サイゴン・トリビューン

「3年間のサイゴン生活」「海外旅行の思い出」「1980年代の思い出」など
いつも頭の中をよぎることを思いつきと出来心で書き綴るページ
During COVID-19 [ The Coronavirus Disease 2019 ]:
Save Lives, Stay at Home, Appreciate the HealthCareWorkers

- - - あらすじ - - -
 姉・靖子(野崎智子)の彼氏・下妻(山中崇)に連れられ、年上のお姉さんとニャンニャンしてしまった光彦(今井悠貴)。二度目の青春に浮かれて小躍りしながら学校へ向かう。教室に着くと隣の席のさつき(黒崎レイナ)がいない。光彦は時々学校を休んでいたさつきのことを思い出す。光彦が帰宅すると、靖子から下妻に借りたお金はバイトをしてでも返すように詰められる。休日に喫茶店で‟アルバイト募集”の張り紙を見つけた光彦は、店内の様子をガラス越しに伺うと、中ではさつきが働いていた。喫茶店はさつきの祖母のお店で、さつきは祖母の体調が良くない時に手伝っているという。さつきが学校を休んでいた理由を知った光彦。さつきが作ったオムライスを食べながら、光彦はある決心をする。
- - - テレビ大阪公式サイト - - -
- - - 真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」より転載 - - -


挿入歌
 うしろ髪ひかれ隊 - ほらね、春が来た
 南野陽子 - 話しかけたかった
 スポーツ行進曲<日本テレビ系列プロレス中継テーマ音楽>
 うしろゆびさされ組 - 猫舌ごころも恋のうち
 BOOWY - ONLY YOU

 第5話は主人公の天野光彦が、司幸子と小沢さつきとの三角関係に発展するところが見所となります。司幸子はどんどん天野光彦を気になっていくが、天野光彦に対して素直になれず冷たい態度をとってしまい、歯痒い雰囲気になっていきます。天野光彦は姉から下妻京一に借りたお金を返すように言われ、偶然立ち寄った小沢さつきの祖母の喫茶店「ひまわり」で小沢さつきの妹と祖母に気に入られ、アルバイトを始めることが決まります。アルバイトが決まってウキウキしていた翌朝、天野光彦と司幸子が登校中にバッタリ会い、司幸子が素直に天野光彦とBOOWYや吉川浩司などの好きな音楽についての会話をして二人の間が和んでいきます。エンディングには、司幸子が買ったばかりのTOSHIBA Walkyから自分の好き曲を挿れたオリジナルのカセットテープを取り出して天野光彦に渡して、今度は天野光彦の好きなカセットテープを頂戴ね約束だよと話します。司幸子と小沢さつきの二人とも距離を縮められた天野光彦の二度目の青春が面白くなっていきます。

 第4話の挿入歌の荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー Eat You Up」と石井明美「CHA-CHA-CHA」は、1980年代にヨーロッパでヒットしたユーロビートを日本のアイドル歌手が日本語カヴァーしたユーロビートのブームの代表曲でした。荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー Eat You Up」は、Angie Gold「Eat You Up」のカヴァー曲で、1985年リリースの荻野目洋子の7枚目のシングルとして、荻野目洋子をトップアイドルにした代表曲となります。石井明美「CHA-CHA-CHA」は、Finzy Kontini「Cha cha cha」のカヴァー曲で、1986年リリースの石井明美のデビューシングルとして、テレビドラマ「男女7人夏物語」の主題歌に起用され、大ヒットした曲でした。
 アイドル歌手が洋楽をカヴァーして、その曲が人気ドラマの主題歌に採用されて大ヒットに繋げるというパターンは、まさにバブル時代の仕組まれた流行だったのかと今になって思います。それでも、軽くてポップなアップテンポのサウンドが、世の中の浮かれムードをさらに盛り上げていった煌びやかなバブル時代に、もう一度戻って下妻京一のように人生を楽しみたいと思いました。

荻野目洋子 - ダンシング・ヒーロー Eat You Up


石井明美 - CHA-CHA-CHA

- - - あらすじ - - -
 ラブ高の不良たちに10万円持ってこいと脅された光彦(今井悠貴)は、姉・靖子(野崎智子)に相談した。すると靖子の彼氏が助けてくれることになった。
 靖子の彼氏・下妻(山中崇)はブランド服に身を包みバブル感が漂う、靖子よりはずいぶん年上の男だった。光彦は下妻と不良たちのたまり場の喫茶店に向かう。相手は高校生だから、大人が出ていけばすぐに済むと豪語する下妻だったが、店に入ったとたん、不良が投げつけたグラスが下妻の顔面にヒットして、倒れてしまった。
- - - テレビ大阪公式サイト - - -
- - - 真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」より転載 - - -


挿入歌
 荻野目洋子 - ダンシング・ヒーロー Eat You Up
 RCサクセション - つ・き・あ・い・た・い
 石井明美 - CHA-CHA-CHA
 チェッカーズ - あの娘とスキャンダル
 C-C-B - Romanticが止まらない

 第4話では、主人公の天野光彦の姉の彼氏の下妻京一の登場が、ラブ高(愛田高校)の不良高校生との仲裁や光彦の二度目の青春の後押しをしてくれます。下妻京一は、バブル期を満喫している不動産業界に勤める社会人で、肩にショルダー・フォン、DCブランドのスーツ、ベルサーチ柄ような派手派手のネクタイ、ポロ・ラルフローレン風のウェリントン型メガネなど、懐かしの1980年代のバブリーなファッションで身を固めています。バブル期に流行した業界用語を駆使する下妻京一のキャラクターは、元祖チャラ男とも言えるかと思います。ブランドものの財布から一万円札を気兼ねせずに取り出しているシーンは圧巻ですが、バブル時代にはよくあったことです。
 1980年代は、男子中高校生はヤンキー・ファッション、女子中高生は聖子ちゃんカットの髪型にパステルカラーのトレーナーやパーカーなどのアイドル系のファッションが特徴でしたが、大人は華やかな高級ブランド路線のバブル期のファッションが特徴で、特に大人の女性はワンレンやソバージュの髪型にボディコンなどが流行していました。また、ヤンキー・ファッションに対して、爽やかなサーファー・ブランドも流行していました。
 一度目の高校時代を地味に過ごした天野光彦にとって、自分も高校時代は地味だったと話す下妻京一からの人生を楽しまなくてはいけないとのアドバイスが、このドラマのターニング・ポイントとなっていると思います。下妻京一の存在に感化された天野光彦は、髪を明るい茶色に染めてイメージ・チェンジをします。初恋の小沢さつきと付き合ってみたいと思うようになった天野光彦は、彼女に積極的にアタックしていくことになります。

 16歳の天野光彦の部屋の本棚には、「あだち充」原作の漫画「タッチ」の他に「きうちかずひろ」原作の漫画「ビー・バップ・ハイスクール」もありました。第3話のサブタイトルの「JINGI・愛してもらいます」は、中山美穂の6枚目のシングルとして1986年にリリースされ、中山美穂主演で1986年の映画「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」の主題歌でもありました。映画の中で不良高校生の日常生活を演ずる「仲村トオル」「清水宏次朗」とそのヤンキーファッションが、当時の女子中高生に受けていました。ラブ高(愛田高校)の不良高校生や同じクラスの馬場真など、リーゼント・ヘアーに短ラン・ボンタンのヤンキー高校生の風貌も懐かしいですが、現在では「絶命危惧種」となっているように思います。

中山美穂 - JINGI・愛してもらいます

 TM NETWORKもオフコースも1980年代には数多くのヒット曲を世に出して1980年代には一世を風靡しました。TM NETWORKの小室哲哉やオフコースの小田和正は、その後も日本の音楽シーンに大きな足跡を残したアーティストとなります。第3話の挿入歌となっているTM NETWORKの「Get Wild」やオフコースの「言葉にできない」は、今でもよく流れている1980年代の名曲となります。
 16歳の天野光彦の部屋の本棚には、「あだち充」原作の漫画「タッチ」が並んでおり、オフコースの「言葉にできない」が流れる中で、タッチの名シーンとセリフを再現しているところは、1980年代の若者文化を知る人にとっては、堪らない演出となっています。

TM NETWORK - Get Wild


オフコース - 言葉にできない

- - - あらすじ - - -
 未来の妻・幸子(鈴木絢音/乃木坂46)を2回も呼び捨てにしてしまった光彦(今井悠貴)は、幸子の親友・丸尾(めがね)に幸子が好きなんだろうと学校の廊下で詰め寄られる。
 好きなら告白しろとさらに追い込まれ、幸子(いしのようこ)との結婚生活を思い浮かべながら、光彦が発した言葉は…。 放課後には、校門で昨日絡んできたラブ高の不良たちが光彦とさつき(黒崎レイナ)を待ち伏せしていた。校門に歩いて行こうとするさつきを引き止め、光彦は一人で不良たちに立ち向かう。
- - - テレビ大阪公式サイト - - -
- - - 真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」より転載 - - -


挿入歌
 TM NETWORK - Get Wild
 オフコース - 言葉にできない
 中山美穂 - JINGI・愛してもらいます

 第3話は、高校では周囲から尊敬され、小沢さつきや司幸子に自分を認知され、家では家族から認められる存在となった天野光彦の前向きで凸凹な二度目の青春が始まるところが見所となります。同じクラスのヤンキーの馬場真にラブ高(愛田高校)の不良高校生を一人で倒したと勘違いされ、丸尾佳代から司幸子が好きなのかと問い詰められて、46歳の妻のことを思い出して好きではないと口に出してしまい、男子から人気のある司幸子を振ったと尊敬されるなど、訳の分からないうちに自分が評価されて戸惑っていきます。
 また、仕返しに来たラブ高(愛田高校)の不良高校生から小沢さつきや馬場真を守ろうと立ち向かっていく決心をしていきます。結局、小沢さつきのことは黙ったまま、土下座をして謝罪して10万円持っくるように脅されます。小沢さつきから心配して電話があったことに感動しながらも、姉の靖子に涙ながらに助けを求め、ラブ高(愛田高校)の不良高校生に絡まれた事情を話し、姉の彼氏に相談することになります。姉からは、今まで暗くて地味で気持ち悪かったけど、誰かのために体張るなんて男らしい褒められて感激
するシーンは、なんだかほのぼのとしています。

 天野光彦が思い切って小沢さつきに手紙を渡して教室を立ち去り、屋上で小沢さつきを待っているシーンで、本田美奈子「Oneway Generation」が流れます。1987年リリースの本田美奈子のシングル「Oneway Generation」は、以下の歌詞にあるように、期待と不安に満ちた将来に向き合う思春期の心の葛藤を表現した名曲でした。

人ごみのまん中 今居る場所さえわからないように
自分の生きかたが 見えない時ってあるよね
話してはみたけど 言葉が一方通行みたいで
遠くの夢なんて 大人はわかってくれない
僕らは

Oneway Generation Oneway Generation
今ひとりで何かを探して
Oneway Generation Oneway Generation
今知らないどこかに向かって
戻れない片道のチケットと
夢だけを信じたい

 今になって考えると本田美奈子はアイドルではなく実力派のシンガーであったと思います。歌声や曲調は同時期に実力はシンガーとして人気のあった永井真理子とよく似ていたと思います。永井真理子の可愛いショートヘアーは自分の好きなタイプの女の子にピッタリでした。辛いときに元気をもらえたり、しっとり想いを募らせたりする永井真理子の曲は、「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」挿入歌に入れて欲しかったと思います。2000年以降の平成の女性シンガーに当てはめるとAikoが該当するかもしれません。

本田美奈子 - Oneway Generation


永井真理子 - ZUTTO


Aiko - 恋のスーパーボール

 司幸子と丸尾佳代が高校の階段の踊り場で天野光彦について話している中で、丸尾佳代の「あいつ、ヨシオでも、フツオでもなく、ワルオだって・・・もしかしたらヤバイ奴かもよ」の言葉に対して、司幸子が「そんなに悪い人って感じはしなかったけど」と反論するシーンで、うしろゆびさされ組の「うしろゆびさされ組」が流れます。司幸子の天野光彦への想いが、

長い渡り廊下であの人と
すれ違う度 心臓が止まる

うしろ姿をそっと見送った
趣味が悪いねと まわりの友だちは言うわ
だけど愛はいつだって 答えがあるわけじゃない

の歌詞にぴったりのシュチュエーションになっています。
 丸尾佳代の「あいつ、ヨシオでも、フツオでもなく、ワルオだって」の言葉は、1980年代前半の人気バラエティ番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から生まれたユニット「イモ欽トリオ」からの例えで、当時はよく使われたフレーズでした。「ヨシオ:山口良一」「フツオ:長江健次」「ワルオ:西山浩司」の容姿に当てはめて相手を想像する際に、わかりやすい例となっていました。
 セイラーズのスタジャン姿でぶりっ子の司幸子役の鈴木絢音や小沢さつき役の黒崎レイナの二人のアイドルからも、当時のおにゃん子クラブのメンバーのような雰囲気を感じられて不思議な親近感が沸き、次回の放送が楽しみになっています。

うしろゆびさされ組 - うしろゆびさされ組

 主人公の天野光彦は、ラブ高(愛田高校)の不良にボコられて、アザを作って帰宅したことから、母姉弟がラブ高がスクールウォースのようなヤンキー学校との噂話を始めるシーンで、麻倉未稀の「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」が流れます。46歳の天野光彦が「解説しよう・・・」と、当時は校内暴力の全盛時代で学校が戦場のようだったと語ります。また、派手目な容姿で反抗的な存在の姉に対して、テレビドラマ「積み木崩し」のようになってしまうと母が心配するシーンで、椎名恵の「今夜はANGEL」が流れます。「さらに解説しよう・・・」と、当時のテレビでは「積み木崩し」「不良少女と呼ばれて」「ヤヌスの鏡」など、家庭内暴力など不良少女を扱ったドラマがなぜか大人気だったと語ります。
 1980年代のユーロビート・ブームでは、ヨーロッパでヒットした曲を日本語カヴァーして、人気ドラマの主題歌に採用されるパターンが見られました。麻倉未稀「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」はBonnie Tylerの「Holding Out For A Hero」をカヴァーしてテレビドラマ「スクールウォーズ」の主題歌に、椎名恵「今夜はANGEL」はStreets of fire「Tonight Is What It Means to Be Young」をカヴァーしてテレビドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌に採用して、大ヒットとなりました。軽くてポップなアップテンポのサウンドが、世の中の浮かれムードをさらに盛り上げていたと思いますが、今になって考えるとバブル時代の仕組まれた流行だったのかと思います。

麻倉未稀 - ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO「スクールウォーズ」オープニング

椎名恵 - 今夜はANGEL「ヤヌスの鏡」オープニング

- - - あらすじ - - -
 魂は46歳(柳憂怜)のまま、身体は16歳(今井悠貴)の中にタイムスリップした光彦は、不良に絡まれているところをさつき(黒崎レイナ)に助けられ、一緒に逃げる。
 光彦はさつきと別れた後、高校生の時に住んでいた実家に向かう。母(杉山薫)や姉(野崎智子)、弟(清水大登)と再会し、当時のことを思い出し、懐かしんでいた光彦だったが、現在の幸子(46歳・いしのようこ)や娘・美憂(岡田佑里乃)のことを考えると気持ちも沈む。
 翌日、一度目の高校生活では話したこともなかった幸子(16歳・鈴木絢音/乃木坂46)と学校でぶつかり、思わず呼び捨てにしてしまう。
 本当はさつきが不良を倒したことを知らない同級生でヤンキーの馬場(伊島空)は、光彦が不良をやっつけたとクラス中に言いふらす。さつきの反応が気になった光彦は、さつきを屋上に呼び出す。
- - - テレビ大阪公式サイト - - -
- - - 真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」より転載 - - -


挿入歌
 中村あゆみ - 翼の折れたエンジェル
 麻倉未稀 - ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO
 椎名恵 - 今夜はANGEL
 尾崎豊 - 十七歳の地図
 うしろゆびさされ組 - うしろゆびさされ組
 本田美奈子 - Oneway Generation

 可愛いポニーテールの小沢さつきと聖子ちゃんカットの司幸子の二人の登場で、主人公の天野光彦の心が動き始め二度目の青春が始まる第2話の展開が見所となります。ラブ高(愛田高校)の不良高校生二人組や同じクラスの馬場真など、現在「絶命危惧種」となっているリーゼント・ヘアーのヤンキー高校生たちの風貌も懐かしいと思います。短ラン・ボンタンに身を包み、裏ボタンにこだわり、インナーには赤いシャツ、細くて白いベルト、後ろのポケットにはCream SodaやCal-Cokeの長財布など、ヤンキー・ファッション定番のアイテムもありました。
 また、1980年代には、ヤンキー高校生や暴走族などが繁華街や駅の前には必ず屯していて、他校の生徒や優しそうな生徒を脅してカツアゲするなどやりたい放題だったように思います。現代なら、仮に力の強うそうなヤンキーが弱そうな草食系男子を脅したとしても、防犯カメラですぐに犯人を特定できたり、脅された本人やその周囲がSNSなどで犯人の悪評を拡散されるたりするなど、当時では考えられない程の仕返しや誹謗中傷があったりして、高校生なら二度と立ち上がれない状況になってしまっているのではないかと思われます。

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