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ディズニー

幼いころの記憶に出会う 『ぼくはむく犬』

誰しも幼いころのあやふやな記憶というやつはあると思う。
例えば、おぼろげに覚えているが、題名もはっきりとした内容も覚えていない映画やテレビ番組などだ。
主人公の父親だか母親だかが、頭蓋骨にでっかい機械で針を突き刺されているのを、主人公が泣きながら見ている、ずいぶん画面が赤っぽかった気がする映画を、幼いころテレビで見たような気がするが、未だに招待がつかめない。何だったのか? そもそも本当に見たのか? 夢だったのではなかろうか?
その中の幾つかは、その後正体が分かる。母親の実家で見た、ほぼ骨だけの上半身がぴょんぴょん跳ねて人間の脳みそを食おうとする映画は『バタリアン』だった。途中まで見たとき、強烈なデジャブにクラクラして、「俺これ見たことあるわ!」と叫んでしまった。 迷惑なやつだ。
バタリアン HDリマスター版 [DVD]
クルー・ギャラガー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2014-08-02


森卓也の『アニメーションのギャグ世界』を初めて読んだ時も、知らない世界に足を踏み込んだのではなく、ひどく懐かしい世界に足を踏み込んでしまって、困惑したのを覚えている。「ああ、あれってテックス・アベリーという男が作ってたのか!」

 






というわけで、最近もまたあの日の謎がひとつ解けたので。報告したい。
私が幼かったころは、ディズニーのビデオはポニーキャニオンが販売していた(今はブエナビスタ)。その頃の、吹き替え声優は今と違って、必ずしも原語の声そっくりだったわけではないが、それなりに味があって愛好者も多い。また分かりやすさを重視してか原語にないナレーションが入っていて、原語にないことからこれを嫌う人も多いが、土井美加と江原正士のナレーションは非常に芸達者で耳に心地よい。特に私にとって江原正士の仕事で最初にイメージするのはディズニー短編アニメのナレーションである。
私はオリジナルにしっかり敬意を払うのなら、ヴァージョン違いは多いほうがいいと思っている。吹き替えも様々ある方が、比べることができて面白い。だからこそ旧吹き替え版も新吹き替え版も愛でればいいのではなかろうか。 
旧吹き替え版のディズニーアニメは今では入手が難しくなっているが、ニコニコで「旧声優陣」などのタグ検索をすればかなり見つかる。ちなみに動画サイトではディズニーアニメは最新作品でもない限りあまり消されない。 日本人のディズニーに関するイメージはほとんど根拠不明の都市伝説にすぎない。
さて、書いたとおり旧声優陣による吹き替えはニコニコで見られる。これで万事解決かというと、そうでもないのだ。
古いビデオなどを見たとき、一番懐かしいのは本編ではなく、実は宣伝とかであったりする。ドラえもんのスペシャルの録画のエポック社の妙なおもちゃとかね。ニコニコで昔のCMなどを延々と見てしまったりするのもそこにある。しかし宣伝は無数にあるので、意中のものは結局見つからなかったりする。完全な時間の無駄じゃないか(憤怒)。
 だから、CMカットは完全にしない主義。少し残しておくのだ。
さて、ディズニーの話に戻ろう。ポニーキャニオン版のディズニービデオの最後には、いろいろなディズニー作品の宣伝が入っていた。名曲『星に願いを』をバックにワイヤーフレームのシンデレラ城が橋の向こうから近づいてくる。それが終わると、高速度撮影で植物の成長を記録した映像やら、傘を開いて舞い降りるメリー・ポピンズやら、様々なディズニー作品の紹介がみんな大好き矢島正明の優しい声でされるのだ。
ああ、あの映像が見たい。本編よりよっぽど見たい。
そして、確かそんな中で、一本のビデオだけ、他のよりたくさんの作品を紹介していたのがあったはず。それらの作品の中で、私の中に強烈な印象を残したものがあったのだ。
それは一人の少年が何らかの理由で毛むくじゃらの犬になってしまう、というものだった。
確か一本はモノクロで、もう一本はおそらくそれの続編と思しきカラーの映画の日本だった。
恥ずかしながら、私は昔から肉体が強制的に変形される様に、(おそらく性的な)興奮を感じるたちだった。
いわゆる固めフェチ(人間が石化されたり、ブロンズ化されたりすることに、性的興奮を覚える人々。例としては、ハン・ソロ、ポロムとパロム、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』、ヒッポリト星人、etc)の人たちの心情にも大きな共感を持つが、個人的に好きなのは、人間が魔力など超自然的な力により動物など人間ならざるものに変えられるさまだ。オウィディウスの『変身物語』が好きなのもそれが理由かもしれない。ベルニーニの『アポロンとダフネ』とか最高だよね。ヴェルサイユ宮殿の『ラトナの泉水』も悪くない。
他にも、『オデュッセウス』とか『解放されたエルサレム』とか『高野聖』とか『旅人馬』とか『ピノキオ』とかetc。狼男ものも世に多い。『An American Werewolf in London』の唐突な変身シーンが好き。『狼男アメリカン』などという糞な邦題をつけた輩は万死に値する。
それら皆、私にある種に妖しい興奮を呼び起こすのだ。
そんな私の原体験が、あのディズニーの作品紹介だったのかもしれない。
で、その映画は結局何なのか。
私はずっとその映画の題名を「ぼくは毛むくじゃら」だと思っていた。しかし、その題名で調べても何も出てこない。
一体あれは何だったのだろうか。やっぱり夢だったのか。 
そう思っていた先日、もう一度ググってみた。するとどうであろう。検索エンジンの進歩の成果なのか、とうとう真実が明らかになったのだ。
『ぼくはむく犬』というディズニー製の映画の存在が明らかになったのだ。第一作はやはりモノクロの1959年製で、『新・ぼくはむく犬』が1976年のカラー映画である。年代的にも合ってる。やはり夢じゃなかったのか! それにしても、「毛むくじゃら」と「むく犬」。まあまあの精度と言って良いのではないか? 
ちなみに、『ぼくはむく犬』は1996年(同名)と2006年(『シャギー・ドッグ』)にリメイクされているらしい。


さらについでに言っておくと、実は私はこれらの作品をあまり見る気はなかったりする。何故かと言うと、正体がわかったことにより、あらかた満足してしまっているからだ。
そういうもんかもしれないね。
とにかく分かってすっきりした。 
ちなみにこの記事を書いていて知ったのだが、「尨」と書いて「むくいぬ」と読むのだな。勉強になるなあ。 

『Star vs the Forces of Evil』のスターが既知外可愛い

先行放送がアメリカでなされてさっそく世界中の一部の人々で話題になっている。

異世界から魔法使いのプリンセスが来る、といフォーマットは『魔法使いサリー』とか『魔女っ子メグ』とか、昔ながらの「魔女っ子もの」である(起源はさらに遡って海外ドラマの『奥様は魔女』。それに対して、普通の少女が魔法のアイテムなどを手に入れて、魔法が使えるようになるのが、『秘密のアッコちゃん』から「ぴえろ魔法少女シリーズ」に繋がる「魔法少女もの」の流れだ)。
しかしこの「魔法(物理)」的な雰囲気は『大魔法峠』を髣髴とさせるな。肉体言語で殴ってるやんけ。
でも実際可愛いなあ。声が低いのもいい。日本のアニメ声高すぎ。
 
OPのノリノリなのも良いが、EDのちょっと落ち着いてるのも好きだ。最近はアメリカのアニメもEDに歌が入るようになってきて、これはたぶん日本アニメの影響なんだろうけど、これは特に日本アニメっぽい。歩いているところとか。左から右に歩くのはいかにもアメリカだけど(日本のアニメはキャラクターの移動方向は基本右から左。敵と対峙するときも、右に味方左に敵。アメリカはどっちも逆になる。文字を読む方向であろう)。
いろいろと日本アニメっぽさがありながら、それでもやっぱり日本アニメと全然違うナチュラルハイバイオレンスな感じが面白そうだ。
主人公がラテン系なのも今まであまり覚えがないね。人種のバランスに気を使うのはいかにもディズニーだね。ママ美人だな。パパはちょっとステレオタイプすぎないか心配だが・
とにかく本放送はいつなのか、日本での吹き替えはいつなのか、吹き替え声優は誰なのか。楽しみに待とうではないか。

スタッフによるエピソードポスターも可愛い!
 star2star1

明日早いので早く寝ます

と言うわけで、寝不足カートゥーンをば。
『ドナルドの神経衰弱』

『ねむいウサギ狩り』
 
Tex Averyは天才
 

夏休みなので『フィニアスとファーブ』でも見て一日を無駄なくすごそう!

夏休みがある人もない人も夏休みが大好きな人はみんな集合! 夏休みアニメの金字塔『フィニアスとファーブ』が始まるよ!
夏休み物の定番と言ったら、アーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』シリーズか秋山瑞人の『イリヤの空 UFOの夏』だったけど、それに新たな物が付け加わったわけだ!
しかもなんと今年の秋に長編作品『フィニアスとファーブ ザ・ムービー』が公開されると聞いて、いても立ってもいられず、著作権的にはまずいのも承知でみんなにこの作品のことを教えたくなったというわけ。チェキラゥ!

『フィニアスとファーブ』はディズニーが制作しているTVアニメーション。ディズニーと言うとなぜか映画の話になりがちなんだけど、作ってる数で言ったらTV用の作品の方がずっと多い。雑誌の特集なんかでも映画作品だけ語って事足れりとするのは怠慢なので、ディズニーファンを名乗る人たちも肝に銘じておくように。

まずはOPと第一話を見てみよう。ちなみにディズニーはネットの違法アップロード動画をめったに消しません。そう言うことをすると裁判を起こされる、というのは主に日本オンリーの都市伝説ですのでご注意を。


基本的な話の筋立ては義理の兄弟のフィニアスとファーブが夏休みの一日を無駄なくすごすために、発明や冒険をすること。それはもうタイムマシンは作るし、宇宙にはいくしと、エキサイティングな夏休みの一日をすごしまくる。姉のキャンディスはそんな弟たちが気に入らないので、母親に言いつけようとするが、いつも母親は買い物やエステでお出かけ中。電話で伝えても信じようとしない。
それと並行して語られるのが、カモノハシペリーの物語。彼はフィニアスのペットの振りをしているが、実は正義のエージェントPなのだ。悪のマッドサイエンティスト、ドゥーフェンシュマーツの野望を阻止するためにいつも大活躍。ホストファミリーやその周囲の人物に正体がばれないように隠密裏に活動している。
そしてキャンディスがようやく母を連れて、弟たちの非常識な活動の証拠を押さえたと思った瞬間、ペリーとドゥーフェンシュマーツの超科学的対決の余波の結果、フィニアスとファーブの作った物はどこかに消し飛んでしまい、キャンディスはいつも地団太を踏むことになる。

と言うように、このシリーズでは10分あまりの時間の中に、いつでも二つのストーリーが絡まり合いながら同時進行していくのだ。
これはなかなか複雑な構成だ。ストーリーテリングの練習がしたいなら、このフォーマットで一回脚本を書いてみるといいかも。勉強になるよ。
この構成によって、自然にネタが積み込めるのもいい。日本のアニメはネタを凝縮することをあまりやらない。丁寧にやることがいいこと見たいな思い込みがあるようだ。10分の中で伏線を張りまくり、十分の中で回収していく快感を知らないのは、物語消費者として不幸だ。
複雑でスピーディーな構成をやりたがらないのは、視聴者が馬鹿なのか、視聴者を馬鹿にしてるのか、両方なのか……

さてキャラクター紹介だ。
フィニアス:三角頭。10歳。ダンビルに住む男の子。発想の天才。「これらを使うには若すぎないか?」と言われて、「ええ、そうですね(Yes, yes I am.)」と答えるのが定番。
ファーブ:フィニアスの義理の兄弟。10歳。イギリス生まれ。ファーブという名は何かの略らしい。無口だが、喋ると鋭い事を言う。メカニックの天才であり、イルカ語や火星語に堪能で、あらゆる楽器を弾きこなす。ヴァネッサ(後述)に惚れるなど、フィニアスほどの野暮ではないようだ。婦女子はフィニ×ファーかファー×フィニかで喧嘩しないように。
キャンディス:フィニアスとファーブの姉。15歳。苦労人。ジェレミーにお熱。後にはちゃんと付き合う。母には変わった子だと思われている。
イザベラ:ヒスパニック系ユダヤ人。フィニアスのことが好きだが、気がつかれていない。普段は黒髪ストレートだが湿気があるとアフロになる。ファイアーサイド・ガールズというガールスカウトのリーダーで、フィニアスの計画をサポートする。
バルジート:インド系。がり勉。上昇志向の移民と言うのは昔は日系の役どころだった気がするが、最近はインド系である。アメリカ人一般がどの人種に脅威を感じているかが、透けてみえる。
ステーシー:キャンディスの友人。苗字はヒラノ。日系人。後にウルグアイの大統領になる。

カモノハシペリー:正義のエージェント。ドゥーフェンシュマーツの永遠のライバル。敵対しているが、妙に中が良くも見える。ドゥーフェンシュマーツはペリーがいないと、調子が出ないし、ペリーもドゥーフェンシュマーツが別のライバルを作ったときは、ショックでエージェントを止めようとした。相思相愛なのである。
モノグラム少佐:スパイ組織The O.W.C.A.(Organization Without a Cool Acronym)(日本語版では「音の響きが悪い、頭文字が頭に来る」の略)の司令官。指令の仕方にやる気が感じられない。エージェントは全て帽子をかぶった動物である。
カール:モノグラム少佐の助手・見習い。この手のカートゥーンでカールと言う名前の奴はだいたいギーク(機械オタク。ドイツ系の名前だからか?)。大学生で単位修得のためにやっている。身につまされる話だ。
ドゥーフェンシュマーツ:悪のマッドサイエンティスト。悪のドゥーフェンシュマーツ社で悪だくみをして、ダンビルを含む三つの州を支配しようとしている。この手のマッドサイエンティストの名前もドイツ系と決まっている。ギンメルシュトゥンプ(東欧?)出身。みじめな幼年期の回想を良くするが、なぜかいつも中世ヨーロッパ風である。発明品の最後にいつもネ―ターを付ける。離婚した妻との間の娘のヴァネッサを溺愛している。「呪ってやる!」と叫ぶのは科学者としてどうか。
ヴァネッサ:ドゥーフェンシュマーツの娘。16歳。ゴスもしくはゴシックパンク娘。父親の悪事を母親に告げ口するが、いつもなぜか発覚しない、というキャンディスと似た境遇の娘。

それでは楽しい夏休みを一緒に楽しもう!












この作品だけはシーズン2なので、この時点ではまだ歌が日本語化されてなくて字幕になってる。今では全部吹き替えになってる。

見て分かってくれただろうけど、この作品の見どころは一話に何回も入る歌だ。ロックとかラップとかメタルとかからいろいろ持ってきて(スタッフの趣味なのか、少し時代遅れな感じがするのもあるけど)、それがかなりクオリティが高い。しかもその歌をちゃんと日本語吹き替えにしたりするところは、ディズニーの底力が見える。
歌だけを集めた動画もあるので作業用BGMにでもして下さい。


最後に
「ペリーかっこいい!」


さあみんなディズニーチャンネルに加入して、秋の『ザ・ムービー』に備えよう(お前は社員か!?)。
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