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2011年04月

劇団イヌカレーの『ユニバース』

『まどか☆マギカ』がようやく放送されて、興奮が冷めやらない人びとも多い模様だ。甲羅を経たSFファンとしてはいくつか文句もあるのだが、しばらくは黙っているくらいの空気は読めるので、今回はこのアニメのキャラクター造詣や背景美術(異空間設定)において、非常に重要な役割を演じたアニメーターデュオ「劇団イヌカレー」に注目してみよう。

そもそもはガイナックス所属だった2白犬と泥犬の2人のアニメーターによるユニットで、OAD『獄・さよなら絶望先生』でシャフト作品に初参加してからは、多くのシャフト作品の重要な要素になっている。

ただ、私の印象に強く残っているのは、実はシャフト作品ではなく、彼らの古巣GAINAXの作品『天元突破グレンラガン』の1シーンだ。
本来のグレンラガンの絵柄とは全く違う、まるで水野純子とかみたいな女の子の妄想世界の具現化のような絵が動きはじめたのだ。ある時期の女の子の描く絵が多くそうであるように、キャラクターはどこか人形じみていて、そこが不安で危うい感じがした。古い話ですまないが、何だかうる星やつらの映画第一作『オンリー・ユー』の冒頭シーンを思い出した。
それがイヌカレーとの出会いだ。

その後はシャフト作品での活躍が多くなり、それらの作品を私は一生懸命追いかけていたわけではないので、あまり多くは語れない。だが、今回の『まどか☆マギカ』での彼らの作品への関わりは、非常に重要かつ、ほぼ完ぺきな仕事であり、アニメの成功に大きな貢献をしたと言えるだろう。素人研究者が続出した、人口文字や細かい絵遊びには恐れ入った。これでドイツ文学を専攻する人が多くなってくれれば、それはとってもうれしいなって。

まあ、絵について文字ばかりで語っても仕方がないので、一つだけ動画を張っておこう。
彼らのデビュー作。坂本真綾『ユニバース』

DAFは妖しくていいなあ

DAFってのはなんでも「Deutsch-Amerikanische Freundschaft(独米友好)」の略らしいんだけど、その時点で変なバンドであるということは分かるな。何でも旧東ドイツの独ソ友好条約とドイツ赤軍(RAF)をもじったんだとか。せっかくそういう紹介の仕方をしたんだから、政治的な曲から紹介していきましょう。

Der Mussolini
かっこええなあ。パンクだなあ。
こいつらがパンク出身てのは後で忘れがちになるから覚えておいていい事実。
そしてこいつらの歪んだシンセが後のテクノやハウス、そしてもちろんインダストリアルに強い影響を与える。
あとヴォーカルのガビの独特の動きが大迫力であんな間近で見たら、ぶつかってきそうで怖いだろうな。ていうか、どこでライブ開いてんだよ。
あと、ムッソリーニっていうのが渋くていいね。 

次はもう少し顔の分かる映像を。ガビのダンスが堪能したい人もこちらへ。
Libe Auf Den Ersten Blick
 
いい動きだなあ。闇の中、顔と手だけが浮かびあがって美しくすらある。
この人たちの音楽は「エレクトリック・ボディ・ミュージック」とも言われるけど、この「ボディ」って言う言葉に深い意味を探してしまうほど、なんか露骨に変態の臭いがする。平たく言うと露骨にゲイっぽさを演出している。ちなみにヨーロッパにおける国民性のイメージによると、フランス人が開放的なバカエロ民族なのに対し、ドイツ人は変態のむっつり助平である。覚えておくと、得するかも。
しかし黒ずくめに角刈りのドイツ人を見るとどうしてもナチスを思い出すな。狙ってやってるんだろうけど。
そもそもこれってpvなの? これ見て買いたくなる人ってどんなだ?

というわけで、見えざるリクエストにお応えするために、さらに妖しく、さらにホモっぽいものを。
 
題名の意味は「強盗と王子」。あからさまだなあ。
さっきよりはずっとpvっぽい。需要は不明だけど。でもヤン・シュヴァンクマイエルとかのチェコアニメの匂いがして好きだな、これ。

これのライブ映像を発見。

なにこれ? 日本髪にバナナ刺さってるのは何の冗談だ? ステージ上の誰一人としてやる気が感じられない。そもそもこの曲ライブでやる意味があるのか? 盛り上がりようが無さすぎる。
後ろに提灯ぶら下がってるし。意味わかんねえ。でも好きだ。
こんなすばらしい動画がニコニコでコメント0だなんて許せんな。 

der sheriff
 
「女の子はホモ好きですから、ホモっぽいのが売れますよ」とアドバイスしてくれた女の子が昔いたが、これは売れないだろうなあ。凄まじいまでに日本で売れる要素が無いもの。

映像の無いものを二つほど。
Kebabtraume
アンニュイな感じでいいんじゃないでしょうか。    

tanz mit mir   
 
これぞDAFの真骨頂!
メロディではなくリズムを刻み続ける歪んだ音。そして自分の内部に言葉を吐き捨てるような歌い方。
やっぱこういうパンクっぽさが残っている方が好きだな。

Der Mussoliniに勝手に映像をつけた人がいるのだが、本家よりもよほどpvらしい出来映え。ディズニーの有名な反ナチスプロパガンダアニメその他も登場し、まさに「独米友好」に相応しい作品に。
 
もうこれが公式でいいよ。

かなえられた祈り

腹立ちを紛らすためにシャンプーの蛇口(あれを蛇口と呼ぶべきなのかどうかは議論の余地があるが、フラミンゴと呼んでも他人に通じそうにないので蛇口と呼んでおく)をシャコシャコやっていたところ、魔人が出てきた。これが特殊な経験なのかどうなのか、情報が少なすぎて私には判断しかねたので、友人に尋ねてみたところ、「それくらい能登じゃ常識だ。下らないことで呼ぶな!」とプンスカ起こりながらリンスの入れ物の中に消えていった。忙しい男だ。
 「フハハハハ!!!? わしは、地球環境を保護すべく、シャンプーの使いすぎを防ぐためにシャンプーの入れ物の中に混入された魔人!!!? こうなってしまっては仕方ない!!!? お前の願いを三つだけかなえてやろう!!!?」
 すべての文章の語尾が少しずつ上がっている!!!? もしかしたら、日本語が少し不自由なのかもしれない。
 「すみませんが、髪の毛洗うまで待っててくれませんか。シャンプーしてるとき眼開けるの苦手なんです」
 と私が言うと、
 「フハハハハ!!!? それがお前の願いか!!!? お前の願いは聞き届けられた!!!?」
 と魔人が答えるので、私は「待っててくれるんだ」と少しほっとする。こんな親切な魔人を待たせては悪いなと急いでシャワーで泡を流そうとするが、いくらやっても泡が出続ける。おかしいなと思って、洗剤が目にしみるのを賢明に我慢して、鏡を見ると原因が分かる。
 「すみませんが、シャンプーで泡を足し続ける悪戯を止めてはくれないでしょうか。正直言ってシャンプーがもったいないですし」
 と嘆願すると、
 「フハハハハ!!!? それがお前の願いか!!!? お前の願いは聞き届けられた!!!?」
 と魔人が答えるので、私は「聞き分けのいい人で良かった」とほっとする。この前洗濯機から出てきた湖の妖精とは大違いだ。
 こうしてようやく私が願い事を言う準備が整う。
 「それではお前の最期の願いを言ってもらおうか!!!?」
 私は深い満足感とともにその言葉を聞く。すべてはこのための準備だったのだ。もし前の一つ目の願い事を言わなければ、魔人は私が髪を洗い終えるまで待ってくれなかったろうし、二つ目の願い事を言わなければ、私は未来永劫永遠に髪を洗い続けることになっていただろう。一見無駄に見える者もすべて意味があるのだ。洋式トイレの蓋とか、爪楊枝の溝とか、キャラメルコーンのピーナッツとか。
 私は両手を高く、天に向けて掲げながら宣言した。
 「世界に甘美な混沌を!」
 それを聞いて魔人は
 「裸でかっこつけられても困るなあ!!!?」
 と両方の手で両方の鼻の穴をほじくりながら言った。しかも交差して。見たことのない風習なので、やはり外国人なのかも知れない。
 「まあ、いいか? それではお前の願いは聞き届けられた!!!? 今より世界は甘美な混沌に陥るだろう!!!? チチンプイプイ!? アジャラカモクレン、アルジェリア、テケレッツノパ!?」
 魔人は「おめえ、ここ可笑しいんじゃねえの?」という風に頭の上で人差し指を渦巻き型に回した。恐らくそれが魔法のジェスチャーなのだろう。
 私は変化を待ったが、特になにも起こらなかった。もしかしたら、私が願うまでもなく、この世界は甘美な混沌に包まれていたのかもしれない、とも思ったが、無駄なことをしたという後悔は、不思議なことに起こらなかった。私にとって自分の願いが無駄になったかどうかなんてどうでもいいことなのだ。それよりも重要なのは、この世界が甘美な混沌に浸食され、犯されることで、それ以外のことは全て小さいことなのだ。
 「さて、これですべての願いがかなえられたが、お前は満足か?」
 魔人が訊く。私は、
 「ああ、何やら不思議な満足感に包まれているよ。ちょうど、その日のうちに書かなければいけないレポートがあったのに、一晩かけて小説を書いていた学生が、バイクを飛ばして最高の場所で日の出を拝んでいるみたいな気分だよ。バイク嫌いだけど」
 と言う。
 ところがそれを聞いた魔人の様子がおかしい。くくく、と笑いをこらえているようだ。そしてすぐに我慢しきれなくなって、大笑いし始める。それは人間離れしていて、言いかえるならまるで人間じゃないみたいで、別の言葉で言うと、魔人めいた笑いだった。
 「ハハハハハ!!!? まんまと騙されたな!?」
 と笑いながら叫ぶ。私は驚いて、
 「なんの話だ?」
 と叫び返す。すると魔人は、
 「実は願い事は四つだったのだぁ!!!?」
 と驚愕の真実を開陳した。
 「だあまされた、だまされた!!!?」
 と魔人は囃し立てながら砂浜を夕日に向かって走っていく。私は置いてかれまいと、その後を追って走り出すしかしようがない。
 「こら、待てえ!」
 「へへーん、待たないよおだ!!!?」
 あっかんべえしながら走り去っていく魔人。その後を必死になっておっていく私。そして画面にかぶさるように合成される、素人の3DCGみたいな、「終わり」の文字。
 こうして、すばらしい一日が終わり、そして新しい一日が次に控えているのだ。その日も心躍る新しい発見や人と人との心の触れ合いに溢れたすばらしい一日でありますように。

ドロボー.net

世の中が変わっても人間は変わらない。でもそんなんでいいのかな。

「しかし、兄貴。なんですかい?その格好は。」
「何って、お前。俺たちゃドロボーだよ。ドロボーは昔から手ぬぐいのほっかむりって決まってるだろうよ。」
「だって、兄貴。いまどきそんなドロボー見たことねえっすよ。べつにあっしら、人様の家に忍び込むってわけじゃねえんですよ。それになんですか、その唐草模様の巾着袋は?」
「これは、お前、USBメモリが入ってんだよ。わかんねえだろ?
ここに、重要機密のファイルをちょちょっとくすねてくるわけよ。」
「ほんとに大丈夫なんですかい?」
「バカヤロー!だからお前はいつまでたっても一人前にならねんでぃ。いいから俺のやるのをだまって見てやがれ。」
「へぇぇ、すいやせん。」
「いいか。ここが富豪産業の社内ネットワークよ。この中に目当てのお宝がある。」
「でも、どうやって入るんで?」
「下見は万全よ。こっちに裏道がある。あとは、ここの鍵さえなんとかすれば・・・」
「さすが兄貴。ぬかりねえ。」
「みろ、パスワードを入力しろだとよ。へっへ、腕がなるぜ。富豪産業、ふごうさんぎょう・・・253・・253gyo・・・」
「兄貴!あきやした。」
「なにぃ。そんなわけあるかい。そんなわけが・・・」
「簡単っすよ兄貴。5桁の英数字だから00000からzzzzzまで順番に入れてきゃいいんでしょ?ほら、運よく1っこ目であきやした。」
「バッカヤロー!おめぇ、そんなやり方が通用すると思ってんのかい。そりゃ、シロートのやり方よ。けっ。富豪産業のやつ、堪忍ならねぇな。そういうふざけた設定してるとどういう問題がおこるか分かってんのかってんだ。」
「すいやせんっ!でも、どんな問題がおこるんで?」
「だから、おめぇは馬鹿なんでぃ。そういう簡単なパスワードにしてるとセキュリティーの問題が生じるんだよ。」
「そっか、勉強になったぜ。よし、そいじゃ、あっしのブログでも、ひとつ、そうやって注意を勧告しよう。」
「待て待て待て待て、おれぁそういうことをいってるんじゃねえんだよ。とにかく、行くぞ。俺らの仕事は時間が勝負なんでぃ。」
「へぇ。ところで、重要機密のファイルってどこにあるんですかい?」
「ふっふっふ、そこで、俺の長年の感が必要になるってわけよ。いいか、こういう重要なもんってのは案外目に付きにくい・・・」
「あ、兄貴これじゃねぇかなぁ。重要機密ってフォルダがあるよ。」
「だから、おめぇは半人前なんだ。誰が機密のファイルをそんなフォルダに・・・」
「あった!やっぱり入ってた。あっし、一目で分かりましたよ。この重要機密ってフォルダが怪しいって。いてっ。
あ、兄貴、急に何するんですかい?あっし、何か悪いことでも・・・」
「うるせい!悪いも何もおめえ、ドロボーが仕事中にぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべるんじゃねえ!!他人に聞かれたらどうするんでぃ。」
「へっへぇ~~~、すいやせん。」
「ったく、世話がやけるぜ。」
「あれっ、兄貴こんどは何してるんで?」
「へへっ、見ろよ。動画があるぜ。」
「兄貴、そんなん見てないで早く行きやしょうよ。もう、物は手に入ったんだし。」
「いいから見やがれってんだ。ほら。思ったとおりだぜ。エロ動画よ。」
「ほ、ほんとだ。兄貴、良くわかりやしたね。」
「そりゃ、長年の感よ。それにな、こいつを見とくと不思議とつかまんねえんだ。まぁ、ジンクスってやつだな。」
「さすが兄貴だぜ。」
「さぁ、見終わったらズラかるぞ。」
「へぇ!でも、ドロボーって、楽なしごとっすね。おいら、ヤミツキになっちまいそうですよ。」
「まあな。でも、ドロボーも昔は大変だったのよ。」
「へぇ、それが、なんでこんなに簡単に。」
「馬鹿だなぁ。そりゃ、ネットのおかげよ。」
「ネット・・・っていうと。」
「てめぇは、ほんっっとにどうしょうもねぇ馬鹿だなあ。ネットっつたらネットだよ。さっきから、そこらじゅうにあるじゃねえか。」
「そっかぁ、これがネットか。」
「ったく、おめえは。」
「でも、なんか、ネットの様子がおかしくねえですかい?」
「馬鹿!縁起でもねぇこというんじゃねえよ。様子がおかしいって、そんなわけあるかい!」
「だって、ほら。頭の上からだんだん落ちてきて・・・うわっ」
「わっ、なんじゃあこりゃ。ネットが頭の上から降ってきやがった。」
「あ、兄貴ー。助けてー。このネット、動くとよけい体にくいこむよぅ。」
「ちっきしょー!罠だったか。こうして吊り上げられちまったら、手も足もでねえ。」

さて、かわいそうなドロボーさんたち。だれに見つけられたのかもわからないまま、グールグルに縛り上げられちゃったとさ。

ブログの閲覧者数の急落

最近ブログの閲覧者数が急に減った。
3月までは一日に10~20人見ていた。これだって惨めな数字ではあるのだが、それが4月になって一日に2~3人の日が続くようになったのだ。
四月に入ってから減ったので、見ていた学生が就職してみなくなったのかと思ったが、実際には4月10日くらいをさかいにがくんと減っている。
仕事はもっと前に始まっているので、読者就職説はあまり当てはまらなそうだ。
これは謎だ謎だ、と思っていたところ、アクセス解析を見て驚いた。google検索で来ている人が4月10日ごろをさかいにほぼ一人もいなくなっているのだ。それまでは一日に10人程度いた。
そこで謎が解けた。このブログのgoogleにおける検索ランクが急に下がったのだ。
それでこのブログに偶然来てくれる人がいなくなったのだ。
もしやこれが噂のgoogle八分か? とはさすがに思わない。理由がない。恐らくただ単に検索アルゴリズムが変更されて、このブログが割を食っただけであろう。
しかし、そうすると、今までこのサイトはgoogle検索で偶然来た人しか見ていないサイトだったのだろうか。
それはそれでなんかいいな。
偶然出会うしか出会う方法がないサイトなんてロマンチックじゃないか。
しかし、その人たちはこのブログ読んだのかな。この絶対誰の需要も満たす事のなさそうな、知力の限りを尽くしたチラシの裏みたいなブログを。
読んでないような気がするなあ。普通はブラウザの戻るボタンを押すよなあ。
まあ、googleのアルゴリズム変更のおかげで、このブログは本当に誰も見ていないサイトになったので、これで心おきなく今までどおりのやり方でブログが運営できるわけだ。
いや、誰かが見て立って変わりようがないんだが。
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