はじめに
なんだか会社のほうに新人さんが何人も入ってきて、いろいろ教育したりすることが多くなりました。
で、僕はいつも「怠惰な社会人を目指そう~」といっています。
新人さんは努力や気合いがありすぎて、無駄が多かったりするのですね。また上司もそういうのを好んだりするので、なおさらがんばっちゃいます。
というわけで、いかに怠惰に過ごすかを意識的に考えたほうが、ほどよかったりするのではないかと思っています。
以下、まとめ
1:やたらと努力でカバーしない
新人は割と「がんばります!」という宣言をして無駄な仕事までがんばってしまったりします。
その姿勢はそれはそれですばらしいのですが、努力に頼るとつらくなったときに一気にダメになるので、できるだけ努力をしないですむようにしましょう。
たとえば単純作業などをすごくがんばる人がいるのですが、結構無駄が多い。たとえば100箇所の誤字があるテキストを、いちいち手作業でなおしてたりする人がいました。
テキストエディタについている置換を使えば10秒で終わることを2時間かけても、それは努力ではなく無駄にすぎません。やめましょう。
とりあえず「いかにがんばらないか」を意識しましょう。
2:楽するための勉強への投資を惜しまない
昼間がんばって、夜や休日休むという人もいますが、出来るだけ、仕事を楽にするための投資をしましょう。本を読んだり、技術を身につけるのがいいと思います。
特に新人さんのうちは学ぶことが多いので、少しづつでもいいので意識的にインプットの時間を取るといいと思います。
3:常に「もっと楽にならないか」を考える
何時間もかかる面倒な仕事があったら、どうやったらそれが楽になるかを考えましょう。
たとえばバイトを雇えばその時間、他のことに時間が使えます。作業が膨大でも5人の学生を雇えば1時間で終わったりします。
また、よくよく上司に聞いてみると、何時間もかけずに、ポイントだけやっておけば済む仕事だったりもします。
「自分ががんばる!」という安易な解決策にいかずに、何が一番効率的かを考えるといいかもしれません。
4:自己満足に気をつける
夜遅くまでがんばる新人さんがいますが、こんな時ほど気をつけた方がいいです。
社会人になってがんばっている自分に酔っているケースが多いです。そんな人ほど、時間のかかる作業を嬉々としてやったりしますが、効率的ではありません。
とりあえずさっさとかえって、家でニコニコ動画を見れるように工夫をしてみるといいと思います。
5:自分の意志に頼らない
何かミスしたときに、二言目には「今後気をつけます!」「注意します!」という人が多いです。
でも人間の意志なんて弱いものです。僕にいたっては、気をつけます、といった1分後におなじミスとかしたりします。本当に信用できないやつです。
やる気や意志に頼るとたいてい失敗する、とかんがえたほうがいいと思います。
たとえば「朝早起きするぞ!」といっていても、夜おそくまでおきていたら起きれません。
「夜早くねる」「枕やアイマスク、耳栓などを使い睡眠効率をあげる」「寝る7時間前にはカフェインを一切とらない」などの対応をし、システムで解決できるようにしましょう。
6:記憶力に頼らない
人間、すぐに忘れるので、記憶力に頼るのはよくないです。メモを取るなり、忘れても大丈夫なようにするのがいいです。
脳はハードディスクではなくてメモリに近い、とよく言います。記憶を保存しておこうとするとストレスにつながります。
スケジュールとかは1時間前にメールが来るようにする、TODOはまとめておいてすべて忘れてしまう、などをし、出来るだけ脳をからっぽにしておきましょう。
7:なんでも仕組み化する
おなじことを何度も繰り返すのは面倒なので、なるべく仕組み化しましょう。
たとえばこのエントリーは新人におなじことを教えるのが面倒なので書いています。最初はメールとかでいちいちまとめてたのですが、あまりに無駄です。
このURL送って「これを読むんだ!」といえばとりあえずその無駄は回避できます。そのあまった時間で、「このエントリーを読んだ上でどんな工夫をしたか」などを聞く時間に費やしたほうがより効果的なわけです。
というわけで
こういうのを気をつけて、だらだらとした怠惰な人間を目指すといいと思います!
追記:こんなのもかいた
ダメ人間のための、やりたくないことをがんばらずにやるコツ