けんさく。

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2012年04月

こいのぼりは嫌いなほうじゃないので

こいのぼり関連の作品がたまってきた。
このへんで紹介しとこう。


まずは、こいのぼりアーマー。
koi_arm
百均の手袋使用
洗濯可


こいのぼりTシャツ

koi_T1

koi_T2
画材:ダイロンコールド+ダイロンカラーファン
洗濯可

Tシャツはろうけつ染めという染色方法を使った。ろうけつ染めというのは繊維の一部に蝋を染み込ませてから染色を行うと、蝋の染み込んだ部分のみ染色されないことを利用して、染色後の繊維に柄をつくる方法。この作品では白いTシャツをろうけつ染めで青く染めることで部分的に白い柄を残し、最後に絵の具で鯉の絵などを描き込んだ。
前面には川を泳ぐ2ひきの鯉が描かれているが、背面はこいのぼりの横顔になっているというデザイン。前面で川の波を表していた曲線が、後ろではこいのぼりの鱗になるというもので、知っているかもしれないが、私はこういうのが大好き。


こいのぼりをイメージして作った曲。
こいのぼり体操
こいのぼり体操のときに流そう。


最後にタイリングの作品。
ここでいうタイリングは合同な図形を規則的に並べて平面を隙間無く埋め尽くすことだ。
koi_ryu1
「こ」と「い」が4方格子の頂点に交互に配置されていて、
その隙間を竜が埋めている。

上下をさかさまにすると、多少竜がわかりやすくなるかしら。
koi_ryu2
「登竜門」の言葉のもとになった中国の故事で、「竜門という流れの急な川を鯉が上りきると竜になる」というのがあるが、この作品はこの話からイメージして作った。ただ、うっかり西洋風の竜になってしまっているところが味わい深い。
対称性としては、「こ」を裏返して90度回転させると「い」になるということを利用している。
これは、こいのぼりの鱗の柄に使ってほしい。

青野武追悼俺ハマ布教特集 

2012年4月9日夕方に大好きな青野武氏が亡くなられた、という話を聞いた。
そこで、花を添えるためにも、何か書こうかと思う。

青野武氏の声と言ったら私にとってはまずウルトラマンのザラブ星人である。ブラザーを逆さまにした名前を持つこの異星人は、有効的な態度を装って相手にとりいって、お互いを疑心暗鬼にさせ同士うちにさせることにより、たくさんの星を滅ぼしてきた。数あるウルトラマンのエピソードの中でもひときわ記憶に残るこの話。このザラブ星人を声だけでなく、着ぐるみの中にまで入って演じたのが青野武氏なのだ(偽ウルトラマン及び巨大化以降は別のスーツアクターである)。

声若いなあ。

あと、吹き替えで言うと、すでにこのブログでも紹介したが、モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンの声を当てているのが印象に残っている。マイケル・ペイリンが出ている映画の多くも青野武が当てているので、気付いたら聞いてみるといいと思う。


そして私が一番愛する青野武キャラと言ったらこの人、ジョン・コーガンである!

これはアメリカの名刑事コメディ『俺がハマーだ!』(略して「俺ハマ」)の第5話だが、しかしこの青野武ノリノリである。血管が切れないか冷や冷やしながら見ていたものである。
このドラマは羽佐間道夫(声優たちが最も尊敬する声優山寺宏一が最も尊敬する声優)、内海賢二(ラオウや則巻せんべい博士などで有名)、小宮和枝(『うる星やつら』の後期ランちゃんですな)などレギュラー吹き替え声優陣が乗りに乗っており、それが優秀な翻訳者の吹き替え台本にアドリブを載せて、原作よりもギャグの多い作品にしてしまったのだ。

ついでなので、青野武は出てこないけど、
基本の第一話


これも好きな話の一つ
第二話


そして伝説の最終回

アホなドラマや。まともに終わらないことが多いアメリカのドラマの中でも、随一のあほらしさを誇っている。しかも、これでちゃんと続編も作られてるってんだから恐れ入る。
ちなみに続編は、時系列的に1期の最終回の後の話じゃなくて、最終回よりも前の話となっている。駄目だなあ、逃げちゃ。ちゃんと「死ぬかと思った」で作らなきゃ。
正直、パンストの二期もそんな感じに作ればいいと思う。
パンティ「死ぬかと思ったぜ」
で。
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で、何の話をしてたんだっけか?
そうだ青野武氏の追悼だったんだ忘れてた!


(作画は『カリオストロの城』のテレコム。作画監督は多分、かつての宮崎駿の片腕友永和秀だと思う)

花に嵐のたとえもあるぞ

寒いなか、花見なんかよくやるなあ、酔っ払いども

ブログの記事を書こうとすると、

なぜだか知らないけど、「たまにはケータイから投稿してみてはいかがですか?」ってうるさいんだけど、俺がケータイからブログの記事を投稿することが、お前にとってどんな利益があるのか、小一時間問い詰めたい

ただグロテスクでショッキングであるために ルチオ・フルチ

ルチオ・フルチはどう考えても優秀な映画監督とは言えない。
例えばサンゲリアを考えてみよう。
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まずこの映画の最大の欠点は、この手の映画の生命線である「ショックシーン」の前兆があまりにもバレバレであることだ。
普通、この手の映画では、まず何かが起こると見せかけて(物音がする)、そしてそれが単なる勘違いなり無害なものだと明らかにし(誰かの悪戯だった、小動物だった)、そして予想外のタイミングでショックシーンが来る、という仕掛けになっている。
この手法事態、すでにあまりにもおなじみになっているので陳腐化しているくらいだ。
しかし、フルチはそれすら使わない。
女が部屋の中で着替えている。窓から何かが覗いている。ドアがゆっくりとあいて腐った手が入ってくる。ゾンビの手だ!
では誰もびっくりしないと思う。
同様なのが、ゾンビに襲われて民家に逃げ込んだら、そこの家主がゾンビに食われていた、というシーン。
部屋に入る。みんな驚愕。人物達の顔のアップを繋げて、最後にショックシーンを映す。死体にゾンビが群がって、手にレバーっぽいものを持って口に運んでもそもそと食べている。
なんか非常につまらなそうな食事シーンである。ロメロじゃないけど、ゾンビの食事シーンと言ったらもっと、犬の群れが獲物に襲いかかるような激しいものがあってもいいんじゃないでしょうか? そのカット割りじゃ、少しも驚かないし、なんか台無しな感じだよ。
かと思えば、まったく意味不明なタイミングでモンスターを登場させて、びっくりというより観客をぽかんとさせたりする。
この映画の有名な「海ゾンビ」のシーンである。ヒロインが海でダイビングしていると、サメが現れる。ヒロイン絶体絶命のピンチ、というときに、なぜか泳いでいるゾンビが現れてサメと戦いはじめて、ヒロインは窮地を脱するのだ。
なんでそこにゾンビがいるんだ!?(田岡監督風)
泳いでたのか? 呼吸はどうなってるんだ? なんぜ助けてくれるんだ?
フルチの作品はこれに限らず、一つ一つのシーンが思い付きで撮られていると思しく、前後のつながりが不明確だ。結局何の意味があったのか分からないシーンが多いし、そもそも脚本が意味不明だったりする。
この映画も、「結局ブードゥーの魔術とは何だったのか? どこかから聞こえる呪術の儀式っぽい声はなんだったのか?」と終わった後に解けない疑問を残す。
しかもあの問題のラスト・シーン。
ようやくアメリカと連絡が付いたと思ったら、アメリカはゾンビの大群に襲われていた! というシーンなのだが、ニューヨークのブルックリン橋でゲリラ撮影されたために、歩道はゾンビで埋まっているが、車道には普通に車がビュンビュン走っている。平和だなあ。
ここまででこの映画がどれくらいがっくりなものか分かってくれたと思うが、この映画の最大のがっくりポイントはどこかというと、実は原題である。
『Zombi 2』
であるが、前年公開されたジョージ・A・ロメロの傑作『Zombie/Dawn of the dead』とはなんの関係もない。『Zombie」のヨーロッパでの配給権を持っていた、イタリア・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントはかなり怒ったらしいが、フルチは「ゾンビはもともとブードゥー教特有の言語、権利を振りかざす根拠はどこにもない」と意味不明な言い訳をし、フルチが先輩格だったこともあり、アルジェントは何も言えなくなってしまう。じゃ、「2」って何だよ、「2」って!?
ちなみに、この妙な連鎖はさらに続き、邦題が『サンゲリア2』である作品の原題は『ZOMBI 3』であり、しかもこれとは別に『Zombie 3』を名乗る映画がある(eがあったりなかったりで見分ける)。
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そもそも『ゾンビ2』は存在しないので、『3』を名乗られても困るわけですが、多分サンゲリアの偽続編のつもりで出したんじゃないだろうか。ちなみにこの『ゾンビ3』ですが、内容は非常に下らないらしいが、上記アマゾンでなんかご無体なプレミアが付いているのでまだ見られていない。
あと、このサイトによると、次の作品も『ゾンビ3』なんだそうだ。
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これもアマゾンでプレミアが付いているが小声で書くと、ニコニコで見られる。でも、内容はゼロなので見る必要は全くないよ!
もちろんイタリア映画である。マカロニ・ウェスタンやモンド・ムービーやゾンビ映画など、世界を席巻する映画のムーブメントを起こし続けてきたイタリア映画界の活力の源泉は、この自由さにあるのだ(適当)。いやあ、イタリア映画って、本当に素晴らしいですねえ(投げやり)。

閑話休題。
ではフルチの映画はなぜ、一応映画の歴史に名を残しているのか?
それはフルチが普通の映画人が力を入れるストーリーやショックシーンをおざなりにしてまで、徹底的に「グロテスクであること」に力を入れたからだ。一点突破主義なのだ。
この映画で一番素晴らしいのは、スペインの征服者の墓から起きあがるゾンビに群がる大量のミミズだ。いろんなゾンビ映画を見たが、ゾンビの汚さに掛けては間違いなくトップクラスだ(ただ、何百年も前のスペインの征服者の死体がまだ形を成していることに関しては、逆に「保存良すぎるだろ!」と思うが)。
脈絡なんかどうでもいい! 演出なんかどうでもいい! とにかく誰も撮ったことのない、見たことのない、グロテスクシーンがみたい! それがフルチの映画のほぼ唯一の欲望であり、存在価値なのだ。
フルチお得意の眼球破壊シーンもそうだ。『サンゲリア』でも、ドア越しにゾンビに襟首を掴まれて、引きずり込まれた女が、壊れたドアの木材の先端に目を刺されるシーンがある。やけにゆっくりと描写されるこのシーンは、確かに生理的嫌悪感を催すが、冷静に考えると、なんで目をつぶらないんだろうか? なんか、いろいろやりようがあると思うがなあ!
でも、そんなの関係ねえ!
ストーリーでも演出でもなく、ただ画面のグロテスクさでのみ、観客をのけ反らせる。
その他の映画でも、だいたいその理念は同じだ。
『地獄の門』でも、ストーリーに何の関係もないドリルによる頭蓋骨貫通とか、内臓嘔吐とか、フルチのなんとなく思いついちゃったシーンが炸裂している。
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最初、この文章を読んだ人たちは、私がフルチをはじめ、イタリア・ホラーが嫌いなのかと思ってしまうかもしれない。しかしだんだんわかってくれ始めてくれているだろう。
私はこの、欠点だらけの作品群が実は好きでたまらないのだ(上の『ゾンビ3』群になると、擁護のしようがなくなるが)。
この適当さこそ、映画の真髄だと、割と本気で思う。
日本の映画もこのいい意味での適当さをもう一度、取り返してくれれば。

追記:あと『サンゲリア』の見どころとしては、ウディ・アレンと付き合っていた有名女優ミア・ファロー(私も大好き)の妹のティサ・ファローが出てること。かなりそっくり。
あと、イタリア映画(マカロニ・ウェスタンやモンド・ムービーも)にありがちなことに音楽はムーディで良い。
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