けんさく。

けんさく。が、いろいろ趣味のことをやるページです。

ハウス

Josh Winkを聞いて夢見心地

1987年、DJ Pierreが当時不人気だったローランド・TB303のつまみを適当にいじっていたときに偶然発生した音から産まれたジャンル「アシッド」。おかげでTB303の中古価格が跳ね上がった。


アーティストとしては「Hardfloor」が有名ですが、今回紹介するJosh Winkもいい感じに夢見心地ですよ。

『Higher State of Consciousness』


『Airplane Electronique』


徐々に変化していく音のもたらす失見当識こそアシッドハウスの真骨頂。
『Don't Lough』
 

その原作(大嘘)。
笑うな (新潮文庫)笑うな (新潮文庫) [文庫]
著者:筒井 康隆
出版:新潮社
(1980-10-28)
 

今度床屋に行くときはDJ Rushの写真持って行って、こんな感じにしてくださいと言おうっと

『Get On Up』

シカゴ・ハウス随一の変態。今の本拠地はヨーロッパのテクノの中心地の一つベルリン。なんか知り合いのゲイの人と、目つきが似ている。やはり似たオーラを出すものなのか。
リズムボックスとサンプラーから流れ出す適当な音の組み合わせがこれほどノリノリな音楽を織りなすのだから、才能としか言いようがない。やる気の感じられない脱力ボイスもサイコ―!
しかし、なにを考えて頭に箱なんか乗せてるんだろうね。音楽の作風といっしょでなにも考えていない可能性が高いが。一発ネタがウケて定着したのかも知れない。漫画の敵キャラだと、予想外の強キャラの可能性が微レ存。TVアニメ版『攻殻機動隊』とかになら紛れ込ませられるかも。あとは『BLEACH』みたいなお洒落っぽいものに混ぜても意外に違和感がないかも知れない。

『I'm Gonna』

関わらない方がよさげなヤバさを感じる。 
狂気系キャラというと、すぐにアッパー系をイメージしてしまうが、この人の声はダウナー系狂気を纏っている。これはこれでラスボス的威圧感があると思うのだが。

『Little Bitty Boy』

どんどんかっこよくなってくから困る。

『Funk U Up』(『Get On Up』のChr!s Lieb!ng Remix)


就職面接もこの髪型でばっちりだね!

風邪をひいたときにディープ・ハウスを聞くといい感じにトリップできる気がする。

以前、カレル・チャペックのエッセイを読んでいたら、
いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集 (平凡社ライブラリー (90))いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集 (平凡社ライブラリー (90))
著者:カレル・チャペック
販売元:平凡社
(1995-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
風邪をひいたときは、ディケンズに限る、という話が載っていた。なるほど、「風邪をひいたときに読む本は何か?」というのはいい質問だと思ったものだ。
同じアイディアで、風邪をひいたときに見るといいアニメなど、いろいろ敷衍できそうだ。
というわけで、風邪をひいたときに聞くべき音楽は何か。
あまり複雑なものを聞いても仕方ないから、ここはディープ・ハウスと行こう。
と言っても、このジャンルをたくさん知ってるわけじゃなく、というかロン・トレントくらいしか聞いたことないんだけど。本当はダンス・ミュージックなので、布団できくのは本当は邪道な気がするが、作品なんてどう使おうがこちらの勝手である。
何と言っても、この手の音楽の「一見単調なんだけど、気が付いたら盛り上がってる」って感じは、意識レベルが落ちている時に聞くと、クラクラした、通常と違う興奮の仕方をしてしまい、軽いトリップ感を感じることが出来るかもしれないぞ!

ロン・トレント16歳の衝撃のデビュー作『Altered states』

「altered states」とは恐らく「altered state of consciousness」=「変性意識状態」のことで、つまり意識が通常と違う状態になっていること。我々が風邪に乗じて目指しているものだ。
多分、直接の元ネタは、ケン・ラッセルの映画『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』で、さらにその元ネタが、イルカやクジラと会話しようとしたり、LSDなどの幻覚剤で意識の状態を変えようとしたりした、オカルト・ニュー・サイエンティストの代表ジョン・C・リリーが、アイソレーション・タンクっていうタンクの中の生理食塩水にぷかぷか浮かんで、外部の感覚を一切遮断してこの「変性意識状態」を発生させようとした実験だ。
アイソレーション・タンクは日本でも置いてあるところがあるし、桜玉吉の『幽玄漫玉日記』や『シンプソンズ』でも、ネタとして使われてたから知ってる人もあるかもしれない。でもそのどっちも確か「自分と向き合う」とか言う、ニューエイジっぽい、神秘的体験の装置として扱われていたけど、それはお勧めしない。
感覚を遮断し続けると、脳が異常をきたして幻覚を見てしまうのは、別に神秘体験でもなんでもなく、単なる自然現象である。宗教なんかでも、同様のことを修行や苦行と称して行わせて、判断力を奪うことをするが、単に脳の変調なので気にすることはない。
もし試してみるなら、リラクゼーションのためのおもちゃとして見ること。
ちなみにジョン・C・リリーはアイソレーション・タンクに入ったままLSDを服用して、地球暗号統制局(ECCO)と呼ばれる存在に遭遇したんだって。怖いね。よい子は真似しないように。
我々は別にドラッグ使わなくても、風邪で熱を出たのに乗じるだけで、同じ状態を実現しようと言うのだから、安全で安上がりだし、ポリティカリー・コレクトネスにも溢れているというものだ。

『Somtimes I Feel Like』



『Space Ship』

こういうのに、SFっぽい題名つけちゃうのは、いわゆる「アフロ・フューチャリズム」(=「黒人による未来趣味」)というのかもしれない。

ブレイズ
『How Deep Is Your Love』


モーリッツ・フォン・オズワルド率いる「Basic Channnel」の
『Quadrant Dub Ⅰ』


セオ・パリッシュ
『Lost Angel』


最後にディープ・ハウスの元祖ラリー・ハード
『Can You Feel It』

キング牧師の演説バージョン

キング牧師の演説はリズミカルなので、こういうのに乗る。
ちなみに「ハウス・ミュージック」というのは、シカゴのゲイ・ディスコ「ウェアハウス」で発生したもので、その起源も発展させていったのもメインは黒人であった。
このディープ・ハウスも創始者のMr.fingersことラリー・ハードは黒人であり、受け入れたのも多くは黒人だった。
そう言う意味では、これにキング牧師の演説を乗せると言うのは、とても自然なことなのかもしれない。

もっと書きたいけど、なんか頭ぼうっとしてきたので、寝ます。

フレンチ・ケルティック・ハウス・ミュージック・グループ Stone Age

Stone Ageはフランスのミュージック・グループで、ケルト風の作風とハウスの雰囲気を見事に調和させている。
なぜフランスでケルト? と言う声もあるかもしれないが、そもそもカエサルが征服したガリアは大陸ケルトだし、日本ではフランス風に「ブルターニュ」と呼ばれる地方は、もともとは五世紀ごろに「アングロサクソン人」(現在のイギリス人の祖先。「イングランド」=「アングロ人の土地」)の流入から逃げた「ブルトン人」(もともとブリテン島に住んでいたケルト人「ブリトン人」のうち、大陸に逃げた人びとのその後の名前)達が住んだ土地なのだ。
よって、言語もラテン系のフランス語ともゲルマン系の英語とも全然違うケルト系の「ブルトン語」だし、風習や神話も独特である。もともとはウェールズなどのブリトン人達の神話だったと思われる「アーサー王伝説」も、ブルトン人達が大陸に伝え、全ヨーロッパ的な物語になったあと、イギリスに逆輸入されたりした。ブルターニュ公国がフランスの一部とされたのは、フランス革命以降の話であり、英仏100年戦争などにも重要な役割を果たし続けていた。
だから、ブルターニュ出身のラシラウエト、テラ・コッタ、マルク・ドゥ・ポンカレック、ケルヴァドールの4人がケルト風の音楽を発表することは、実に自然なことなのだ。
Stone AgeStone Age
アーティスト:Stone Age
販売元:Columbia
(1995-06-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

1.Stonage 2.Zo Laret 3.Yesterday's Child 4.kalon Mari

映像は悪くないのだが、ケルトと関係ないのばかりなのが少し残念。
それはそれとして、ケルト系の音楽の画像の「ストーンヘンジ」率の高さは異常。「ストーンヘンジ」は青銅器時代で、ケルト人は鉄器時代だっての(ケルト人は鉄の武器と鉄のタイヤの付いた戦車で勢力を拡大していった。彼らの戦争好きからイメージで覚えやすい)。なお、そんなこと言ったら、Stone Ageは「石器時代」なので、ますます遠くなってしまっている模様。
それにしても三曲目の『Yesterday's Child』は名曲だなあ。
what's right or wrong
where you belong
and whatever were you fighting for
you can't save the world
why do you try
when nobody wants to be saved
いつかこれでファンタジー小説書いてみたいね。


このバグパイプみたいなかっこいい音は、キーボードで演奏しているんだってさ。
このキーボード・バグパイプが一番かっこいいのは、彼らのセカンドアルバム

タイム・トラヴェラーズタイム・トラヴェラーズ
アーティスト:ストーン・エイジ
販売元:エピックレコードジャパン
(1998-04-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
の『Podour Bihan』だと思うんだけど、これ単独の動画がなかったので、アルバム買って下さい。

『Line of Stones』


『Tellenig』


『Keypipe Song』


『L'homme-Gaoland』


彼らのlive
『Promessa』

「Hardfloor」ってのは硬い床のことであろうか?

「すべての芸術は絶えず音楽の状態に憧れる」なんて言葉がある。そのこころは、音楽以外のすべての芸術は「形式」と「内容」を分けられるのだが、音楽だけは「形式=内容」になっているからだ。
今回は別に芸術論をぶちたいわけではないが、僕が音楽を聞いてこの文句をもっともよく思い出すモノの一つが「Hardfloor」なので枕に使ったのだ。
というのもようやくこれを買ったのだ。
TB RESUSCITATION (REISSUE)TB RESUSCITATION (REISSUE)
アーティスト:HARDFLOOR
販売元:R2 LOUNGE/HARTHOUSE
(2010-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
テクノミュージックで「黄色」と言ったらこれである。あと「白」と「茶色」も買わなくては。
アルバムの名前は「TB蘇生」と言った意味で、ここで言う「TB」とはもちろんRoland TB-303である。
80年代初めにベース音に特化したシンセサイザーとして発売されたのだが、あまりベース音の再現性が高くなかったので人気が出なかったところ、80年代後半にシカゴで逆に既存の楽器とは違う変な音を出す楽器として使えることを発見されて(DJ Pierreが中古で購入した機のフィルターの設定が無茶苦茶で聞いたことのない音を出しはじめたことが、この音の魅力を発見するきっかけだったという)、そのフィルターをいじると少しずつ変化する音の幻想感をLSDのトリップ感と重ね合わせて「アシッドハウス」というジャンルが生まれる。

元祖アシッド


その後「アシッド」という流れはアメリカよりヨーロッパ(Hardfloorはドイツ人2人)に移り、上記のアルバムは1993年の世界的な「アシッドハウスリヴァイヴァル」のきっかけとなった作品である(ちなみに「アシッドハウスリヴァイヴァル」のリヴァイヴァルも最近起きてたりした。もう意味分かんねえ)。
そこまで知ってるとアルバムの題名の「TB蘇生」も分かるわけである。Hardfloorはそれこそ、TB-303の能力の限界まで使いつくしており、どう考えても改造しないとできないようなことを裏技を発見してやっていたりする。
やはり同じ時期活躍したUKのテクノバンド「808 state」の名前の由来はやはりRoland社の世界最初のリズムマシンTR-808だし、その後継機TR-909はテクノ/ハウスの代名詞であるし、その他もろもろ80年代以降のテクノミュージック界のRoland社の残した影響はとてつもなく大きい。将来絶対教科書に乗るレベルである。
この会社が日本が世界に誇れるものとしてあまり名前が出ないのを、ずっとおかしいと思っている。

と言うわけで見事に「形式しかない」芸術をどうぞご堪能あれ。
『LOST IN THE SILVER BOX」

ただただ「音が増えた! 音が変わった!」という原始的悦びを感じさせてくれる作品。単純な音を積み重ねていくことで確実の暴力的に盛り上がらせていく技術。なんの内容もないのに盛り上がれるということに小説家としては嫉妬。こういうなんの内容もないのにどうしようもなく盛り上がる作品を書いてみたい。

『TRANCESCRIPT』

静かに少しずつ盛り上がって行く。そしていつの間にか絶頂状態。少しずつ下がってきて……そしてもう一度!

『INTO THE NATURE』

これぞアシッドというべき「変な音」が気持ちいい。最後のハンドクラップが爽やかで良い。

『ACPERIENCE 1』

ハイ名曲名曲。

あ、そう言えば明日このブログの誕生日だ。何も考えてない。
Leaves of Words
記事検索
最新コメント
月別アーカイブ
プロフィール

けんさく。

QRコード
QRコード
タグクラウド
  • ライブドアブログ