ずいぶん前に「Farmers Market」というと言うノルウェーのバンドを紹介したときにこの人たちは架空の民族音楽を作っている、という話を書いたが、同じようなコンセプトの超絶変態演奏技術集団がやはりフィンランドにいて、やはり出所不明の民族音楽を、ヘヴィメタルなのかパンクなのかジャズなのかジャンルのまったく分からない風味づけで作りだし続けている。それが「Alamaailman Vasarat」だ!
彼らもまた自らの音楽を「ヴァサラシア〜ヴァサラット郷」という架空世界のワールドミュージックとしている。北欧にはこういう非ヨーロッパとヨーロッパが融合してしまう、本当の意味での「エキセントリック=脱中心的、辺境的」な何かがあるのだろう。
ホーン・セクションにチェロ2台、ドラム、キーボードという普通のバンドからはかけ離れた構成で、何重もの超展開を見せてくれる彼らの音楽は疲れたとき僕を元気づけてくれる貴重な薬である。

『Astiatehdas』

これぞ「エスニック・ブラス・パンク」! これぞ「ラジカル・トラッド」!

『Vasaraasialainen』

風貌の怪しさまで含めて完璧。なんだよその髭、髪形、帽子。マンガのキャラクターじゃねえんだから。もう、好きすぎておかしくなりそうだ。

『Katkorapu』

そもそもまずホーンセクションの2人組が「ノッポとデブ」だってのが良すぎ。惚れてしまいまうやろ!
荒木飛呂彦に描いてもらうと面白いかも。

『Tujuhuju』

このバンドの音を特徴づけ下支えしているツインチェロの音のかっこよさに全身総毛立つ。キーボードとホーンセクションは民族音楽風なのに、ドラムはかなりロックしている。
糞かっこええ!!!

『Luonto Tuli lähele』

実はこの人たち、今年2011年の5月に来日していたのだが、僕はいけなかった。なんで東京ばっかり優遇されるんや……

KaeaermelautakuntaKaeaermelautakunta
アーティスト:Alamaailman Vasarat
販売元:Nordic Notes
(2008-07-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
名アルバム! 入門に最適。

フーロ・コルッコ~消えた冒険家フーロ・コルッコ~消えた冒険家
アーティスト:アラマーイルマン・ヴァサラット
販売元:Pヴァイン・レコード
(2009-08-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
噂によると最高傑作らしい。まだ持ってない。

公式サイト