関西の大手私鉄は、「近鉄」「京阪」「南海」「阪急」「阪神」の5社で「関西5大私鉄」とも呼ばれています。京阪電鉄以外の4社は、「近鉄バファローズ」「南海ホークス」「阪急ブレーブス」「阪神タイガース」とプロ野球チームがありました。現在は、「阪神タイガース」のみとなります。南海電鉄以外の4社は、「近鉄百貨店」「京阪百貨店」「阪急百貨店」「阪神百貨店」とグループ企業にデパートがあります。南海電鉄難波駅のターミナルビルには高島屋本店があるので、高島屋と南海電鉄のつながりから南海百貨店を設立する必要がないとの説もあります。
 関東大手私鉄は、「小田急」「京王」「京成」「京浜」「西武」「相鉄」「東急」「東武」、さらに「東京メトロ」の9社となります。「東京メトロ」を除く全てのグループ企業に百貨店がありますが、プロ野球チームは「西武ライオンズ」のみとなっており、鉄道会社がプロ野球球団経営をする時代は過去のものとなっているようです。関東関西以外には、名古屋の「名鉄」と福岡の「西鉄」を含めた15社が大手私鉄と呼ばれています。名鉄も西鉄も百貨店があり、西鉄はかつてプロ野球「西鉄ライオンズ」を経営していました。
 大手私鉄は、プロ野球や百貨店の経営以外にも、系列会社としてホテル、遊園地、スキー場、ゴルフ場などの娯楽産業や不動産業などに進出しています。鉄道沿線の一体開発が、阪急グループの創業者「小林一三」の経営の理念であったことは、他の大手私鉄の経営戦略にも生かされているようです。