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2013年07月

昔の特撮映画の予告は良かった 

たまにはノスタルジーに耽っても罰はあたるまい。

私の幼い頃は80年代のレンタルビデオブームの名残がまだ残っていて、物心ついた頃から近所のレンタルビデオ屋にいって、いろいろな作品を借りて家でダビングしてため込んでいた(そのために複数のビデオデッキを持っていたのだ)。のどかな時代である。
当時からアニメーションは海外びいきで、特に好きだったのは、ポニーキャニオン版の『トムとジェリー』(さらに古いテレビ版の吹き替えを押す人も多いが、この版の肝付兼太と堀洵子の吹き替えは悪くない。今出回ってるやつは最悪だが。なお、私はテレビ版も録画で幼い日に見ていて、真ん中の奴ことテックス・アヴェリーにも出会って、未だにその影響下にいる)やポニーキャニオン版のディズニー・アニメーション(短編に江原正士や土井美加が原音にないナレーションを入れているタイプのものである。ディズニーに関しては今流通している吹き替えの質は十分すぎるほど高いが、昔の吹き替えもやんちゃで憎めず、「巻き戻し」という言葉も知らないような若い人にいちゃもん付けられると少々気色ばんでしまう)などである。
日本アニメでは『うる星やつら』が好きで、何しろ『ビューティフル・ドリーマー』を物心ついた頃から繰り返し繰り返し見た。おかげで魂にまで刻まれてしまった。
そんな中でも特にお気に入りだったのが、『ゴジラ』や『モスラ』や『ラドン』などの東宝怪獣映画で、小学生の間に昭和ゴジラシリーズは全て見ているはず。
ウルトラマンも衛星放送でやっていたものを録画して、『ウルトラQ』から見ていて、どう見たって変な子どもに育っていた。
そんな変な子どもがこれまた繰り返し繰り返し見ていたのが、なぜそんなもの借りてきたのかよく分からないが、東宝特撮映画の予告編を集めたビデオである。
当時は、ビデオは三倍録画で撮って、一つのビデオカセットに複数の作品を詰め込んでいた。あの、画面に砂嵐が走って全く別の作品に行くのが、あまりにも懐かしく、当時のカセットを捨ててしまったのが惜しくてならない。たまに、不幸な上書きが発生してしまい、映画の途中から『風雲たけし城』が始まってしまうのも、今思えば一興である。私は子どもの頃、当然のように『うる星やつら』のOVA(イナバ君が出てくる奴、ダビングがうまくいかず、途中で何故か白黒になっている)のエンディングの長いラムさんの御御足を拝謁したあと、すぐさまMGMのライオンが叫び初めて、『トムとジェリー』(アカデミー賞を取った『ねずみ取り必勝法』が冒頭だった)が始まるという異常なリミックスを自然に受け入れていた。あの感じをもう一度見たい。
と言うわけで、『ドラゴンボールZ』の映画『とびっきり最強対最強』が終わるとはじまってしまったのが、その東宝特撮映画の予告編集だったのである。
これを繰り返し繰り返し見たのである。何がそんなに楽しかったのであろうか。もうその頃には近所のビデオレンタルはつぶれてしまっていたし、まだインターネットはなかった。だから私は『宇宙大怪獣ドゴラ』とか『妖星ゴラス』や『フランケンシュタイン対地底怪獣』などの少し妖しい雰囲気に、想像を膨らませていたのだ。
ああ、あの頃の特撮映画の予告編は良かったなあ。



あのころ見たかった作品は、その後ほとんど見てしまい、感心したのもあれば、がっかりしたのもあるが、あの頃の心のときめきはやはりかえってこない。得がたい思い出である。
しかし、こんな事書いてたら、あのビデオ時代が懐かしくなってきた。
 円谷プロのあのマークが星空に焼き付けられるところとか、エモーションのモアイ像が電脳空間みたいなところを浮かび上がってくるとか、小学館ビデオの丸いボールが飛び跳ねるところとか、DVDになったら全部変わってしまっていて寂しいのである。あれがもう一度見たい。ポニーキャニオンのディズニービデオの最後の他作品紹介(植物の開花の高速度撮影なんかも交じってた奴)が見たい。
 そんなことより、大量にあるゾンビ映画とかミュージカル映画とかのビデオカセットどうすんのよ!?

日本でもこのくらいの二次創作アニメ作ればいいのに。MLP二次創作アニメーション『Children of the Night』

以前から噂になっていた、マイリトルポニーの二次創作アニメーション『Children of the Night』が完成しましたね。

これまた、信じられない程のクオリティ。
ていうか、本編を越えているんじゃ……
映像も歌も最高。なんだか、『月のワルツ』みたいな、トラウマ系みんなのうたの香りがする。
話はたぶん、ディスコード退治のあと、姉妹によるエクエストリアの統治時代初期、プリンセス・ルナが昼の世界から見捨てられたような生活を送る、ディスコードとの戦いの孤児たちを集めて、彼らが幸せになれる「夜の国」を作ろうとしたが、弱った国の分断を恐れた姉のセレスティアに止められ、「夜の国」はポニーたちから忘れ去られてしまう、というもの。しかし、そんな「夜の国」に住み続けている、「夜の子どもたち」の一人のモノローグから、アニメーションは始まる(声をやっているのは、格闘ゲーム『Skullgirls』のピーコックをやっている、Sarah Williams)。
本編では、ルナが、孤児たちを「夜の国」へと連れ去って言ってしまう。美しいが、曲調も歌詞ももの悲しく、また夜に不幸な子どもが消えて、この世ならぬ場所へ連れ去られてしまうというモチーフも、非常に妖しい。
 ここから、ナイトメアムーンに繋がっていく、という設定なのだろう。
奇しくも、本編でも、どうやら今年中に始まるらしいシーズン4では、ナイトメアムーンの真相を語る過去回をやってくれるらしいので、楽しみである。
 
その他にも、飛べないことで虐められるスクータルーとか、スーパーヒーロー回とか、もりだくさん! 

これもクラウドファンドでお金集めたら、何とか続編できないかなあ 『おいら宇宙の探鉱夫』

先日、TRIGGERの『リトルウィッチアカデミア』がクラウドファンドkickstarterで資金を集めようとしたら、予想以上の集金ができて、大成功したことがニュースになったね。
これ以外にも、クラウドファンドで資金を集める話を良く聞く。それだったら、と是非ともクラウドファンドでお金を集めて欲しい案件がある。
作画ストーリーともすばらしい、クオリティだったにも関わらず、資金不足、特に全然売れなかったことが響いて、全6話中2話しか制作されなかった不遇の名作『おいら宇宙の探鉱夫』。何とかその続編をクラウドファンドで作れないものだろうか?

1話『



 2話



やっぱいいねえ。
なんで売れなかったのかねえ。題名に売ろうって気がなさ過ぎるから? なんでや、みんな『妖星ゴラス』好きやろ? キャラクターが地味? なんでや、ふきちゃん可愛いやろ! 名前が古風だし、カチューシャは『空飛ぶゆうれい船』みたいだし、声優は大正義日高のり子で、主人公とペアで乱馬とあかねだし。テーマも地味? 宇宙開発が嫌いな人間なんていない!(錯乱)

ま、それはいいとして。
音楽を川井憲次がやっているから、『パトレイバー』っぽいところがあっていい。やっぱ盛り上げ上手だね。
とジャブを打っといて本題に入る。
この作品の凄さは、なにより、科学考証が良くできてることである。それを絵に落とし込む努力も凄い。
細かいところでは、爆発の後溶けた岩石がガラス化するところとか、機械の間接が引きちぎられたあと、急速に蒸発して、気化熱で凍り付くところとか、遠心力で重力を発生させるとか、それを利用した人員輸送だとか、伝統の磁石靴とか、磁石靴を払って相手を浮かすテクニックとか、いろいろある。
でも、一番注目してみるべきは「慣性」と「真空」だ。この二つは世界観的にも、ものすごく重要だ。
物には「慣性」があるので、一度動き始めた物は、別の力をかけないと決して止まらない。地上では摩擦によって、すぐに物は止まるが、宇宙空間では、基本的に物は動きっぱなしなのだ。
頭では分かっていても、ちゃんとそのことを描写できる作品は少ない。その徹底ぶりに驚く。物体の動きを変えるときだけロケットを噴射するのを序の口に、外したネジが回りながら上に飛んでいくのに笑いそうになる。宇宙船がドッキングする瞬間に爆発で衛星が動き出すところが出色。地面という絶対的な基準点をもつ地上ではあまり身近に感じたことのない「相対速度」という概念が身に沁みる。ロケットを噴射して衝突を防ぐところは燃えるね。軌道を下方修正しようとするときに、船体のひずみを考慮に入れるとか痺れる。そのとき、船員の体を浮かび上がらせ、慣性を感じさせるところはにくい(船が下に行けば、体は慣性で上に残る)。
主人公の牛若が、何とか衛星へ帰ろうとするところも苦難の連続で見させる。コンピュータと自分の判断、どちらを優先するか悩むところなど、高度な判断を迫られていることをうまく描写している。燃料がなくなっても、デブリとの衝突の作用反作用をうまく使って、衛星に帰ろうとするのは、定番でうれしい。ちなみに、牛若が決死の覚悟で、真空中を少しの間通り抜けるのも、この手の宇宙SFじゃ定番。NASAや旧ソ連が実験や事故から収集したデータによると、人間の体は30秒、場合によっては1~2分だったら真空に耐えられる構造を持っている。しかし、このシーンの緊張感は凄い。一つの失敗が直に死に繋がる。腕に絡まるシートベルト、気圧差で耳から吹き出る血、衝突して大破する作業艇、そしてここでも慣性の法則。接触物のない宇宙では、途中で動きを変えようと思っても絶対に無理。最初の判断が絶対に修正できない非常な世界。そこで、せっかくたどり着いたのに、慣性が殺しきれないで、宇宙空間に投げ出されそうになる瞬間の絶望感。すばらしい。音のない演出が、緊張感を駆り立てる。
偶然背中を押してくれたデブリによって助かったと思ったら、自動ドアをクランクを手動でくるくる回して開けなくてはいけないところの「一難去ってまた一難」の呼吸は、シリアスなシーンでもコメディ的演出を忘れておらず、 感心させられる。そのあと、真空中で直射日光を浴びたのでものすごい日焼けになるところは、「おおちゃんとしてるじゃないか」となんだか安心してしまった。
あと、光もいい。 真空中では、光を吸収していく空気がないので、日向と日陰の差が激しい。コントラストがはっきりしているのだ。境界がぼやけないので、影が通常より長くなるときもある。日向では、目が開けられないくらい眩しくなる。細かいところだが、空気中と真空中での絵作りにきちんと差を作っているところが、作品にメリハリを付けている。
その描写がしっかりしているところが、「無重力」「真空」という、本来人類が産まれた環境とは全然違う、人類が生活していくには過酷すぎる環境に説得力を与えている。
そしてそこにどうにかこうにか生きている、「プロ」の大人たち。彼らは絶対にパニックにならない。少女ですら、目の前の死体にショックを受けていない。おそらく死が間近にある世界なのだろう。その中で、みな自分の仕事を必死にこなしている。 
そんな中に、一人紛れ込む形になってしまった子どもが、この物語の主人公。彼のする判断は、どう贔屓目に見ても、正しい判断とは思えない。しかし、それに苛立つのはお門違いというもの。彼の判断が間違いなのは、彼が「大人になりたい子ども」なのだから、当たり前なのだ。それこそ制作者が見せたいところなのだ。そして、暴走してしまう子どもを見守ることができる度量を大人が持っていることが、この作品の肝なのである。技術的な判断はしっかりできるのに、総合的判断能力が要求される危機管理はできない、というのは大人と子どもの違いは何か、という意味でも面白いではないか。
子どもが成長するには厳しすぎるこの環境、他に子どもが全くいないこの場所で、彼がどのように大人になればいいのかを、この物語は書こうとしている。氷川竜介がかつて書いたように、この作品はSFジュヴナイルとして、大きな可能性を持っていた。
それが可能性のままにされているのが現状である。牛若も、大人になれないまま宙ぶらりんにされている。
何とか、この作品に着地点を与えてあげられないものか。
そのためには、お金を集めなくてはいけないんだけど、お金を集めても、監督が若くしてすでに亡くなってるしなあ
はあ、どうすりゃいいんだろ。 

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出演:飯田馬之介
出版:ソフトガレージ
(2006-11-22)
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漫画版(嘘)
アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス) [コミック]
著者:あさり よしとお
出版:徳間書店
(2010-02-13)
アステロイド・マイナーズ 2(リュウコミックス)アステロイド・マイナーズ 2(リュウコミックス) [コミック]
著者:あさり よしとお
出版:徳間書店
(2013-07-13)
 

RWBYエピソード1

なんか思ってたのと違うけど、思ってたよりは思った通りだった。
 

なんか思ってたのと違うのが来るんじゃないかなあと思っていたRWBYですが、学園物というのは予想外でしたが、思ってたより軽いのりになるとか、思ってたより「(外国人が考える)日本アニメ風」になるとか、思ってたより裏設定満載の厨二病ゲームっぽくなるとか、思ってたよりは思ってた通りの思ってたのと違いっぷりでしたな。
あと、アクションはいいけど、ストーリーがはじめるといろいろとアレになるんじゃないかというのも、思った通りでした。
とりあえず、これだけじゃ良く分からんので、続きを見てみないことにはどうにも、という感じ。
でも、表情はところどころ可愛くていいね。映像としての次の目標は、「物を食べるモーションを自然にする」かな? 

Josh Winkを聞いて夢見心地

1987年、DJ Pierreが当時不人気だったローランド・TB303のつまみを適当にいじっていたときに偶然発生した音から産まれたジャンル「アシッド」。おかげでTB303の中古価格が跳ね上がった。


アーティストとしては「Hardfloor」が有名ですが、今回紹介するJosh Winkもいい感じに夢見心地ですよ。

『Higher State of Consciousness』


『Airplane Electronique』


徐々に変化していく音のもたらす失見当識こそアシッドハウスの真骨頂。
『Don't Lough』
 

その原作(大嘘)。
笑うな (新潮文庫)笑うな (新潮文庫) [文庫]
著者:筒井 康隆
出版:新潮社
(1980-10-28)
 
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