こんばんは、神長です。

今日は全国のスニーカーヘッズにとって衝撃が走ったトラヴィス事件について。

事件とは些か物騒な言い方ですが、ヘッズの間で物議を起こした事実は事件と称するに値するのではないでしょうか。

まず、この件について整理します。
IMG_4929

TRAVIS SCOTT × FRAGMENT DESIGN × NIKE AIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG SP 

このモデルについての説明は割愛しますが、端的に言うと全世界中のスニーカーヘッズが狙うであろう逸足で販売足数も決して多くはない。


7月29日 13時20分頃
NIKE JAPANは同社のスニーカー販売アプリSNKRSにて上記スニーカーを「限定アクセス」という形で突如販売した。

「限定アクセス」とはSNKRS運営からの通知を受けたアカウントのみ購入プロセスに参加する資格を得られるものだ。
「限定アクセス」があったからといって全ての人が購入できる訳ではなく、システムの詳細は不明だがおそらく先着順であると想像する。
また、通知を受けてから時間をおいてしまうと購入ページに完売と表示されている模様。

一方、「限定アクセス」が無いユーザーには商品ページすら表示されない仕様であった。


スニーカーヘッズは常日頃 様々なネットワークを駆使し最新モデルやリリースの情報を集めているものだ。
そのため公式アナウンスが無くとも
このモデルが7月29日または30日に販売される事はヘッズ周知の事実であった。

過去にもゲリラ抽選販売が行われた為、時間に余裕のあるヘッズは1日中アプリに張りついていた事であろう。
私もこの日は仕事の合間を縫ってこまめにチェックしていた。

情報を集めようと開いたSNSで今回の販売状況を知ることとなる。

私は愕然とした。


「限定アクセス」が来なかった私を含め大半のユーザーは、正規販路であるSNKRSアプリ上で商品の公式画像を目にする事さえ叶わなかったのである。

人気モデルが買えないのは承知の上だが、公式画像すら拝見できないとなると、もはや実際に販売されたのかさえ懐疑的に思えてしまう。


また、このアクセス権がどのように選出されるのかは公にされておらず、私がSNSを散見する限り、過去の購入履歴やメンバー登録期間の長短によるものでは無さそうである。
つまり、NIKE製品売り上げへの貢献度は度外視されている事が見てとれる。

これらは多くのユーザーの気持ちを逆撫でする形になり、そして二次流通では現在20万円以上(定価の10倍程度)の値で取引きされている。

これを受け、もはや欲しかった気持ちは無くなってしまいました。

ブランド戦略が得意なNIKEでしたが、今回は少々やり過ぎな気がします。
スニーカーファンの「購入できるかもしれない」というワクワクする機会を奪っただけに過ぎない。

ブランド誇示するがあまりユーザーが疲弊している。
スニーカーブームの終焉まで一気に加速した事だろう…

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