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金田伊功

J9シリーズの新作が2016年に放送されると聞いて

これは、オープニングだけは、見なくてはいけないな。
 
本編? 本編まで面白かったら、J9シリーズじゃないでしょ? 
それにしても、オープニングの作画、だれがやるんだろうなあ?
大張正己氏がやりたがっているというが……
なんにしても楽しみだ。 

ようやく『リトルウィッチアカデミア』を見た

ニコニコにもyoutubeにも公式配信されています(youtubeの方が高画質)。
「リトルウィッチアカデミア」(ニコニコ動画)
「リトルウィッチアカデミア」(youtube) 
これは、アニメーター養成のために文化庁から予算が下りているプロジェクト「アニメノミライ」で、『グレンラガン』や『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』のスタッフがガイナックスから抜けて作った会社「TRIGGER」の最初の劇場公開作。
今まで、自分たちが中心になって作った作品が『インフェルノ・コップ』だけだったので、最初のまともな作品となる。次のまともな作品は、今石洋之のテレビアニメーション企画になるのかな? それとも『パンスト』みたいにまともじゃない作品になるのか……

とにかく、これは『グレンラガン』のメカデザイン、そして『パンスト』のコンセプト・アートとして、名を馳せた吉成曜の初監督作品である。
なんでも、「派手なアニメ作品にあこがれてアニメーターになったものの、予想以上に地味な作業ばかりでがっかりする話」なのだとか(ニュータイプのインタビューより)。そのインタビューで面白かったのが、自分よりあとに入ってきた今石洋之のむちゃくちゃなのに、動くとかっこいい原画に感動した話などだ。あと兄、吉成鋼との関係の話も。
そう考えると、この話の主人公は、もともとものすごく堅実な作画をする人だった吉成曜よりは、アニメーター界の伝説「金田伊功」にあこがれてアニメーターとなった今石に近いような気がする。

氷川竜介によるコンパクトな金田伊功入門


金田伊功作画OP集



私にとっては、「光線は真っ直ぐに進まない」ことを教えてくれた人。あと、独特の「金田爆発」も面白かったし、画面の外にはみ出るような動きは、板野一郎のミサイル作画「板野サーカス」へと繋がっていく。

1分32秒頃に「たこわさ」が、1分33秒ごろに「バドワイザー」がミサイルに交じって飛んでいる。当時の作画スタッフらしい遊びである。SUEZENこと飯田史雄の原画集でこのシーンを見た覚えがある。どうでもいいけど、冒頭は『モンティパイソン』の「デジャブ」スケッチである。

金田伊功は『天空の城 ラピュタ』のエンドクレジットで「原画頭」なる謎の役職についているから、今度確認するように。宮崎駿は、彼の少々邪道な作画に手を焼きながらも、彼の才能に惚れていた。知り合いでもないのに、突然電話してくるくらいには。

そしてこれが生き残った数少ない「金田系」の中でも一番元気な今石洋之(『グレンラガン』『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』の作画集


天才だ。

それに対するが、吉成曜の兄であり、彼に当然強い影響を与えた吉成鋼の作画集。こっちは王道である。

対するこっちは化け物。吉成曜は、兄のやってることが全く普通なことではないことを知るのに時間がかかったとか。

この二つを吸収し、さらに仕事をしながら見ていたというアメリカン・カートゥーンのエッセンスが有機的に絡み合ってし、今の吉成曜が出来ていくのだなあ(カートゥーンの影響は『パンスト』はもちろん、『リトルウィッチアカデミア』にも現れている。スーシィの衣装のフォルムは『ビリー&マンディ』のグリムや、『サムライジャック』のアクを思い出させるし、ほぼ新人を起用したその声も、すごくカートゥーンぽい。ダイアナの取り巻きがハンナとバーバラだというのもすばらしい。『トムとジェリー』でも作るんかい)。

吉成曜作画集


とにもかくにも、今日本のアニメ業界で一番かっこいい爆発、その名も「吉成爆発」等エフェクトアニメの天才で、なおかつ、現実世界に存在しないにも関わらず、材質や力学を感じさせるファンタジー建築や、この世のものではないにも関わらず、筋肉や鱗の質感に圧倒的な説得力を持つファンタジーのクリーチャーが描ける、唯一のアニメーター「吉成曜」が、さらに上のステップを踏むと共に、彼の技術を急襲したフォロワーがたくさん生まれるかもしれないことを、拍手喝采で歓迎したい。 

ていうか、書きたいこと書いてたら、全然映画の感想になってないじゃないか(憤怒) 
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