梅田望夫さんの発言


梅田望夫さんという、はてなの取締役の人がおもしろいことを言っています。

はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。
Mochio Umeda

はてなというのは、ユーザーが投稿するデータを主なコンテンツとする、Web系の会社で、梅田望夫さんは「Web進化論」という、日本のWeb業界に影響を与えた本の著者さんでもある有名人です。

発言の何が問題?


で、問題のエントリーは以下。

水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

※すごく興味をそそられたので、この本は買っちゃいました。人気みたいで、3,4日届くまで時間がかかるのが残念です。

そして、そこに対するコメントが、はてなブックマーク上でなされており、それにたいしてイライラしちゃったみたいです。

はてなブックマーク - 水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

はてなブックマークとは、ソーシャルブックマークという仕組みのもので、オンライン上にブックマーク(お気に入り)が出来る機能です。

そこでブックマークする時にコメントをつけられるのです。そのコメント欄が一種のコミュニティになっています。ネガティブなものも書かれるのでたまに問題になっていたりしますね。

理解できないのは当然だ


では、もう一度発言を見てみます。

はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。

理解不能な人が出てくるのは当たり前で、ネットに限らず現実の世界でも自分が理解できない人なんてたくさんいるわけです。

理解不能な人が現れてコメントをする、っていうのはコミュニティサービスをやる上で、当然想定できるものだと思うのですね。

その仕組みにしたのは誰か?


バカなものを投稿できる仕組みにしたのは、はてなさんなんです。

もしそれが嫌なら、削除ガイドラインを作って、全件の書き込み審査などをして、サイトに合わないものを取り除けばいいと思うのです。モバゲーさんとかCookPadさんはそうしていますね。コミュニティ運営でこれは割といい手だと思っています。

で、今回のケースは、単に梅田望夫さんが気に入らないものを「バカなもの」といっちゃている気がするのです。

元々そういう仕組みなのに、仕組みをおいといてユーザーが悪い、という言い方をするくらいならコミュニティなんてやらなければいいのになぁ、と思います。

どう対応するべきか?


サイトの基準に合わない迷惑なものなら削除すればいいわけですし、荒らし行為があるなら規制をすればいいのです。

どっちでもないものに対して、気に入らなかったから「バカなもの」「理解不明」というのは、なんだかなぁ、と思うわけです。

コミュニティサービスで、そういう風に思うのであれば、それは完全に仕組みが悪い。ユーザーの責任ではない。

ネットでも現実の世界でもいろいろな人がいるわけで、悪意を持った人もいれば理解できない人もいるわけで、それを自分のサイトでとめられないからといって、それをユーザーのせいにするのはちょっとなぁ、、

とりあえず悲しかったです


ユーザー投稿サービスがメイン事業である会社の取締役にいるにも関わらず、自分のサイト内のユーザーの投稿にたいして「バカなもの」と見下した発言と見られる可能性のあるものを全世界にしちゃうのは問題な気がします。

取締役なら「どうすればよくなるか」、を考えて発言するべきで、それをするのではなくて、「取締役という立場」を離れちゃって、「バカなもの」とか「まったく理解不明だ」と言っちゃて思考停止するのは、無責任な気がするなぁ。

(一部修正)取締役なら「どうすればよくなるか」、を考えて発言するべきで、それをするのではなくて、「取締役という立場」を離れちゃって、「バカなもの」とか「まったく理解不明だ」と言っちゃうのは思考停止に見えて無責任な感じがしてしまいます。

他のはてなの人がリニューアルとかで、必死によくしようとしている中、こういうのを平気で発言しちゃうっていうのが悲しいこの頃です。

余談


はてなブックマークのリニューアルがされるみたいですが、いじってみた感じ非常に素敵でした。普通の人でも使えるように最大限努力をしつつ、ソーシャル機能や検索機能のような、ヘビーユーザーも考えている感じ。大規模サイトの大規模リニューアルは大変だったと思いますが、超お疲れさまでした!