ソニー千葉の映画も見ずになんかおしゃれとかいう理由でタランティーノ映画を語る輩が私は嫌いである。
いやあ、面白い。話はでたらめだし、主人公にも別に感情移入できたりするわけじゃないんだけど、アクションがあって、話がキリキリ進んでくれたら、それはもう映画として成り立ってしまうのだ。
特にシリーズ第一作のこれは傑作だ。
千葉ちゃんが相手を倒すときに、ブルース・リーを意識したと思しき「変な顔」をたくさんしてくれる。かつてサンタナは「顔でギターを弾く」なんて言われるくらい味のある顔をしてギターを演奏したものだが、千葉ちゃんはこの作品では顔で空手をしている。あんな顔されたら誰も勝てるわけがない。
私自身、空手を嗜む者の一人として、那覇手の「息吹き」と呼ばれる呼吸法にはいろいろ疑問があり、実践的ではないと考えているのだが(腹式呼吸、逆腹式呼吸、丹田呼吸の意味は分かるが、それをあのような派手な仕方で表現する必要はない)、この映画においては大正解だと思っている。
映画とはまさにこけおどしであり、こけおどさなければ意味が無いのだ。もっとこけおどして欲しい。
そんな空手と器械体操を組み合わせたこけおどしの権化であるところの千葉ちゃんが画面狭しと暴れまわるのだから、面白く無いわけはない。こうなってしまったら筋はいらない。それどころか、筋がむちゃくちゃならむちゃくちゃなほど面白くなってしまうのだ。
ひたすら決戦に向けて盛り上げてくれればいい。決戦が終わったらどうなるのかなんて、一切考えなくていい。一体全体、剣琢磨が勝ったとして、その後どうなるのか。香港マフィアの用心棒になるの? お嬢様と結婚するの? 全く分からん。
でもそんなことどうでもいいのだ。どうせそんなこと、一回目の視聴では気にならないのだから。それはこんな下らない映画を二回三回と見続ける酔狂者だけが、そのうち気づくことにすぎないのだ。
ちなみに第二作は、「変顔」成分が足りなくて、薄味に感じた。アクションはいいんだけどねえ。
特にシリーズ第一作のこれは傑作だ。
千葉ちゃんが相手を倒すときに、ブルース・リーを意識したと思しき「変な顔」をたくさんしてくれる。かつてサンタナは「顔でギターを弾く」なんて言われるくらい味のある顔をしてギターを演奏したものだが、千葉ちゃんはこの作品では顔で空手をしている。あんな顔されたら誰も勝てるわけがない。
私自身、空手を嗜む者の一人として、那覇手の「息吹き」と呼ばれる呼吸法にはいろいろ疑問があり、実践的ではないと考えているのだが(腹式呼吸、逆腹式呼吸、丹田呼吸の意味は分かるが、それをあのような派手な仕方で表現する必要はない)、この映画においては大正解だと思っている。
映画とはまさにこけおどしであり、こけおどさなければ意味が無いのだ。もっとこけおどして欲しい。
そんな空手と器械体操を組み合わせたこけおどしの権化であるところの千葉ちゃんが画面狭しと暴れまわるのだから、面白く無いわけはない。こうなってしまったら筋はいらない。それどころか、筋がむちゃくちゃならむちゃくちゃなほど面白くなってしまうのだ。
ひたすら決戦に向けて盛り上げてくれればいい。決戦が終わったらどうなるのかなんて、一切考えなくていい。一体全体、剣琢磨が勝ったとして、その後どうなるのか。香港マフィアの用心棒になるの? お嬢様と結婚するの? 全く分からん。
でもそんなことどうでもいいのだ。どうせそんなこと、一回目の視聴では気にならないのだから。それはこんな下らない映画を二回三回と見続ける酔狂者だけが、そのうち気づくことにすぎないのだ。
ちなみに第二作は、「変顔」成分が足りなくて、薄味に感じた。アクションはいいんだけどねえ。