けんさく。

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筋肉少女帯

レティクル座の神さま

年の瀬も近づき、慌ただしくなる浮世に鬱鬱まっさかりな人もいるのではと思うが、そんな人に『レティクル座妄想』は文句なしに元気が出るアルバムでお勧めである。
レティクル座妄想レティクル座妄想
アーティスト:筋肉少女帯
販売元:MCAビクター
(1994-04-21)
販売元:Amazon.co.jp
無駄な曲がなく、アルバムが一本の見事なコンセプトで貫かれている。
ブックレットも素晴らしい。
大槻ケンヂはUFOマニアとしても高名だが、レティクル座とは有名な「ヒル夫妻誘拐事件」で、単なるランダムな点の集まりにしか見えない星図から読み取られ、UFOがそこから来たといわれる星座である。そこからこの事件は別名「ゼータ・レティクル事件」ともいわれる。
この世から逃げ出したい、という幼稚で切実な「彼岸妄想」を「UFO妄想」と関連付けている。
自らの幼稚な部分をさらけ出しながら、自虐と切実さを極限まで磨き上げて、極北の幼稚さが武器になる極致を見せている。
その後、精神に不調をきたした大槻ケンヂは、医者から「UFO禁止」を言い渡されたりしている。

『レティクル座超特急』

いきなりこれだよ。
ジム・モリソンというのが恥ずかしくて良い。
最後のオチに、大槻ケンヂのひねくれた自意識が見えて面白い。
落とすのも落とされるのも大槻ケンジなのだ。

『蜘蛛の糸』
(このアルバムに収録されたのは第一章。第二章は『BEST&CULT』に収録)

第一章は怖ろしいことに進研ゼミのCMソングだった(最後の「だいじょぶ」を連呼するところと「わらってろみてろよ、気のせいさ眠れよ」の部分だけだけどね)。
第二章が蛇足かどうかは意見が分かれそうである。

『ハッピーアイスクリーム』

殺した少女の幻に悩まされる男。他の曲のモチーフが顔を出す。
ちなみにハッピーアイスクリームとはこれのにあるように、二人の人物が同時に同じことを言ってしまう現象のことである。70年代から80年代に子どもたちで流行って、先に言い終わった人が勝ちというルールもあり、勝てばアイスクリームをおごってもらえるとか。
アメリカン・カートゥーンを見てると、向こうではその現象を「ジンクス」と呼んでいて、ティーン以下の世代で現役の習俗のようだ。

『香奈、あたまをよくしてあげよう』

一抹の清涼剤。
女の子にカルト映画(多分『ファントム・オブ・パラダイス』とか『逆噴射家族』とかだろう。『フリークス』&『ピンク・フラミンゴ』二本立てではないと信じたい)を見させようとしたり、泣ける本(きっと『タイタンの妖女』とかなんだろうな)を読ませようとする、男のずれた行為とおかしな上から目線が泣き笑いを誘う。香奈は男が思うほど馬鹿じゃないような気がしてくる。

『ノゾミ・カナエ・タマエ』
(アルバム収録は『ノゾミ・カナエ・タマエ』。『望み叶え給え』はシングル盤『香奈、頭をよくしてあげよう』のカップリング曲。『望み有るとしても』は『リルカの葬列』のカップリングで『BEST&CULT』に収録)

少女視点、男視点、そしてレティクルの神さま視点の三部作。
ぬるま湯のように心地よい救いのなさである。
いつまでも浸かっていると風邪をひきそうだ。
「5100度の炎」というフレーズは『武装錬金』というマンガに引用される。

『愛のためいき』

ちなみに元ネタはこれ
『時をかける少女』

ひでえ改変だなあ

『ワダチ』

引用されているのは、上官が起こした捕虜虐待の罪で戦犯としてシンガポールで処刑された木村久夫陸軍上等兵の遺書である。

『ノゾミのなくならない世界』

「若気のいたり」を解剖させて大槻ケンヂの右に出る者はいない。

『レティクル座の花園』

「救いのなさ」を好むのも、結局は若い自意識でしかないのだが、それを戯画化して綱渡り的に作品を救っている。
大槻ケンヂの声の妙な間抜けさが、作品に救いを与えている。
別の曲ではこの上手いとはとても言えない歌声が、作品に迫力を与えているのだから不思議だ。

『飼い犬が手を噛むので』

そしてこの感動のグランド・フィナーレである。
無駄に肥大した自尊心が墜落するカタルシス。
一曲目と見事な対を成していると言えよう。

素敵な審査員の皆さん
ルイス・キャロル:本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン。どもりの数学者。『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の作者として有名。初期の少女ヌード写真家としても一部で有名な偉大なロリコン。

アリス・リデル:アリスのモデル。ドジソンが彼女にしたおとぎ話がかの有名な作品になる。

フーディーニ:ハリー・フーディーニ。マジック史上に輝く偉大なマジシャン。「脱出王」。俳優として初期の映画史にも名前を残しており、映画史上初めて登場したロボットとも戦った。芸名のファミリーネームの由来は、フランスの歴史的手品師ロベール・ウーダンから。最初のトリック映画を撮ったジョルジュ・メリエスはそのキャリアをロベール・ウーダン劇場から始めており、映画の出自が分かるエピソードである。喜劇王バスター・キートンの名付け親でもあるという(ほんとかどうかは知らん)。
一回、心霊術にハマりかけるが、すぐにマジシャンとしての眼力からインチキだと見破り、サイキックバスターとなる。アメリカの科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』の超能力調査にも学者に交って委員に名を連ねる。ジェイムズ・ランディらの知的祖先に当たる。

バーニー・ヒル:最初に説明した「エイリアンアブダクション」の元祖の当事者。当時としては珍しい、黒人と白人の夫婦。2人とも人権活動かであり、ユニテリアンでもあった。

トーマス・F・マンテル:UFOクラシック三大事件の一つ、「マンテル大尉事件」の当事者。ゴドマン市民とケンタッキー州警察からの未確認飛行物体目撃の情報に、空軍ゴドマン基地から四機で発信し、他の三機が追跡を諦めた後も追い続け、結局墜落し死亡した。
UFO事件での最初の死者。
多分、気球の見間違えだったと思われる。
『空の大怪獣ラドン』の空中戦や『ウルトラQ』の第19話「2020年の挑戦」の冒頭、『ウルトラマン』第1話の冒頭など、様々なSFに強い影響を与える。
なお、クラシック三大事件、残りの二つは「イースタン航空事件」と「ゴーマン少尉機空中戦事件」である。
テストに出るので覚えておくように。

ライヒ:ヴィルヘルム・ライヒ。フロイトの弟子。性の抑圧がファシズムを産んだという説を戦前から主張していた。初期の本は、信用は出来ないが、まあ面白く読める。性的エネルギー「オルゴン」が全てを司っていると言いはじめてからは完全にキ印である。
オルゴンを使って雲を消す「クラウドバスター」という機械を使って、UFOに乗っている侵略者の宇宙人を撃墜しようとしていた。
オルゴンを使った健康器具「オルゴンボックス」は未だに売っている。
ケイト・ブッシュの記事にも少し書いた。

ケネス・アーノルド:1947年6月24日に自家用機で、「投げた円盤が水面を跳ねるように飛ぶ」三日月状の飛行物体を目撃。それが新聞に取り上げられ、飛ぶ様子を表現するための言葉を間違えて「空飛ぶ円盤」と書かれたために、その後「空飛ぶ円盤ブーム」が起こる。本当にこの新聞記事から急激に空飛ぶ円盤の目撃例が増えるのである。しかしなぜか、「三日月状の飛行物体」の目撃はされない。
「空飛ぶ円盤」という言葉はその後SFや映画に数多く登場し、この最初の目撃を記念して、「6月24日は、全世界的に、UFOの日だ」(水前寺邦博談)とされている。

フェデリコ・フェリーニ:イタリアの映画監督。後半のシンボリックで、夢と現実が混ざった作品が好き。『甘い生活』とか『8 1/2』とか。「人生は祭りだ、一緒に楽しもう」

マリリン・モンロー:説明不要。謎めいた自殺に陰謀説が囁かれている。

マーク・ボラン:イギリスのロックバンド「T.Rex」のヴォーカル。『20th Century Boy』があまりにも有名。オカルトに凝っていて、魔女と同棲していたとか。「僕は30歳まで生きられないだろう」だなんてうそぶいていたら、30歳の誕生日の二週間前に交通事故で死んでしまっていた。事故自体はどうってことなかったらしいが、体が薬物でボロボロになっていて、体力的に手術に耐えられなかったという。

ジム・モリソン:「Doors」のヴォーカル。27歳で死んだ人の一人。一部のファンは、世から隠れるための偽の死だと信じているとか。

カスパー・ハウザー:19世紀ドイツにひょこんと現れた正体不明の少年。どこかの地下の牢獄に長いこと閉じ込められていたらしいが、本人に聞いてもよく分からない。一説によると、取り替えられ隠された王位後継者だが、他の説によると単なる詐欺師である。
正体不明のまま暗殺されてしまった。

江戸川乱歩:大槻ケンヂの大好きな探偵小説家。ただ欧米の影響の強い、いかにも、という本格派探偵小説は初期だけで、作品のほとんどはエログロ怪奇物。評論など、小説以外の文筆活動の方がその後への影響が強いのかも。

エルビス・プレスリー:偉大なロックスターだが、死後何年たっても目撃証言のある、偉大な未確認生物でもある。

ザッパ:フランク・ザッパ。ロックでもジャズでもクラシックでもない、ジャンル分け不能の音楽をたくさん生みだした。

ツタンカーメン:若くして死んだエジプトの王。若くして死ぬと、何故か皆がロマンチックに思ってくれる。ロマンが足りないと呪いまで捏造するから怖いね。

コナン・ドイル:探偵小説化の元祖であり、初期のSF小説の書き手でもあるが、弟が死んでからは、交霊術にハマって、死後の世界との交信法を探していた。フーディーニとも一時期文通していて、フーディーニに「騙されやすい人」と言われている。

芥川龍之介:超有名な自殺者の一人。今は当時よりはいいお薬があるので、死ななくて済んだかもね。

そして風船おじさん:本名鈴木嘉和。ヘリウム風船を多数つけたゴンドラ「ファンタジー号」で太平洋横断の冒険に出かけ、そのまま消息を絶つ。多分、今もジェット気流に乗ってどこかを飛んでいるのであろう。

以上、順不同、敬称略

金を払って損はないアルバムだから、買うように。
元気が出るぞ!

第一回 けんさく。の謎と真実!

このコーナーではけんさく。がこの世の謎と真実について深い考察をしていきます。
第一回の今回のテーマはずばり「ファイナルファンタジーに出てくる『ラムウ』って何?」です。
ご存知の方も多いと思いますが、『ラムウ』とはスクエア・エニックス(旧スクエア)の人気ゲーム『ファイナルファンタジー』にⅢから出ている召喚獣の名前です。雷属性の『裁きの雷(いかづち)』で敵を攻撃します。
ここまでは大丈夫ですね。

そしてここに謎があります。ファイナルファンタジーシリーズに出てくる他の召喚獣はどれも、神話や伝説、歴史などに由来のたどれるものたちばかりです。イフリートはアラブの魔人ですし、バハムートはベヒ―モスが訛った言葉です。
その中でラムウだけは一体何なのか良く分からないのです。ムー大陸の太陽王「ラ・ムー」ではないかという説が有力視されている物の、それではなぜ雷なのかがよく分からない(そう言えば「シヴァ」も「シバの女王」だという説があるけど、なんで氷なのかよく分からない)。
そこで、この謎に挑戦してみようと思います。

と思ったのが今から二か月前。
この二ヶ月間何の進展もなく、もう諦めようとしていたつい先日のことです。あるCDを聞いていて僕は「これだ!」と思ったのです



そうか!ラムウとは菊池桃子率いる自称ロックバンド『ラ・ムー』から来ていたんだ。その証拠に上の動画をもう一度聞いてごらんなさい。言っているでしょう?

「菊池桃子サンダーーー!!!」

さらに後ろに流れているのは筋肉少女帯の名曲『高木ブー伝説』の逆再生


高木ブー ⇒ 雷様?
ま、まさか、こんなところにもメッセージを隠していたのか!?

いや待てよ! 菊池桃子と言えば、筋肉少女帯と同じナゴムレコード出身で今や世界的に有名になってしまった電気グルーヴのあの名曲
『エジソン電』!


こんなところにも雷属性との関連が!

やはり菊池桃子とラムウの間には何かあると言わざるを得まい。
調査続行!
続報を待て!
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