新しく買った体重計が馬鹿なんですよ。
デジタルで体脂肪率とかBMIとか基礎代謝とか出してくれるんですけどね。
そう言うのは全部体重が決定されてから表示されるんですよ。
そして体重の表示の最小の単位は0.2キロなわけです。
というわけでわたしが乗ると体重の表示が「〇〇..4」と「〇〇.6」の間を行き来し続けて一向に止まらない。
よって体脂肪率も出ない。
わたしは脱衣所で叫びます。
「この馬鹿体重計め! 正しい体重を教えてやるよ! わたしの体重は〇〇.5だ! だからさっさと体脂肪率を教えろテルミー! ドンビーシャーーイ!!!」
完全なアホだ。
そう考えるとむかしの体重計は良かった。乗ると目盛が動いてすぐに止まってちゃんと体重を教えてくれたんだもの。
体脂肪率は教えてくれなかったけどさ。
デジタルにしていいことはもちろんたくさんある。
でも原因と結果の間のステップが多くなり、直接性が少なくなれば、問題の発生する場所も多くなっていくのだ。
我々は新しい技術を導入するにあたって、ロシアの宇宙船ソユーズの成功の理由を少し考えてみるべきだ。
ロシアは貧乏なのでソユーズをもう50年もだましだまし使い続けている。
その結果、弱点や失敗の要素はすべて分かっているので、最新技術の塊りよりも安全になってしまっているのだ。
もちろんその過程で何人もの人間が死んでいるし、ロシアだって金があれば新しい宇宙船を作ってたかもしれないけどさ。

ソユーズの素晴らしくアナログで直接性溢れる工夫。
乗組員「すみません! この椅子に座るとスイッチに手が届かないんですけど」
技術者「それならこれを持て。ロシアの英知の結晶、ボタン押し棒だ!」
ソユーズのボタン押し棒

そしてこれがガガーリンのころからの伝統である、ぶら下げられたぬいぐるみ。古川さんの乗った機体の打ち上げ映像から。
ソユーズのぬいぐるっみ
これで、重力が強くかかっていたり、無重力になったりしているのが管制塔からでもすぐ分かるんだそうだ。
アメリカならデジタルな計器を開発しちゃうところだろうけど、それをこれですますというのがかっこいい!
うちの体重計ももっと見習うべきだ。