またonline etymology dictionaryで面白いものを見つけた。
同じ語源のものが「黒」と「白」に分かれてしまっているのだ。
「black」という言葉の語源はゲルマン祖語の「*blakaz」=「燃えた、焦げた」であり、これはさらにさかのぼるとインドヨーロッパ祖語の「*bhleg-」=「燃やす、輝く、光る」から来ている。
そして同様にここから来ている言葉が、「bleach」 =「漂白する」なのだ。
同じ語源の言葉がほぼ真逆のものを示すようになるのは、いくつ見つけても面白い。
その他の同じ語源の言葉としては、黒系の意味では「blind」=「盲」、濁らせるという意味から「blend」=「混ぜられた」、その同じ言葉から「blond」=「金髪」。白系では「blank」=「空白」、「bald」=「はげ頭の」、さらに「blue」=「青」もここから来ている。たぶん「bright」=「輝く」も同語源だと思われる。炎系ならラテン語の「flamma」を通して英語の「flame」=「炎」、ドイツ語の「blitzkrieg」=「電撃戦」などである。
online etymology dictionaryにはほかにもいくつかの例が載っているので、興味があればみるとよい。
というわけで、最後にやはり同じ語源の「燃やす」を意味するギリシャ語「phlegein」を名前に持つ白夜の国フィンランドのブラックメタルの曲を貼って終わりにしよう。
Phlegein『Invisible in the Shadows』
同じ語源のものが「黒」と「白」に分かれてしまっているのだ。
「black」という言葉の語源はゲルマン祖語の「*blakaz」=「燃えた、焦げた」であり、これはさらにさかのぼるとインドヨーロッパ祖語の「*bhleg-」=「燃やす、輝く、光る」から来ている。
そして同様にここから来ている言葉が、「bleach」 =「漂白する」なのだ。
同じ語源の言葉がほぼ真逆のものを示すようになるのは、いくつ見つけても面白い。
その他の同じ語源の言葉としては、黒系の意味では「blind」=「盲」、濁らせるという意味から「blend」=「混ぜられた」、その同じ言葉から「blond」=「金髪」。白系では「blank」=「空白」、「bald」=「はげ頭の」、さらに「blue」=「青」もここから来ている。たぶん「bright」=「輝く」も同語源だと思われる。炎系ならラテン語の「flamma」を通して英語の「flame」=「炎」、ドイツ語の「blitzkrieg」=「電撃戦」などである。
online etymology dictionaryにはほかにもいくつかの例が載っているので、興味があればみるとよい。
というわけで、最後にやはり同じ語源の「燃やす」を意味するギリシャ語「phlegein」を名前に持つ白夜の国フィンランドのブラックメタルの曲を貼って終わりにしよう。
Phlegein『Invisible in the Shadows』