を加えたような感じがした。

 問題は人の体に対する影響のちがいである。
 「化学塩から自然塩に切りかえて病気が治った」という報告がたくさん出ている。あるときテレビを見ていたら、塩を切りかえて糖尿病がよくなったという人、高血圧が治ったという人が紹介されていた。私は、そのような話は、そのときはじめて聞いたのだが、本を見ると同じような話がたくさん報告されている。

 なぜ塩を変えただけで病気が治るのだろうか。私が調べたところを要約すると、「人の血液の成分に近い塩をとることにより、体のなかのバランスがよくなり、それが体調をよくして病気も治す」といったことになる。
 自然塩は少し値段が高いが、家庭で使う量は多くない。だから、ぜひ自然塩を使ってもらいたい。なお、塩の問題を扱った本は何冊も出版されているが、4−1に紹介した『誤食の恐怖』(中嶋孝司著)が、減塩の恐怖の問題を詳しく書いている。

3−3 ガンはこわくない

 ガンはこわいものである。ガンは日本人の死因の第一位であり、2001年には30万以上がガンで死んでいる。だから、こわくて当然である。
 ところが、私にはガンの恐怖心はない。まったくとはいわないがほとんどない。恐怖心がなくなってから、もう20数年にもなる。ガン全盛の時代に幸せなことである。

 なぜ、恐怖心がないのか。それはガンができる理由をつぎのように考えるからだ。
  〆挧Δ老豈佞らつくられる。
  ▲ン細胞は悪い血液からつくられる。
  7豈佞歪欧任弔られる。
  ぐい血液は腸の中の悪い状態でつくられる。
  ツ欧涼罎琉い状態は、腸に入ってくる悪い食べ物でつくられる。
  Πい食べ物はガン細胞につながる。

 以上は、森下敬一氏などの解説をもとに、私が、私なりにまとめたものである。

 ,らΔ里Δ繊⇒論的にみて大事なのは、の「血液は腸でつくられる」である。これは腸管造血説といわれるが、発見者の名をとって千島・森下学説ともいわれている。そして、「血液は骨髄でつくられる」(骨髄造血説)とする現代医学と対立する。腸管造血説をとる人は、「血液は腸でつくられる」ため食べ物を大事にする。

 少しめんどうなことを書いたが、私は、正しい食事ならガンはできないと思っている。もちろん、ガンの原因が食事だけと思っているわけではない。ストレスも原因だとする説を否定しない。しかし、私は食事のウェイトが大きいとみている。

 もし、私がガンになったらどうするか。玄米菜食をしていても、食べすぎなどでガンになった人もいるという。私も食事が乱れてガンにならないともかぎらない。
 しかし、それでも私はガンを恐れない。ガンになったら、食養法の指導者のもとで食事や断食の指導を受け、自然治癒力を回復させてガン細胞を消せると思っている。

 さて、これらの話をどう思うだろうか。「ガンが消えるなんて信じられない」という人もいるだろう。しかし、「食事を変えてガンが消えた」といった治療報告や患者の体験談は、食養法関連の本には、あり余るくらいあるのである。

(参考)『がんを克服するための諸情報』というブログ(ホームベージ的なもの)を立ち上げましたのだごらんになってください。

3−2 病院は万能ではない

 いま、病気になった人で、病院以外の治療機関にいく人がふえている。
 2〜3年前のことだが、ある週刊誌に「スポーツ選手が故障したとき、どこの医療機関にいくか」についてのアンケート調査の結果がでていた。一流に近い選手が対象であったが、答えは、病院にいく人が約半数で、あとの半数はカイロプラクティクなど病院以外にいっていた。スポーツ選手には病院万能の意識はないようだ。

 いっぽう、病気になったら文句なしに病院という人もいる。病院のほかは見向きもしないのだ。私はその人たちをみていて、「頭がかたい」と思ったこともあったが、いっぽう彼らの気持もわからないではない。それは、むかしの私がそうであったからだ。私は、日本の伝統的な治療院の看板などをみながら、「これは何だろう」と思っていた。世のなか全般が西洋科学に傾くなか、私にも偏見ができてしまっていたのだ。

 現実を冷静にみれば、病院すなわち現代医学の力が限られているのは明らかである。むしろ、得意分野はそれほど多くない。現代医学は緊急医療ともいわれるそうだが、応急措置には強くても、慢性病などには弱いのである。

 ここで、私と病院以外の治療機関とのかかわりついて言っておこう。

 まず、腰痛治療のことである。あるとき、私の家族が腰痛になった。病院やマッサージにいったがよくならず、困りはてた私は、自然食品コーナーのある薬局にいって「腰痛によくなる薬はないか」と聞いてみた。店主は「腰痛にきく薬はない」といいカイロプラクティクを教えてくれた。そこへいったところ3回ほどで全快した。

 つぎは、私が円形脱毛症になったときのことである。「病院にいかないと頭の毛が全部なくなるよ」と知人の看護士から言われたが、私は病院でなく漢方薬局にいった。そこで薬を買い生活指導を受けた。そして難なく治ってしまった。

 私が経験したように、病院以外の治療機関も、それぞれ力をもっている。そうしたことが知れわたってか、近年、病院以外の所にいく人がふえる傾向にあるそうだ。ところが、相変わらず病院、つまり現代医学しか信用できない人がいる。もっとも、「病院しか信用できないから、ほかにはいきたくない」というのなら、それはそれで仕方がない。しかし、健康になりたいのなら、よく現実を見てもらいたい。

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