天保山マーケットプレースには、大阪の老舗グルメが軒を連ねる「なにわ食いしんぼ横丁」があります。入口には、懐かしいオート三輪のトラックがあり、昭和40年代をイメージした街並みがコンセプトになっていて、1970年の大阪万博前後の大阪の下町にタイムスリップすることができます。円筒形の赤い郵便ポスト、ハイアースの広告看板、昔ながらの犬小屋、映画のポスター、コーワ製薬の「ケロちゃん」など、横丁の中の風景には懐かしいものがいっぱいありました。
 三輪の乗り物は、タイのトゥクトゥクやインドのオートリクシャーなど、東南アジアや南アジアでは三輪タクシーとしてまだまだ活躍していますが、日本では昭和40年代には終焉を迎えていたように思います。私が子どもの頃だった昭和40年代には、交差点で曲がりきれずに横転しているオート三輪を見かけた懐かしい記憶があります。
 円筒形の赤い郵便ポストは、今だに現役で使われていますが、直方体の郵便ポストの方が一般的で、円筒形の赤い郵便ポストを見かけるとホッとするような気がします。明治後期には、赤い円筒形の郵便ポストが設置されていたので、明治後期から大正そして昭和40年代までの約70年間の歴史があります。岩手県の奥州水沢で「郵便ポストが赤いのは後藤新平(水沢出身)が決めたんです。」という看板に出会ったことがあります。私の中では明治から大正そして昭和初期に活躍した「後藤新平」が、幅広い経歴と功績からお札の顔になるのではとかねてから予想していました。次の一万円札の顔が「渋沢栄一」に決定したことで、円筒形の赤い郵便ポストを見けけると後藤新平を思い浮かべるようになりました。
 コーワ製薬のカエルのキャラクター「ケロちゃん」は、佐藤製薬のゾウのキャラクター「サトちゃん」と並んで、薬局の店頭には欠かせないマスコットキャラクターでした。薬局の前がバス停だったりすることもあって、子どもたちが跨がって遊んだり、酔っぱらいのおじさんがいたずらしたりすることもあったように思います。コーワ製薬は「コルゲンコーワ」「キャベジンコーワ」「ウナコーワ」、佐藤製薬は「ユンケル黄帝液」「ストナ」「アセス」などが主力商品となっています。「ケロちゃん」や「サトちゃん」の可愛いイメージからこれらの医薬品名を想像できる人は少ないと思います。
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