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ドイツ

火を噴くRAMMSTEIN特集

ライブが燃えるバンドと言ったら誰が何と言おうがRAMMSTEINである。
メタル、インダストリアル、テクノを融合した「tanz-metal」というスタイル(英訳するとdance metalなのか?)で近親相姦やらカニバリズムやらアメリカ批判やらヤバ気なテーマについて重く歌い上げる彼らだが、その一番の特徴は全員高身長なこと、一人のガリガリ除いてマッチョなこと、そしていつも燃えていることだ!
そもそもバンドの平均身長が191.5という化け物じみたもので、それだけでもうかっこいい! 画面映えするのである。とにかく彼らのライブを見てみよう(ニコニコは消されたので、youtubeにあるのは復帰させますが、念のためfullはここです)。
『Feuer Frei!」

燃えてるねえ。

というわけでメンバー紹介
ヴォーカル:ティル・リンデマン 1963年生まれ、190センチ、デブマッチョ。ライプツィヒ生まれ、元水泳選手、モスクワオリンピックのとき、控え選手として東ドイツ代表に選ばれ、ポルノ雑誌を買うために宿舎から勝手に抜け出して選手権はく奪。ソウルオリンピックの代表にもなっている。パイロ技師(火を使う技師)の資格を持っている。
リード・ギター:リヒャルト・Z・クルスペ 1967年生まれ、187センチ、イケメンマッチョ。シュヴェリーン生まれ、元レスリング選手。バンドの事実上の創始者、ティルの2人目の妻の娘の父親はこの人。
リズム・ギター:パウル・ランダース 1964年生まれ、178センチ、普通マッチョ。ベルリン・バオムシューレンヴェーク地区生まれ。一番背が低い。元ボイラーマン。
ベース:オリバー・リーデル 1971年生まれ、203センチ、巨大マッチョ。シェヴェリーン生まれ。
ドラム:クリストフ・シュナイダー 1966年生まれ、193センチ、マッチョ。
キーボード:ドクトル・クリスティアン・ローレンツ 通称フラケ 1966年生まれ、198センチ、ガリガリ。ベルリン生まれ。「ドクトル」というあだ名は医者志望だったから。
メンバー全員離婚歴あり。あと、メンバー全員東ドイツ生まれの東ドイツ育ち。

まあ、そんなことはどうでも良くて火! 炎! 燃えろ燃えろ! である。
『Reise,Reise』このライブの一曲目。

ティルがフランケンシュタインの怪物にしか見えない。しかもナチス的歩き方。かっこよすぎるぞ。ちなみに彼らは実際にネオナチと罵られたことがある。そのアンサーソングが次の『Links 2 3 4』(2はzwei"ツヴァイ"ではなくzwo"ツヴォー"と読んでる。東ドイツの方言?)

自分たちは右翼じゃなくて(ネオナチなんかじゃなくて)むしろ左翼(心臓が左側)というのを歌で歌うわけだが、それを軍隊の行進の合図で歌うというのが皮肉が効いている。登場も軍隊風だし。曲もいい。

『Asche zu Asche』

マイク熱いだろ。
この単純で力強いリフとそれに合わせて歌われる低く重厚な歌がRAMMSTEINの音楽的特徴である。そこに奇妙に爽やかな電子音や捩じれたノイズを被せてくるセンスが素晴らしい。

『RAMMSTEIN』

火炎放射重そうである。あと戻っていくときまだ少し火が出てるのが気になる。
ちなみにRAMMSTEINというバンド名の由来は1988年に航空ショーで事故が起きた村「Ramstein-Miesenbach」かもしくは「Ramme(激突する)+Stein(石)=破城槌」という意味ではないかと言われているが、メンバーいわく「響きがカッコイイから」だそうな。

『Morgenstern』

最高のラブソング

『Du Hast」

おい、客に撃ったぞ。

『Du Riechst So Gut』

最初に持ってた弓はなんなんだ。しかし全員『北斗の拳』とかにいてもおかしくない感じだな。「汚物は消毒だ」的な意味で。

『Mein Teil』

フラケが楽しそうでなによりです。しかしすごい演出だな。
ちなみに「Mein Teil」とは「俺の一部」という意味で、まあ局部を意味する言葉と思って間違いない。これには「アルミン・マイヴェス事件」という元ネタがある。これは食べられたい人をインターネットで募集したら本当に応募者が現れて、その男、本当は直接陰茎を噛みちぎって欲しかったらしいが、さすがにそれは無理なので、失敗しながら陰茎を切り取って料理して2人で食べたらしい。マイヴェスはその一部始終を映像に撮って残しており、それを見た者はこの食べられている方の男(被害者と呼んでいいものか?)自分の一部を食べながら明らかに出血多量で死にそうになっていた模様。その後マイヴェスは、同意の下にこの男を殺し、保存して数カ月にわたって食い続けたらしい。その後、次の獲物を募集して事件が発覚した。撮られた映像は警察が押収、見た者はセラピーが必要だったとか。ゲオルグ・カール・グロスマンや「ハノーファーの屠殺人」フリッツ・ハールマンに並ぶドイツの偉大な食人鬼である。この男、なんとRAMMSTEINを名誉棄損で獄中から告訴している。えー?

『Amerika』

セグウェイ!
東ドイツ出身の人間がドイツ語英語交りでこんな歌を歌うメッセージ性はかなり強そうだ。「Coca-Cola, somtimes war.」の歌詞は辛辣だね。
ちなみにこのパフォーマンス中にフラケがティルを引いて来日がキャンセルになったことがある。それ以来来日はしていない。

違うライブからの映像やpvも
ベルリンでの『Bück Dich』

ヨーロッパや日本ではおとがめなしのこのパフォーマンス、アメリカでやったらティルとフラケが逮捕されました。しかしフラケは虐められている時が一番輝いているなあ。あとティルの腰を落とした状態でのヘッドバンギングはいつ見てもカッコイイ!

『Weißes Fleisch』

いきなり火花に包まれての登場! ティルのヘドバンカッコイイ! フラケの謎ダンスカッコイイ! 長い手足をジタバタさせてキモいのがいい。そしてなんか指に付けてると思ったらやっぱ花火か。
歌詞は幼児の性的虐待の連鎖について歌ってるみたいね(ドイツ語分からないので)。

『Du Hast』のpv


『Keine Lust』のpv


『Ich Will』のpv

始まったかと思ったら死んでるフラケ△。

『Benzin』のpv

こいつらが消防隊って時点で嫌な予感しかしない。そして安心のオチ要員フラケさん乙であります!

『Mann gegen Mann』のpv

変態だー!!

『Amerika』のpv

グローバリゼーション賛成派の私でもこのpvは好きです。

『Sonne』のpv

こいつらが小人の役をやるというのが面白い。どう見たって白雪姫がさらに巨大なようにしか見えないが。

『Haifisch』のpv

確かにマリリン・マンソンがいる。あと今までのpvの総集編みたいで面白い。

『Ich Tu Dir Weh』のpv

頬に穴開けて口の中に電球仕込んでんのか!

『Rosenrot』のpv

珍しくフラケではなくティルがやられ役。

『Pussy』のpv

やっぱりフラケはヤラれるほうなのか。これのボカシてないバージョンはポルノサイトに行かないと見えません。逆に言うとポルノサイトに行けば見られます。

ベルリンでの『Asche zu Asche』も良い。


日本での『Mein Teil』

客層が……

最後に有名なMADを一つ。『Engel』のエヴァMAD。

大きくなったらクラウス・ノミ様みたいになりたいと思っていた(嘘)

ミュージシャンてのは目立ってなんぼなところがあるから、奇抜なカッコをする人が多い業界だけど、その中でも一際異彩を放っていたのが我らがクラウス・ノミ様であろう。
一度見たらまず絶対に忘れられない。「上半身が逆三角形」っていったら筋肉ムキムキって意味になっちゃうけど、そんな甘い物ではない。地球上のどこにいても違和感ありまくりのそのアブストラクトなお姿は宇宙人とか異世界人とかそんな甘い言葉じゃ言い表せない。しかも白い。鈴木その子の顔色なからしめる白さ。
そしてその声。単純で力強いロックに乗せられたオペラ調の澄んだ歌声が高らかに響き渡る。

過去でも未来でももちろん現在でもない謎の時代、強いて言えば来なかった未来とでもいえるような時間線からやってきた使徒であるノミ様は、この世にありながらこの世にない男の悲しい歌を超ドイツ訛りの英語で出来る限り明るく歌っておられるのだ。


1944年生まれ。少年時代、マリア・カラスの影響でソプラノ歌手を目指した彼は1972年に音楽学校を卒業後、ニューヨークでパティシエのアルバイトをしながら歌手活動を始める。彼の作るライム・タルトは絶品だったそうでケーブルテレビに出演したこともあるとか。1979年頃から、デヴィッド・ボウイのバックコーラスとしてジョーイ・アリアスとともに脚光を浴びる。その後2つのアルバム、『クラウス・ノミ』と『シンプルマン』を出すも、1983年に早すぎる死を迎える。彼はAIDSで死亡した最初の有名人となった。


しかし以前紹介したニナ・ハーゲン様もすごかったけど、ドイツ人の服装センスには目を見張るものがある。さすがモードというものが生まれなかった国。ナチスの軍服以外に格好いい服装を作れなかった国。


ノミ様はエロい。これは常識である。


死期のせまったノミ様のオーケストラとの共演。曲は17世紀イギリスの作曲家ヘンリー・パーセルの『Cold Song』。

音楽の幅の広さもノミ様の魅力である。オペラ、クラシックから、王道ロック、そして当時勃興していたテクノ、ニューウェーブまで、どんな音楽にも見事に自らの歌声を調和させる。
かなりテクノな一曲



まさに魔人!

そしてノミ様のテーマソング



その他のノミ様映像集

クリップ集だが、菓子職人として取材されてる映像が入ってる。


デヴィッド・ボウイのバックコーラスとしてのノミ様。一番目立ってるような気がしないでも。

スチュワーデスの衣装を着こなすボウイも変だがね。もちろんアリアスも変だ。つまり全員変。カオス空間。

以前紹介したPLASTICSのpvの最初にちょこっと出てくるノミ様とアリアス。

そっかノミ様は死んだんじゃなくて宇宙へ行ったんだ。全身プラスチックなら安心だね!

最後にうどんゲルゲによる『After the fall』のKAITOカヴァーを紹介しよう。

日本語ヴォーカロイドにドイツ訛りの英語を歌わせるという驚異的異形、じゃなかった偉業を成し遂げる。絵もいい味出してる。

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エコメタルって何? アカペラメタル集団 Van Canto

ドイツは、「緑の党」なる怪しい集団の発祥の地として知られるエコの国だが、そのドイツに2006年颯爽と現れた人気急上昇エコメタル集団、それがVan Cantoだ!

この手のヘンテコメタルにはとりあえず自己流にMETALLICAをカヴァーするという暗黙のルールでもあるかのように(例:Apocalyptica)、METALLICAカヴァーからどうぞ。

Battery

見ての通りのアカペラ集団だが、ドラムはドラムなのはApocalypticaと同じ。やはり音の重さを重視したのか。しかし、ベースやキーボード、さらにはギターのワウで歪ませたソロプレーをすべて口でやるのはすごいな。dokakaの「ふざけとんのか?」と思わせて実はすごい口音楽の方が個人的には好きだけど、こちらには何と言うか本格派の迫力がある。
ちなみにパートと名前は
  • Dennis Schunke (Sly) – lead vocals
  • Inga Scharf – higher lead vocals
  • Stefan Schmidt – lower rakkatakka vocals, wahwah solo guitar vocals
  • Ross Thompson – higher rakkatakka vocals
  • Ingo Sterzinger (Ike) – lowest dandan vocals
  • Bastian Emig – drums
だそうです。
その「dandan」とか「rakkatakka」とかはアカペラ界で国際的に通用するテクニカルタームなのでしょうか? 私はくわしくないのでよく分かりません。

ちなみにこれが同曲のライブ版


続いてManowarのカヴァー『Kings of Metal』


ようやくオリジナル曲『Magic Teborea』

画面のゲームは『Runes of Magic』というネトゲらしいです。
このダサさが彼ららしいというか、メタルらしいというか。

次もオリジナル。『Speed Of Light』

この人たちはファンタジーが好きなのだろうか。
KorpiklaaniとかRhapsody of Fireとかを思い出して、ある意味メタルっぽいのではないかと。
メタルのpvはダサくないとイケないルールでもあるのか?

では最後には彼らの唯一のバラードであり、ドラム無しの完璧なアカペラ曲『Last Night of the Kings』でお別れとしましょう。


DAFは妖しくていいなあ

DAFってのはなんでも「Deutsch-Amerikanische Freundschaft(独米友好)」の略らしいんだけど、その時点で変なバンドであるということは分かるな。何でも旧東ドイツの独ソ友好条約とドイツ赤軍(RAF)をもじったんだとか。せっかくそういう紹介の仕方をしたんだから、政治的な曲から紹介していきましょう。

Der Mussolini
かっこええなあ。パンクだなあ。
こいつらがパンク出身てのは後で忘れがちになるから覚えておいていい事実。
そしてこいつらの歪んだシンセが後のテクノやハウス、そしてもちろんインダストリアルに強い影響を与える。
あとヴォーカルのガビの独特の動きが大迫力であんな間近で見たら、ぶつかってきそうで怖いだろうな。ていうか、どこでライブ開いてんだよ。
あと、ムッソリーニっていうのが渋くていいね。 

次はもう少し顔の分かる映像を。ガビのダンスが堪能したい人もこちらへ。
Libe Auf Den Ersten Blick
 
いい動きだなあ。闇の中、顔と手だけが浮かびあがって美しくすらある。
この人たちの音楽は「エレクトリック・ボディ・ミュージック」とも言われるけど、この「ボディ」って言う言葉に深い意味を探してしまうほど、なんか露骨に変態の臭いがする。平たく言うと露骨にゲイっぽさを演出している。ちなみにヨーロッパにおける国民性のイメージによると、フランス人が開放的なバカエロ民族なのに対し、ドイツ人は変態のむっつり助平である。覚えておくと、得するかも。
しかし黒ずくめに角刈りのドイツ人を見るとどうしてもナチスを思い出すな。狙ってやってるんだろうけど。
そもそもこれってpvなの? これ見て買いたくなる人ってどんなだ?

というわけで、見えざるリクエストにお応えするために、さらに妖しく、さらにホモっぽいものを。
 
題名の意味は「強盗と王子」。あからさまだなあ。
さっきよりはずっとpvっぽい。需要は不明だけど。でもヤン・シュヴァンクマイエルとかのチェコアニメの匂いがして好きだな、これ。

これのライブ映像を発見。

なにこれ? 日本髪にバナナ刺さってるのは何の冗談だ? ステージ上の誰一人としてやる気が感じられない。そもそもこの曲ライブでやる意味があるのか? 盛り上がりようが無さすぎる。
後ろに提灯ぶら下がってるし。意味わかんねえ。でも好きだ。
こんなすばらしい動画がニコニコでコメント0だなんて許せんな。 

der sheriff
 
「女の子はホモ好きですから、ホモっぽいのが売れますよ」とアドバイスしてくれた女の子が昔いたが、これは売れないだろうなあ。凄まじいまでに日本で売れる要素が無いもの。

映像の無いものを二つほど。
Kebabtraume
アンニュイな感じでいいんじゃないでしょうか。    

tanz mit mir   
 
これぞDAFの真骨頂!
メロディではなくリズムを刻み続ける歪んだ音。そして自分の内部に言葉を吐き捨てるような歌い方。
やっぱこういうパンクっぽさが残っている方が好きだな。

Der Mussoliniに勝手に映像をつけた人がいるのだが、本家よりもよほどpvらしい出来映え。ディズニーの有名な反ナチスプロパガンダアニメその他も登場し、まさに「独米友好」に相応しい作品に。
 
もうこれが公式でいいよ。

パンクの母Nina Hagenは俺の女神

今日街を歩いていたら、前からとてつもない厚化粧の若い女があるいて来て、そのすでにライン(線)ではなくプレイン(面)となってしまっているアイラインはまさに両目の場所に水木しげる描くところのバックベアード
image
を二つ移植した塩梅で、そのあまりの禍々しさに悲鳴をあげてしまいそうになった。貴重なサンプルであったのに写真取らなかったことを後悔している。

というわけで厚化粧と言ったら、俺の女神Nina Hagenである。東ドイツから政治的理由で西ドイツに亡命してきた、伝説的パンク歌姫であり、私生活でもスピリチュアルでコスモポリタンでエキセントリックで要は馬鹿なんだろうなあという魅力にあふれている彼女の独特過ぎるパフォーマンスを見よ!


ナイス眉毛!


ナイスアフロ!

続いてはDavi Bowieの名曲『Ziggy Stardust』のカヴァー

ナイス髪飾り。叩いていいですか?べろべろべろ


ナイスイヤリング。しゃぶりたい。しかし面白いお顔だ。


うひょー、かっこええなあ。


ニナたん七変化!意味分からなすぎて笑える。

この人は年取っても元気です。割と最近の映像として、2003年のApocalypticaとの共演を。

年取ってもこういう格好し続けるのが異様でよい。もとから異様な人だし。

で、オチとして映画版『天地無用!』のエンディングテーマをどうぞ。
Leaves of Words
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