憲法を考える豊富な企画

54憲法フェスタ(@いたみホール)は、午前中の沖縄映画、午後の音楽、集会・トークと盛りだくさんな内容ながら、750人が1日憲法について考える企画となった。本集会前にはプログラム資料と30種の集会チラシを折り込む作業が開会ギリギリまで。憲法の条文が4つ繋がれば憲法グッズが貰える「憲法ビンゴ」も行われた。
 1330分から難波希美子さん(集会実行委)の司会で開会。主催者挨拶は尼崎の小児科医の高原周治さんで、憲法9条の意義と安倍改憲の危険性と、今回は憲法25条などの社会権も考えていくと訴えられた。次に兵庫6区(伊丹・川西・宝塚)の桜井周衆議院議員の国会報告。「連休前の国会は、審議の前提である事実が公文書改ざんなどで確定できず審議ができない」と国会運営を弾劾し、「憲法を守れない政権が憲法を変えることは許されない」と訴えた。姫路の小野純一さんをリーダーとするアマチュアバンドは原発・沖縄の課題にも取り組んできたグループで、「アリラン」の澄み切った歌声やオリジナルの「種を播こうよ」で感銘を与えた。584

 ついでメインゲストの山尾志桜里衆議院議員の「声を上げることで社会は変えられる」と題したミニ講演。政治家2世・3世でなく、子育て中の女性が国会議員になった。安倍首相のデタラメな憲法解釈と激しく対決し、最も嫌われる国会議員の一人に。1度の落選を挟みながらも、16年には少子化問題を取り上げ、普通の市民の声を政治に反映させた。また安倍首相の改憲は、フルスペックの集団的自衛権を認めるもので、これには歯止めが必要と訴えた。


 
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