けんさく。

けんさく。が、いろいろ趣味のことをやるページです。

2012年12月

ま、というわけで

良いお年を

なんで気がつかなかったのか

過去の記事を見てたとき、当時なぜ気がつかなかったのか、と思うものを発見した。
今年の二月にWeird Al Yankovicの紹介記事で紹介した『Don't Download This Song』の動画

このアニメーションをしてるのは2年前に紹介していたBill Plymptonだった。
全くこんな特徴的な物をなぜ見逃していたのか。
多分、別のことで頭がいっぱいだったからなのだろうが……

東方の三博士(3)

去年の続き

バルタザールが拾ってきた卵を藁に包んで、焚火の近くにおいておくと、中から何かが出てこようとします。
一体何が生まれるのだろう。三人がワクワクしながら見つめていると、次第に卵の殻にひび割れができ、それから破片がパラパラと落ちていき、そして中から顔を出したのは、真っ白で丸い、さっきとほとんど同じに見える卵でした。
「これは面妖な」
バダダハリダは声を上げます。
「卵の中に卵なんて、ふざけてる」
このことが心の何かに触れたのでしょうか、突然怒り出して出てきた卵を持ちあげて振り上げます。
「おいおい。確かに中から可愛いうざぎさんが出てくるかもしれないという期待を裏切られた気持ちは分からんでもないが、そんな乱暴なことをすることはないんじゃないか」
ホルミスダスがそれを止めようとしますが、しかしその前にバダダハリダは卵を地面に叩きつけてしまった。ぐしゃっと音がして、破片が飛び散りました。
「ああ、もったいない。無駄にするんだったら卵焼きにして食べたらいいのに」
バルタザールが惜しがりました。しかし、すぐに目を見張ります。
「おや、これはどうしたことか」
飛び散った破片の真ん中には、やっぱり白く丸い卵が落ちていたのでした。
「卵の中の卵の中の卵とは。これはがぜん興味がわいてきた」
と言いながら、ひっくり返したり振ってみたり、上から下から矯めつ眇めつしはじめます。
「バルタザールはどこまでも続く入れ子大好きだもんな」
「マトリョーシカになりたいって泣いてたことあったし」
「プログラムには必ず必要以上に再帰を使おうとするし」
「『夜のガスパール』とか『匣の中の失楽』とか『スウィム・トゥー・バーズにて』とか大好きだし」
「あと基礎の公理大嫌いだしな」
残り二人は呆れながらその姿を眺めています。
ところがそんな2人がだんだん見ているだけではすまなくなる事態が起こりはじめていたのでした。
バルタザールがいろいろ試しているうちに、卵は何回も割れ、そのたびに中から新しい卵が現れ、際限なく続き、卵の殻だけが溜まっていくように見えましたが、
「おいちょっと待てよ。その卵、だんだん大きくなってるぞ」
バダダハリダがそう言ったことにより、場の空気が一変したのです。
「卵の中から卵が出てくるだけでなく、小さい卵からそれよりも大きい卵が出てくるとは、ますますふざけた卵だ。これは退治しなくてはなるまい」
バダダハリダは落ちていた石を拾って、卵を潰そうとします。しかし、そうしても割れた卵の中から、ますます大きな卵が出てくるだけ。中の卵まで潰そうとしても、たくさん卵が潰れれば潰れるほど、大きな卵が現れるだけです。
今では卵はダチョウの卵ほどの大きさになってしまいました。
周りは白い卵の殻が山盛りです。
「これは何かがおかしい」
ホルミスダスが言います。
「何かがおかしいときにとると一番いい方法は、なにもしないことだと思う」
残り二人もそれに頷きます。
そして三人でその大きな卵を焚火から離れた場所において、放っておこうとしました。ついでに殻もまとめてその辺に捨てておきましょう。
そして一仕事終えて焚火に戻ってくると、謎が謎を呼ぶ謎の物体は視界から消えて、これで安心して安心できるというものです。
ところが、すぐに背後から怪しげな音が。振り返れば。先ほどの卵が殻を破りながら、ますます大きくなり、いまや人の背の高さを越えて、ちょっとした建物ほどになろうとしています。
「このままでは、みんな潰されてしまう」
「いや、それどころではない。このままでは大地全体がこの卵に潰されてしまう」
「いや、それどころではない。このままではいつかこの卵の膨張速度は光速を越え、宇宙全体が押しつぶされて埋め尽くされてしまう」
三人は再び顔を見合せます。
「何かがおかしい」
再びホルミスダスが言います。
「何かがおかしいときにとると本当に一番いい方法は、逃げることだと思う」
残り二人も頷きます。
こうして三人はすたこらさっさと本当は歩くつもりのなかった夜の道を急ぎはじめます。
しかし、その三人の後を何か怖ろしく大きな物がごろごろと転がる音が追いかけます。
「ついてきてるぞ」
「なんでだ」
「きっと僕たちを親だと思ってるんだ。鳥なんかは卵から出てきたときに最初にみた動く者を親だと思うらしい。だから、卵から出てきたときに最初に見た僕たちを親だと思ってついてきてるんだよ」
「じゃあ、その親をここに放っておけば、残り二人は助かるんだな。じゃあ、拾ってきたバルタザールが責任を持って、あの卵に潰されるべきだ」
「そんな、無茶苦茶な。もともとはホルミスダスが歩き方を忘れたのが悪いんじゃないか」
「そんなことよりも、あの卵が誰を親だと思ってるかが分からなくちゃ、無意味だよ。卵から出たとき最初に誰を見たかが分からないと」
「見るったって、卵だから目がないじゃん」
「卵から出たってたって、まだ卵じゃないか」
そんなことを言い合いながら、彼らを導く西に落ちた星をめがけて急ぎます。一体、ひびが入りかけてしまった彼らの友情はどうなるのでしょうか?

(来年のクリスマスに続く)

来年期待するアニメーションは? 『RWBY』

日本アニメに関しては、パンストの二期を待ち続けてる私ですが、海外に目を向けるなら、とりあえずこれですかね。

ほんとに来年くるのかどうかよくわからんのですけど、とりあえずけれん味があってよいのではないでしょうか。
さっさと残り三人のトレーラーも発表して欲しい。

追記:2013年2月14日:2作目whiteが発表されていました。

今年ももうすぐ終わりますね 一年間拍手ありがとうございます 

定期的に拍手してくれる人はいましたけど、コメント付き拍手は1月4日以来いませんでした。
なんと今年最初の記事です。
つまり、それから約一年間全くいなかったわけです。
請求するわけではありませんが、寂しいですね。
もっと皆さんが何か言いたくなるように精進します。
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