web上で少しずつ知名度をあげていたdokakaが一躍有名になったのは何と言ってもアイスランドの世界的歌手bjorkのアルバム『Medúlla』に参加したからだ。とくにその一曲『Triumph of a heart』にはpvにも出演している。スパイク・ジョーンズらしい味のある映像である。

bjorkがやみくもにブス可愛いのはいいとして、歌の伴奏をしているのは多分、ほとんど全部dokakaの声である。そして映像の真ん中くらいでエアギターをしながら奇声を発している謎の小太り東洋人がdokakaである。
dokakaはもともとはメタルもしくはプログレ系のバンドでドラムをしていたのだが、何を考えたのか、自分の声を重ね録りして一曲にすることを思いつき、カヴァー曲を中心にweb上に上げたり、路上でパフォーマンスをしたりし始める。そのうちに世界的に一部の人たちの知ることになり、そこにbjorkが目を付けて今に至るという感じだ。
だから、いわゆる「HBB(human beat box)」の出自がヒップホップなのとは少し毛色が違う。まずストリートの匂いが全くしない(路上パフォーマンスしていても)。ヒップホップってのは元をたどればストリートギャング文化の中から出てきたものであって、今でもそれに関わる人たちは「俺は悪だぜ」という雰囲気作りをしたがる。それに比べてこの男の風貌はどうだ。垢抜けない。さらにいうとダサい。どう見ても文化系のインドア派だ。オタクが身に纏うべきもっさりした空気に正しく全身包まれている。
そこがいいのである。中身のないストリート文化なんか滅びてしまえ!
だからHBBではない! 口音楽だ! 格好悪さは正義だ!

それではまずはカヴァー曲集。
Nirvanaの超有名曲『Smells like teen spirits』
まずは原曲(niconicoはコメントが気持ち悪いのでyoutubeから)

dokakaによるカヴァー

路上パフォーマンス

なんでみんな普通に通り過ぎてんだよ!
dokakaはbjorkに「one-take man」と呼ばれていたらしくて、いつも一発どりですましてしまうらしい。抜群のセンスと類いまれなる適当さのなせる技であろうか。

続いて私の大好きなKing Crimsonの『21st century schizoid man』
原曲

dokakaによるカヴァー


続いてIron Maidenの『The Trooper』(niconicoはメタルファンの論争がウザいので以下略)

dokakaによるカヴァー


さらに泣けて難解で抜けなくてエロに必然性がなくて絵が受け付けないことで有名な人気18禁ゲーム『air』の主題歌『鳥の歌』(コメントが気持ち悪いけどあえてniconicoで)

dokakaによるカヴァー

最初に「観鈴、好きだぁ」の言葉が入っているように相当思い入れがあるようです。

liveでのスーパーマリオその他

『ゼルダの伝説』その他

その変な動きはどうしても必要なんですか?

ロンドンまで行って生き恥を晒すdokaka


まあ、こんな感じで困った人なんですけど、見てて面白いし飽きないから、いいんじゃないでしょうか。こっち側に人だしね。なんだ、こっち側って。
あとオリジナル曲のCDも出てるんで、よろしかったらどうぞ
HUMAN INTERFACEHUMAN INTERFACE
アーティスト:DOKAKA
P-VINE(2008-11-07)
販売元:Amazon.co.jp
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ジャケットは無暗に格好いいが、果たして中身は?

無茶苦茶かっこいいやんけ!