数え切れない程あるブログの中からご訪問頂きありがとうございます。
この度の東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
福島原発で作業されている名もなき勇者達を応援しています。
豪華客船ポセイドン号が、海底地震による大津波で転覆します。乗客の1人であるフランク・スコット牧師(ジーン・ハックマン)は、大混乱が鎮まると奇跡的に助かった人々と共に脱出を試みます。
9人がスコット牧師に従うことになり、あとの生存者は、救急隊がくるまでじっとしていた方がいいという事務長の意見で動きません。
一行はスコット牧師の指示に従い、船底に向かっていきますが、迫りくる海水と爆発により、一人また一人と命を落としていきます。
スコット牧師も元水泳選手だったベル(シェリー・ウィンタース)に助けられますが、彼女もスコット牧師を助けた後心臓発作で命を落とします。
お互いが助け合いながら必死で迫りくる海水から逃げながら船底を目指します。
そして、あともう少しのところまで来てスチーム・パイプが破れ、熱いスチームが噴き出し始め行く手を遮ります。
スコット牧師は一行を助ける為に、パイプに飛びつきハッチを閉めながら、神に向かって叫びます。
「私は全力を尽くしていれば必ず神が手を差し延べてくれると教えてきました。しかし、なぜ全力を尽くしているのにあなたは手を差し延べようとしないのですか!」
やがて力尽きて水中に落下してスコット牧師は命を落とすのです。
スコット牧師や元水泳選手だったベルのお陰で船底に辿り着いた6人は救助隊に救助され助かるというご存じパニックムービー・ブームの先駆けとなった記念碑的名作映画『ポセイドン・アドベンチャー』です。
子供の頃、この映画を観て「俺の死に方はこれだ~」とクラスメイトに興奮して話していたのを今でも良く覚えています。
誰かを助けるために命を投げ出す死に様は、私の中のヒーロー像なのです。
以前このブログで愛する人を助ける為に、死を覚悟して遺書を書いた話を書きましたが、今でもこの子供の頃に決めた覚悟は変わりません。
だから、常にその覚悟のもとで生きています。
これは物心ついたときから「男は女を守るもの!」という教えを何百回も聞かされて育ったせいかもしれません。
今回の震災では大勢の方々が、誰かを守る為に自分の命を犠牲にして行方不明になりました。
そのことを罪悪感として苦しんでいる被災者が大勢います。
「自分だけ助かってしまった」と毎日思い悩んでいるのです。
しかし、助けてくれた人々は悲しんで欲しいとは思っていないと思います。
私からすると誰かを助けて行方不明になった方々は全員がヒーローです。
もし、私が命を落としたとしても、助けられた人が一人でもいてくれて、その人が「自分を助けてくれた人はこんなことをしてくれた!」と大勢に語ってくれたら嬉しいと思います。
だから、悩まないで名もなきヒーロー達の為にその生きざまを語り続けて欲しいと思います。
それが助けてくれた名もなきヒーロー達への一番の恩返しだと私は思います。
せっかく助けられた命なのですから、亡くなった人の分まで笑顔で生きてください。
どうかこの願いが届きますように・・・。
亡くなった人の分まで笑顔で生きましょう!
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