『RWBY』は時間が短いので、ドラマ部分はどうしても駆け足気味になり、どうも描写不足な感じが出てくる部分も多いが(vol.1最後のワイスとブレイクの和解とか、ベルベットへの苛めとか)、それでも定番を堅実にこなす意思によって、そこそこのものになっているように感じられる。「定番」とはこのためにあるのだ。

ピュラさんは、実力者だとは言われながら、大活躍と言えるような機会には恵まれていなかったが、ここに来て八面六臂の大乱舞である。少し不満を言えば、ほとんどの場面で一対多と見せかけた一対一だが、本当の一対多を描くのは難しいのでまあいいや。マーキュリーの蹴り中心のスタイルも今後に期待だね。小気味よくスローを挟むのが心地よい。
それはそれとして、ダンスパーティがあるらしい。イケメンヘタレのジョーンの鈍感ぷりは正統派男主人公という感じですな。ピュラはどうも薄幸なオーラをかもし出しているので、ジョーンの男の見せ所、というわけですかね。


ブレイクがブレてるのにかこつけて、vol.1ではあまり描かれなかったヤンのキャラクタの掘り下げ。ブレイクは猫娘としての存在意義を発揮。そして、ワイス→ネプチューンが確定的になり、ピュラ→ジョーン→ワイス→ネプチューンと恋愛関係はだんだん複雑に。ちなみに、アメリカの大学の寮(コエド=co-edと呼ばれる)では男女共同が当たり前。非常に安く、実家から通える位置にあっても、寮に入るのが常識になっている。学生結婚が増えるわけで、少子化や高学歴の晩婚化対策のためにも、日本でも導入すべきであろう。それにしても、男女同室の場所でタオル一丁だったり、女友達がヘッドフォンつけてる横で、「ボーイズトーク」したりするのは、悪いジョーク以外の何者でもないが。湯冷めしますよ。
あと、ワイスの細かい仕草が可愛いね。


音楽がいい。
映像作品にとってどれだけ音楽が重要かが思い知らされる。今やってる『寄生獣』のアニメ版とか見ると、ひどいもんな。
ダンスシーンに歌を重ね、まるで熟練のDJのつなぎのように戦闘シーンの音楽に移り、見事にアクションシーンに盛り上がりを重ねる。
いいね。
この演出でラブコメ回から自然に本題に入っていくのである。シンダーさんの台詞が元ネタのシンデレラを踏襲しているのもいいが、普通の人なら見逃しちゃう恐ろしく速い手刀を受けた警備員さんが、妙に嬉しそうな顔をして気絶するところが好き。
ジョーンが女装をするのは、元ネタのジャンヌ・ダルクの逆。これで逆に男を上げた。ネプチューンはかっこつけを卒業し、更なるネタキャラへと進化できるか。というかそれ踊れるか踊れないかという問題じゃないのでは?
よく見るとDJはダフトパンクみたいな奴らですね。

7話でかかっていた曲『Shine』


ダンスシーンのすげ替え