渋谷区議会:平成22年度予算案に対する渋谷区議会民主党の意見新しい公共〜熟議

2010年04月09日

宮下公園運動施設管理条例について

宮下公園運動施設管理条例については、課題もいろいろありましたが、賛成いたしました。
考え方を簡単に書いておきます。


なお、宮下公園については、
1)ネーミングライツ(年1700万、10年間)により、通称名を「宮下NIKEパーク」とする
2)NIKEの費用(数億円)で公園整備を行った上で、フットサルコートに加えクライミングウォールとスケート場を作る
3)フットサルコート、クライミングウォール、スケート場を有料施設とし、区が管理する
ということになります。


○手続きについて

ネーミングライツと施設整備を巡る手続きについては、
・議会での報告がほとんどなかった
・利用者に対する説明が十分とはいえなかった
・工事説明会に主催者(NIKE)が出席せず、会場もせまかった
・工事着工直前まで関連条例が議会に提出されなかった
という課題を今まで再三にわたり指摘して参りました。


少なくとも着工前に条例が提出されたので最低限手続きは満たされたと考えますが、
・ネーミングライツ等では議会の関与(通称も条例に盛り込むなど)を手続きに組み込むこと
・ネーミングライツでは明確な募集手続き・選定基準(CSRに取り組む企業を優先するなど)を定めること
・区の主催する説明会等はネット中継・録画中継を行うこと
の三点を求めました。


○野宿者への対応について

宮下公園には野宿をなさっている方がかなりいらっしゃいました。
彼らへの対応を十分にするように、強引なことをせずきちんと福祉的な対応(自立支援や生活保護など)を行うことを民主党は求めて参りました。


区側の努力が実り、条例採決の直前に区側の把握している野宿者に理解が得られたということです。


○公園機能の維持について

宮下公園と言えばデモ等政治表現の場にもなっています。
この機能を損なわないよう、十分な広場を残すよう民主党は求めて参りました。
これについては北側に広場を確保することができました。


また、有料の運動施設については、西原公園テニスコート、宮下公園フットサルコートの2施設に続き、クライミングウォールとスケート場が整備されます。
これらは区が管理するものです。
もちろん入園は無料ですし、運動施設以外にも広場や十分なゆとりがありますから、フットサルやスケートのプレイを見ながらくつろぐ、なんて空間になるといいなぁと思います。


そのほか、色々な課題がありますが、最終的には区民にとってプラスになると判断して賛成しました。

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kenposzk at 00:19│TrackBack(0)議会活動 

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