去年の続き
ホルミルダス「こうなったら過去を変えるしかない」
バルタザール「そんなことができるのか?」
ホルミルダス「過去に戻れるんだ。できるはずだ」
バルタザール「過去をどう変えるんだ?」
ホルミルダス「過去に行って光の速度を超える」
バルタザール「そうするとどうなる?」
ホルミルダス「ますます過去に戻る」
バルタザール「どこまで戻る?」
ホルミルダス「まず、みんなで穴に入ったところまで」
バルタザール「そこからどうする? そこから始めても同じでは? 結局また穴に落ちるだけだ」
ホルミルダス「いや、そこで終わらない。光の速度を超えたまま、もっと時間を遡るんだ」
バルタザール「そうしたらどうなるんだ?」
ホルミルダス「穴に落ちている状態で時間を遡るとどうなる?」
バルタザール「穴を昇っていく」
ホルミルダス「穴を出てもそれを続けたらどうなる?」
バルタザール「どうなるんだ?」
ホルミルダス「穴に落ちていくことの逆をそのまま延長するんだ。そうしたら……」
「穴から空へと登り始める!」
バダダハリダが叫んだ時には、三人は森のはるか上空の夜空へと打ち上げられていました。
クリスマスの星空に、三人を導いた星が一際明るく輝いています。
(来年のクリスマスへ続く)
ホルミルダス「こうなったら過去を変えるしかない」
バルタザール「そんなことができるのか?」
ホルミルダス「過去に戻れるんだ。できるはずだ」
バルタザール「過去をどう変えるんだ?」
ホルミルダス「過去に行って光の速度を超える」
バルタザール「そうするとどうなる?」
ホルミルダス「ますます過去に戻る」
バルタザール「どこまで戻る?」
ホルミルダス「まず、みんなで穴に入ったところまで」
バルタザール「そこからどうする? そこから始めても同じでは? 結局また穴に落ちるだけだ」
ホルミルダス「いや、そこで終わらない。光の速度を超えたまま、もっと時間を遡るんだ」
バルタザール「そうしたらどうなるんだ?」
ホルミルダス「穴に落ちている状態で時間を遡るとどうなる?」
バルタザール「穴を昇っていく」
ホルミルダス「穴を出てもそれを続けたらどうなる?」
バルタザール「どうなるんだ?」
ホルミルダス「穴に落ちていくことの逆をそのまま延長するんだ。そうしたら……」
「穴から空へと登り始める!」
バダダハリダが叫んだ時には、三人は森のはるか上空の夜空へと打ち上げられていました。
クリスマスの星空に、三人を導いた星が一際明るく輝いています。
(来年のクリスマスへ続く)