九条・発言

2018年07月28日

遥かな国、遠い国、コスタリカのこと

16年前、つくばでガラス絵作家児玉房子さんの講演と作品を見た。彼女はコスタリカに魅せられてコスタリカに創作活動の拠点をおいた。私の記憶の中にそれ以前にコスタリカという国はなかったように思う。軍隊を捨てた国、豊かな自然をまもり、子どもたちが大切にされている国とはどんな国?

丁度、新婦人の会茨城がコスタリカツア−を募集していたので申し込んだ。事前学習で亀印製菓社長、コスタリカ名誉領事の林さんのレクチャーを受け、ますます興味がわいた。

選挙最高裁判所、女性省、アリアス財団、etc 訪問と交流とめまぐるしいなか、いくつかの国立公園で
自然を満喫した。子ども病院や小学校の平和教育の授業の見学では子どもたちが車座すわり、自由に話し合う平和教育とはこうなんだ。学校は2部制で、物質的に豊かとはいえないが(この時は)子どもたちのなんといきいきとかがやいていたことか! 先生方との交流で平和教育プロジェクトについて説明をうけた。驚きと楽しさと学びいっぱいのツア−だった。今でも強く印象にのこっているのは、バスに中で日本の歌を合唱し、若いハンサムなガイドさんにぜひ歌をとお願いしたら、すっと立って、コスタリカの国歌を歌ったのだ。

映画「コスタリカの奇跡」が待ち遠しい。遠い国ではなくなったコスタリカ。(コスタ海岸リカ豊かな)  (福田 洋子)


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中学校道徳教科書の展示を見て思うこと

6 月、県教育事務所(合同庁舎内)で行われている中学校道徳教科書展示会に行ってきた。昨年は小学校の道徳教科書展示でしたが、今年度からすでに小学校では道徳が教科化されている。来年度から中学校でも実施される。教科化されることは文科省検定済教科書の使用が義務付けられ、子どもへの評価が行なわれることになる。

8 社から出ている教科書、3学年分24 冊を見ることは到底無理で、事前の予備調査が必要だ。「歴史」
「公民」の教科書が採択されたとき、育鵬社の教科書が侵略戦争を美化していると問題になったことを思い出した。道徳では「日本教科書」という会社が「道徳教育専門の出版社」と宣伝されているが、安倍首相の政策ブレーンと言われる「日本教育再生機構」理事の八木秀次氏が、代表取締役となり2016年4月に設立したことがわかった。早速、日本教育社の教科書を閲覧した。2年生の「白菊」という題材で、長岡市の花火が「真珠湾攻撃の日」にホノルル市で打ち上げられ、日米の「和解」について取り上げているが、日米だけの和解は、子どもたちに戦争に対する観念に誤解を与えないか? 教材として適切なのか? 考えてしまった。そしてその最後に安倍首相がハワイで行ったスピーチが掲載されていたのには驚いた。日本教育社の教科書を採択しないで欲しいと市の教育委員会に意見をあげることが必要だ。その他にも気になる箇所があり、意見、感想を書いてきた。

子ども一人一人が自分で考え、自主的に主体的に判断し、生き方を見つけていく事が必要なのに、国が定めた価値観を押し付けることが道徳を教科化する狙いでは? 道徳教科書の問題からも、教育を変え、憲法、特に憲法九条を変えるという安倍首相の狙いが見えてくる。お国のために、こどもたちの、命を奪う、お国のために戦争に行くようなことが二度とおこらないよう、当面の課題は安倍内閣を退陣させることだと思っている。

7月12 日の茨城新聞の「県民の声」土浦の小学6年生が「道徳」に成績ない方がいいと、投書していた。小学校の道徳に成績を付けるのに反対。成績を上げるためだけに道徳をするようになったら、授業で考える優しさや心の大切さが感じられないと思う。等々。今年から始まった、小学校の「道徳」の授業をまさに受けている6年生の声なのです。ぜひ読んでください。  (松浦 光子)


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何でもありの自由でファッショな党に変わったの? それとも前から

「何でも従いますという無責任な人が称賛されるなんて、もう嫌だ」

妻が関与していたと国会で追及されても、真摯に答えますと国民に誓っても、総理も、官邸の答弁も摯に答えるどころかはぐらかし続けている。文科省の裏口入学の話か出たときは、総理も官邸も関与していないことなのでさっさと調査の手が入った。これで良く分かった、自分に都合の悪い事案は逃げまくり、自分の身に関係ないことはどうぞお好きにやりなさいということだということが。

西日本各地に大雨警報、土砂災害警が伝えられていた5日、総理も参加して自民党議員数十人が宴会を開いていた。参加議員のSNSには笑顔でノリノリの集合写真が投稿されていた。各地で警戒が続く中、危機感のなさ、無責任で能天気な総理や議員にあきれた。

6日には、オウム真理教の元幹部ら7人が処刑されている。この7人の死刑に署名している法務相もこの宴会に参加しており、笑顔で写真に収まっているではないか。職務とはいえ自分で署名し7人の命を執行する命令を出した前日、刑に値する人かも知れないが、人の命が奪われる前日の宴席ではしゃいでいられるとは、こんな無神経な人に法の番人は任せられない、即刻退場してください。

野党がだらしないとかあれこれ言っている与党議員やマスコミ、評論家の方々に言いたい「だらしない
のは「何でもしたがいます」と言っているあなたが方ではないですか」と。支持率も落ちてないと政府は胸を張って言っていますが、国民の声を聞いてみると支持されているとは到底思えません。ここでも「何でもしたがいます」と言う人が称賛されているとしか思えません。

5年も続く安倍政権は緊張感を失い、失言続きの傲慢政権になってしまった。国民の命を守る国会議員の使命を忘れた人たちには、即刻、議員を辞めてください。

安倍政権に憲法9条をいじる資格はない!  (赤嶺 愛子)


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「コスタリカの奇跡」から学ぶ

中米コスタリカはニカラグアとパナマの間に位置し、九州と四国を合わせたほどの面積に450 万人が
暮らす。国土の52%は森林で多様な自然環境は動植物の宝庫として知られ世界中のエコツアーが集う。この国は、軍隊を廃棄し、非武装中立に徹し、平和国家建設の道を追い求めている国として、また幸福度世界一の国として注目されている。

ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」では、1948 年から1949 年にかけての軍隊の廃止の流れ
を追いながら、軍事費を教育、医療、環境など社会福祉に振り分け、平和憲法をベースに平和、民主主義、人権擁護、環境保護を国是に、小学校段階から平和教育、人権教育を重視するなど平和国家建設への本気度を、「兵士より多くの教師の数を」のホセ・フィーゲル元大統領、ニカラグアとエルサルバドル間の紛争を仲裁しノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス元大統領はじめ、弁護士、ジャーナリストたちが証言してくれる。

コスタリカは全てにわたってユートピアというわけではない。経済的にも豊かではない。貧富差、極貧
困層も存在する。最近では麻薬組織、治安も問題になっている。しかし、様々な困難な課題を平和、民主主義、人権、平等の立場で克服する絶えまない努力を国を挙げての取り組んでいる姿からは学ぶものが多い。

コスタリカのすごさは自国のみの平和や幸福を追及しているのではない。1989 年に非武装積極中立平
和主義を宣言し、その基本は民主主義を定着させることで武力紛争の要素を排除し、話し合いでどういう社会を作るか決めることである。この積極的の意味は紛争にはどちらに側にも組みしないが仲介には積極的に介入するということだ。

また、平和だけでなく人権、環境保護の分野でも、国際社会で積極的な役割を果たし、その存在感を高めている。例えば,2015 年のCOP21 いわゆるパリ協定では、困難かと思われた協議をコスタリカの女性事務局長の尽力でまとめ挙げた。さらに、昨年7 月、国連の核兵器禁止条約の交渉会議議長を務めたのもコスタリカの女性大使であり条約採択に貴重な役割を果たした。

平和とは単に「軍隊をもたない」、「戦争しない」ということだけではない、平和主義とは民主主義・人権・環境・自由など一体的、総合的に理解することだ、とこの映画が教えてくれる。

さて、コスタリカに勝るとも劣らない平和憲法を持つ日本はどうなのか、全てにわたってコスタリカとは真逆で、情けない姿が浮かびあがってくる。

平和憲法を守り、戦争する国づくりに反対する多くの人に観てほしい映画である。

ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス元大統領の日本国民へのメッセージをネットで見つけました。その最後の部分を引用させてもらいます。「・・・・私は、日本国民と日本政府に、訴えます。戦争にではなく、平和に投資してください。軍事基地開発にではなく、人間育成に投資してください。軍事テクノロジーにではなく、ビジネステクノロジーに投資してください。日本と世界は、一層より豊かになっていくでしょう」(2001 年4 月26 日)  (近藤 輝男)


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沖縄に戦争準備の基地は造らせない! 全国革新懇・沖縄統一連の現地抗議行動に参加して

6月1日から3日間、羽田空港から那覇空港まで約3時間半、海外のパイロットが一番危険と怖がる那覇空港へ。民間機の着陸は海面より300М〜500М と制限されている。海面スレスレだ。米軍機はなんの制限もない。沖縄の空に日本の制空権はない。

そしてバスで名護市へ。米軍・軍属車両は高速道路は無料、日本人は有料である。初日は学習交流会で主催者挨拶で牧野富夫氏(日大名誉教授)は2月の市長選(稲嶺ススム)を振り返り、「相手は日本政府との闘いだった。我々の側もオ−ルジヤパーンで戦わないといけなかった。次の闘いは、沖縄を思って、とか沖縄の心でとかでなく自分の問題として闘う。安倍政権になってから逆風にさらされている。教育基本法を改悪、国民投票法、はては防衛庁を省に昇格したり。今度の沖縄県知事選挙は本土の力しだい、今から直ちに闘いの、のろしをあげよう。本腰いれて。」と力強く訴えた。稲嶺元市長は「全国の支援に感謝します。選挙は国との闘い。官邸指導の選挙作戦。わずか2週間で100人の国会議員、6万人の自衛隊関係者、創価学会会長が乗り込み学会員を締め上げる。相手候補は一度も表に顔を出さない。「レンタカー200台」で期日前投票に総力を上げる。金力凄まじい。現市長に前年にさかのぼって基地交付金を支給する。今、私は毎日非暴力で闘い続けている。私をごぼう抜きして「かりの檻」に入れる元市長の足を平気でひっぱる。みなさん、本土の沖縄化、今、沖縄でおきてることが日本をおおいつくすことがあってはならない。これを止めるには子どもを思う心、仲間に、次の世代に責任を持つ心が大事だ。金の騙しで心は奪えない。」

現地報告は瀬長和夫氏(沖縄統一連事務局長)「平日はダンプ330台で最近は座り込みをさけ船で資材を運搬している。埋め立ては護岸を作っただけでは基地はできない。怒濤の海では堰は崩される。防衛施設局は環境を守りながら、工事を進めると言うが「今、サンゴが卵を産む時期」なのに何も聞き入れない。今、新たな問題が出ている。それは活断層と軟弱地盤が新たに判明した。大浦湾の軟弱地盤は、マヨネーズ状態で深さ40М。この辺野古新基地建設工事を受注したのは本土ゼネコン、沖縄土建企業で、埋め立てに数百億円。国民の税金を使って、貴重な海底の生物系を破壊する。札束攻勢は漁民から漁業権を買い取り、反対運動のカヌ−隊の抗議行動を1日5万円で、魚をとらずに監視を続ける。地元町内会に1千万単位の協力金を出しているが金では心は奪われない。協力者もたくさんいます。いま、沖縄県内すべての市町村に深く広い組織があります。本土と連帯して総力戦で翁長知事を支えれば絶対完成しない。」

二日目、辺野古の海へ。テント村に「あきらめない」の看板がかまえている。乗船して埋立地へ抗議行動、船長の説明を聞き湾内の海底に詳しい測量士の案内で海上へ。海難救助を任務とする海保が、抗議しているカヌ−めがけて下からひっくり返す。スクリュ−2本を装備したゴムボートで威圧してくる。これが辺野古の現実だ。「命の海、命の森、人間が住めなくなっていいのか、ジュゴンを日本から追い出していいのか」と、大型拡声器で抗議の声を張り上げる。赤嶺衆議院議員が「いま、あなたたちはこれが本来の仕事なのか、命令しているのは誰か考えてほしい。鳥も魚も人間も住めなくなっていいのか、200年も長持ちする基地、こんなものはいらない。皆さんも恋人や両親がいる。平和を取り戻すために、毎日座り込みしているおじい、おばあをゆっくり休ませてあげようではないか」! 赤嶺議員の訴えに、文字どおり、海水、汗、涙のずぶぬれで抗議の声を張り上げた。その後、キャンプシュワブ正門で抗議行動に5人の国会議員と稲嶺ススム元市長、地元700人、本土150人が駆けつけた。
そして極東最大の嘉手納基地へ。朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争はここがすべての後方支援基地。安保の見える丘から基地調査をした。

この後、現うるま市の石川・宮森小学校へ。1959年6月30日午前10時40分ごろものすごい爆音で火をふいた米軍戦闘爆撃機が6年3組の教室に突入してきた。この時間は「楽しいミルクの時間です」。17名が犠牲となり、多くの子供たちが負傷した。米軍司令官は「パイロットは無事か? 代わりがいない」と。このパイロットは墜落前に機外脱出。今もちっとも変っていない。この学校では毎年6 月、平和を考える月として当時の写真展おこなっている。あまりのむごい事故に武者小路実篤氏が、な
かよし地蔵に碑文をよせている。絶対に風化させてはいけない歴史の証言である。

3日目、たかかずの展望台へ。普天間基地が一望できる。ここは沖縄戦最大の激戦地で今でも雨の後に人骨が出てくる。基地の裏側にオスプレイが不気味な、異様な姿で駐機している。1機102億円、24機。その光景に思わず息をのむ。「世界一危険な基地」クリアゾ−ンに密集する家々!目の当たりにして怒りがフツフツわいてくる。

沖縄連帯のつどい最後は宜野湾市沖縄コンベンションセンターに1000人が集まり、沖縄、本土が一体となった。多くの団体の代表が思いを強くしたあいさつに、翁長知事のメッセージに、沖縄に日本に基地はいらない!

今年韓国大統領と北朝鮮労働党委員長のトップ会談で、南北朝鮮の戦争状態の終結宣言、北朝鮮に非核化など北東アジア情勢の新しい展開がおきています。さらに米朝トップ会談が戦後初めて実現し、圧力一辺倒の外交から、対話による外交がスタ−トラインににたちました。もう二度と朝鮮半島での戦争はしないと韓国大統領の強い執念は安倍政権とは真逆です。このあらたなアジア情勢は200年持つ辺野古新基地は必要なくなるとの発言に本当にそうだと思った。今後日米の政財界から執拗な圧力がかかりますが、対話路線がおおきな力をはっ気します。と発言を結びました。

この全国革新懇・沖縄統一連の現地抗議行動に参加して、多くのことを学びました。全国的な新しい運動のはじまりです。私たちの様々な平和運動、憲法を守る闘いは新しい段階にはいりました。運動をあきらめない、すべては子供たちの未来のために、わたしたちの陣営を厚く、広くしましょう。憲法9条を守る3000万署名は今、1700万、9月30日までに何としても実現させましょう。猛暑が続いています。体調管理をしてみんなで力を合わせましょう。 (福田 勝夫)


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2013年11月10日

日本版NSC審議入り「戦争司令部をつくる準備本格的に」

あなたの携帯電話がすべて盗聴されていたら。日本には、個人情報保護法があるから大丈夫なんてのんきにかまえていたらとんでもありません。
ドイツのメルケル首相がオバマ米大統領に厳重抗議。アメリカの情報機関から個人の携帯電話を盗聴されていた可能性が高いとして、説明を求めた。「事実であれば、重大な審議違反だ」と厳しい口調で詰め寄りました。
フランスの7千万超の市民の通話記録を不正に入手、オランド大統領が抗議。
さらに欧州、中南米、ブラジル、メキシコでも首脳へのスパイ行為が行われていた。また各国大使館や国連本部も監視下におくなど、アメリカは何かと言うと「テロとのたたかい」を名目に、世界中でやりたい放題の無法国。その情報機関を統括するのがNSC。
ところが、これを手本に国家安全保障会議(日本版NSC)をつくる法案の審議が10月25日から国会で始まりました。秘密保護法と一体で強引に通そうとねらっています。安倍政権は、国民の知る権利を奪いながら、権力による監視を一層つよめようとしています。
国家安全保障会議(日本版NSC)は世界各地の紛争に軍事介入を繰り返してきたアメリカ、イギリスにならい内閣総理大臣が、国家にあらゆる情報を集約・統制して外交、軍事政策をトップダウンで強力におし進める現代版の「大本営、戦争司令部」をつくろうとするものです。もともと国家安全保障会議(日本版NSC)をつくれと迫ったのはアメリカ国防省です。
平気で他国や個人の権利を侵害するアメリカと手を結んで、世界中で戦争するアメリカに自衛隊を参加させてはなりません。
憲法を権力者の都合のよいように解釈改憲していつか来た道に戻ろうと着々と準備をしていますが、世論調査は健全です。秘密保護法反対50%超、「慎重審議求める」82%(共同通信10/28)。
国家安全保障会議(日本版NSC)・秘密保護法案の二つの悪法を世論を盛り上げて一気につぶしましょう。(会代表 福田 勝夫) 

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2009年07月28日

核廃絶のうねりの中、原爆と人間展を成功させよう

今年も8月1日(土)〜9日(日)まで、県南生涯学習センター(イトーヨーカドー5階)ロビーでパネルによる「原爆と人間展」を行ないます。8月2日(日)にはピースデーとして、アニメ「はだしのゲン」「はだしのゲン2」を上映、被爆体験談、朗読、土浦市の中学8校の平和使節(昨年度)の報告会等を行ないます。皆さん、ぜひお越しください。

今や世界は核廃絶の大きなうねりの中にあります。2月にオバマ大統領は核兵器を使用した唯一の核保有国として道義的責任があるとして、核兵器のない世界をめざす決意を表明しました。また5月のノーベル平和賞受賞17人による「ヒロシマ・ナガサキ宣言」は大いに歓迎され、また被爆者運動を力づけるものでした。

過日、日本被団協第54回総会が東京で開かれましたが、議事の中の今年度運動方針の一つに海外派遣活動(遊説団)の推進と世界各地で原爆展を開催することが提唱されました。そして、これまでは欧米を主体に進められてきましたが、今後はアジアにも積極的に展開すべきであるとして、1月にはマレーシアで原爆展が開かれ、被爆者が証言を行ないました。ほとんどが「初めて見る」人で、見学の後、「本当にあったなんて信じられない」との感想や質問が多く寄せられたそうです。

総会では海外の活動も必要なことながら、身近な事として国内でも被爆後64年が経過し原爆を知らない人が多くなっている現状があり、国内でももっと積極的に原爆展を展開し、原爆の恐ろしさと戦争の愚かしさを知り、憲法9条の大切さを訴えるべしとの声もありました。

なお、日本被団協としては「ノーモアヒバクシャ9条の会」をはじめ、地方の憲法ならびに9条を守る運動などと連帯して、21世紀を平和な世紀として次世代に残す運動に取り組むことを誓いました。
(茨城県原爆被爆者協議会会長 黒川 博)

 



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2009年07月26日

好評の九条栞・誕生の記!

春三月、東京の桜が満開の頃に、「押し花絵」をやっているMさんが、東京で会の仲間と展覧会を開きました。素晴らしい作品の数々を拝見した上に、帰り際に、お土産にと言って「お好きな栞を一枚プレゼントしますから選んで」と言われました。私達三人は、これも素敵、あれも素敵と一枚を選ぶのに楽しく迷いました。

私達「木田余グループ」と言われている4人組は、健康のために毎日約5000歩くらいの散歩をし、野草や野鳥の観察を楽しんだり、お喋り情報交換をしていますが、Mさんが「この前のような栞を創るのは簡単なのよ、みんなで創って、講演会に来てくれた人にプレゼントするのはどう!」と言うのです。「300枚も作れるの?」「4人でやれば簡単、簡単」。と言うわけで、その日から野草の採集をはじめました。スミレ、菜の花、土筆、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ヒメスイバ、等々、押し花の素材は沢山ありました。それをMさんが押し花作り専用の乾燥器を使って、どんどん押し花にしていきました。そして又、ある日のお喋りで「せっかく栞を作るんだから、九条の会らしく、皆に九条メッセージを裏に書いて貰いましょうよ、みんなで作ったと言う意識もたかまるよね」ということで、憲法九条つちうらの会のメンバーが、自分の憲法九条に寄せる熱い思いをカードに書きこみました。

栞創りはMさんが言ったように、意外と簡単で、しかもやっている内にどんどん楽しくなっていくものでした。台紙の上に押し花を芸術的に配して?(これが工夫次第で楽しいところ)、ラミネートフィルムを接着させ、穴を開けてリボンを結んで完成です。3日間の半日仕事でしたね。これはMさんの道具だてがしっかりしていたからのことですが。しかし、こんなに皆さんに喜ばれるとは、正直思っていませんでしたから、また作っておいて、活用の幅を広げていくのも良いな〜なんて思いますね!

九条メッセージは70ほど、記録してあります。2〜3紹介しますと、

*世界の流れは九条の方向へ。

*私たちは平和の内に暮らす権利があります。今の日本でそれを守る最後の砦が憲法九条です。

*九条は戦争犠牲者たちの遺言状。守れ、活かせよ、平和のために。
(高村登美子)



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2009年07月25日

安齋育郎先生の講演を聴いて

5月30日、立命館大学の安斎先生の講演を聞くにあたって、先生のユーモアに富み、時にはマジックさえも繰り出すという前評判を耳にする度、なぜか『話のうまい人』に対するある種の猜疑心が芽生え始めていた。それもそのはず、我々を取り巻く現代社会は『うまい話』のわなに満ちている。それは犯罪に限った話ではなく、日常のあらゆる場面において、他人は信用ならぬという脅迫観念を誰もが心に抱いているような気がする。特に政治においては2000年代初め、巧みな話術で国民の圧倒的な支持をえて登場した小泉政権は詐欺以外の何者でもなかった。結局彼が残したものは雇用破壊、成果主義に基づく過度の競争、そして個人と社会の分断であった。

そんな時代に多感な時期を過した我々の世代の多くは、たとえ平和を訴える人であっても、いや、そうであるからこそ、そう簡単に信用するわけにはいかないのだ。確かに私も平和を望むし、改憲勢力と言われる連中には軽蔑の念を抱いていた。しかし、自分が派遣社員の出身であること、かつて同僚達がたどった境遇を考える時、戦争と平和などというテーマはとても遠く感じられた。つまり、今この日本で求められている社会運動はまず労働運動であり、平和運動はその次の問題であるという重大な過ちに陥りかけていたのだ。

しかし、先生のある言葉が私をその過ちに気づかせてくれた。平和の反対概念は何かという問いに対して、彼は戦争ではなく『暴力』という言葉を提示し、それを『その人固有の能力、資質、才能の発揮を阻害する一切の行為』と定義した。衝撃だった。感動などという言葉を通り越した感銘を受けた。初めて労働運動と平和運動の本質的なつながりを見出せたのだ。

今われわれ労働者は職場では成果主義、長時間労働など視覚化出来ない暴力にさらされ年間何万の命が奪われているのだろうか。更に改憲により戦争という物理的な破壊を伴う暴力を強要されようとしている。改憲と雇用破壊、この2つの悪がその本質を共にして同一の勢力により推進されている以上、我々国民は思想信条をこえて反暴力という立場にたち、自らの生存権をかけた共同戦線を組織してこれに対抗しなければならないと強く思うのは私だけではないはずだ。
(金子岳司)


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2009年07月23日

憲法九条の会・結成4周年のつどいに参加して

賛同者の一人でありながら、普段何も活動していない私ですが、今回久々につどいに参加しました。

安齋育郎先生の、弾丸のような120分の講演をとても楽しく聴きました。事実を知るということの大切さが改めて感じられました。特に印象深かったのは、講演最後で強調されていた憲法12条。「国民の不断の努力」です。今回のような会に参加し、自分自身の問題意識を高めていくとともに、こうした会に参加しない人にも働きかけていく、そうした地道な「不断の努力」ができているのかと、改めて自分を振り返ると、できていないなあ、と反省しました。

「憲法で守る」という積極展開が必要だという先生の提案もとても興味深いものだったと思います。その中で、「平和教育を初等・中等・高等教育で実践する」というものがありましたが、教員に対する締め付け、日の丸、君が代問題などますます保守化している昨今の教育現場で、憲法を守るという平和教育をどのように実践したらよいか、とても難しい課題だと思います。その点について先生の具体的な案をもっと聞いてみたいも思いました。

テレビ番組から世の中の事件、政府の動きまで、「何となく怪しいな」で終わらずに、それがどういう意図でなされているのか、探っていく努力が大切だと思います。
(小澤ひろみ)

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