「正しい食生活」で健康に

体調不良の原因の大半は「食事」です

2005年11月

運動が先か健康が先か

 慢性病の人に対する現代医学の指導に「運動」が入っています。
 いっぽう、自然医学・食養法の指導者は、どちらかというと運動、運動と言わないようですが、それでも運動の必要性は言われています。

 これについて私はつぎのように考えています。
 「体調不良の人に運動、運動といって責めるのは良くない」と。
 それは、体調不良や慢性疲労の人が運動をするのは、けっこうつらいことだと思うからです。
 これは私の経験にもとづくことでもあります。

 私は、「まず、食事を中心とした生活習慣を改めることで体調を良くし、その結果、気がついたら自然と体を動かしていた」という状態が望ましいと思っています。
 「自然に体が動いた」量が多くなれば、意識的に行う運動の量は少なくてすみます。
 そうすると「運動をしなければ」というストレスもへってきます。

 私は、食事を変えてから「運動」のストレスは減りました。 
 それは、普通ならバスに乗る距離を歩いてしまったとか、エレベータを使わないで階段を登るようになったというようなことが多くなったからです。

 「鶏が先か、卵が先か」は結論は出ないでしょう。
 いっぽう、「運動が先か、健康が先か」に関していえば、私は健康が先だと思っています。
 食事など生活習慣を変えることを優先し、「無意識のうちに動いていた」というような体調をつくりましょう。

(注)働き過ぎも運動不足に結びつくと思います。明日に持ち越しても良い仕事は明日に持ち越し、タクシーやバスに乗らないで、歩く余裕を残しておくのが良いと思います。

良く噛むことについて

 良く噛む(かむ)ことは大切です。
 噛むと唾液(だえき)が出ます。
 唾液の効用は多々あるようですが、特に唾液に含まれるでんぷんの消化酵素が大切です。
 でんぷんの消化酵素は胃では出ないのです。

 自然医学・食養法の指導者も良く噛むことを勧めています。
 「噛むだけで健康になれる」とか、「良く噛む子どもにアトピーはいない」などいった話も聞かれます。

 私も噛むことの効用は認めています。
 そのため、食事をしながら「噛むことは良いことだ」と思い出すこともあります。

 しかし、私は「噛め噛め」を強調しすぎるのは「説教健康法」だと思っています。
 説教健康法は私の造語です。

 重い症状の人は別として、普通の人が「噛むこと」を意識しながら3度の食卓につけるでしょうか。
 無心に食べるのが人の本来の姿のはずです。

 話は飛躍しますが、以前に本で読んだ話を紹介します。
 明治から大正にかけて活躍した内村鑑三という宗教家(キリスト教)がいました。
 彼はアメリカでの生活についての感想の一つとして、つぎのような趣旨のことを書いています。
 「昼食はひとりで食べたい。だれかと一緒に食べると『関係代名詞は何を使うのだったか』などと考えてしまうから」(原文ではありません)

 内村鑑三の英語力は相当だったでしょう。
 しかし、あくまでも日本育ちの日本人です。
 英語も日本語並みというわけにはいきません。
 そのため、(英語で)だれかと話しながら食べると、食事がおいしくなかったのでしょう。

 噛むことについても同じです。
 意識しすぎては食事がおいしくなくなります。

 私は、「普段から歯ごたえのあるものを食べていれば、自然と噛む習慣がつく」と思っています。
 たとえば、発芽玄米入りのごはんですが、これはけっこう噛ごたえがあります。
 これを常食していれば、他のものを食べても、無意識のうちに、他の人よりも多く噛んでいるはずです。
 発芽玄米に限りません。皮つきのリンゴやこんにゃくなどもけっこう歯ごたえがあります。

 噛め、噛めと説教せずに、歯ごたえのものを食べる(食べさせる)のが健康への近道だと思います。

(参考1)私は人と一緒に食事をすると多少あせることがあります。食べ終わるのが一番遅いためです。私は、一日一膳ですが玄米を食べています。そのため噛む習慣がついており、白米を食べてもたくさん噛んでしまうのです。

(参考2)混んでいる食堂で昼食をとると、待っている人のことが気になり、ついつい、あまり噛まないで食べることになります。ゆとりのある環境で(時間的ゆとりも含めて)食事をすることが噛むことにつながります。

(参考3)徹底的に噛んでみて(体験記) - を書きましたので、ご参考にしてくたさい。

健康食品論(その2)

良い健康食品が捨てられる?(健康食品論4)

 せっかく買った「健康食品を捨てた」という人がいるようです。
 そうした人を私も何人か知っています(3種の商品で)。

 捨てた理由は「自分の体質に合わない」と思ったためです。
 具体的にいうと、それを食べたら、「かゆくなった」、「下痢をした」、「眠くなった」などです。
 つまり、食べた人にとって好ましくない症状が出たのです。

 食事療法などの過程で出てくる好ましくない症状のことを、東洋医学系の世界では好転反応と呼んでいます。
 振り子反応、めんげん、体質改善反応などと言うこともあります。
 症状が強く出たため入院したケースも聞いています。

 さて、好ましくないことを、なぜ「好転」というのでしょうか。
 それは、治療の始めに出る好ましくない症状は、やがて体調が良くなる過程で出る一過性のもので、その症状を境に体調が好くなるという意味で「好転」なのです。

 好転反応の意味を知ることは、健康食品を食べはじめる際に、きわめて重要なことです。

 好転反応の出方は人によって違います。
 一般的に体調不良の人ほど強い症状が出ます。
 もっとも強くで出るのはアレルギー体質の人でしょう。
 また、薬を多用していた人にも強く出ます。
 
 さて、ここで大切なことをひとつ書いておきます。
 仮に、あなたが健康食品を食べ好転反応が出たとします。
 その際、「その健康食品は自分の体質に合わない」と思ってはいけません。

 逆に、その健康食品は「効能の高いもの」と思うべきです。
 さらに、その健康食品は「多くの人の体調に合うように作られているはず」と思うべきです。

 そうすると、それを食べたあなたに強い症状(反応)が出たのは、「あなたの体質が標準から大きくずれていたため」というふうに考えられるようになります。

 というわけで、けっしてその健康食品を捨てないでください。
 好転反応に出会っていったん中止した健康食品の食べ方は、
  1.食べる量を微量とし、徐々に体に慣らしていく
  2.食生活を見直して体質改善を図り、その後に再度食べてみる
                といったところです。

(参考1)好転反応と副作用とは違います。好転反応はいずれおさまるものです。逆に、副作用は同じクスリを飲んでいる限りいつまでもつづきます。

(参考2)好転反応が出るのは健康食品だけではありません。玄米食、漢方薬、鍼灸などでも出てきます。先日、ある温泉場にいったところ、「湯あたり」の解説がありました。温泉治療をしていても、人によっては、数日目には好転反応が出るようです。

(参考3)好転反応の出方は多様です。場合によっては指導を受けないと乗り切れないことがあります。健康食品の発売元の相談センターなどに、疑問点を積極的に聞くのがよいでしょう。

(参考4)好転反応について体系的に書きました。2016年5月14日追加。


良い健康食品の探し方(健康食品論5)

 「健康食品なんていくらでもある。どれを食べたって同じだよ」と言った人がいます。
 この話は正しいでしょうか。
 私は大きな間違いだと確信しています。

 健康食品はたくさんありますが効果はいろいろです。
 効果の高いものと低いものとの間では、楽に10倍の価格差はあるでしょう。

 問題は良いものをどうやって見つけるかです。
 これはかなりの難問ですが、いまの私ならつぎような方法をとるでしょう(この先、もっと健康食品について知ったら、多少変わるかもしれませんが)。

 まず健康食品の本をできるだけ多くみます(お金をかけない工夫をしながら)。
 そして、本に出でくる体験談を読み、健康食品を食べて病気が良くなったという人の回復期間をみます。
 もちろん同じ症状でも人によって違いますが、平均的な期間をみます。
 
 そうするとあるものは効果が出るまで数カ月、あるものは2週間から1カ月などといった結果になっています。
 そして「回復期間の短い健康食品は良いもの」という仮説をたてます。

 つぎは、好転反応の記事をみます。
 好転反応の記事が体験談中にあれば、その健康食品は効能の高いものとの仮説をたてます。
 しかし、体験談中に記事があるのはごくまれです。
 そのため、つぎに本全体のなかで記事をさがします。
 そして、好転反応の記事があれば、その健康食品は良いものとの仮説をたてます。

 以上が、私が採用したい「本による良い健康食品の探し方」です。
 しかし、この方法には、かなりの危険があります。
 それは、本の体験談に作り話がありそうだからです。
 そして、それが最近の史輝書房のアガリクスに関する事件で現実となりました。

 ということで本による情報収集には限界があります。
 そこで、本から得た回復期間や好転反応などの情報を予備知識として、友人や知人、さらに健康食品の事情を知っていそうな人に聞く方法を併用することにします。

 積極的に聞かないと良い情報は得られません。
 良い情報をもっていても語らない人が多いためです。
 また、「病気が良くなった」という体験談を使って健康食品を売るのは、薬事法違反の恐れがあるいったことも関係しています。

(参考)
 「この健康食品を食べたら10日程で症状が消えた」などいった体験談があります。
 こういったことについて、ある有名な人が「そんなことがあるはずがない」といった否定的見解を述べています。
 しかし、私はそうは思いません。
 『早く肉食をやめないか?』などの本を書いた船瀬俊介さんの本に「『玄米に変えると二日で体調が変わる』と言われています」と書いてありますが、健康食品にも玄米にひってきするものがあるのです。
 もちろん、どんな症状にも(又どんな人にも)10日で効果が出るというわけではありませんが。

健康食品の味(健康食品論6)

 客観的にいえば「良い健康食品」に出会っているのに、それを「まずい」と感じ、ミスミスチャンスを逃している人がいます。
 健康食品の製造元は、ほとんど皆一生懸命です。
 そうそう、まずい健康食品は市場に出てこないのです。
 ところがまずいと感じてしまう人が少なくありません。

 ある中年女性が私に言いました。
 友達が液体の健康食品をもってきてくれたが、「○○を○○したような味だった」と。
 ○○、○○と書いたのは、あまりにも良くない表現なので、公表したくないからです。

 つぎは粉末の健康食品の例です。
 ある年配の女性が言いました。
 「ある健康食品のサンプルを友達がもってきてくれたが、二度と食べる気がしないほどまずかった」

 そこで、私は彼女に言いました。
 「あなたの友達は、嫌な味のものを友人にもってくるほど意地悪な人なのですか」

 それを聞いて彼女の表情が変わりました。
 しかし、やや間をおいて
 「でも同席していた人も、皆、まずいと言ってましたよ」

 さて、私ですが、いままで食べたことのある健康食品は、味見したものも含めると10〜15種くらいでしょうか。
  私は、それらについて、まずいと思ったものは一つもありません。

 では、どうして一部の人は、健康食品をまずいと感じるのでしょうか。
 これについて、ある食生活の指導者(健康食品会社の人)はつぎのように言っています。
 「健康食品をまずいと感じる人は血液が汚れているのです。中医学では、お血(おけつ)の人は味覚障害になっているといいます」
 (中医学とは中国の医学のこと。お血とはドロドロした血液のことです)

 私が数多くの健康食品を抵抗なく食べられたのは、曲がりなりにも玄米菜食をつづけてきたためでしょう。
 
 では、まずいと感じた人はどうすれば良いのでしょう。
 対策は好転反応で述べたことと同じです。
 少しづつがまんして食べるか、食生活などを改善してサラサラ血液に近づけてから再度食べてみるといった方法です。

(参考)「味が動く」ということが言われているようです。同じものを食べても、その日の体調によって味が違って感じられるということです。
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