1984年リリースの2ndアルバム「Like a Virgin」収録曲で、1985年リリースの8thシングル「Angel」と1985年リリースの9thシングル「Dress You Up」は、「Borderline」「Lucky Star」「Like a Virgin」などのような、美少女を感じさせるマドンナの可愛らしい歌声が特徴的な曲でした。1stアルバム「Madonna (Burning Up)」の「Borderline」や「Lucky Star」のようないじらしい歌い方の曲は、「Like a Virgin」「Angel」「Dress You Up」「Material Girl」と続く、純粋なラブソングに受け継がれているようです。この流れは2ndアルバム「Like a Virgin」までで、2ndアルバムの中でもマドンナをイメージする大人の歌声が徐々に発揮され、3rdアルバム「True Blue」からは、無敵のマドンナの歌声が確立されるように思います。Cyndi Lauperの楽曲にも同じような流れが見られますが、マドンナの3rdアルバム「True Blue」は、シンディーローパーとマドンナの決定的な違いが表出した作品かと思います。

Madonna - Angel


9th 1985.07「Dress You Up」