ハンディカム・ビデオカメラ 比較レビュー

正直な単純な感想です

現場で様々な機種を使ってきた経験から、レビューします。
販売店等でリサーチした際の感想も参考にしています。
最新情報を随時公開していきます。

一眼レフで動画を撮影することが、一般的にも広まってきました。

この「スナップカメラで動画を撮る」ということに関しては
おそらく「プロ」と「素人」での、感覚の違いがあります。

と、偉そうに言うのは他でもなく

「業務」として利用している人よりも
趣味や「気楽」に利用している人の方が
より実用的、今後の利用の仕方としては正しいものと言えます。

手軽に・いつでも高い画質で撮影ができることは、大きなメリットです。

ただし、一眼レフ(スナップカメラ)で動画を撮影する際には
静止画を撮影するカメラならではの注意点があるので、解説しておきたいと思います。

そもそも、コンパクトデジタルカメラを含めて
小さな写真用のカメラで動画を撮影する人というのは
おそらく大半が、「なんとなく機能が付いているから」だと思います。

コンデジに動画機能が付属されているのは、最近に始まったことではなく
長いものでは、10年程度の遡るほどでもあります。

「ハンディーカムが必要ない」ということから
デジカメで写真を撮影することが、当たり前となっている人も多いと思います。

しかしながら、本来写真用のカメラで動画を撮ることが非常に難しいものです。

オートフォーカスが決まらない
途中で止まりやすい(エラー・熱トラブル)
暗い(明るくすると画質が落ちる)

これらは、「画質がいいカメラ(レンズ)」ならではの問題と言えます。

一眼レフに近いカメラは、「フィルム」と呼ばれ
映画やCMの撮影に利用されてきた、本来であれば「超高機能カメラ」です。

「ちゃんと撮る」ためには、本来はそれなりの「照明」等が必要であり
フォーカスをしっかり見るための、モニターが必要です。

コンデジに関しては、「光量」が少ない場所での撮影や
またフォーカスミスが起こりやすい(そもそもオートだと決まらない)ため
「本気」でやろうと思うと、実はハンディカムよりもお金がかかってしまうのです。

こういったこともあり、プロとして撮影している人は
なかなか「手が出ない」ことになりますが
やはりより一般的になったことは、嬉しいことでもあるので
より一層のこれからの進化(に伴う値下げ)に期待したいジャンルでもあります。

「解像度」と呼ばれる要素に関しては、
「画質」と同じ意味を持っていると思われている方が多いようです。

確かに、画質を構成する・画質そのものの要素でもありますが
必要な・実際の画質に反映されることのできる数字には
いわゆる「決められた定義」が存在するため、解像度が高ければ高いほど
最終的に、画質が高いものを簡単に作ることができるとは限りません。

一眼レフムービーが、1つのブーム・トレンドとなっている昨今
ファイル形式と同じく、解像度に関しても少し注意が必要になります。

そもそも動画の場合には、画質・ピクセル数には
2つの見方が存在し、静止画と最も異なる点です。

写真で言えば、「大きすぎる解像度」は
それほど不便な、問題のあるものではありません。

それは、静止画を構成する要素が「レンズの解像度」のみと言えるためです。

一方で動画に関しては、収録・書き出しの際の「ファイル形式」も影響します。

もちろん、そのどちらの要素も数字は高ければ高いほどに
繊細な画としてデータに残すことができます。

しかしながら、各用途・サイズごとに定義された
縦・横のピクセルの数に、合わせる必要があります。

つまり、「解像度の高さを活かせない」ことも多いのです。

更に、編集ソフトに乗せた際に
小さくしなければならなかったり(ダウンコンバート)
乗ったら乗ったで、重くて動かないことも考えられます。

これは、当ブログで
「今はまだ4kじゃなくて、普通のハイビジョンで十分」と
繰り返す理由ででもあります。

解像度が高いレンズ、カメラというのものは
そうでないものに比べて、基本的に高価であると言えます。

「問題ない!」というのであれば、もちろん高いものをすすめしますが
もしかして失敗しないためにも、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。

昨今の新たに発売される、ビデオカメラの大きな特徴として
業務用のアイテムと、民生機の差が少なってきていると言えます。

とりわけ、テレビ番組のロケ等で使われる「業務用小型カメラ」と
一般的なハンディカムの上位機種である「ハイエンドハンディカム」は
その性能・機能性が、違いに歩み寄って来ている傾向があります。

それは「価格」に関しても、言えることであり
業務用はよりリーズナブルに、ハイエンド機種はやや高価になっています。

また、超小型カメラ・ハンディカム に関しては
「スマートフォン」のビデオ撮影機能の進化によって
それほど目新しい改良はなされなくなっており
どんどん均一化が進んで来ているように思えます。

価格の低下には限度があり、ひと昔前に比べれば
現在も十分に下がっているため、これから先に関しては
より「どこのメーカーも同じ」ということが顕著になるはずです。

より、ハイレベルな撮影・作品を撮りたいのであれば
「ずっしり」とした使い心地のものになるはずであり
結果としては、たとえ一般的な用途で使うとしても
「業務用」を選択することが、あらゆる面でメリットが大きくなるはずです。 

小型業務用・ハイエンド機もいずれは少なって来て
コンセプトが統一されていくのかな? と思われます。

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