「THE ALFEE」は、1983年リリースの「メリーアン」や1984年リリースの「星空のディスタンス」のヒットで、ロックバンドとしての地位を確立しました。テレビ出演のなかった下積み時代でも、ラジオの深夜放送等を通じて中高生には知られていた、それほどマイナーな存在でもないバンドでした。
 初代リーダーの坂崎幸之助は、落語家のような小咄やものまねも達者で話術に長けており、当初はコミック・バンドのリーダーかと思われていた節もありました。「笑福亭鶴瓶」のような黒髪カーリーヘアで眼鏡をかけた風貌と軽薄で面白いトークから、ラジオパーソナリティ人気投票では上位にランクされることがありました。1970年代後半には「所ジョージのオールナイトニッポン」に準レギュラーで登場することもあり、その後は「オールナイトニッポン」の番組パーソナリティを担当することもありました。
 「所ジョージのオールナイトニッポン」の名物コーナーだった「桜井の父シリーズ」は、THE ALFEEのメンバー「桜井賢(さくらいまさる)」の父親を面白可笑しくネタにするリスナー参加型のコーナーでした。

「桜井の父は、パイナップルの芯を口で吸い出せる」
「桜井の父は、お客が来ると包丁を研ぐ」
「桜井の父は、ちょっとトイレに行って来ると言っては、肩まで浸かっている」
「桜井の父は、大根は樹になったものが、落ちて地面に刺さったと思っている」
「桜井の父は、万葉集のLPが出るのを待っている」
「桜井の父は、スイカをむいて食べる」
「桜井の父は、車はアクセルペダルを押す力で動いていると思っている」
「桜井の父は、息子がテレビのボリュームを上げると、アナウンサーが疲れるだろうと言って、激怒する」
「桜井の父は、オールナイトを聴きながら、ラジオの中に所ジョージさんがいると思って、ラジオを分解して探している」
「桜井の父は、座布団で鶴が折れる」<「ササキの母さん」からの情報提供>

などのネタにラジオの前で笑い転げた記憶があります。

THE ALFEE - メリーアン


THE ALFEE - 星空のディスタンス