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2012年06月

円盤は高い

日本でDVDを買うとどうしてこんなに高いのだろうか、と考えていたとき、ふと日本ではピザもアメリカやヨーロッパに比べて高いことを思い出した。
共通するのは「円盤」?
もしや、これは謎の円盤UFOの仕業か?
すわ、SHADOの出動だ!

そんなもの北極に捨てないでくれよ 『マックイーン 絶対の危機(ピンチ)』

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出演:スティーヴ・マックィーン
販売元:エスピーオー
(2011-11-02)
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幼い頃にテレビで見た、題名も覚えていないし、内容もおぼろげだが、なぜか一つか二つのシーンだけは鮮明に覚えている映画というのが、誰にでもあると思う。
大槻ケンヂの母親は、「好きな映画は?」と訊かれて、「一滴落ちるとバーンてなる映画」と答えたらしいが、後にそれは名作『恐怖の報酬』だと判明する。
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出演:イヴ・モンタン
販売元:東北新社
(2002-04-26)
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マリオとルイージの名前の元ネタとなったのでは、とも噂される傑作だ。
私には、小さい頃に見た珍妙なゾンビ映画が、随分大人になってから『バタリアン』であったと知った経験がある。
バタリアン [DVD]バタリアン [DVD]
出演:クルー・ギャラガー
販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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見ている途中で、どうもこの映画見たことあるな、と思ったのだ。しかし結末部は覚えていなかったので、まさかあんなひどいオチだったとは……
 
『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』を見ようとしたのも、宇宙から来たジェリー状の物体(ブロブ)が人を食うというあらすじに、映像としての記憶が刺激されたからだ。
なんか見たことあるぞそれ、と。
しかし、結論から言うと、期待していた映像は含まれていなかった。もしかしたら、私が見たのは、二つあるリメイク版のどちらかなのかもしれない。 
まあ、実にたいしたことの無い映画である。見所はマックイーンが若いってことくらい。
「ブロブ」のデザインも、「ドラキュラ」「フランケンシュタイン」「狼男」など、民話を元ネタにした人型ベースのクリーチャーしかいなかった時代には新鮮だったかもしれないが、今となってはねえ。

ただ、見所と言っていいのかよくわからないけど、この頃の映画の雰囲気が好き。
大人に反感を持ってる不良っぽい若者達。子どもを心配する親。子どもを分かろうとしない、頭の固い大人。第二次大戦の勲章を誇りに思う帰還兵。空襲警報に慣れた老人。キスはするけど、それ以上のことはしない恋人たち。そして、最後は若者も大人も、不信を乗り越え、ともに町を守るために戦うのだ。
これぞまさに古き良きアメリカ。白人たちだけのアメリカ。ほんとはどこにも無かったアメリカ、って感じがする。
明らかにセットな風景や、違和感バリバリの「アメリカの夜」(レンズにフィルターをかけて、昼を夜にする手法のヨーロッパにおける呼称)も懐かしさをあおる。
本当にこの頃の映画が好きなのだ。たとえ、どうしようもない作品でも(この映画の出来がどうしようもない、と言うわけではない。古典的な作りでかなりいい方である)

物語は、これぞB級という感じ。最後、「The End」が形を変えて、「?」に変わるところなんて、やるぞやるぞと思っていたらやっぱりやるもんだから、嬉しくなってしまった。吉本新喜劇なんかを喜んで見ている、普段は軽蔑しているような人間と、そう変わらない楽しみ方である。
しかし、凍らしたブロブを北極に捨てるのは、「やめてくれよ」と思った。せめて宇宙に捨ててくれ。そろそろロケット時代にも入ろうって時代なんだから。
そういえば北極だと、温暖化で ブロブが解けて暴れる話が書けそうですな。
 吹き替えが入っているDVDなら、マックイーンを当てている伊武雅刀の若者演技が今となっては新鮮でいいし、先日なくなった青野武の当てた警察官の、これまた若い声も感涙ものだ。

と言うわけで、本題。映画を何本も見ていると、だんだんどうでもいい細部の方が気になってしまう病気にかかってしまうことがある。
この映画には、その後のB級ホラー映画でお約束になっていくように、ホラー映画を見るシーンがある。そして、映画の中で映画が出てくると、その題名やポスターが気になって仕方が無いのである。
この映画の場合、とにかく目立つのが、「The Vanpire and the Robot」という映画館の入り口に掛かったポスターだが、題名はともかく、そのポスターがはどう見ても、名作『禁断の惑星』である。
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出演:ウォルター・ピジョン
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ロボットはこのロビーなのだろうが、じゃ、ヴァンパイアは? というと、映画館のスクリーンに映っているのは、元祖ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシである。相変わらず、それしか出来ないの? と言う感じの ドラキュラ演技を銀幕上で披露すると、観客席には笑い声。えっ、ホラーじゃないの?
と思って、調べてみると、これは『My Son, the Vampire』で、吸血鬼の末裔と言われているベラ・ルゴシ演じる博士が、ロボットで世界を征服しようとするのだが、それがなぜかこの映画の主人公ライリーおばちゃんの荷物と入れ替わって大騒ぎ、というコメディらしい。やはりコメディか。そしてほんとにロボット出てくるんかい!(ポスターはやはり禁断の惑星のものだった)。
『My Son, the Vampire』はアメリカの題で、もともとはイギリス映画。原題は『Mother Riley meets the Vampire』。人気コメディ『ライリーおばちゃん』シリーズの15作目らしい。
古い映画なのでyoutubeに丸ごと上がっているのはいいとして、なんと日本版のDVDが発売されている。何でも売ってるんだな。
ベラ・ルゴシのドラキュラの御子息 [DVD]ベラ・ルゴシのドラキュラの御子息 [DVD]
出演:アーサー・ルーカン
販売元:有限会社フォワード
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こんなものが売ってるくらいなら、『宇宙からきたツタンカーメン』だってそのうちDVDなるかもしれないな!

さて、この頃の深夜映画が一本だけで放映されるはずが無い。最低でも2本立てだろう。と言うわけで、やはり映画館がブロブに教われるシーンでもう一種類のポスターが見え、それは『Daughter of Horror』と読める。調べてみたら、これは、『Dementia』(「痴呆」と言う意味)という映画を少し短くして、ナレーションを加えたバージョンらしい。これが映画館がブロブに教われるシーンでスクリーンに映っていた映画のようだ。
この映画も、日本版が売っている。
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出演:アドリーアン・バレット
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なんでも、凶器に犯された女性が町を放浪するのを、笑い声や悲鳴以外の台詞もいっさい無く、撮ったものらしい。
『Dementia13』と言ったら、フランシス・コッポラのデビュー作だが、何の関係もなく、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『シックス・センス』に影響を与えた『恐怖の足跡』とも無関係。
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いやあ、ちょっと調べるだけでも、どんどん知らない映画が出てくるなあ。
まだまだ聞いたことの無い、下らなそうな映画が たくさんあると言うのは、実に幸せなことだ。
やはり、映画や小説の一番大きな楽しみは、それがその作品だけで終わらずに、ほかの作品に次々と繋がっていってしまうことなのだ。
これだから、この世界に生きることはやめられない。

風邪をひいたときにディープ・ハウスを聞くといい感じにトリップできる気がする。

以前、カレル・チャペックのエッセイを読んでいたら、
いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集 (平凡社ライブラリー (90))いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集 (平凡社ライブラリー (90))
著者:カレル・チャペック
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風邪をひいたときは、ディケンズに限る、という話が載っていた。なるほど、「風邪をひいたときに読む本は何か?」というのはいい質問だと思ったものだ。
同じアイディアで、風邪をひいたときに見るといいアニメなど、いろいろ敷衍できそうだ。
というわけで、風邪をひいたときに聞くべき音楽は何か。
あまり複雑なものを聞いても仕方ないから、ここはディープ・ハウスと行こう。
と言っても、このジャンルをたくさん知ってるわけじゃなく、というかロン・トレントくらいしか聞いたことないんだけど。本当はダンス・ミュージックなので、布団できくのは本当は邪道な気がするが、作品なんてどう使おうがこちらの勝手である。
何と言っても、この手の音楽の「一見単調なんだけど、気が付いたら盛り上がってる」って感じは、意識レベルが落ちている時に聞くと、クラクラした、通常と違う興奮の仕方をしてしまい、軽いトリップ感を感じることが出来るかもしれないぞ!

ロン・トレント16歳の衝撃のデビュー作『Altered states』

「altered states」とは恐らく「altered state of consciousness」=「変性意識状態」のことで、つまり意識が通常と違う状態になっていること。我々が風邪に乗じて目指しているものだ。
多分、直接の元ネタは、ケン・ラッセルの映画『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』で、さらにその元ネタが、イルカやクジラと会話しようとしたり、LSDなどの幻覚剤で意識の状態を変えようとしたりした、オカルト・ニュー・サイエンティストの代表ジョン・C・リリーが、アイソレーション・タンクっていうタンクの中の生理食塩水にぷかぷか浮かんで、外部の感覚を一切遮断してこの「変性意識状態」を発生させようとした実験だ。
アイソレーション・タンクは日本でも置いてあるところがあるし、桜玉吉の『幽玄漫玉日記』や『シンプソンズ』でも、ネタとして使われてたから知ってる人もあるかもしれない。でもそのどっちも確か「自分と向き合う」とか言う、ニューエイジっぽい、神秘的体験の装置として扱われていたけど、それはお勧めしない。
感覚を遮断し続けると、脳が異常をきたして幻覚を見てしまうのは、別に神秘体験でもなんでもなく、単なる自然現象である。宗教なんかでも、同様のことを修行や苦行と称して行わせて、判断力を奪うことをするが、単に脳の変調なので気にすることはない。
もし試してみるなら、リラクゼーションのためのおもちゃとして見ること。
ちなみにジョン・C・リリーはアイソレーション・タンクに入ったままLSDを服用して、地球暗号統制局(ECCO)と呼ばれる存在に遭遇したんだって。怖いね。よい子は真似しないように。
我々は別にドラッグ使わなくても、風邪で熱を出たのに乗じるだけで、同じ状態を実現しようと言うのだから、安全で安上がりだし、ポリティカリー・コレクトネスにも溢れているというものだ。

『Somtimes I Feel Like』



『Space Ship』

こういうのに、SFっぽい題名つけちゃうのは、いわゆる「アフロ・フューチャリズム」(=「黒人による未来趣味」)というのかもしれない。

ブレイズ
『How Deep Is Your Love』


モーリッツ・フォン・オズワルド率いる「Basic Channnel」の
『Quadrant Dub Ⅰ』


セオ・パリッシュ
『Lost Angel』


最後にディープ・ハウスの元祖ラリー・ハード
『Can You Feel It』

キング牧師の演説バージョン

キング牧師の演説はリズミカルなので、こういうのに乗る。
ちなみに「ハウス・ミュージック」というのは、シカゴのゲイ・ディスコ「ウェアハウス」で発生したもので、その起源も発展させていったのもメインは黒人であった。
このディープ・ハウスも創始者のMr.fingersことラリー・ハードは黒人であり、受け入れたのも多くは黒人だった。
そう言う意味では、これにキング牧師の演説を乗せると言うのは、とても自然なことなのかもしれない。

もっと書きたいけど、なんか頭ぼうっとしてきたので、寝ます。

トリビアの語源

トリビアというと、テレビの影響で豆知識のような意味になってしまったが、もともとは英語の「trivia」=「ありふれた、下らない、どうでもよい、興味のわかない」である。
そして、これは「tri」=「三つ」と「via」=「道」と、ラテン語に分解でき、「三叉路」を意味する。
「三叉路」なんかどこにだってあるから、「ありふれた」という意味ができた、というのが表の説明。

しかし中世ラテン語の「trivium」には、中世のヨーロッパの7つの「リベラル・アーツ」(=「教養課程」)のうちの三つ、言語に関わる文法・修辞学・弁証法の意味もあった(残りの4つは数学に関わる算術・幾何・天文・音楽であり、「quadrivium」と呼ばれた)。
この7つが「liveral arts」と呼ばれたのはこれらを学ぶことによって、「自由人」つまり、「奴隷でない人間」になれると考えられたからであり、これに対していたのが「手仕事」=「機械的技芸」(=「artes mechanicae」)であり、これらは奴隷の技術と考えられていた。
詳しくは、山本義隆の『一六世紀文化革命』を読むとよい。
一六世紀文化革命 1一六世紀文化革命 1
著者:山本 義隆
販売元:みすず書房
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ちなみに「藝術」という言葉は、もともとは西周(にし あまね)によって「liveral arts」の訳語として考えられた。

そして「trivium」というのが、「下らない」という意味を持ったのには、なんとなくこの、建前上は人を自由にすると言われていたこの学問を学生たちが退屈で不自由と考えていた影響があるんじゃないか、という気がしてならない。あまり優秀ではない学生の自然で健康なユーモアが感じられる。
実際に、その後の文化を発展させ人間を自由にさせたのは、当時の学者が蔑んでいた「手を動かす仕事」であったわけで、liveral artsを極めて、誰よりも自由になっていたはずのスコラ学者たちの、
「魚はアダムによって名づけられたのか、それとも彼の子孫によって名づけられたのか?」
などの聖書に縛られた不自由な学問は、今ではトリビアのネタにしかならなくなってしまった。
(こういうときに定番として用いられる「針の上で天使は何人踊れるか?」は、批判の文脈以外で使われたことがほとんどなく、使われたとしてもディベートの練習問題であり、真面目な問いではなかった可能性がある、というのももちろんトリビアである)

大学の教養課程は果たして人を自由にする役割を果たしているのだろうか?

父の日

近所のスーパーにて。
お父さん、疲れちゃいました。


titinohi
   「ビール君」

かわいい!
父の日のキャラクターに決定!
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