小学生時代、私を科学の世界に引きずり込んだ作品の一つが、あさりよしとお氏の『まんがサイエンス』でした。
まんがサイエンス 13 (ノーラコミックス)
著者:あさりよしとお
販売元:学習研究社
(2011-08-31)
販売元:Amazon.co.jp
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様々な科学のトピックスが奇抜な「専門家」によって分かりやすく語られていて、夢中になった。今考えると、痛覚の専門家が「イタミ十三」で忍者みたいにガラスを突き破って入ってくるなど(飛び降り自殺した伊丹十三とかけている)かなりヤバいマンガだったのですが、よく分からずに面白がっていました(ちなみにここの部分は単行本では変更になっていた)。その他にも「カスピ海の怪物 エクラノプラン」などはこのマンガで覚えた、などかなりマニアックな作品ではありました。
その後、マンガをたくさん読むようになって学習漫画以外のあさりよしとお作品に触れるようになって、ますますこの人の「濃さ」に恐れ戦いたものです。顔も素晴らしく濃くて素晴らしい。

こんな顔で日本のロリコンマンガ家の重鎮なんだから恐れ入る。1996年の日本SF大会「コクラノミコン」において暗黒星雲賞をとったことがある。なんでも会場で酔っぱらって唐沢俊一の帽子を奪ったとか……
そしてこの人の作品でも特に幻と言われて単行本化が求められていながら、作者の意向によりなかなか実現しなかったところ、ようやく2010年の11月に復刊の予定となった。ところが、延期して2011年2月になり、そして3月になり、9月になり、それでも出してくれればいいと、アマゾンで予約までして待っていたのに、起こってしまったのがあの311なのです。
どうしてこのマンガが311により無期延期になってしまったのか。それは皆さまが自分の目で確かめてください。
いかがでしたでしょうか。皆さまも「あ、これはいかんわw」と納得していただけたでしょうか。それとも「これこそ出版しないでどうする」と思ったでしょうか。
2010年の11月か2011年の2月にちゃんと出版しとけばよかったのに、と思わずにはいられません。そうすれば話題になって物凄く売れたかも。
どちらにしろ、私はあさり氏は必ず原子炉とほとぼりがちゃんと冷めてから、必ず新しい章を加えて、出してくれると信じています。そもそも東海村だって相当不謹慎なネタなんですから。
HAL―Hyper Academic Laboratory (ガムコミックスプラス)
著者:あさり よしとお
販売元:ワニブックス
(2006-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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「裏まんがサイエンス」とも言える作品。希印教授はデザインも性格も相当好きなキャラ。高いビルを見るといつもこの作品を思い出す。石器捏造のギャグなどは秀逸。
少女探偵金田はじめの事件簿 (ジェッツコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:白泉社
(2006-04-28)
販売元:Amazon.co.jp
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馬鹿馬鹿しすぎる推理マンガ。「抜け道を用意しておいた」で巨大ナメクジに半身を食われた男が普通に生きてることを説明してしまうギャグが好き。
ただいま寄生中 (ジェッツコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:白泉社
(1999-04)
販売元:Amazon.co.jp
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正義の寄生虫に寄生された少女が悪の寄生虫と戦うために、肛門から這い出した大量の寄生虫が織りなすスーツに身を包んで戦うという、ひどすぎる作品。この設定が考えられるだけで天才。
細腕三畳紀 (アフタヌーンKC)
著者:あさり よしとお
販売元:講談社
(2001-12-21)
販売元:Amazon.co.jp
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三葉虫をテーマにしたオムニバス。『ミスター味っ子』をパロディにしたと思しき料理マンガでは、三葉虫を食材とした料理対決をするのだが、敵キャラの特技が「俺の料理はウマすぎて、食うと死ぬ!」と言うのが爆笑。『飢狼伝』と『グラップラー刃牙』のパロディでは、三億年の歴史を持つ格闘技(列海王の中国拳法の歴史自慢のパロディだね)を身に付けた男がプロレスの道場を破りに来る。「背中に三葉虫が」には悶絶した。
中空知防衛軍 (アニメージュコミックススペシャル)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(1989-01)
販売元:Amazon.co.jp
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『パトレイバー』の偉大な先駆け。敵ロボットのデザインが「モゲラ」を元にしていて(これが可愛いんだ)、味方ロボットが「マーカライトファープ」で(これがあるく走る飛び蹴りする、というのが素晴らしい)、敵に目的が「地球に嫁探しに来た」で、完全に『地球防衛軍』なところが特撮ファンには嬉しくてたまらない。
「逆まんがサイエンス」に当たる「がんまサイエンス」を所収。
あさりよしとお短編集 (少年キャプテンコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(1994-05)
販売元:Amazon.co.jp
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あさりよしとおが高校三年のときに少年サンデーでデビューした『木星ピケットライン』が入っている。完成度の高さに驚く。その他、ロリコンブームの雰囲気を色濃く残した作品が入っている。今のLOに当たる「ロリコンマンガ誌」を名乗る雑誌が当時は数誌あったのである。
あさりよしとお短篇集 毒入りカプセル篇 (リュウコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(2010-03-30)
販売元:Amazon.co.jp
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あさりよしとお短篇集 毒入り錠剤篇 (リュウコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(2010-04-22)
販売元:Amazon.co.jp
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読むべし読むべし。

著者:あさりよしとお
販売元:学習研究社
(2011-08-31)
販売元:Amazon.co.jp
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様々な科学のトピックスが奇抜な「専門家」によって分かりやすく語られていて、夢中になった。今考えると、痛覚の専門家が「イタミ十三」で忍者みたいにガラスを突き破って入ってくるなど(飛び降り自殺した伊丹十三とかけている)かなりヤバいマンガだったのですが、よく分からずに面白がっていました(ちなみにここの部分は単行本では変更になっていた)。その他にも「カスピ海の怪物 エクラノプラン」などはこのマンガで覚えた、などかなりマニアックな作品ではありました。
その後、マンガをたくさん読むようになって学習漫画以外のあさりよしとお作品に触れるようになって、ますますこの人の「濃さ」に恐れ戦いたものです。顔も素晴らしく濃くて素晴らしい。

こんな顔で日本のロリコンマンガ家の重鎮なんだから恐れ入る。1996年の日本SF大会「コクラノミコン」において暗黒星雲賞をとったことがある。なんでも会場で酔っぱらって唐沢俊一の帽子を奪ったとか……
そしてこの人の作品でも特に幻と言われて単行本化が求められていながら、作者の意向によりなかなか実現しなかったところ、ようやく2010年の11月に復刊の予定となった。ところが、延期して2011年2月になり、そして3月になり、9月になり、それでも出してくれればいいと、アマゾンで予約までして待っていたのに、起こってしまったのがあの311なのです。
どうしてこのマンガが311により無期延期になってしまったのか。それは皆さまが自分の目で確かめてください。
いかがでしたでしょうか。皆さまも「あ、これはいかんわw」と納得していただけたでしょうか。それとも「これこそ出版しないでどうする」と思ったでしょうか。
2010年の11月か2011年の2月にちゃんと出版しとけばよかったのに、と思わずにはいられません。そうすれば話題になって物凄く売れたかも。
どちらにしろ、私はあさり氏は必ず原子炉とほとぼりがちゃんと冷めてから、必ず新しい章を加えて、出してくれると信じています。そもそも東海村だって相当不謹慎なネタなんですから。

著者:あさり よしとお
販売元:ワニブックス
(2006-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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「裏まんがサイエンス」とも言える作品。希印教授はデザインも性格も相当好きなキャラ。高いビルを見るといつもこの作品を思い出す。石器捏造のギャグなどは秀逸。

著者:あさり よしとお
販売元:白泉社
(2006-04-28)
販売元:Amazon.co.jp
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馬鹿馬鹿しすぎる推理マンガ。「抜け道を用意しておいた」で巨大ナメクジに半身を食われた男が普通に生きてることを説明してしまうギャグが好き。

著者:あさり よしとお
販売元:白泉社
(1999-04)
販売元:Amazon.co.jp
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正義の寄生虫に寄生された少女が悪の寄生虫と戦うために、肛門から這い出した大量の寄生虫が織りなすスーツに身を包んで戦うという、ひどすぎる作品。この設定が考えられるだけで天才。

著者:あさり よしとお
販売元:講談社
(2001-12-21)
販売元:Amazon.co.jp
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三葉虫をテーマにしたオムニバス。『ミスター味っ子』をパロディにしたと思しき料理マンガでは、三葉虫を食材とした料理対決をするのだが、敵キャラの特技が「俺の料理はウマすぎて、食うと死ぬ!」と言うのが爆笑。『飢狼伝』と『グラップラー刃牙』のパロディでは、三億年の歴史を持つ格闘技(列海王の中国拳法の歴史自慢のパロディだね)を身に付けた男がプロレスの道場を破りに来る。「背中に三葉虫が」には悶絶した。
中空知防衛軍 (アニメージュコミックススペシャル)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(1989-01)
販売元:Amazon.co.jp
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『パトレイバー』の偉大な先駆け。敵ロボットのデザインが「モゲラ」を元にしていて(これが可愛いんだ)、味方ロボットが「マーカライトファープ」で(これがあるく走る飛び蹴りする、というのが素晴らしい)、敵に目的が「地球に嫁探しに来た」で、完全に『地球防衛軍』なところが特撮ファンには嬉しくてたまらない。
「逆まんがサイエンス」に当たる「がんまサイエンス」を所収。
あさりよしとお短編集 (少年キャプテンコミックス)
著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(1994-05)
販売元:Amazon.co.jp
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あさりよしとおが高校三年のときに少年サンデーでデビューした『木星ピケットライン』が入っている。完成度の高さに驚く。その他、ロリコンブームの雰囲気を色濃く残した作品が入っている。今のLOに当たる「ロリコンマンガ誌」を名乗る雑誌が当時は数誌あったのである。

著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(2010-03-30)
販売元:Amazon.co.jp
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著者:あさり よしとお
販売元:徳間書店
(2010-04-22)
販売元:Amazon.co.jp
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読むべし読むべし。