けんさく。

けんさく。が、いろいろ趣味のことをやるページです。

2015年12月

50部売り切ったぞ―

やっぱ最終日の方がみんな買ってくれるな。
2日目とかだと今後のこともあるし、数学なんかにお金割きたくないんじゃなかろうか。
さっそく次の夏コミの原稿を書き始めないとな 

東方の三博士(6)

去年の続き


「こう腹が減っていては、何も考えられない。何も考えられなければ、何かを正しく判断することもできない。そうしたら、何を食べるのか決めることなどとても無理だ」
バルタザールは突然起き上がって、そう言いました。
「じゃあ、どうしたらいいだろう。何かを食べるためのは何を食べるか決めなくてはいけないのに、何を食べるか決められなければ、何を食べることもできない」
ホルミスダスも釣られて起き上がると、そう言います。
「それは困るなあ。お腹が減るのは困るんだよなあ。お腹が減ると、お腹が減るんだよなあ」
とバダダハリダは大の字に寝ころんだまま、そう呟いています。
「よし、だから何を食べるのか決める前に、何かを食べよう」
バルタザールは立ち上がりながら、 そう言います。
「なるほど一理ある。確かに何かを食べれば、考える力も戻ってくる。そうすれば何を食べるか決めることだって、不可能とは言い切れなくなるわけだ」
ホルミスダスも立ち上がります。 
「とにかく何か腹に入ればそれでいいよ」
バダダハリダも大の字に寝転がったまま立ち上がりました。
「でもどうするんだ?」
ホルミスダスが、どこへ行くか決める前にどこかへ行こうとする二人の背中に問いかけます。
「何かを食べようとすると、その前に何を食べるか決めないといけない。でもそれこそ僕らがさっきうんうんうなったり、ゴロゴロお腹を鳴らしたりしても、うまくいかなかったことじゃないか」
「そんなことどうでもいいじゃないか」
とバダダハリダは歩くのをやめずに立ち止まってそう言います。さっさと前に進みたそうです。
「確かに」
バルタザールはホルミスダスの疑問はもっともだという顔で歩くのをやめましたが、進むのは止めなかったので、ずいぶん遠くで顎に手を当てた考え込み始めます。
「 だからそんなことどうでもいいんだよ!」
バダダハリダは癇癪を起すのを我慢し、じっとじたばたしながらすでに遠く離れてしまった二人の耳元に叫びます。
「何かを食べる前に何を食べるか決めなくてはいけないのは、ものを考えているからだ。ものを考えているから決めないといけないんだ。だからものを考えなければ、何も決めなくていいから、何を食べるか決める前に何かを食べることができるんだ」
二人はその言葉に感銘を受けましたが、お腹が減ってご機嫌斜めのバダダハリダが少し怖いので、刺激しないように少し離れたところで、お互いの両耳に耳を近づけて、こそこそと囁き声で話し合います。
「しかし、何も考えないってどうすればいいんだ。人間だもの。どうしても何かを考えてしまうのが性だ」
「何も考えないと存在しなくなるって、昔の偉い人形遣いが言ってたから、何も考えないなんて怖くてできないよ」
「ああいうバダダハリダだって、昔しゃっくりを直すために、『狼のことを考えずに家の周りを三周する』ってお呪いをしようとしたけど全部失敗したんじゃないか。狼のことを忘れると家の周りを三周することも忘れちゃうし、『何をするんだっけ?』と聞かれて『狼のことを考えずに家の周りを三周するんだろ?』って答えてやると、『ああ、また狼のことを考えちゃった』ってなるし」
そんなことをしているうちに、ますますお腹が減ってきて、三人はますますますます何も考えられなくなってしまうのでした。
このままだと餓死してしまいます。 三人は一体どうなるのでしょうか。

(来年のクリスマスに続く) 

千葉真一の変顔に燃えろ 『激突!殺人拳』

ソニー千葉の映画も見ずになんかおしゃれとかいう理由でタランティーノ映画を語る輩が私は嫌いである。
激突!殺人拳 [DVD]
千葉真一
東映ビデオ
2006-12-08


 いやあ、面白い。話はでたらめだし、主人公にも別に感情移入できたりするわけじゃないんだけど、アクションがあって、話がキリキリ進んでくれたら、それはもう映画として成り立ってしまうのだ。
特にシリーズ第一作のこれは傑作だ。
千葉ちゃんが相手を倒すときに、ブルース・リーを意識したと思しき「変な顔」をたくさんしてくれる。かつてサンタナは「顔でギターを弾く」なんて言われるくらい味のある顔をしてギターを演奏したものだが、千葉ちゃんはこの作品では顔で空手をしている。あんな顔されたら誰も勝てるわけがない。 
私自身、空手を嗜む者の一人として、那覇手の「息吹き」と呼ばれる呼吸法にはいろいろ疑問があり、実践的ではないと考えているのだが(腹式呼吸、逆腹式呼吸、丹田呼吸の意味は分かるが、それをあのような派手な仕方で表現する必要はない)、この映画においては大正解だと思っている。
映画とはまさにこけおどしであり、こけおどさなければ意味が無いのだ。もっとこけおどして欲しい。
そんな空手と器械体操を組み合わせたこけおどしの権化であるところの千葉ちゃんが画面狭しと暴れまわるのだから、面白く無いわけはない。こうなってしまったら筋はいらない。それどころか、筋がむちゃくちゃならむちゃくちゃなほど面白くなってしまうのだ。
ひたすら決戦に向けて盛り上げてくれればいい。決戦が終わったらどうなるのかなんて、一切考えなくていい。一体全体、剣琢磨が勝ったとして、その後どうなるのか。香港マフィアの用心棒になるの? お嬢様と結婚するの? 全く分からん。
でもそんなことどうでもいいのだ。どうせそんなこと、一回目の視聴では気にならないのだから。それはこんな下らない映画を二回三回と見続ける酔狂者だけが、そのうち気づくことにすぎないのだ。
ちなみに第二作は、「変顔」成分が足りなくて、薄味に感じた。アクションはいいんだけどねえ。 
殺人拳 2 [DVD]
千葉真一
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2016-03-09

 

フィクションと嘘の違い

嘘ばかり書くはずで始めたTwitterだが、書く嘘が足りなくてほとんど呟かなかったり、本当のことばかり呟いたり、知り合いに話しかけたりばかりしている(リプライで嘘は流石につけない)。
もしこれがフィクションだったら、いくらでも呟ける。一体嘘とフィクションに何の違いがあるのであろうか。おそらく重要なのは、書くときの私のモードというより、私が読者に期待するモードの違いなのだろう。よりコントロールしにくいものであるがゆえに、いろいろ考えてしまい筆が進まないのではなかろうか。
このままでは埒があかないので、練習のために日常でもっと嘘をついてまわることにしよう。 
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