Ken's Bar.4 curtro

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F1

最終戦 F1 ブラジルGP 

9b281e6c.jpg今年も一年終わってしまいました。

今年はレッドブルで始まりレッドブルで終わった一年のような気がします。震災で日本GPも危ぶまれましたが皆が一丸となって復興に力を貸してくれたお陰と感謝申し上げます。

まずは、ドライバーズチャンピョン!!
392Pts セバスチャンベッテル 年間ポールポジション15回。すべてにおいて輝いた年になったと思います。

我が日本の小林可夢偉 30Pts 12位の成績を残す事が出来ました♪
彼の走りで何度も興奮する時間を楽しむ事が出来、本当にありがとう♪来年のシートが決まり後は来年に向けてスタートですね。


そして、コンストラクターズ!!
1位 650Pts RBR-Renault
2位 497Pts McLaren-Mercedes
3位 375Pts Ferrari


今年は震災復興で横浜でレッドブルのイベントも行けたし、日本GPも行く事が出来ました☆
色々な協力があって行けた本当に最高でした。

また来年も変わらず行ける為の準備をしなくては(゚∀゚)アヒャヒャ


F1最終戦ベッテルがワールドチャンピオンに

14日(日)日本時間22時から2010年F1世界選手権最終戦アブダビGP決勝レースが、ヤス・マリーナ・サーキット(全長5.554km)で行われた。決勝の周回数は55周、レース距離は305.355kmだ。

第19戦となった最終戦のアブダビGPには、4人のドライバーがドライバーズチャンピオン候補として挑んだ。前日に行われた公式予選では、ランキング3位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が今シーズン10回目のポールポジションを獲得。2番手にランキング4位のルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手にランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が続き、ランキング2位のマーク・ウェバー(レッドブル)は5番手だった。小林可夢偉(BMWザウバー)は12番手で予選を終えている。

現地時間17時からスタートという"トワイライト(夕方)レース"で開催された第2回アブダビGPは気温29℃、路面温度33℃、湿度58%。今週末のアブダビGPにブリヂストンはスーパーソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とミディアムコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)という2種類のタイヤを投入した。2010年限りでのF1撤退を決めているブリヂストンにとっても、今週末がモータースポーツの最高峰から去るレースとなった。

フォーメーションラップを終えた24台がグリッドにつき、最終戦のレースがスタート! ベッテルとハミルトンはポジションを守ったが、アロンソは4番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン)に抜かれた。ターン6では単独で180度スピンを喫したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)にビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が突っ込んでしまい、両者リタイア。リウッツィのマシンがシューマッハの顔面近くまで接近したが、両ドライバー共に自力でマシンを降りている。


オープニングラップでシューマッハとリウッツィがクラッシュ。頭のすぐ隣にリウッツィのマシンが突っ込んできたシューマッハはギリギリで回避した (C) Getty Images
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これでレースはセーフティカーが導入されることになった。ターン6の先でマシンの撤去が行われているため、2、3周目のセーフティカーランはターン5、6をショートカットして行われた。このタイミングを利用してニコ・ロズベルグ、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)らがピットインしている。そのため、可夢偉は8番手にポジションを上げた。

セーフティカーは5周目でコースから退き、レースはリスタート。上位勢はどのマシンもポジションを守って6周目に入った。ターン11でロバート・クビサ(ルノー)がエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)をアウト側からパスし、9番手に浮上。7周目には同じターン11で可夢偉がルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)のインに飛び込んで一瞬だけ7番手に上がったが、続くターン12で差し返されてしまった。

8周目、アロンソを追う5番手のウェバーがターン19の脱出がワイドになり、ホイールをわずかにガードレールに擦って火花が散る場面があった。しかし、トラブルにはつながっていない。

レースは最初の10周を終了。先頭のベッテルはコンスタントにファステストラップを刻み、2番手ハミルトンとのギャップを1.7秒に広げた。3番手のバトンはハミルトンに4秒差をつけられ、アロンソは1.9秒後方。その2秒後ろにウェバー、0.8秒後方にフェリペ・マッサ(フェラーリ)が続いている。

11周目の終わりにウェバーがピットイン! プライムタイヤに交換して16番手でコースに戻った。12周目にはハミルトンがセクター1の最速タイムを刻み、ベッテルとのギャップを1秒に縮めている。15周目の終わりにアロンソがピットストップを行った。ウェバーとの位置関係が注目されたが、いくらかのマージンをもってアロンソが前でコースに戻っている。

しかしアロンソの前には、セーフティカー導入のタイミングでピットに入っているペトロフがおり、さらに前方にはロズベルグがいる。そのため、アロンソは実質的に6番手という状況になってしまった。このポジションではベッテルにタイトルを奪われてしまうということもあり、担当レースエンジニアのアンドレア・ステラは無線で「ベストを尽くしているのは分かるが、今が最も重要だ」とアロンソに語り、コース上でのオーバーテイクを促した。しかし、トップスピードで勝るルノーを抜くことに、アロンソは苦労した。

上位勢はハミルトンが先にピットに入り、ベッテルが続く格好となった。いずれもスムーズに作業を終え、両者の位置関係は変わらず。まだピットに入っていないバトンが先頭、2番手ベッテル、3番手クビサ、4番手可夢偉、5番手ハミルトンというのが25周目の時点でのオーダーだが、バトンと同じくクビサと可夢偉はピットストップを終えていない。

レース開始から1時間が経過する頃には、スタート時に上空にあった太陽が沈み、ヤス・マリーナ・サーキットは照明の明かりに照らされた。路面温度も30℃まで下がっている。可夢偉は33周目の終わりにピットに入り、プライムタイヤに交換。コースには16番手で戻った。

その後バトンがピットに入ったことで、ファステストラップを連発してペースを上げたベッテルが悠々と首位に戻った。レース44周目の時点では、首位ベッテル、2番手クビサ、3番手ハミルトン、4番手バトン、5番手スーティル、6番手ロズベルグ、7番手ペトロフ、8番手アロンソ、9番手ウェバー、10番手アルグエルスアリというトップ10。このうち、ピットに入っていないのはクビサとスーティルということもあり、アロンソは実質的に7番手。

クビサは46周目の終わりにピットインし、オプションタイヤに交換してコースへ。アロンソとペトロフの前、6番手で復帰した。さらに翌周にはスーティルがタイヤ交換を行い、13番手でコースへ。これで全車が1回のピットストップを終えたことになった。

レースは残り5周。この時点での順位は首位ベッテル、2番手ハミルトン、3番手バトン、4番手ロズベルグ、5番手クビサ、6番手ペトロフ、7番手アロンソ、8番手ウェバー、9番手アルグエルスアリ、10番手マッサ。アロンソはペトロフにプレッシャーをかけるが、ペトロフもミスを犯さない走りを継続した。

その後、ベッテルはクルーズ走行に切り替え、トップでファイナルラップへ。最終的に順位変化はなく、ベッテルがシーズン5勝目をマークした! 2位にハミルトン、3位にバトンというマクラーレン勢が入り、4位ロズベルグ、5位クビサ、6位ペトロフ、7位アロンソ、8位ウェバー、9位アルグエルスアリ、10位マッサまでが入賞を果たした。可夢偉は14位でデビューシーズンを終えている。

最終戦の結果を受け、上位ドライバーの獲得ポイント数はベッテルが256ポイント、アロンソが252ポイント、ウェバーが242ポイント、ハミルトンが240ポイントという結果に。これにより、2010年F1世界選手権のワールドチャンピオンシップはベッテルに輝くことになった! またベッテルは23歳134日でワールドタイトルを手にし、2008年に23歳300日でチャンピオンに輝いたハミルトンの記録を抜き、F1史上最年少ワールドチャンピオンとなった。

ファステストラップはハミルトンが47周目にマークした1分41秒274だった。

これで2010年F1世界選手権の全日程が終了。史上最多となる全20戦で争われる2011年F1世界選手権は来年の3月11日(金)にバーレーンで開幕し、決勝レースは13日(日)に行われる。

ブラジルGP ベッテル4勝目でレッドブルが1-2!

68ef8cf4.jpg8日(月)日本時間1時から2010年F1世界選手権第18戦ブラジルGP決勝レースが、インテルラゴス・サーキット(全長4.309km)で行われた。決勝の周回数は71周、レース距離は305.909kmだ。

前日に行われた公式予選はウエットコンディションに見舞われたこともあり、ルーキーのニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)がポールポジションに輝いた。2番手にセバスチャン・ベッテル、3番手にマーク・ウェバーというレッドブル勢、4番手にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、5番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とチャンピオン候補が続いたが、タイトル獲得の可能性を残すジェンソン・バトン(マクラーレン)はQ3に進めなかった。小林可夢偉(BMWザウバー)もわずかな差でQ3進出を逃し、12番手となっている。

ドライコンディションとなったインテルラゴスは気温24℃、路面温度50℃、湿度58%。今週末のブラジルGPにブリヂストンはスーパーソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とミディアムコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)という2種類のタイヤを投入。可夢偉はプライムタイヤでのスタートを選択。トラブルを抱えたクリスチャン・クリエン(HRT)以外の23台がフォーメーションラップをスタートした。

23台がグリッドにつき、レーススタート! 第1コーナーの進入でベッテルがヒュルケンベルグのインに飛び込み、トップに浮上した。ウェバーはターン4でヒュルケンベルグに仕掛け、出口でパス。2周目に入るとアロンソがハミルトンに仕掛け、ターン4で追い抜いた。中団勢ではバトンが9番手に上がったが、可夢偉は15番手にポジションを下げた。

3周目に先頭のベッテルは1分17秒178というタイムを刻んだが、3番手のヒュルケンベルグは1分18秒627。4番手のアロンソ、5番手のハミルトンがこのペースに付き合わされる格好になった。アロンソはヒュルケンベルグをパスする仕草を見せるが、ヒュルケンベルグも要所で押さえる。アロンソはヒュルケンベルグの追い越しを狙いながら後ろのハミルトンからプレッシャーを受ける難しい状況となった。

アロンソは7周目のターン5でヒュルケンベルグのインを突き、3番手に浮上! この時点で2番手ウェバーから8.2秒差をつけられたが、表彰台圏内に躍り出た。一方、ハミルトンはヒュルケンベルグをなかなかパスできず、ロバート・クビサ(ルノー)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、バトン、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミ(共にトロ・ロッソ)、可夢偉までが1つの長い隊列となって走行。9周目に3番手のアロンソは1分17秒472を刻んだが、4番手のヒュルケンベルグは1分18秒637。追うハミルトンは無線で「グリップがない」と語っており、近づいても乱流の影響を受けてオーバーテイクには至らない。

11周目の終わりにバトン、12周目の終わりにマッサがピットイン。これはハミルトンとバトンのタイヤ戦略を見越した"実験"と考えられる。13周目の終わりにはバリチェロもタイヤ交換を行ったが、右リアタイヤの装着に手間取り、静止時間が11秒かかってしまった。同じ周にマッサが再びピットインしている。一方、4番手をキープしていたヒュルケンベルグは14周目の終わりにピットイン。早めにプライムタイヤを履いたバトンの後ろとなってしまった。

4番手を走っていたハミルトンは20周目の終わりにピットイン。アロンソは24周目、ベッテルは24周目、ウェバーは25周目の終わりにそれぞれタイヤ交換を行い、同じポジションでコースに戻っている。

35周目にはターン1でアルグエルスアリのアタックを受けたバリチェロが、左フロントタイヤのパンクチャーに見舞われてスローダウン。アルグエルスアリのフロントウイング翼端板でカットされてしまったようだ。バリチェロはゆっくりとコースを1周してからオプションタイヤに履き替えてコースに戻っている。

プライムタイヤでスタートした可夢偉はコースに長らくとどまって走行を続けたが、37周目の時点で6番手につけたが、マクラーレン勢にターン1でオーバーテイクを許すなどして後方集団とのタイム差を築けない。

レース後半になってようやくピットに入った可夢偉は、14番手でコースに復帰。52周目にはビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)がターン2でクラッシュし、セーフティカーが導入されることになった。リウッツィは自力でマシンを降りている。このセーフティカー導入の際に、マッサ、ハミルトン、ロズベルグらがピットイン。さらに、バトンもタイヤ交換を行った。

この時点のオーダーは先頭ベッテル以下、ウェバー、アロンソ、ハミルトン、バトン、シューマッハ、ロズベルグ、ヒュルケンベルグ、クビサ、アルグエルスアリまでがトップ10。ブエミ、可夢偉、スーティル、ハイドフェルド、マッサと続いている。

レースは55周目の終わりからリスタート。ターン1で可夢偉がブエミに仕掛け、11番手に浮上した。一方、先頭のベッテルは56周目に1分14秒901というファステストラップをマークし、リスタートからわずか2周でウェバーとのギャップを3秒に広げた。

ベッテル、ウェバー、アロンソ、ハミルトンはいずれもペースを上げ、ファステストラップを交互に出しあっているような状況に。69周目の時点ではベッテルの4秒後方にウェバー、ウェバーの2.3秒後方にアロンソ、アロンソの9秒後方にハミルトンとなった。一方、可夢偉はアルグエルスアリと10周にわたってバトルを繰り広げていたが、ついにオーバーテイクし、10番手に浮上している。

その後は順位の変動なく、ベッテルがトップチェッカーでシーズン4勝目をゲット! 2位にウェバーが入り、レッドブルがシーズン4回目の1-2フィニッシュを達成した。アロンソは3位でゴールした。

ファステストラップをマークしたのはハミルトン。66周目に1分13秒851をたたき出している。

今回のレース結果により、レッドブル・レーシングが2010年コンストラクターズチャンピオンに輝くことが決定。一方、ドライバーズ選手権は最終戦となる次戦アブダビGPで決することに。ランキング首位は246ポイントのアロンソ、2位は238ポイントのウェバー、3位は231ポイントのベッテル、4位は222ポイントのハミルトン。バトンにはタイトル獲得の可能性がなくなった。

来週末に行われるアブダビGPは、シーズン最終戦。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は12日(金)の日本時間18時からスタート予定だ。

ウェバーが勝利! 可夢偉6位、左近20位

11日(日)日本時間21時(現地時間13時)から2010年F1世界選手権第10戦イギリスGP決勝レースが、シルバーストーン・サーキット(全長 5.891km)で行われた。レース周回数は52周、レース距離は306.747kmとなっている。
スタートでトップに躍り出たウェバーが勝利









前日に行われた公式予選では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2戦連続のポールポジションを獲得。2番手にチームメイトのマーク・ウェバーが入り、レッドブルは今シーズン5度目のフロントロー独占を果たした。3番手にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が続き、小林可夢偉(BMWザウバー)は 12番手、2007年以来のF1レース復帰を果たした山本左近(HRT)は24番手だった。

レーススタート時のコンディションは気温22℃、路面温度34℃のドライ。今週末のイギリスGPにブリヂストンはソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とハードコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)を持ち込んだ。

24台のマシンがダミーグリッドを離れてフォーメーションラップを開始。上位から中団勢の多くはオプションタイヤを履いてのスタートとなったが、11番手のエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)はプライムタイヤを装着。可夢偉やジェンソン・バトン(マクラーレン)はオプションだ。下位のマシンはプライムでのスタートが多い。

全車グリッドにつき、シグナルが消えてレーススタート! ウェバーが好スタートを見せてトップでターン1に進入してベッテルが続いたが、ベッテルはベケッツコーナーでコースオフ! 右リアタイヤのパンクチャーに見舞われてしまった。これでスタートを決めたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2番手、ロバート・クビサ(ルノー)が3番手、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が4番手となり、アロンソは5番手に落ちた。可夢偉は9番手までポジションを上げている。また、マッサもベッテルと同じ右リアタイヤをバーストさせ、緊急ピットイン。その後、ベッテルがピットに戻ってタイヤを交換した。

レースは5周目に入ったが、3番手のクビサのペースが上がらない。ウェバーとハミルトンが1分37秒フラット付近で走行する中、クビサは1分39秒台前半のタイムを刻むのがやっと。クビサにロズベルグとアロンソが抑えられ、その後ろにいるルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)の後方にミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、可夢偉が続いた。

先頭のウェバーが9周目に1分36秒258というファステストラップをたたき出し、2番手ハミルトンとのギャップを2.6秒に広げた。ハミルトンとクビサの差はすでに12秒以上になっており、ロズベルグ、アロンソ、バリチェロ、シューマッハ、バトン、可夢偉が約1秒ずつの間隔で続く"クビサトレイン"の一員となっている状況だ。一方、すでにタイヤ交換を終えたマッサとベッテルは1分36秒台のタイムを連発し、後方集団に追い継いだ。

12周目に入るとシューマッハがピットイン! これを見てアロンソ、バリチェロ、可夢偉が翌周にピットに入った。ピットストップ作業でこの3台の序列は変わらなかったが、可夢偉はピットアウトラップでシューマッハの前に出た! これで可夢偉は14番手。

14周目にクビサがピットに入ったが、アロンソの前でコースに戻ることに成功。一方、シューマッハや可夢偉よりもピットインのタイミングを遅らせたロズベルグやバトンが1分35秒台のタイムを刻んだ。

その後ロズベルグとハミルトンがピットに入り、ロズベルグはクビサの前でコースに戻ることに成功。ピットインのタイミングを遅らせることが、ポジションアップにつながった。その後ろにいるアロンソが17周目にクビサに仕掛け、シケインでパス! しかしアロンソはオーバーテイクの際、シケインをショートカットしてクビサの前のポジションをキープした。

トップのウェバーは18周目にピットインし、再び先頭でコースに戻った。またロズベルグがまだピットに入っていない状態で5番手を走行していたハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)をターン16でオーバーテイク。シルバーストーンに新しく設けられたアリーナセクションから続くコーナーということで、新レイアウトはそれなりにオーバーテイクチャンスを与えてくれたと言えるだろう。

クビサが19周目にスローダウンし、そのままガレージイン。何らかのメカニカルトラブルに見舞われたようだ。3番手のバトンは22周目にピットに入り、6 番手でコース復帰。早めに1回目のピットインを終えた集団だけでなく、ロズベルグの前に出ることに成功した。またロズベルグは、走行中に左サイドポンツーン前にある整流板を落としてしまった。

26周目には11番手争いを演じていてペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)とスーティルが接触したらしく、デ・ラ・ロサのリアウイング左側エンドプレート(翼端板)が壊れた。また同じ周にアロンソに対してドライブスルーペナルティが命ぜられた。その理由は、クビサとのバトルでコーナーをショートカットしたため。

28周目に入ると6番手のヒュルケンベルグがようやくピットイン。するとこの周にセーフティカー導入が発表された。ホームストレートなどにデ・ラ・ロサのマシンから外れたパーツが散乱しているためだ。29周目にセーフティカーが導入されたが、この時点でドライブスルーペナルティを実行していないアロンソは損をすることになった。

レースは31周目にリスタート。アロンソがドライブスルーペナルティを実施し、可夢偉が6番手に浮上した。オーダーは首位ウェバー以下、ハミルトン、ロズベルグ、バトン、バリチェロ、可夢偉、シューマッハ、スーティル、ヒュルケンベルグ、ペトロフまでがポイント圏内。その後はアルグエルスアリ、マッサ、ベッテル、リウッツィ、ブエミ、アロンソと続いている。その後スーティルがシューマッハをオーバーテイクしたが、その際にシューマッハのフロントウイング翼端板が微妙に破損した。また、ベッテルがマッサをかわして12番手に浮上した。

ウェバーは35周目に1分33秒365というファステストラップをたたき出し、2番手ハミルトンもわずかに劣るペースをマーク。しかし3番手ロズベルグは 1分35秒台となっており、バトンのプレッシャーを受ける状況だ。5番手バリチェロもペースが上がらず、可夢偉とスーティルが抑えられる状態となった。

ベッテルはアルグエルスアリをかわした後、ペトロフがわずかにコースをはみ出したところをオーバーテイク、10番手に浮上した。さらにコーナー出口のトラクションの良さを生かし、ヒュルケンベルグをかわして9番手となった。

40周目にマッサが予定外のピットイン! というのも、最終コーナーでハーフスピンを喫し、そのままピットレーンに入ってしまったためだ。タイヤにフラットスポットを作ってしまったこともあり、タイヤを交換してコースに戻った。その後、ベッテルがシューマッハに襲いかかり、8番手に浮上した。

レース残りは4周となったが、ベッテルはスーティルの巧みなブロックを攻略できず、8番手をキープ。しかし51周目、ベッテルが接触しながらもスーティルの前に出た。しかし6番手可夢偉との差が6秒あり、追い上げはここまでとなった。

トップチェッカーを受けたのはウェバーで、モナコGP以来となる今シーズン3勝目をゲット。2位にハミルトンが入り、ロズベルグが3位。4位にバトン、5 位にバリチェロ、そして6位に可夢偉となった。ポールスタートのベッテルはタイヤトラブルを経験したが、最後尾から追い上げて殊勲の7位。スーティル、シューマッハ、ヒュルケンベルグまでがポイント獲得となった。

ファステストラップは、終盤にピットストップを行ったアロンソが最終周に刻んだ1分30秒874だった。

第11戦のドイツGPはホッケンハイムリンクで2週間後に開催される。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は23日(金)の日本時間17時からスタート予定だ。

ベッテルがシーズン2勝目! 可夢偉が殊勲の7位

27日(日)日本時間21時(現地時間14時)から2010年F1世界選手権第9戦ヨーロッパGP決勝レースが、スペインのバレンシア市街地サーキット(全長5.419km)で行われた。レース周回数は57周、レース距離は308.883kmとなっている。
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前日に行われた公式予選では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が中国GP以来となるポールポジションを奪取。2番手にチームメイトのマーク・ウェバー、3番手にルイス・ハミルトン(マクラーレン)が続き、小林可夢偉(BMWザウバー)は18番手だった。

レーススタート時のコンディションは晴れ、気温26℃、路面温度47℃。今週末のヨーロッパGPにブリヂストンはスーパーソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とミディアムコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)を持ち込んだ。

フォーメーションラップを終え、各車グリッドについたところでレーススタート! ベッテルはポジションを守ったが、ウェバーは遅れてルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2番手に浮上。フェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのフェラーリ勢もウェバーをかわした。そのウェバーはオープニングラップでさらに遅れ、9番手で2周目に入った。18番手の可夢偉はポジションキープで1周目を終えた。

多くのマシンがオプションタイヤでスタートする中でプライムスタートを決めたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は、オープニングラップで11番手まで浮上した。

最初にピットストップを行ったのは大きく順位を落としたウェバー。オプションからプライムにタイヤを交換したが、左フロントタイヤの装着に手間取った。そして10周目、ウェバーがヘイキ・コバライネン(ロータス)の背後に近づきすぎて接触し、ウェバーのマシンは宙返りして逆さまの状態で路面にたたきつけられた。幸いウェバーとコバライネンに大きなケガはないようだが、両者リタイアとなっている。

このクラッシュによってセーフティカーが導入され、多くのマシンがピットストップを実施。可夢偉やルーカス・ディ・グラッシ、ティモ・グロック(ともにヴァージン)のみがピットに戻らず、可夢偉は3番手に浮上した。

レースは15周目にリスタート。先頭ベッテル、2番手ハミルトンは変わらず、可夢偉も3番手を守った。しかし可夢偉はベッテルとハミルトンよりも1周につき2秒ほどラップタイムが遅く、4番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)以下が封じ込まれることとなった。
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スタート直後に大きくポジションを落としたウェバー © Sutton Images




25周目になると、ハミルトンに対してドライブスルーペナルティが発令された。その理由は、ハミルトンがセーフティカーをオーバーテイクしたため。ハミルトンはペースを上げて周回を重ね、28周目にピットレーンを通過。3番手の可夢偉とのギャップが大きくついていたため、ハミルトンは2番手のままコースに戻ることに成功する。

ハミルトンのペナルティで大きな恩恵を受けたのは、先頭のベッテル。ハミルトンとのギャップを14.5秒に広げ、快走を重ねた。一方、レースが40周を消化しても、可夢偉はピットストップを行わずに3番手をキープ。周回遅れの対応に手間取る場面もあったが、4番手バトンを抑えて周回を重ねた。

レースは43周目。この時点の順位は先頭ベッテル以下、ハミルトン、可夢偉、バトン、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ロバート・クビサ(ルノー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)までがポイント圏内。しかし、可夢偉はまだピットストップを実行していない。11番手にはペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)がつけている。

44周目には、バトン、バリチェロ、クビサ、スーティル、ブエミらに対してレース審議委員会が審査に入ったことが発表された。理由は、セーフティカー導入後のピットインラップで指示されたペース以上のラップタイムを残した可能性があるためだ。

50周目に、10番手を走行していたヒュルケンベルグがストップ。途中、マシンリアエンドから薄い白煙を上げるシーンがあったが、何らかのトラブルと思われる。ポイント獲得圏内を走行中のリタイアということで、マシンを降りたヒュルケンベルグはタイヤバリアに対して怒りをあらわにしていた。

53周目に可夢偉がピットイン! プライムタイヤからオプションタイヤに交換し、アロンソの後ろとなる9番手でコースに復帰した。これでバトンが3番手にポジションアップした。そのバトンは54周目に1分38秒766というファステストラップをたたき出している。
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可夢偉が今シーズン最高位の7位でフィニッシュ! © Getty Images

可夢偉はオプションタイヤを履いたことで速いペースを維持。すぐにアロンソとブエミに迫り、56周目にアロンソをオーバーテイク! これで8番手に浮上した可夢偉はファイナルラップでブエミに迫り、最終コーナーでオーバーテイクを決めた! これで7位となり、チェッカーを受けている。

レースでトップチェッカーを受けたのはベッテル。第3戦マレーシアGP以来となる、今シーズン2勝目を飾った。2位にハミルトン、3位にバトンとマクラーレン勢が続き、以下バリチェロ、クビサ、スーティル、可夢偉、ブエミ、アロンソ、デ・ラ・ロサとなった。

しかしセーフティカー導入中に指示されたラップタイムより速いタイムで走行した可能性がある数台のマシンが審議対象となっており、レーススチュワードから何らかのペナルティが科される可能性がある。

レースのファステストラップは54周目にバトンがたたき出した1分38秒766となっている。

第10戦のイギリスGPは部分的にコース改修されたシルバーストーン・サーキットで2週間後に開催される。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は 7月9日(金)の日本時間18時からスタート予定だ。

ハミルトン勝利でマクラーレン1-2! 可夢偉リタイア

1afe101c.jpg14日(月)日本時間1時(現地時間13日12時)から2010年F1世界選手権第8戦カナダGP決勝レースが、ジル・ビルヌーブ・サーキット(全長 4.361km)で行われた。レース周回数は70周、レース距離は305.270kmとなっている。

前日に行われた公式予選では、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今シーズン初のポールポジションを奪取。ハミルトンとしては、カナダGPにおける3連続ポール獲得となった。2番手にマーク・ウェバー、3番手にセバスチャン・ベッテルとレッドブル勢が続き、唯一の日本人ドライバーである小林可夢偉(BMWザウバー)は18番手だった。

しかしウェバーは予定外のギアボックス交換を行ったため、レギュレーションに基づいて5グリッド降格ペナルティを受けた。ウェバーは7番グリッドからのスタートに変更となり、これによってベッテルがフロントロー、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が3番グリッド、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が 4番グリッドに昇格することとなった。

レーススタート時のコンディションは晴れ、気温24℃、路面温度38℃。今週末のカナダGPにブリヂストンはスーパーソフトコンパウンド(オプション/ソフトタイヤ)とミディアムコンパウンド(プライム/ハードタイヤ)を持ち込んだ。この2つのスペックの性能差はこのサーキットではかなり小さく、プライムで予選アタックに挑むドライバーも少なくなかった。上位では、レッドブル勢がプライムでのスタートを選択し、ポールからスタートするハミルトンはオプションで最初のスティントを戦うことになった。また13番グリッドのミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)はプライムでスタートを切った。

フォーメーションラップ終了後に24台がグリッドにつき、シグナルオールレッドからレーススタート! 上位勢にポジション変動はなかったが、ウェバーが5 番手に浮上。後方ではペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)がヴィタリー・ペトロフ(ルノー)と接触し、ターン2の先ではビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)がフェリペ・マッサ(フェラーリ)と当たって180度スピン。デ・ラ・ロサ、リウッツィ、マッサは緊急ピットインを行った。

また可夢偉はスタートで10番手までポジションアップしてバックストレートでニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)をオーバーテイクしたものの、最終コーナーの進入で縁石に乗り上げてウオールにヒット。フロントウイングを落とし、2周目にセクター1でマシンを降りた。

オプションタイヤを履くバトンに抑えられていたウェバーは、5周目にオーバーテイクを決めて4番手に浮上。5周目の終わりにニコ・ロズベルグ(メルセデス GP)がピットインしてオプションからプライムに変更した。翌周にはバトン、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ヒュルケンベルグもピットストップを実施している。

すでにオプションタイヤの性能が落ちていることもあって、先頭を走るオプションのハミルトンにプライムのベッテルが仕掛けた。しかしハミルトンはアロンソらとともに7周目の終わりにピットに入り、プライムに履き替えている。作業終了後にアロンソとハミルトンが接触しそうになるが、結局アロンソが前でコースに戻った。また、ヒュルケンベルグがヘアピンの進入でスーティルに追突し、フロントウイングを傷めている。

レースは9周目となり、ベッテル、ウェバー、ロバート・クビサ(ルノー)、シューマッハ、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)というプライムでスタートしたドライバーたちがトップ5につけた。また、クビサはピットに入って再びプライムに履き替えた。一方、チームメイトのペトロフはジャンプスタート(フライング)をしてしまったため、ドライブスルーペナルティを受けた。

13周目の終わりに2番手のウェバーが1回目のピットインを行い、再びプライムを履いて6番手でコースに戻った。翌周に先頭のベッテルがピットに入り、こちらはオプションに履き替えて5番手でコース復帰。これでブエミがラップリーダーになったが、そのままピットに入った。また、ハミルトンがバックストレートでアロンソをオーバーテイクし、首位に躍り出た。

23周目には、ペトロフにこの日2回目のドライブスルーペナルティが命じられた。理由は、スタート直後にマシンコントロールを失ってデ・ラ・ロサと接触したことだ。

25周目の終わりに先頭のハミルトンがピットに入り、プライムからプライムに交換。一方、オプションで好タイムを刻んでいたベッテルがピットインしてプライムに戻した。またスーティルがリアタイヤをバーストさせ、緊急ピットインを行った。また、ピットレーンの速度違反を犯したヒュルケンベルグにドライブスルーペナルティが出されている。

先頭のアロンソは28周目の終わりにピットに入り、再びプライムに履き替えた。これでウェバーがラップリーダーとなり、ハミルトン、アロンソ、バトン、ベッテルという序列に。一方、15番手付近を走っていたデ・ラ・ロサのマシンから白煙が上がり、リタイアを余儀なくされた。

プライムを2セット使って走行を重ねる先頭ウェバーは、40周目付近になるとペースが落ち出した。すでに2種類のタイヤを履いた2番手ハミルトンが9秒後方まで迫り、オプションを履かなければいけないウェバーとしては厳しい展開に。50周目になると、ついにハミルトンにオーバーテイクを許して2番手に後退した。引き続き、真後ろにはアロンソが迫る状況となったが、50周目の終わりにピットイン。オプションに交換してタイヤ交換義務を果たし、ベッテルの後ろとなる5番手でコースに戻った。

56周目にバトンがアロンソをオーバーテイクし、2番手に浮上。これでマクラーレンが1-2態勢となり、アロンソ、ベッテル、ウェバーが続く序列に変更となった。ウェバーから6番手クビサまでは30秒の差があり、ロズベルグ、シューマッハ、ブエミ、ヒュルケンベルグがトップ10。マッサ、スーティル、リウッツィ、アルグエルスアリがポイント争いを繰り広げた。

59周目に6番手のクビサがピットに入り、オプションタイヤに変更。これでタイヤ交換義務を果たし、7番手でコースに戻った。シューマッハはペースが上がらず、ブエミにオーバーテイクを許して9番手に後退。一方、先頭のハミルトンが1分18秒025というファステストラップをたたき出し、62周目に入った。

ペースが落ちたシューマッハにバックストレートで襲いかかったマッサだが、シューマッハも譲らない。マッサはシューマッハのマシンにフロントウイングをぶつけてしまい、緊急ピットストップを余儀なくされた。これでマッサは15番手まで落ちることになり、リウッツィがポイント圏内に浮上。また、マッサに対するシューマッハのブロックについてレース委員会が審議を開始した。

シューマッハはファイナルラップでリウッツィとスーティルに抜かれてしまい、11番手に後退。上位勢はそのままチェッカーを受け、ハミルトンが今シーズン 2勝目を手にした! バトンが2番手で続き、マクラーレンが2戦連続の1-2フィニッシュを達成している。3位にアロンソが入った。

以下はベッテル、ウェバー、ロズベルグ、クビサ、ブエミ、リウッツィ、スーティルまでがトップ10。シューマッハは11位でポイント獲得を逃し、可夢偉はチームメイトのデ・ラ・ロサとともにリタイアとなった。

ファステストラップを記録したのはクビサで、タイムは67周目に刻まれた1分16秒972だった。

第9戦のヨーロッパGPは2週間後にスペインのバレンシア市街地サーキットで開催される。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は25日(金)の日本時間17時からスタート予定だ。

小林可夢偉 「ようやくポイントを獲れました」

小林可夢偉が、今シーズン初ポイントを獲得したトルコGP の週末を振り返った。
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「ようやくポイントを獲れました。欲を言えばもうちょっと獲りたかったけれど、これまでの成績を考えれば充分だと思います」と小林可夢偉はコメント。

10位でフィニッシュした小林可夢偉だが、チェッカーフラッグを受けたときは11位だと思っていたという。

「実は、チェッカーフラッグを受けたとき、僕は11位やと思ってたんです。ブエミが周回遅れと知らなかったから。そうしたらフランチェスコが『ポイントと獲ったぞ』と言ってきて、え、獲ったんやと思って(笑)」

「正直、最後の10周はもうタイヤが限界で、右フロントタイヤから白いベルトが見えていたんです。これはやばいと、気が気じゃなかった。なんとかチェッカーまで持たせなあかんと思ってたから、とにかくタイヤに負担をかけないように、ブレーキングを早めに終わらせるとか、ダウンシフトして無理やりクルマの向きを変えて曲がるとか、走り方を変えて僕としてはもうサバイバルでした」

「スタートは路面が汚れている列からだったけど、それほど悪くはなかったです。まあ1周目は同じポジションで帰ってこれたからオッケーかなと。スタートでスーティルに前に出られましたけど、そのあと抜いたらまた抜かれてと、とにかく序盤はまず前の集団に離されへんようにして、ピットインのタイミングでポジションを上げようと思ってました」

「10周目にピットインをしてタイヤを履き替えているときに、右フロントタイヤのホイールナットが落ちてちょっと時間がかかった。そうしたら後ろからバリチェロも入ってきたので、3秒ほどロスしてしまった。本来あのタイミングならペトロフの前でコースに戻っていたはずですから、そうすればもうちょっと前のポジションで走っていたと思いますけれども、しょうがなかったと思います」

10位でレースを終えた可夢偉だが、レース終盤はもうタイヤがギリギリの状態だったと語る。

「そのあとプライムのペースもタイヤがたれるまでは悪くはなかったんです。ただ、残り10周ぐらいからタイヤがそういう状況になって、だからスーティルに抜かれたときもどうしようもなかった。でも、ブエミだけは抜かれたらあかんとおもって抵抗したんですけどね。もし周回遅れやと知っていたら、あんなに無理はせんかったのに(苦笑)。チームにはもっとポジションを教えてと話しておきました」

「レースが終わってから、エンジニアたちとパルクフェルメにある自分のクルマを見に行ったんですよ。ほんまにタイヤはめっちゃギリギリの状態でしたね。自分で言うのもなんですけど、ようこれで走れたなあと思います。僕たちの車はダウンフォースが少ない分、タイヤに負担をかけてしまう。僕ももっと最初は抑えたらよかったかもしれないけど、そうすると戦えなかったかもしれないし、そのあたりは僕もチームもまだ学んでいるところです。ただ、もうちょっと幅をもたせられるクルマにしていくのがこれからの課題ですね」

「とにかくこれまで何レースか入賞圏内を走っていたけど、ちゃんと最後まで走ればポイントを獲れることもわかった。今回初めて2台揃って完走できたし、チームにとってはいい自信になります」
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