2017年03月

事務所から送られてきたプロフィールを紹介します。


■松元ヒロ プロフィール 

 

1952年  鹿児島に生まれる。

1969年  鹿児島実業高校在学中、全国高校駅伝で区間賞。

1975年  法政大学在学中に陸上の道から芸の道へ。

卒業後、男は黙ってパントマイマーに。

その後、よく喋るマイマーとしてお笑いの道へ。

1985年  NTV「お笑いスター誕生」で優勝(笑パーティー)

1988年  <ザ・ニュースペーパー>の結成に参加、政治風刺コントの世界へ。

1998年  <ザ・ニュースペーパー>を退団し、ソロ活動開始。

1999年  渋谷ジァンジァンにて46歳のソロデビュー。マイムやトーク、

一人コントをフューチャーした“スタンダップ コミック”

での公演活動に入る。

2005年  「立川談志 日本の笑芸百選」(NHK BS2)に選ばれる。

2007年  TBSラジオ「永六輔その新世界」の『土曜ワイド芸能大賞』受賞

2000年~09年 立川志の輔師匠の「志の輔らくご」に毎月ゲスト出演。

2008年~ ソロライブ『ひとり立ち』を主に新宿紀伊國屋ホールで春と秋、

定期的に行っている

2013年~「週刊金曜日」に『写日記』(エッセイ)を隔週で掲載中

2014年  TBSラジオ・永六輔の『土曜ワイド芸能大賞』2回目受賞

2015年  対談「安倍政権を笑い倒す」出版(佐高信・松元ヒロ著)角川新書

2016年  絵本「憲法くん」出版(作:松元ヒロ・絵:武田美穂)講談社

関西大学 高作正博
改憲論議が進む日本で考えるべきこと


政治は社会の反映であり、その逆もまた真である。不誠実がはびこり、自らの野望のためにはウソも平気でつく。政界も日本社会も同じ病を抱えている。そんな中で改憲論が進んでしまうことには大きな疑問がある。 本稿では改憲論議が進む日本社会で、考えておくべきことを指摘したい。

安倍政権の下で改憲論議はできない

第一に、安倍政権の下での改憲論議への批判である。外には厳しく身内に甘い。それは、今の政治全体を貫く傾向である。そんな精神が蔓延する今の政治状況で、政治権力を縛るはずの憲法をめぐり、まともな議論が展開される保障は全くない。 安倍政権の下での改憲論議は、今すぐストップすべきである。特に、次の点が重要である。 まず、指摘しなければならないのは、衆参両院で多数を獲得した政権側の「おごり」である。特に、それは強行採決発言や強行採決に見られた。環太平洋経済連携協定(TPP)承認案をめぐり、福井照特別委員会理事は、強行採決という形で実現するよう頑張ると発言し(2016年9月29日)、また、山本有二農林水産相も、強行採決するかどうかは衆議院議院運営委員長が決めると発言した(10月18日)。安倍首相もまた、「我が党においては結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と述べた(10月17日)。強行採決の事例は挙げればきりがない。特定秘密保護法、安保法制等、数多くの対決法案を強行採決で乗り切ってきたのではなかったか。TPP承認案、年金制度改革案、カジノ解禁法案でも採決が「強行」された。国会運営における不誠実な対応は目に余る。たまらず、大島理森衆議院議長も、「国会審議の実情に疑問を感じざるを得ない」「国民に恥じない運営をして欲しい」と発言せざるを得なかった(12月22日)。

少数意見を暴力で圧殺

また、少数者の意見を暴力で踏みにじる態度である。特に、沖縄の基地問題をめぐり住民・市民に対する対応が酷すぎる。高江のヘリパッド建設に抗議活動をしていた住民・市民に対し、警察や機動隊は暴力により弾圧し、取材していた地元の新聞記者を機動隊が強制的に移動させた。また、言葉の暴力で踏みにじる事例もある。沖縄県に派遣された大阪府警の警察官は、「土人」等と差別的発言をし、松井一郎大阪府知事は、「出張ご苦労様」と警察官をねぎらう投稿をツイッター上で行った。加えて、記者団には、反対派の行動について「あまりにも過激なんじゃないかなと思う」と語っている。鶴保庸介沖縄北方相もまた、「差別と断定できない」等と繰り返し発言している。警察官の発言やそれを擁護する政治家の発言には、差別意識が横たわっていることは間違いない(同じ言葉を大阪府民に対して用いるだろうか)。基地建設に反対する住民・市民を「過激派」としか受けとめることのできない態度にも、権力者の横暴な態度が見えている。

自民党の路線変更の危険性

第二に、自民党改憲草案重視から合意重視への路線変更とその危険性である。再開された衆議院憲法審査会において、自民党の中谷元氏は、日本国憲法の基本原理が「すでに国民の生活に定着したものになって」おり、「将来も継承していかなければならない」と述べた。これは、自民党が自らの改憲草案重視から合意重視へと路線変更したことを意味する。いわゆる「押しつけ憲法」論を理由とする改憲論や基本的人権・平和主義等を根底から覆す憲法改正草案を棚上げした方針を踏まえたものだ。「05年にまとめた憲法調査会報告書でGHQの関与の事実ばかりを強調すべきではない、という意見が多く述べられている。これを考慮することは重要だ」と述べるのも同旨である。自民党が「トンデモ」改憲案を表向き封印したことで、野党が改憲論のテーブルにつく流れが生じうるが、それには大きな危険性も伴うことを考えなければならない。 まず、改憲が現実味を帯び、一気に国民投票へと進むおそれがある。憲法審査会は、国会に憲法改正案を提案する権限を有する重要な機関であり、一度、テーブルについた以上、出された結果には責任を伴うはずであるし、最終的に数の力で押されたときには後から議論自体をなかったことにはできない。 ジーン・シャープの次の指摘が、今こそ参照されるべきである。「独裁体制が強力であるのに、目障りな抵抗が存在する場合、独裁者は『和解』を装って反体制派と交渉し、相手を降参させたいと望むだろう。そんな交渉の呼びかけは魅力的かもしれないが、交渉の場には大きな危険が待ち伏せしている」。それ故、「どんな場合でも、民主化勢力は独裁者の目的達成のために手を貸すべきではないのだ」(瀧口範子訳『独裁体制から民主主義へ』ちくま学芸文庫2012年、32~33頁)。交渉の中に巧みに罠が張り巡らされていることも考慮する必要がある。

問題が多い各党の改憲案

また、各党から出されている改憲案には大きな問題が内在する。例えば、衆議院憲法審査会で、中谷氏は、環境権、知的財産権、統治機構改革、緊急事態条項、参議院議員選挙の「合区」解消を挙げた。また、日本維新の会の足立康史氏は、教育無償化、統治機構改革、憲法裁判所の設置を列挙している。 しかし、この中には、明らかに憲法改正の課題とはならないものが含まれている。環境権、知的財産権、教育無償化等、本来は法律で対処すべきものであり、これらを実現するための規範論的整理がなされていないという意味で法的な誤りを犯すものといえよう。 統治機構改革も、憲法改正まで行って変更したい統治機構とは何であるのか、具体的な内容は全く不明である。憲法裁判所の設置についても、これまで人権保障に必ずしも積極的ではなかった最高裁に「接ぎ木」するだけで、箱物を変えればうまくいく、というものではない。そのことは、戦前の裁判官が多く就任した戦後の裁判所において、必ずしも憲法の価値を実現する判例が蓄積されては来なかったことを考えれば明らかであろう。「合区」解消も、平等原則を後退させるだけの必要性があるのか疑問であり、結局は、国会議員の議席確保のための方便ではないのか。 議論の結果、緊急事態条項で改憲案がまとまるならば、それこそ憲法九条改憲と同様、或いはそれ以上の危険性を孕むものとなり得る。何より改憲への市民の警戒感が薄れてしまい、将来の九条改憲へのレールを敷いてしまう。今、日本は重大な局面にある。 (『未来』215号)

 今年で3回目になる、5月4日(@いたみホール)の憲法集会。その呼びかけ人が以下のように決まりました。

54憲法集会(@いたみホール) 呼びかけ人  佐々木基文(宝塚宗教者・市民平和会議代表 西光院名誉住職) 北野聡子(宝塚市会議員) 木下達雄(浄土宗・大林寺住職) 佃真人(日本基督教団牧師) 中川慶子(原発の危険性を考える宝塚の会) 柴生進(前川西市長) 上杉孝實(京都大名誉教授) 北上哲仁(川西市会議員) 谷正充(関西よつ葉連絡会兵庫ブロック) 津田加代子(川西市会議員)大津留求(伊丹市会議員) 高塚ばんこ(伊丹市会議員) 西村政明(伊丹市会議員) 保田栄昭(元兵庫県会議員) 小柳久嗣(市民の手で社会を変えよう!連続市民講座実行委)酒井浩二(尼崎地区労議長) 高原周治(小児科医師) 中村大蔵([社福]阪神共同福祉会理事長) 弘川欣絵(弁護士) 広瀬徹(障がい者人権擁護センター尼崎) 丸尾牧(兵庫県会議員) 山崎昌子(日本消費者連盟関西グループ) 岩下彰(西宮市会議員) 川元志穂(弁護士) 在間秀和(弁護士) よつや薫(西宮市会議員) 福間公子(芦屋「九条の会」) 坂本三郎(部落解放同盟兵庫県連委員長) 山口邦子(コープ自然派兵庫理事長) 水岡俊一(前参議院議員) 上田誉志美(関西大名誉教授) 木村真(豊中市会議員) 高橋もと子(福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西) 服部良一(元衆議院議員) ◎事務局長 川上八郎(伊丹市会議員)


 今年は昨年までの陣形の上に、地元伊丹の人たちを中心に頑張るということで、元県議の保田栄昭さんや市会議員たち、またあす若の弁護士たちや、また現在安倍政権を揺るがす大問題になっている森友学園問題を追及し続けてきた豊中の木村真市議が加わってくれ、阪神間を中心に大阪・神戸まで含む、大きな社会運動の陣容になろうとしています。この呼びかけ人を先頭に、5・4憲法フェスタの7成功をかち取っていきましょう。
 

  あと2か月に迫った5・4憲法フェスタ(@いたみホール)のチラシの表面ができました。これまでにない爽やかなチラシだと自負しています。現在裏面の作成に取りかかっており、3月10日には納品の予定です。当面3万枚印刷しますので、必要な方は事務局まで連絡ください。事務局=川上八郎(090-6065-4857)
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今年もやります

54憲法フェスタ(@いたみホール)

笑いと歌と憲法講座 ゲストは松元ヒロ 高作正博 早苗ネネ 

322日(水)集会実行委員会 422日(土)拡大実行委員会

311福島原発事故の反省から201110月に始まったいたみホールでの脱原発集会。落合恵子さんや小出裕章さんや大江健三郎さんを講師に毎回1000人規模の集会が開かれ、市民を軸にした新しい運動の芽をはぐくんできたと思います。
 これを受けて戦争法の制定が目論まれた2015年には、高橋源一郎さんと高作正博さんを講師に54日にいたみホールで憲法集会が開かれました。あえて54日にしたのは各地の53憲法集会と重ならず、より地域密着の集会にするためです。
 昨年の参議院選挙で改憲勢力が衆参両院で32を得た今、よりバージョンアップした3回目の54憲法集会が今年は必要です。
 例年複数案が出て苦労してたどり着く
ゲストは、今年は松元ヒロさん、高作正博関大教授、歌手の早苗ネネさん(元「じゅん&ネネ」のネネ)となり、名称も54憲法フェスタ @いたみホール 笑いと歌と憲法講座」となりました。プログラム順番も決まり、あとはチラシとチケットの作成です(38日完成予定)。呼びかけ人も昨年からの柴生進元川西市長、坂本三郎部落解放同盟兵庫県連委員長、水岡俊一前参議院議員をはじめ、今年からは保田栄昭元兵庫県議(伊丹)や川元志穂弁護士(西宮)、さらに今や安倍政権を揺るがしている森友学園を最初から追及してきた木村真豊中市議にも加わっていただきました。

ただ416日投開票の宝塚市長選が目前に迫っており、宝塚市長選の勝利の上に最終スパートをかけたいと思っています。


 そのための実行委員会を322日(水)にいたみホール会議室で、422日(土)は拡大実行委として、いたみホール大会議室で、憲法・共謀罪などの勉強会と呼びかけ人のアピール、ブースの最終決定などをおこないます。
 このフェスタの成功のため意見や提案のある方、さらにブースを出したい方・団体など、多くの皆さんが3月・4月の実行委員会に集まることを呼びかけます。
 
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54憲法集会(@いたみホール)実行委員会

連絡先:川上八郎 09060654857


ゲストのプロフィール
松元ヒロ
 鹿児島実業高校の駅伝選手として全国大会で区間賞をとる。その推薦で法政大に入学も、駅伝をやめプロのパントマイマーに。1985年「お笑いスター誕生」で優勝。コント集団「ザ・ニュースペーパー」で、村山元首相の役を演じ好評。一人芝居「憲法くん」(最後に憲法前文をすべて暗唱)が好評。

早苗ネネ 「じゅん&ネネ」の『愛するってこわい』で紅白に出場。デュオ解消後は自然との触れ合いを求め八丈島などに居住。311福島原発事故後西日本に避難。20158月川内原発再稼働を前の現地や各地で「戦いは…永久にこれを放棄する」と『サヨナラ戦争』を歌う。

高作正博 石川県生まれ。琉球大学教授をへて、2008年から関西大学法学部教授。授業以外でも市民集会の講演は好評。編著に『徹底批判!ここがおかしい集団的自衛権』(合同出版)、共著に『オキナワと法律』(法律文化社)などがある。勤
務する関西大学は昨年「軍事研究拒否」を声明した。


54憲法集会(@いたみホール)呼びかけ人

佐々木基文(宝塚宗教者・市民平和会議代表 西光院名誉住職)北野聡子(宝塚市会議員) 木下達雄(浄土宗・大林寺住職) 佃真人(日本基督教団牧師) 中川慶子(原発の危険性を考える宝塚の会) 柴生進(前川西市長) 上杉孝實(京大名誉教授) 北上哲仁(川西市会議員) 谷正充(関西よつ葉連絡会兵庫ブロック) 津田加代子(川西市会議員) 大津留求(伊丹市会議員) 高塚ばんこ(伊丹市会議員) 西村政明(伊丹市会議員) 保田栄昭(元兵庫県会議員)小柳久嗣(市民の手で社会を変えよう!連続市民講座実行委) 酒井浩二(尼崎地区労議長) 高原周治(小児科医師) 中村大蔵([社福]阪神共同福祉会理事長) 広瀬徹(障がい者人権擁護センター尼崎) 丸尾牧(兵庫県会議員) 山崎昌子(日本消費者連盟関西グループ) 岩下彰(西宮市会議員) 川元志穂(弁護士) 在間秀和(弁護士) よつや薫(西宮市会議員) 福間公子(芦屋「九条の会」) 坂本三郎(部落解放同盟兵庫県連委員長) 山口邦子(コープ自然派兵庫理事長) 水岡俊一(前参議院議員) 上田誉志美(関大名誉教授) 木村真(豊中市会議員) 高橋もと子(福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西) 服部良一(元衆議院議員) ◎事務局長 川上八郎(伊丹市会議員)

    

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