「正しい食生活」で健康に

体調不良の原因の大半は「食事」です

ダイエット

ダイエット志向の人へ

 本日はダイエット志向の人に向けて書きました。

 一冊の本がきっかけで人生が変わったという人がいます。
 しかし、こういった人に出会うことはめったにありません。
 ところが「健康」に関しては違うのです。一冊の本がきっかけで病気を克服したという人はけっこう多いのです。

 さて、ダイエットというと、やせるためのテクニックといったニュアンスがあります。
 そして、事実、テクニックだけを追い求める人もいます。
 しかし、やはり基本が大切です。
 基本を身につければ健康的にかつ楽にやせられますし、また、リバウンドも少なくて済むでしょう。

 ところで、ダイエットの元々の意味は何でしょうか。
 英語の辞書をみたところ、ダイエットは、「規定食(治療、体重調節、処罰などのための)、食養法、食餌(じ)療法」とありました。つまり「正しい食生活」のことなのです。
 けっして、やせるためのテクニックのことではありません。

 では、どのようにしたら、「正しい食生活」の基本を身につけることができるでしょうか。
 本日は、比較的容易に「基本」が得られる本を紹介します。

(お勧めの本)
  著者  森下敬一(お茶の水クリニック院長)
  書名  『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』
  出版社  三笠書房(「知的生き方文庫」)、533円(税別)
  お勧め箇所 総論部分(約30頁)

 たくさんある本の中から、この本を選んだ理由は次の3点です。
  1 正しい食生活の基本を、大局的、理論的に書いてある
  2 短かくまとめてあるので読みやすい
  3 文庫本なので買いやすい

 この本をきっかけにすれば、ダイエットのみならず、それ以上のものが得られると確信しております。是非、購入して熟読してください。
 なお、この本は、健康、不健康にかかわらず全ての人が読んで参考になるものです。

 本の内容ですが目次は下記のとおりです。

『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』の目次

I ヒトはなぜ病気になるのか・なぜ治るのか
 ・好き嫌いなく何でも食べていては病気になる
 ・要注意!あなたの食べ物選びは間違いだらけ
 ・体にとって本当にいい食べ物・悪い食べ物
 ・「その人の体質に合った食べ物で病気を防ぎ根治する」治療法
 ・スタミナをつけたければ肉を食べるな
 ・不老長寿の国の献立
 ・血液の汚れが病気のモト
 ・人間は草食動物である
 ・生命あるものを丸ごと食べる
 ・すばらしい体質改善のカギ
 ・ガン体質はこうしてできる

II なぜ食事のとり方を変えるだけで病気が治るのか
 ・日本人に合う自然食品・健康食品とは
 ・この食習慣があなたの”健康力”を強化する?
 ・これが体質を強化する「三大健康食品」
 ・三大健康食品 1(胚芽)−毛髪を黒くし、疲労回復に役立つビタミンがたっぷり
 ・三大健康食品 2(葉緑素)−新陳代謝を活発にし、体を細胞から若返らせる
 ・三大健康食品 3(酵素)−炎症の治癒を助け延命効果が大きい「生命の手品師」

III クスリをいっさい使わないで病気を治す本(各病気・症状別の解説です)
 アトピー性皮膚炎、胃障害、うつ病、カゼ、花粉症、ガン、肝臓障害、高血圧症、更年期障害、骨粗しょう症、痔、腎臓病、頭痛、生理痛、喘息、痛風、糖尿病、認知症(痴呆)、脳卒中、冷え性、肥満、疲労、貧血、不整脈、不妊症、不眠症、便秘、膀胱炎、むくみ、酔い、腰痛

(献立表)
 ・おいしく食べて元気にやせる献立例
 ・ガンを治癒し予防する献立例
 ・若くして元気に「長生きする」献立例

なぜ玄米でやせられる?(ダイエット論4)

 「玄米など未精白穀物中心の食事で、肥満や病気を克服できます」と何度か聞いたとしましょう。
 「ああそうですか」と実行にうつす人と、「どうして」と理由を求める人がいます。

 私は、どちらかというと前者のような気がしますが、理由を求める人の気持ちも分かります。
 そこで、今日は肥満が解消する理由について挑戦してみます。

 こういったことを勉強してみて困ることは、指導者の間で一致した説明がないことです。
 まあ、それだけ人間というか生物は複雑だということでしょう。

 はっきりしていることは、肥満の主因は、体内の余分な脂肪がうまく燃えないということです。うまくエネルギーに転換しないといってもよいでしょう。

 では、どうすれば燃えるのでしょうか。
 それは、ビタミン・ミネラルをしっかりとることです。ビタミン・ミネラルが脂肪の燃焼を促進するのです。

 そして、ビタミン・ミネラルをとる有力かつ比較的簡単な方法が、未精白穀物をしっかり食べることなのです。
 未精白穀物にたくさんのビタミン・ミネラルが含まれていることは、玄米の例で、これまで何度も説明してきたところです。

 あとは例によって指導者の文章を引用しておきます。
 以下は、細野雅裕さんの本からです。

「玄米・菜食でよくかんで食べ、少食にしますと、体の中の脂肪が溶けて燃えます。
 ところが、この脂肪が燃えてカロリーになるためには、同時に糖質が燃えなければならないのです。
 この糖質が完全燃焼するにはビタミンが必要で、中でもB群が主役を演じます。
 もちろん玄米にはビタミンB群が含まれていますが、さらに豊富なのは小豆です」
    (細野雅裕『東洋の知的健康法』家庭医学会)

(参考)代謝に関する杉靖三郎さんの見解を紹介しておきます。
「太りすぎは、つまりは代謝障害であり、摂取カロリーを減らせば、それを1〜2週間続けると、効果はあらわれ、ついには、標準体重まで痩せられるであろうが、こんな場合は、ちょっと油断すればすぐ元にもどってしまうものである。
 それはカロリーだけを少なくして痩せることはできても、代謝が正常でなく、健康体ではないからである。
 健康体なら、多少多く食べても、体重は、せいぜい1キロ内外で安定しているものである。
 生物体は健康なほど、この安定性(ホメオスタシス)が強いのである」
「また単純性肥満は、総カロリーの摂りすぎだけでなく、たんぱく質、脂肪の種類、炭水化物、さらにみビタミン類、ミネラル類の欠損による代謝障害が、大きく関係しておこるのである。
 この食べものの質が量よりも、実際には重大であることが、最近になって知られてきた」(『現代養生訓』)

「麦めしに大根おろし」(ダイエット論3)

 「玄米四合…」は詩の中の話です。
 宮沢賢治はこれに似た食生活をしていたようですが、今日は実話を紹介します。
 賢治は岩手県花巻に生まれ、そこを中心に活動した人ですが、今日の話も岩手県のものです。

 岩手県の有芸村(うげいむら、いまは岩泉町有芸)は日本第三位の長寿村でした。
 この村の、昔(戦前)の食事について、ある老人が語っています。
 (「長寿の秘密はどこにあるか」という質問に答えた一節の中で)

 「昔しゃ、秋田椀とゆうて、いまの茶碗の倍ぐれえのやつで二〜三杯たいらげてしまう。カヤ屋根のふきかえを手伝いに行くと、麦や粟(あわ)に小豆の入ったごはんが、その秋田椀に和尚さんの頭みてえに盛り上げて出されるんでやす。大根おろしをおかずに二杯は食わねば、力が出んのでやすな。きたねい話だども、そんだけ食うと返しも早よう、それも余計に来やす。とにかく通じがようて、腹の具合もええ」
(『人間の原点をここにみる』農文協文化部著、1977年)

 賢治の詩では、「玄米四合ニ味噌ト少シの野菜」でしたが、こちらは「麦や粟(あわ)に小豆の入ったごはん」と大根おろしだけのおかずです。

 大きなおわんで沢山食べていますが、やはり、主食中心で副食は少しです。
 主食の量の多さは、この老人の労働と関係しているでしょう。

 この簡素な食事で、便秘もなく、当然、肥満などもなかったのです(老人が直接語っているわけではありませんが)。

(参考)
 玄米などの未精白穀物を食べながら、肥満気味の人や体調不良の人、副食が多すぎませんか。減らしてみてはどうですか。

「一日ニ玄米四合ト」(ダイエット論2)

 「玄米四合ト味噌ト少シノ野菜」しか食べないのなら、栄養不足にならないかと心配になる方はいないでしょうか。
 心配になるのが普通かも知れません。
 ほとんど玄米しか食べないで、タンパク質や脂肪はとれるのだろうかと。
 
 実は、玄米にはタンパク質や脂肪も含まれているのです。
 それもけっこうな量です。
 また、ビタミン・ミネラルや食物繊維も十分に含まれています。
 ですから、玄米だけで、ほとんどの栄養素がとれるのです。

 しかし、完全というわけにはいきません。
 そこで、「味噌ト少シノ野菜」の意味があるのでしょう。

 問題なのは、「玄米四合」が多すぎはしないかということです。
 たしかに、「四合」は、車や機械を利用する今の時代の人には、多すぎるかもしれません。

 「四合」は宮沢賢治の時代の労働量と関係しているでしょう。
 当時は機械の少ない時代です。自転車も行き渡ってません。
 農業機械もほとんどない時代です。
 ですから、たくさん体を動かすため「四合」必要な人もいたのでしょう。
 
 さて、ダイエット志望の皆様、「玄米四合と味噌ト少シノ野菜」の正反対の食生活になっていませんか。
 つまり、白米・白パンの主食と、沢山の副食、しかも動物性食品を沢山食べていませんか。

(参考)科学技術庁の資料によると、玄米(可食部)100g中、糖質71.8g、タンパク質7.4g、脂肪3.0g、水分15.5gです。
 なお、白米は玄米にくらべ、糖質とタンパク質の量はほぼ同じですが、脂肪やビタミン・ミネラル、食物繊維は大幅に少なくなっています。

「雨ニモマケズ手帳」より(ダイエット論1)

 ダイエット論の手始めに宮沢賢治の詩を紹介します。
 〔「雨ニモマケズ手帳」他より(『新版・宮沢賢治童話全集12』〕

    十一月三日

   雨ニモマケズ
   風ニモマケズ
   雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
   丈夫ナカラダヲモチ
   欲ハナク
   決シテ瞋(イカ)ラズ
   イツモシズカニワラッテイル
   一日ニ玄米四合ト
   味噌ト少シノ野菜ヲタベ
   アラユルコトヲ
   ジブンヲカンジョウニ入レズニ
   ヨクミキキシワカリ
   ソシテワスレズ
   野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
   小サナ萱(カヤ)ブキノ小屋ニイテ
      (後半は省略します)

 この詩は1931年(昭和6年)に書かれたものです。
 漢字とカナですので、若い人には読みにくいかと思います。

 さて、この詩のなかに、ダイエットのための食事の決定的なヒントがあります。
 それは、「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」とうい部分です。

 当時の地方(大都市部以外)では、未精白穀物とわずかなおかずだけの食事が多かったようです。
 そして、このような食事で、人々は元気に動き、また、健康を維持し、肥満にも縁がなかったのです。
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