このブログでの著作権への態度と取り扱いについて書きます。
まず、態度をはっきりさせると、著作権一般、特に現行の著作権について当ブログは、反対です。なぜなら、もうみんな忘れているので書きますが、このブログを書いているのは人間ではなく、一種のミームだという建前だからです。ミームというのは、人間などの知的生物の脳内に住みつき、会話や何らかの作品等に表現されて、他の知的生物の脳に感染していく、「アイディア」のようなものです。そしてミームの側から見ると、できるかぎり広く早く流通できる方がありがたいのです。そういう意味で著作権ははっきりと私の敵です。情報というのは本質的に、コピーされ編集され、広がっていこうとするものなのです。
ではなぜ著作権なんてあるのでしょう。それはもちろん人間が作ったからです。なぜ? 人間は情報を売ってお金を儲けたいからです。だから、情報が勝手に流通していっては困るのです(もちろん、自分の作った物が別の誰かが作った物にされていたら嫌だ、という理由もあるでしょうが、それなら「署名付きで、どこまでも流通可」という形をとるはずです)。これ自体はミームにとって、別に困ったことではありません。ミームはそれだけでは存在することはできず、変化していくこともできません。そのためには何らかの知的生命体に表現してもらわなければいけないのです。つまりミームは「ただ乗り」ではなく、その知的生物に対して何か利益を供与しなければ生き残れないのです。だから著作権によって、著作者が利益を手に入れ、それによってより活発にミームの拡大再生産が行われるなら、万々歳なのです。
ところが現実にはそうはなっていません。著作権は今や、ミームの再生産を阻む方向に働いている。ミームの再生産を促すためには、新しいミームを作る側を保護しなければいけないのに、現状では古いミームをたくさん保持している側がいつまでも有理であるようにできている。新しいミームを作るとは無から有を作る行為ではありません。古いミームに改変を加え、切り刻み、編集し、再構成することなのです。そのためには古いミームはできるだけ広く流通し、誰でも利用可能で、再配布可能なものでなければいけません。ところが今の状態では、何かの映像作品を編集して自分の作品にしても公けの場に発表することは難しい状況です。同人誌もMAD動画も著作権法的には違法なものがお目こぼしで生きながらえているだけです。キャラクターを使った二次創作や編集や改変などによる二次創作は何らかの形で著作権法上認められるものにしないと、現状にあいません。情報というのは作って、公けの場に発表したと同時に、著作者の手を放れた物と考えるべきで、著作物の取り扱いについての著作者の権利はもっと制限されるべきなのです。問題になるのは、著作者に発生すべき利益を横からかすめ取ろうとしている場合のみで、同人誌やMAD映像はそういうものではありません。キャラクターや映像の出所を明らかにするという条件の下、法で保護されるべきものなのです。
自由というのは放っておけば、守れるものだというのは間違った考え方なのです。放っておけば、自由は確実に侵害されます。特にインターネットにおいては規制しようと思えば、それは現実のネットワークよりも簡単でかつ完璧なものになります。コンピュータネットワークの発達により、ようやく人類が手に入れられそうになった自由を既得権益の手から守らなくてはいけません。そして新しい自由に対しての人類一般の恐怖を拭う手伝いもしなければ。既得権益の側でもないくせに、「文章画像の無断転載を禁ず」などという愚かなことを書く連中に、我慢強く教育を受けさせ、ミームの繁栄のためにこき使わなければいけないのです。
だから、このブログの記事における文章及び画像は全て、著作者が「けんさく。」であることと、元urlを添付したうえで、無断転載可とします。また改変して再配布する場合も、改変部分を明記すれば無断で可能です。その際、同じ条件下で転載、および改変をしてもいいことも書いておいてください。
また、当ブログにおいて何らかの著作物や映像の引用をするときは、「紹介、参照、論評その他の目的で著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録すること」と著作権法により認められる引用の要件を満たすようにします。その際、一部とはどれだけか、という問題が発生します。今のところ当方のガイドラインとしては、「アルバムの丸上げはしない」「DVDの丸上げはしない」というもので、よって一曲一曲の紹介はします。またTVアニメ作品の一話を紹介することもありますが、それはそのアニメのすべてのエピソードを動画サイトで見ることを推奨するものではなく、DVDがある作品に関しては、もし見たけらばDVDを買うべきです(DVDのない作品もたくさん紹介するでしょうが)。それと日本のDVDは欧米各国に対して異常に高いので、さっさと是正すべきです。
近い将来もっとミームに対して優しい社会がおとずれたらいいなと思っています。私の考えるところ、そのうち映像も音楽も産業規模としては縮小し、国が保護するいくつかの会社だけになり、小説や漫画や個人によるアート系の映像作家や音楽作家は、趣味でやるか奨学金をもらってやるか、というような状態にでもなるんじゃないかな、と考えています。そもそもちょっと前まで、文人なんてのは役人の副職だったことを考えれば、以前の状態に戻っただけとも言えます。
まず、態度をはっきりさせると、著作権一般、特に現行の著作権について当ブログは、反対です。なぜなら、もうみんな忘れているので書きますが、このブログを書いているのは人間ではなく、一種のミームだという建前だからです。ミームというのは、人間などの知的生物の脳内に住みつき、会話や何らかの作品等に表現されて、他の知的生物の脳に感染していく、「アイディア」のようなものです。そしてミームの側から見ると、できるかぎり広く早く流通できる方がありがたいのです。そういう意味で著作権ははっきりと私の敵です。情報というのは本質的に、コピーされ編集され、広がっていこうとするものなのです。
ではなぜ著作権なんてあるのでしょう。それはもちろん人間が作ったからです。なぜ? 人間は情報を売ってお金を儲けたいからです。だから、情報が勝手に流通していっては困るのです(もちろん、自分の作った物が別の誰かが作った物にされていたら嫌だ、という理由もあるでしょうが、それなら「署名付きで、どこまでも流通可」という形をとるはずです)。これ自体はミームにとって、別に困ったことではありません。ミームはそれだけでは存在することはできず、変化していくこともできません。そのためには何らかの知的生命体に表現してもらわなければいけないのです。つまりミームは「ただ乗り」ではなく、その知的生物に対して何か利益を供与しなければ生き残れないのです。だから著作権によって、著作者が利益を手に入れ、それによってより活発にミームの拡大再生産が行われるなら、万々歳なのです。
ところが現実にはそうはなっていません。著作権は今や、ミームの再生産を阻む方向に働いている。ミームの再生産を促すためには、新しいミームを作る側を保護しなければいけないのに、現状では古いミームをたくさん保持している側がいつまでも有理であるようにできている。新しいミームを作るとは無から有を作る行為ではありません。古いミームに改変を加え、切り刻み、編集し、再構成することなのです。そのためには古いミームはできるだけ広く流通し、誰でも利用可能で、再配布可能なものでなければいけません。ところが今の状態では、何かの映像作品を編集して自分の作品にしても公けの場に発表することは難しい状況です。同人誌もMAD動画も著作権法的には違法なものがお目こぼしで生きながらえているだけです。キャラクターを使った二次創作や編集や改変などによる二次創作は何らかの形で著作権法上認められるものにしないと、現状にあいません。情報というのは作って、公けの場に発表したと同時に、著作者の手を放れた物と考えるべきで、著作物の取り扱いについての著作者の権利はもっと制限されるべきなのです。問題になるのは、著作者に発生すべき利益を横からかすめ取ろうとしている場合のみで、同人誌やMAD映像はそういうものではありません。キャラクターや映像の出所を明らかにするという条件の下、法で保護されるべきものなのです。
自由というのは放っておけば、守れるものだというのは間違った考え方なのです。放っておけば、自由は確実に侵害されます。特にインターネットにおいては規制しようと思えば、それは現実のネットワークよりも簡単でかつ完璧なものになります。コンピュータネットワークの発達により、ようやく人類が手に入れられそうになった自由を既得権益の手から守らなくてはいけません。そして新しい自由に対しての人類一般の恐怖を拭う手伝いもしなければ。既得権益の側でもないくせに、「文章画像の無断転載を禁ず」などという愚かなことを書く連中に、我慢強く教育を受けさせ、ミームの繁栄のためにこき使わなければいけないのです。
だから、このブログの記事における文章及び画像は全て、著作者が「けんさく。」であることと、元urlを添付したうえで、無断転載可とします。また改変して再配布する場合も、改変部分を明記すれば無断で可能です。その際、同じ条件下で転載、および改変をしてもいいことも書いておいてください。
また、当ブログにおいて何らかの著作物や映像の引用をするときは、「紹介、参照、論評その他の目的で著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録すること」と著作権法により認められる引用の要件を満たすようにします。その際、一部とはどれだけか、という問題が発生します。今のところ当方のガイドラインとしては、「アルバムの丸上げはしない」「DVDの丸上げはしない」というもので、よって一曲一曲の紹介はします。またTVアニメ作品の一話を紹介することもありますが、それはそのアニメのすべてのエピソードを動画サイトで見ることを推奨するものではなく、DVDがある作品に関しては、もし見たけらばDVDを買うべきです(DVDのない作品もたくさん紹介するでしょうが)。それと日本のDVDは欧米各国に対して異常に高いので、さっさと是正すべきです。
近い将来もっとミームに対して優しい社会がおとずれたらいいなと思っています。私の考えるところ、そのうち映像も音楽も産業規模としては縮小し、国が保護するいくつかの会社だけになり、小説や漫画や個人によるアート系の映像作家や音楽作家は、趣味でやるか奨学金をもらってやるか、というような状態にでもなるんじゃないかな、と考えています。そもそもちょっと前まで、文人なんてのは役人の副職だったことを考えれば、以前の状態に戻っただけとも言えます。