Knock, Know, Who's There?

非実在青少年規制に反対します

保坂展人

保坂展人「児童ポルノ規制の対象として「非実在青少年」の性的描写物まで規制しようとしていた。しかもその目的が「社会風潮の打破」だという。ひどい話です」

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/b5f00794ac3a6da61fffe162ac526999

12、表現規制
――保坂さんは「児童ポルノ単純所持規制」に反対していることでよく知られています。なぜ反対なのでしょう?

 私はこれまで、子どもの人権を守るために積極的に活動してきました。当然「児童ポルノ」の被写体として人権侵害されている子どもたちを放置できないという立場です。

 その私が「児童ポルノ規制反対」というので、首をかしげる人もいる。でも、昨今の規制論は、児童ポルノとはなにかという議論もせず、主観的で、あいまいな要件で規制の網をかけようとしているのが明らかですね。つまり、「子どもの人権を守る」という目的で、周辺の怪しいものは全部捨てようというものです。これは大変こわいことです。

 東京都青少年条例では、児童ポルノ規制の対象として、漫画やアニメなど、実体を持っていない「非実在青少年」の性的描写物まで規制しようとしていた。しかもその目的が「社会風潮の打破」だという。ひどい話です。これに対し、漫画家たちが記者会見して、条例を止めたのは、この問題が表現の自由に関わる脅威だということを端的に表していたと思いますね。

 よく、「『児童ポルノ』を論じるとき、『表現の自由』や『内心の自由』を持ち出すのは筋違いだ」という意見があります。しかし、戦争中、思想や言論の弾圧を合法化した治安維持法で、まず、取り締まられたのはエログロナンセンスでした。そのことを忘れてはなりません。

保坂展人「みなさんとともに、東京都青少年条例のような、「表現規制」をものともしない法や条例の暴走を止めていきたいと考えています」

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/1cffeec85a9f4da775d0c4447311e2bb

私は国会議員時代、子どもの人権擁護のために、児童買春・児童ポルノ禁止法の制定や児童虐待防止法の制定に取り組んできました。児童ポルノ禁止法は、最貧国の子どもが売買され、苛酷な性的搾取を強要されているだけでなく、逃げることの出来ない監視の中で経済的にも搾取されているという事実があり、また子どもを性的凌辱の対象としたポルノが出回ることで、長期にわたって子どもの人権が蹂躙されることを放置してはならないというのが、1999年当時の立法目的でした。

ところが、ここにきて、児童ポルノ禁止法に、妄想や空想、想像を表現した創作物を規制対象とする動きが浮上してきました。これは、憲法21条の「検閲は、これをしてはならない」に抵触する問題です。東京都青少年条例も、「非実在青少年」を描いた創作物まで販売規制の範囲を拡大し、また児童ポルノ禁止法強化の先取り的な条文まで加えようとしています。

現行の東京都条例でさえ、「芸術」や「文化」の素養も「表現の自由」への配慮もない乾いた訓示規定が目につきますが、今回の条例改正は、さらに、一種の「精神運動」を呼びかける内容になっていることにも大きな危惧を覚えます。

「青少年」であることで、非行防止と保護の対象とし、自分では決められないので国家(行政)が生き方を決めてやる、「善悪の判断」が出来ないので、かわりに法律(条例)で決めてやる、という「おせっかい」は、黙っていると無限に膨張していきます。反対のしにくいところで検閲国家に向かおうとしている兆しではないでしょうか。

みなさんとともに、東京都青少年条例のような、「表現規制」をものともしない法や条例の暴走を止めていきたいと考えています。

保坂展人「「表現規制」と「おせっかいファシズム」の時代錯誤」

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c1b759d573ee20d87dfb3d531ae32eb0

「十把一絡げ」が彼らの発想の特徴である。多数のいい作品の中に「悪い作品」が混じっていたら、その書棚ごと焼き払えという考え方である。たしかに「悪い作品」も燃えるが、その他の多数の作品も消失してしまう。その副作用に対しては鈍感だ。「非実在青少年」などという素晴らしいネーミングは、よほどに冷徹な感性がなければつくりえない。

世の中は、清流ばかりではない。インターネットの有害情報の規制は必要だとは言っても、網をはればすぐに網をくぐり抜けてくる「雑多な情報」があるのが現実である。青少年に必要なのは、「ネット上の情報」と向き合う距離感や選別、誤って入口をくぐってしまった時の「脱出方法」、掲示版で起きたトラブルへの対処の考え方など「リテラシー」の力ではないか。

保坂展人「「表現規制の闇」の扉の前に立ちはだかる人々」

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3fd482add6a9654e3aba34a589328a3c

午後2時過ぎから東京都議会2階の会議室で「2010年3月15日東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える」(主催・青少年健全育成条例を考える会 代表・藤本由香里)が開催された。

進行役の山口貴士弁護士から「昨年の総選挙で落選したが、この問題で頑張ってくれた保坂さんが会場に来ているので」と突然の紹介があり、何の準備もないままに挨拶。

「法律や条例がまったく知られずに議論され、一般の人たちに知られるのは、採決の直前ということは、これまであった。大勢の人たちが今日集まり、表現の現場にいる先生方も声をあげたことで、社会的に問題提起することが力になる。特に、二次元創作物(マンガ・アニメ)にかかわる規制については、国会での「児童ポルノ禁止法」の論議でも「対象外」としている事柄。国会の議論は棚上げして東京都が条例で突っ走るのはおかしい」と発言した。

保坂展人「東京都条例で「非実在青少年・創作物規制」の動きが加速」

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/1dc69866b2b3b5c69eea9edb1269327a

最近、東京都青少年条例が大変なことになっているというメールの数が増えてきた。

東京都でこの議論をリードした学者が、私がアグネスチャン参考人に「宮沢りえの写真集は芸術的できれいじゃないか。それでも禁止するのですか」と言って、「15~6の写真、あなたはそんなに見たいんですか」「18歳まで待てないですか」とさとされて言葉を失った……などの捏造をしていたことも知った。

少なくとも「宮沢りえ写真集」の単純所持を犯罪とし、「子どもの人権を守った」などというのは倒錯の極みである。そして、国会での議論も開始されていないマンガ・アニメの規制までなだれ込むのは誰のためなのか。
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