けんさく。

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2011年02月

No Pan Nightに行きたかったという話

去年2010年、一番イケてた日本アニメは断トツで『Panty & Stocking with Garterbelt』であった。
見たことのない人には説明しても何の事だかよく分からないだろうから、とりあえずこれを見てくれ。第一話のうんこを撒き散らす「うんこゴースト」を主人公二人が倒す場面から。



本職の特撮スタッフを雇って撮った爆発がすばらしい。
ちなみに主人公のうち、金髪の方が姉の「アナーキー・パンティ」。穿いてるパンティを脱いで銃「バックレース」に変化させて戦う。地上の男千人切りを目指す真正の「ビッチ(英語ではなくネットスラングの意味での)」だ。第一話から牛乳配達員をベッドに引きずり込んだ状態で登場したのが新鮮でした。
そして構造のよく分からない髪の方が、妹の「アナーキー・ストッキング」。ストッキングを脱いで刀「ストライプⅠ,Ⅱ」に変化させて戦う。甘い物には目がない「スイーツ(笑)」女である。ゴスというよりゴスロリな衣装に身を包み、一時期ぶよぶよのMオヤジを飼っていた時期もあるようだが、実は本人も少しマゾっけがあり、きつく縛ると喜ぶ。駄目男にひたすら貢いで駆け落ちしようとしたこともあるなど、姉と違い恋愛脳の持ち主であるようだ。
その二人があられもない格好で「ファック!」だの「シット!」だの言いながら、ゴーストやデーモンと戦うのが大雑把なこのアニメの筋書きだ。

まず、設定のがいい。GAINAXの『グレンラガン』スタッフの力を結集してひたすら下らないことをやるという意思を感じる。さらに、アニメのネタをアニメで消費する、という最近のアニメの流れに逆らって、『デスレース2000』とか『
昭和残侠伝』などの何十年も前の映画ネタを平気に使うのも良かった。そして、個人的にはアメリカンカートゥーンに日本アニメがオマージュをささげたのが何よりうれしい。絵柄は『パワーパフガールズ』だし、話の下らなさは『ビリー&マンディ』だし、残酷シーンは『サウスパーク』や『Happy Tree Fiends』だし、下ネタは『Drawn Together』だ。こういうの好きな人が日本アニメ界にもちゃんといたんだということが分かった。アニメの絵柄としては、常時大雑把に言って四種類の絵柄を使い分けているのも面白いし、話数によってはさらに変種の絵柄がある。『天使が水着に着替えたら』では、『ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ』みたいな手抜きモブを背景に、これもカートゥーンによくあるフラッシュ調でリップシンクロに気うを使った演出が見られた。『インナー・ブリーフ』では全盛期の『デクスターズ・ラボ』を彷彿とさせる下らなさの沸点を越えてしまったような話を、『フォスターズ・ホーム』も真っ青のキュビズムデフォルメのもと動かしまくった怪作だ。立体を疑似立体として書くのではなく、無理やり平面にしてしまう技術は、美術やデザインなどではあるが、それをアニメ―ションにするなんて頭が下がる。

ああ、実際見てない人に説明しても、言葉の無力さを思い知るばかりなので、ここまでにしておく。そもそも今回の話題はアニメーションの技術のことではなく、音楽のことだったんだ(いま思い出した)。
上の動画で見ても分かるだろうが、このアニメは音楽のできが相当いい。
音楽を担当しているのは、m-floの
☆Taku Takahashi、浜崎あゆみや宇多田ヒカルとも仕事をしている人だが、トレッキーでありガノタである。多分アニメの仕事はこれが初めてだが、彼が上の動画の『Fly away』のremixを手掛けたteddyloid(若干21歳)等を連れてきてくれたのだろう。その結果このアニメの音楽は、普通のアニメ音楽と出自の違う、ディスコミュージックを母体としたダンサブルでノれるものに仕上がっている。
オリジナルサウンドトラックも無茶苦茶売れた。アマゾンのランキングで一時期東方神起より上にいったし、オリコンのウィークリー十位に食い込んだりした。お勧めなので買うとよい。
Panty&Stocking withGarterbelt The Original SoundtrackPanty&Stocking withGarterbelt The Original Soundtrack
アーティスト:TCY FORCE produced by ☆Taku Takahashi
フライングドッグ(2010-12-29)
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さてようやく本題だ。さる2月26日の深夜から27日の早朝にかけて、秋葉原はMograにおいて、パンストの音楽のオールナイトイベント「No Pan Night」が行われていたのだ。正直いって出たかった。でも諸般の事情で無理だった。そこで私は深夜Ustreamの中継で見ていたのだが、さっそくその映像の一部がyoutubeに出ていた。(追記:3月2日、瞬殺確認。涙)

なんて楽しそうなんだ!
最初の方は、普通のテクノミュージックのremixばかりで、また更衣室の関係でコスプレしている人もおらず、こういう音楽は嫌いじゃないけど、あまりパンストと関係ないなと思っていたら、途中から『らんま1/2』『スプーンおばさん』『ラピュタ』さらには夭折した「imoutoid」などカオスな選曲が出始め、フロアではレベルの高いコスプレイヤー達が踊り狂い始め、一番盛り上がったところにteddyloid、さらにはシークレットDJの☆Taku Takahashiまで現れて興奮の絶頂に達したのが大体上の辺り。ちなみにこのときUstreamの回線がものすごく不安定で私はパソコンをぼんぼん叩いていました。ああ、現場にいて踊りたかった。でも泣かない。大人だから。

劇中一番格好良かったシーン

この作品は今まで下手なのが多かった日本アニメにおけるCGの使い方の新時代の始まりとなる作品である。アニメが好きなら「サンジゲン」という名前を覚えていて損はない。そしてやはり音楽がいい。

劇中のmusic video

洋楽ネタ、いくつ分かるかな? 鳥取(笑)

劇中音楽のremix




(追記:3月2日、新作来ていたので追加)


No Pan Nightの様子(teddyloid登場から☆Taku Takahashi乱入あたりまで)(追記:3月2日、これもまるごと消されていた。涙)





この繋ぎで回線がストップしたのもいい思い出である。




このときは音は聞こえてたけど、画面は動かなかった。そして、この「動け! 動けったら!」である。そしてその直後、私が見ていた画面(これとは違うチャンネルで見ていた)の回線が一度遮断されたのである。神タイミングと言うべきであろう。




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ちなみにtagroによるコミカライズはヤング・エースで連載中だ。都庁みたいなアジトに住んでて勃起で障子紙を破って攻撃してくるゴーストが、性表現を規制しようとするのでやっつける話とかすごいぞ。「season of sunshine」で「パーフェクトプレイ」なんだぞ。

360度逆の話

「真逆」と言ったら普通180度であろうが、「360度逆」というけったいな言葉を使うやつがいて、私はそれを聞いたとき、これを思い出したものだ。



一回転したら向こうむきにならずに、またこちら向きだ。
しかし家に帰って、押し入れの中で座禅を組んでいるときに気付いてのだが、もしその一回転の中心に特異点があったらどうだろうか。特異点、つまり複素関数論における「極」を中心に一回転すると、その留数2πi倍だけずれてしまう。つまりリーマン面の他の枝に出てしまうのだ。すると逆ではないかもしれないが、大きくずれてしまうことだけは確かだ。それだけじゃない。宇宙の真空の相転移の際の古い空間が残った部分の一種(位相的欠陥と呼ばれる)である「宇宙ひも」のまわりでは、時空に角度欠損ができ、その周囲を一周する角度は360度未満となっているらしい。360度逆が無意味と断ずるのは少々早すぎるのであろう。それと同様にカトリーヌが一回転してどのような体位になったのかも、まだまだ熟考が必要ということか……
あ、「ピエールとカトリーヌ」はフランスパンについて歌った歌ですよ、念のために言っておくと。

けんさく。の映画評5 『不思議惑星キン・ザ・ザ』

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皆さんはすでにご存じでしょうが、「砂漠映画」というジャンルがあります。『デューン 砂の惑星』『スターウォーズ』『ファンタスティック・プラネット』『風の谷のナウシカ』『ポピーザぱフォーマー』と正に豪華絢爛たる顔ぶれとしか言いようのないラインナップですね。そしてそれらそうそうたる作品群を抑えて「砂漠映画」のトップを飾るのが今回紹介する『不思議惑星キン・ザ・ザ』なのです!(あくまでも個人の見解です)

まず、言わなくてはいけないことは「砂漠はいい!」ということです。考えても見て下さい。我々のまわりにある日常的なもの、それらのどれじゃ一つを砂漠の中に配置してごらんなさい。あっという間にそれは非日常の奇妙なオブジェと化すでしょう。砂漠の中のコンビニ、砂漠の中のガソリンスタンド、砂漠の中の交番、砂漠の中の自動販売機、砂漠の中の公衆トイレ、砂漠の中の公衆電話、砂漠の中の横断歩道、砂漠の中のデモ行進。砂漠とはどんな文明の成果も空気の温度差が織り上げる幻にしてしまう稀有な舞台装置なのです。そのような舞台装置に見合った物語を提供することができたら、それは傑作間違いなしに当たりきでしょう。
そして『キン・ザ・ザ』ほど、砂漠の異化作用を惜しげもなく繰り広げた映画はないのです。モスクワの街かどで困っていた異星人のテレポーテーション装置によって惑星プリュクに飛ばされたサラリーマンとバイオリン弾きの学生の主人公二人。その前に現れる砂漠の上を飛ぶ巨大な銅鐸みたいな飛行装置。その中から出てくる小汚く陰険な異星の住人。この星ではなぜかマッチが貴重で主人公たちは最初歓迎されるがすぐにマッチが切れて迫害される。砂漠に散在する奇妙な装置群。見知らぬ星をバイオリンと素人の歌の芸をしながら、地球に戻るための長い旅をする主人公たち。星の住人はテレパシーでロシア語が分かるが、彼らの言葉は「キュー(公言可能な罵倒語)」と「クー(それ以外のすべての表現)」のみという有り様。だだっ広い砂漠の馬鹿らしさをことさら強調するための馬鹿らしいアイテムやアイディアの宝庫。あまりに馬鹿馬鹿しくてストーリーなぞ紹介しようものなら、作品の面白さを伝えるという行為に絶望しそうになるので、もうこの際ストーリー紹介なんてしないことに決めました! 社会風刺っぽい要素の解説もなし! 確かにこのソ連崩壊前に作られた作品に描かれた奇妙な階級社会や物資の欠乏は、共産主義の腐敗と惨状と解釈したい欲望を駆り立てますけど、そんなことを語ったってこの映画の面白さは全然説明できないのです。
そんなことより、砂漠に思いを馳せながら、ほっぺたを二回叩いて両手を開き、膝を外側に軽く曲げながら「クー!」と言っていた方がなんぼでも有意義というものでしょう。(これはロシアで相当ヒットした作品なので、このジェスチャーもロシア人にはかなりウケるという噂です)。

しかし、この映画を見て考えてしまうことは、この世界は二つの部分に分けられるという心理です。砂漠か、砂漠でないか。そして砂漠でない場所に住んでいるすべての人間は砂漠に言葉では表現できない憧れ(あくがれ)を感じてしまうものなのです(よく分からん人は安部公房を読もう)。もしかしたら砂漠化の原因はそういう人々の砂漠への無意識の想いが現実化したものなのかもしれません。(あくまでも以下ry

壁 (新潮文庫)壁 (新潮文庫)
著者:安部 公房
新潮社(1969-05)
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そう言えばロシアではこれのアニメ版『Кин-дза-дза-дза!』(キン・ザ・ザ・ザだと…? またふざけた名前だな)があるらしいです。wikipediaの日本語ページには、2005年に製作をスタートして2008年に公開予定と書いてあるが、ロシア語ページ(もちろん読めない)を見ると、どうも2011年公開予定(Премьера 2011と書いてある。このキリル文字は「プレミア」と読む)らしい。大丈夫か? 具体的にいつ公開なんだ? ちゃんとした作品になるのか? 日本には入ってくるのか? 心配だなあ。

(追記:2013年1月10日:アニメ版完成した模様

さあオタクのみんな! 「ELTINGVILLE CLUB」に集合だ!

オタクはどこにだっている。
そして世界中のどのオタクにも言える共通の性質もあれば、それぞれご当地オタク独特の風習もある。
それでは今回は、ちょっとだけアメリカのオタクの生活を覗いてみよう。



嗚呼、本当に世の中のためになんの役にも立たなさそうだな。いわゆる「GEEK」と呼ばれる連中でITやコンテンツのベンチャー始めて成功する奴なんてほんの一部で、大概はこういう毒にも薬にもならない、愚かな消費者たち何だろうなぁ。

ここで豆知識、
アメリカのオタクのいくつかの(アニメ等におけるステロタイプな)特徴。
1.友達の地下室にたむろし、家族に嫌がられる。
2.テーブルトークRPG(本来これこそRPGと呼ばれていたゲーム)をよくする。
3.妹に嫌われる。妹がぐれて「GOTH」になる。
4.顔の表面が不衛生。ニキビやらでき物が大量にある。
and so on……

実は

実はさ、ここだけの話なんだけどさ、秘密の話だから今まで誰にも言ってなかったんだけどさ、だから初めて話すんだけどね、どう言ったらいいのかよく分からないんだけど、なんというか、今夜はブログなんか更新してる場合じゃないんだわ、マジヤバくて。
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